団塊世代の奮闘記

2017年05月28日

663 農 園 と マ ン ゴ ー の 今

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殻をはがした種を水に

 農園での野菜作りは、一言で言えば、「おもしろ半分」なのかも知れないと思える。確かに野菜が育ち、野菜生活が出来るのだから、実益を兼ねてはいる。しかし、必要量の10倍以上の野菜が育ってくるところをみると、「おもしろ半分」が大きな部分を占めている気もする。マンゴー栽培も、その「おもしろ半分」の典型かも知れない。

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発芽

 昨年からの画像で、マンゴー君の今に至る様子を、ご紹介したい。昨年も、お隣からいただいたマンゴ−、美味しくいただいた後、再び種を蒔いてみることにした。4年ほど前から栽培してるマンゴーの木は、一向に実を付ける気配がないので、後輩を育ててみる気になったのだ。


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幼い葉が育つ

 種は、外側の殻(から)をはがして、1日水につけておく。おそらく、それが発芽を促す最初のステップなのだと思う。殻は、外しておいた方が発芽しやすいそうだ。水を撒いた鉢に種を置く。埋める必要はないそうだ。気持ち、軽く土をかけておいても良いと思う。しばらく毎日水やりをしているうちに、発芽、根も土の中に伸びているようだ。

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緑の丈夫な葉に

 発芽した芽の先端に葉が育ってくる。初めは赤い色をした柔らかそうな葉が伸びていく。秋も深まる前には、葉も大きくなってきて緑色の丈夫な葉に生長していく。本格的な寒さが来る前に室内の窓際に避難する。避難中は、1週間に1回ほどの水やりで栽培する。うっかり水やりが間遠になって1本枯れてしまった。

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マンゴーの花

 4年前から栽培していたものと、最も小さな芽が生き残った。4年前から栽培していたものは、60〜70cmくらいの木になっていたので、先端を剪定しておいた。実はこれが、功を奏して、何と今年、花を咲かせたのだ。果たして受粉するのかそれが問題だ。

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ひょっとして受粉したのか?

 今見てみると、たくさんの小さな花の中で、3つだけ何やらマンゴーらしき豆粒大のものが、膨らんでいる。もしかして、受粉に成功したのだろうか?松野農業公社のマンゴーハウスでは、ハエが受粉の役目を担っていると聞いた。我が家では、蝶や蜂がやって来ている姿は見かけなかったが、小さなアリンコがやってきていた。もし、マンゴーが育ったら、ひょっとしたら彼が功労者かも知れない。

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収穫完了

 農園では、ニンニクが限界にきているようなので、1週間ほどかかって全て収穫した。100個以上のニンニクは、必要を越えている。近所にお配りする以外にも、今年は、何か利用法を考えてみたい。 
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2017年05月25日

662 お 手 伝 い と 移 住 者 た ち

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移住者 1

 気候がどんどん夏の暑さに変換されてきて、風の国お手伝いも新たな段階になっている。毎週風の国に出かけてみると、我が家に移住してきた原点の植物に出合う。今、我が家の玄関に飾られている花もそうだが、色は白でどちらかというと地味な部類の花だと思うが、私には愛らしい花として、目に映じる。形のせいなのか、めしべの部分が濃い紫であったり、おしべの部分が薄黄色で、花びらの白に浮かび上がるからなのか、不思議に心地よい花であるが、残念ながら、名前は知らない。

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移住者 2

 収穫されないサンフルたちは、欲しい方に差し上げるだけで、もう、花が咲いているのに、未だに木になったままで、少しずつ腐って落ちていく運命にある。このピンクの小弁の花も、移住してきて我が家の庭にも根付いている。どこのお庭にも咲いていそうな花だが、この花も、名前は知らない。

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移住者 3

 私も退職をして7年目を迎えたが、還暦になったばかりの5月、今時分、お手伝いの草刈りの途中で、自分の足を刈ってしまったことがあった。1ヶ月の入院生活を余儀なくされた。この歯切れ良い輪郭の日なた草のような花も、移住して来て、現在玄関を飾ってくれている。


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移住者 4

 足の負傷から後のこの時期のお手伝いは、やはり、道具は、草刈り機から鎌に変わってはいるが、草との闘いである。6カ所にわたる広い広い農園の草と闘うことは並大抵ではない。この紫の花の木も移住者で、我が家では鉢に収まっている。咲き始めは紫の花なのだが、終わりには、白い花になってしまう。したがって、木には白と紫の両方の花が混在して、木一杯に花を付けることになる。

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移住者 5

 私たちがお手伝いに行けるのは、週末の土曜日か日曜日であるが、平日農園での作業をするのは、風の国のお父さんが主で、お母さんは近くの畑で、野菜作りをしておられる。お二人とも、80歳を越えられているので、過酷な農園の作業など、私ならもうとっくに万歳をしているところだ。この赤いブラシの木も我が家の庭に移住して来ているが、我が家では狭い庭なので、ちょっと日陰で辛抱している。

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まだ移住はしてない

 この花は、夏の初めに黄色い牡丹として紹介した花だが、今では、色も白く変わり、だらしなく花を開き切って終末を迎えていた。私は、今回決心して、草刈り機に復帰することにした。あの広い農園を鎌で草をなぎ払うのでは、当然限界があり、お父さんの元気も減退して草を刈らないまま1年を過ごすことが起こってもきている。


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草刈り復帰

 草刈り機は、刃物の刃からヒモの刃のものに変えてもらった。これなら例え刃に足が当たっても、切れたりはしない。顔には帽子の上に網状になった面をかぶる。首からは、膝下までのゴムの前掛けのようなもので、飛んでくる草や石や木ぎれを防ぐ。ズボンの上にはカッパのズボンを履いて草を刈るので、すぐに玉のような汗が噴き出してくる。私にしても、1時間が限度の重労働だ。

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お土産

 ましてや80歳半ばのお父さんが、畑に行きたがらないのは、無理もない。私ならとうの昔にリタイヤしている。我々がお手伝いに行くと、その日だけ張り切って一緒に畑に向かう。きっとその方が、いっぺんにリタイヤするより良いだろうと思う。お父さんやお母さんの仲良し、近所のS君が、農作業の合間に海に潜りサザエを採ってきてくれる。これは、ありがたくも、私たちのお土産になる。感謝感謝である。 
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2017年05月22日

661 夏 野 菜 へ 3

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ねぎ坊主

 雑草の中で九条ネギたちが、葱坊主を頭に乗せている。小さすぎて冬の鍋の材料になりきらなかった連中だ。昨年もねぎ坊主が出来たが、摘んでそのまま育てたら、冬には食べられる程に生長した。今年は、うまくいくか分からないが、ねぎ坊主から種を採ってみたいと思う。

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ニンニク収穫開始

 100本ほど植え付けていたニンニクにニンニクの芽ができて、これも食べきらないので、近所の方々に食べていただいた。観察をしてみると、芽を摘んだニンニクは、葉や茎が黄色く色づいていき、枯れ始めてきたので、枯れかけたものから収穫を始めた。芽を摘むと土の中のニンニクに栄養が集中して、収穫できる状態になるようだ。


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ジャンボニンニクの芽

 その隣に風の国でもらってきたジャンボニンニクを植えている。もちろん、普通のニンニクより葉や茎も大きい。中でもニンニクの芽は、普通のものが直径5mmほどだが、ジャンボニンニクの芽は、直径が1cmほどもある。食べてみたが、予想通り、少し普通のものより固い。どれほどジャンボなニンニクになるのかとても楽しみだ。


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受粉しているの?

 こちらも期待のマンゴー、花はよく見ると、かなりの数の集合体に見える。松野の農業公社で栽培しているマンゴーの受粉は、ハエが行うらしい。我が家の花には、ハエや蜂が止まっているのを見たためしがないので、受粉するのか不安である。先日、アリンコが花に来ていた。やはり、蜜か何かで誘っているのなら、アリンコ様々になるのかも知れない。

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ピーナッツと共に

 一方こちらは、昨年生まれたマンゴーの木だが、いつ転がって落ちたのか、ピーナッツの芽も出ていて、二人で育っている。


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収穫順調

 タマネギは、極早生から晩生まで3〜4種類くらい植えているので、毎日10個くらい倒れていて収穫を続けている。遅く植えたものは、遅れて大きくなったりはせず、小さいまま完了してしまう。おかげで、らっきょうくらいのタマネギも、50個くらいはできそうな勢いだ。

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キュウリ小屋?

 最後は、キュウリ苗が育ってきたので、まずは6本くらい植えてみた。キュウリもカラスがやって来て食べ散らすので、囲いというか、キュウリ小屋を作ってやった。見てみると、既にウリバエに食われ始めている。大から小まで敵が多いことだ。
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2017年05月19日

660 夏 野 菜 へ 2

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貼り付けうろこ雲?

 朝からがんがんの夏日になった。見上げると、日本晴れではなく、多少雲が出ている。しかし、夏の雲というのでもなく、むしろ、秋の雲を切り取ってきて貼り付けたようだ。空は心が晴れるように青い。

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雨を呼びそうなすじ雲

 少し目を転ずると、雨を呼びそうな筋を描く雲も出ている。いったい今日はどんな日なんだろうか?不思議な1日のスタートだ。

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トマト植え付け完了

 農園では、結局、2日かけて70本ほどのトマトを植えた。ハウスであまりにも背高のっぽになっていたので、植え始めたが、植えてみると、意外とひ弱で細くひょろひょろしていた。1つのポットに4本くらい植えていたからかもしれない。


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ズッキーニも

 ズッキーニも、先行して2本だけ植えていたが、大きくなったので、畑に定植をした。ウリバエの被害に遭わないようしばらく勢いがつくまでは、網をかけて育てる。

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絹さや

 これは、唯一10分の4本が育った春野菜の絹さやエンドウだ。たった4本だが、1日に30〜40収穫できるので、とても我が家だけでは消費できない。いつものように近所の非農家の方に配って食べてもらう。すると、意外にも、若い奥さんには、この豆は好評だった。

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若ゴボウ

 こちらは、昨年11月初めに植え付けたゴボウである。春種を蒔いたものより数段育っており、本格的な夏がやって来た頃には、食べられるようになるだろう。もし、9月に植えれば、春には全て塔が立ち食べられなくなる。そうならないぎりぎりの植え付け時が、11月なのだ。

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午後には夏雲

 この日は、散歩に出かける午後3時過ぎには、夏の定番の雲が東の空に沸き上がっていた。どういうわけか、夏雲は、この東の空を中心に現れる。高知や四万十方面である。そのまた、向こうには、太平洋が広がっているからなのだろうか? 
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2017年05月16日

659 夏 進 む

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ジャーマンアイリス?

 なかなかブログのスピードにも追いつけなくなっている。いつの間にか庭のジャーマンアイリス?(もう10年以上、この時期に咲き続けている)も立派な花を咲かせて、あっという間に終わってしまった。

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まむし草の花

 数年前、山から掘ってきたこの花、コンニャクの花にそっくりだが、有毒らしい。風貌はコブラに似ていていかにも毒々しい様子だが、鉢植えにしている方々がいることを知り、彼らに悪意はないので、植えてみる気になった。この花も、やはり、この時期に花を咲かせる。

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うつぎ

 この花は、新発見の学習をさせてくれた。どうも以前から我が家の玄関にあったらしく、「うつぎ」という名前らしい。しかし、別名「卯の花」と言われたところで、はたと合点がいった。あの古典や歌の歌詞などに登場する、これが卯の花なのであった。今が旬なのだろう。

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ペチュニア?

 これは、門の前に相棒が飾っているペチュニア?でしょうか?例年になく元気な様子で咲いている。この花は、次々と花が咲き、長く楽しめる花だ。


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ビオラ

 門の反対側には、ビオラが、やはり、頑張っている。パンジーより小ぶりなので、花の数が多く、一生懸命感が出ている気がする。


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多肉植物

 さて、これは、今年から私のライバルになりそうな植物たちだ。名前もおぞましく「多肉植物」というのだそうだ。高校生の頃、サボテンに凝って集めている友達がいて、少しかぶれたことがあったが、似たようなものだろう。水をあまりやらなくても育つので、極道向きの植物かもしれない。私は、サボテンなどから今は少し距離を置いている。150種類くらい栽培している方からいただいたりして、相棒が世話をし始めた。おかげで、この場所で私が飼っていたメダカ君は、引っ越しを余儀なくされた。大阪にも掃除魔の方がおられるが、我が家にも似た傾向を持つ方がおられるようだ。

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破竹

 腰が曲がって前から顔が見えない隣のおっちゃんもかり出されて、隣家が騒がしくなってきている。5月に入り、どうやら、破竹が採れ始めたらしい。隣のおばちゃんは、道の駅に出荷するので、この時期忙しいのだ。そんな様子を見ると少しほっとする。夏野菜の竹を切りに行って、回りのタケノコを少し採ってきた。知らぬ間に、季節はここまで進んできている。 
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2017年05月12日

658 夏 野 菜 へ 1

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傘かぶりの満月

 ニュースからは、沖縄が梅雨入りしそうならしい。そんな中、満月を鑑賞してみると、どうやらこちらも雨近しの笠をかぶった満月であった。夏野菜に向けて準備しなければならないのだが、なかなか心が定まらない。

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サツマイモ畝2列

 雨にせかされて、サツマイモの畝作りを2日間かけて、やっとこ2列完成させた。あちこち穴が空いているが、古いマルチをかけて、大きな破れだけ修理用の白テープで貼り付けて修理した。「いつの間にか骨折おじさん」なので、腰は曲がりながら、情けなく必死に終わらせた。

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山芋系の支柱

 暖かくなると保存していた芋に芽が出てくるので、こちらも夏準備で、奥が山芋の波板栽培、手前は、ヤマトイモを植えた。松野から破竹の竹を切ってきて支柱とする。後は白いヒモを巡らせて蔓が巻き付きやすくして完成である。

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スイカの囲い

 こちらは、スイカの枠で、まず、支柱の竹を周囲に立てる。倒れないように支えの竹で補強して、周りに網を張る。敵はカラスなので、上から侵入できないように、真ん中に長い竹を立てて、キュウリ用の網を上からかぶせる。モンゴルのテントのようなスイカ小屋が出来上がった。これは丸二日かかった。

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忘れられた春菊

 畑の片隅には、既に終わってしまったのに、夏野菜に夢中で、引いてももらえず、花盛りになっている春菊が、見頃?かな。

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トマト畝のマルチ

 4月に種まきをした夏野菜は、まだちっぽけだが、トマトだけが植えても良さそうに生長してきている。今年は、高知のシュガートマトが美味しそうだったので、買ってきて種を採りその種を植えた。去年は長雨で腐りそうになって防水処理をした。そのビニールがまだ張り付いているマルチをしいた。これだけで1日仕事だ。


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トマトの支柱まで完成!

 またまた、松野の破竹の竹が大活躍で、去年のものと新旧合わせて骨組みが完成した。これまた、1日仕事で、老体にムチを打つ。まだ、茄子やオクラ、ピーマンにパプリカを植える畝も必要だが、いっぺんには出来ない。これらの作業に1週間以上を費やした。ぼちぼちである。
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2017年05月09日

657 黄 金 週 間

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花盛りの伊予柑

 比較的天気に恵まれ、蜜柑の花盛りが近づいている風の国の黄金週間が終わった。この連休には、大阪の姉たちが風の国へ帰って来た。お父さん、お母さんがもっと若い頃には、叔父さんや叔母さんなどの家族が集合したりして大変賑やかな宴が展開することが多かった。しかし、お父さんやお母さんが高齢化してくると、そのようなお客さんへの接待が難しくなってきている。

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伊予柑の花

 密柑山の上に設置された蜜蜂の巣箱では、たぶん、働き蜂たちが忙しく立ち働いていることだろう。今までは、私もお客さんの中に含まれていて、疑うこともなかったが、何年か前から、お父さんが松山の病院へ通う時の運転手をさせていただくのに、一泊して早朝病院へ出かけていた。

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さばいた小さめのブリ

 お母さんは、弱った足腰で、以前私がお客であった頃のように二階から、私が寝るための布団を降ろすといっておられたが、たぶん、私が降ろした方が速いだろうと、その時からお客を卒業して、私が降ろし始めた。また、お母さんの手首は、密柑山での重労働がたたり、力が入らない。大きな魚をさばくことも難しくなって来ているので、これも、さばくのが大好きな私の仕事になってきている。

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朝の海

 風の国の朝は、東向きの海が広がっているので、高級リゾートでもなかなか見られないような美しい朝陽や海の様子が、いつも間近に見られる。とても贅沢だ。あまりお手伝いをすることはできないが、魚をさばいたり、布団(ふとん)降ろしくらいなら、私にも出来るので、ささやかなお手伝いをすることが出来た。

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山上の風車群

 灯台の砲台跡を見に、弟の車に乗り合わせて出かけてみたが、港での道の駅祭と合わさり、あまりの人出と車の多さから、灯台の姿も見えず、途中から引き返さざるを得なくなった。翌日、今度は私の車で、半島らしい風景を見ていただこうと、デッカ高原に登り、半島の風車群を見ていただくことが出来た。

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なぶら

 大阪の姉は、掃除魔らしく、家中の整理整頓に貢献し、兄も、室内の清掃などのお手伝いで貢献して大阪へ帰って行った。お父さんとお母さんは、みんなが集うことの出来た宴と、可愛いひ孫たちの様子を見て、大変喜んでおられた。目の前の海には、大きな魚に追われて水面に小魚が湧き上がる「なぶら」が、この時期の海の風物詩として見えている。

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シラス漁

 さらなる沖合には、シラス漁をする船が、10隻ほど浮かんで漁をしているのが見える。シラスは、鰯(いわし)の子供なので、彼らの産卵が少し前の時期にあったことが分かる。こうして私の青い海に満ちた連休も終わりを告げた。
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2017年05月06日

656 夏 の 日 々

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柿若葉

 花の命も短いが、新緑に包まれる今の季節も短命で、すぐに緑は深まり青葉の頃になるだろう。今、新緑を楽しむなら、柿若葉に勝るものはないように感じる。写真に撮ってみるが、すると、どうしても現実の柿若葉の色にはかなわないように思う。恐らくそれは、目の前で柿の木のエネルギーのようなものが出ているからかも知れない。

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赤芽樫(あかめがし)

 こちらも、今が新緑ならぬ、新赤の赤芽樫の若葉である。山桜の新芽も赤いが、赤い色は、まだ柔らかい新芽を守るための色だと聞いたことがある。堅さや丈夫さが備われば、葉は、緑に変わっていく。緑はこれらの木々の大人の色なのだろう。人間も生まれたてのうちは、奇しくも赤子という。

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みやこわすれ

 これは、近所の方にいただいた「みやこわすれ」という花だが、道の駅などで売っている「みやこわすれ」よりはるかに鮮やかな色で目を引く。これも、今が盛りなので、夏の花?

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池に映る新緑

 牛糞が足らなくなり、ただでいただける牧場を目指す。途中で池の横を通るが、いつも水面は静かで、今の時期は、山の新緑を映す。見入ってしまう美しさだ。


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石灰を撒(ま)く

 トマトの頼りなげな種を蒔いたが、可愛い芽が出て少し生長した。ハウスのトマトには、毎年連作防止に新しい土を作り、入れ替えることにしている。なかなか大変な作業だ。まず、カルシウムが好きなトマトのために、その場所で焚き火をして灰を作る。次に一年間寝かした草を枯らした堆肥の土と米ぬかとをまぜ、更に石灰を混ぜてだめ押しをして、最後に化成肥料と牛糞を混ぜてしばらく寝かせる。土作りにずいぶん手間がかかる。


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パイナップル

 隣の娘っ子が、毎年、沖縄の友達から送ってくるというマンゴーやパイナップルをくれる。私は、おもしろ半分にそれらを土に植え、育てている。南国の子供たちなので、実を付けた試しはない。冬は室内に避難させるので、外に出したばかりの今は、まだ、元気になっていない。

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マンゴーの花芽?

 ところが、今年のマンゴーは、少し様子が違う気がする。これは、どう見ても花芽ではなかろうか。もし、予想が当たっていたら、マンゴーの実を収穫することができるのかも知れない。ドッキドキ、ワックワクだ。
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2017年05月03日

655 夏 の ? 花 々

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菖蒲の群生

 花の命は短く、先日撮影した地主さん家(ち)の白藤も、運動公園の藤も、既に散っていくモードに突入している。それでもこの時期、命が燃え上がるようにそこここに花々が咲き誇っている。この菖蒲の花は、タケノコを求めて出かけた吉野の町で発見した。花の見頃の旬の時期に遭遇すると、心奪われる。

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いただいたエビネ1

 我が家の庭にも、先日紹介した一番エビネから、外のエビネも続いて咲き進んでいる。これは、地主さん家に生えていたものをいただいてきたものの1つだ。色的に珍しいものに見えるが、私にはその価値は分からない。

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いただいたエビネ2

 このエビネもいただいてきたものだが、こちらは、あまり珍しくなさそうに思える。よく見かけるタイプだからだ。

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名前は知らない

 花には詳しくないが、庭の片隅には、よく見かけるこんな花も咲いている。珍しくはないと思うが、旬な時期に見ると、輝いて見える。

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ブルーベリーの花

 この花は、馬酔木(あせび)の花にも似ているし、ドウダンツツジの花にも似ているが、実は、私が大きな鉢(はち)で栽培しているブルーベリーの花である。鑑賞というよりは、後々実を結ぶ実益重視の花だ。たくさん実になってほしい。

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ギボウシ

 また、庭には、かなりあちこちに、このギボウシという植物が、相棒によって植えられている。命がほとばしるような鮮やかな緑が目にしみる。

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薄紫?ピンク?のエビネ

 最後は、我が家では最も珍しいエビネ欄で、薄紫をしている。当初、1本だけであったが、ようやくここまでの本数に増えた。エビネの栽培に励みたくなってきたが、私の飽きっぽさが障害になる気もする。
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2017年04月30日

654 農 園 も 夏 モ ー ド

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鮮やかなツツジ

 あちこちのツツジが色づき、賑やかになってきた。空は青空の色が増し、五月の空を思わせる。全てが一気に夏モードに変換され始めているようだ。

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タマネギの収穫開始

 農園では、遅く植えたタマネギが、ここに来て、陽気に誘われたかのごとく、まだ大きく生長する前に、次々と茎が倒れ始めた。去年も、結局、ハウス内で100個以上のタマネギが腐ってしまった。もったいないので、近所の非農家の方々に配っている。


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立派な雑草

 農園のあちこちに農作業をサボっている私への当てつけか、雑草が立派に育っている。彼らは、引いて山にしておけば、結構質の良い腐葉土になる。その性質を利用して今年は、ある計画を実行している。

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里芋に敷き草

 その方法とは、引いた草を作物の根元に敷いて行くという大変シンプルな方法で、私が勝手に、「敷き草農法」と名付けてみた。敷き藁(わら)ならぬ、敷き草をすると、草を敷いた部分は、草引きをしても、すぐに生えてくる雑草が生えなくなるし、敷き草が枯れてくると、堆肥になってゆき、肥料の代わりになるという、一挙両得の効果が得られる。

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山椒の花

 庭の山椒の木が花を咲かせている。山に生えている山椒は、もっと遅くに花を咲かせ、秋に実を付けるが、この時期に花を咲かせる山椒は、夏本番の頃には、きっと実を付けるだろう。早生と晩生のような山椒の種類があることを学習した。ここでも夏モードは、進行しているようだ。

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ニンニクの芽

 順調に育っているニンニクは、やや色が悪く、肥料分が足らない気がする。100本ほど植えているニンニクに芽が出始めた。時々摘んで帰って、豚肉と炒めて、私の昼食になる。時々の野菜を持ち帰り昼食にするのは、農園経営の贅沢の一つだと思う。

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一番エビネ

 玄関先の松の木の根元に植えていたエビネ欄が次々と花を咲かせ始めた。親父が始めたエビネ欄だが、私の代で何種類か消滅してしまった。これは、我が家で一番に咲き始めたエビネ欄だ。あちこちで夏モードは、始まっている。
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2017年04月27日

653 黄 色 い 夏

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黄色いカタバミ

 夏と言えば私の頭の中には、向日葵が思い浮かぶが、まだまだそんな典型的な夏は遠いところにあるだろう。早くの春から風の国に咲くカタバミの花は、我が家の玄関先にも、移植されて毎年その大ぶりのきれいな黄色の花を咲かせて、私の目を楽しませてくれる。

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黄色い君子蘭

 黄色つながりで言うと、先日、風の国に行って見ると、黄色い君子蘭が咲いていた。通常君子蘭は、オレンジ色の花なので、黄色は初めて見た。上品な感じはするが、オレンジの花には力負けしている気がした。

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サンフル(甘夏)

 風の国では、とうとう密柑山で、最後の収穫が開始された。甘夏の進化型、サンフルと呼ばれる柑橘の収穫になったのだ。お父さんお母さんの体力がなかなか厳しい状況になって、サンフル畑は、ほぼ打ち捨てられている。消毒もせず、放っておけば、欲しい人にあげるくらいで放置され、その実は、自然落下することになる。少しでも動ける間は、収穫する方が、お父さんお母さんも仕事が出来て、健康に貢献するので、お手伝いに行きながら、そのように仕向けるようにしている。


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夏の小菊?

 風の国のひのら(庭)は、家の地下の高さに作られた倉庫の上にあり、セメントのバルコニーのような作りになっている。花好きのお母さんや植物を育てるのが楽しみなお父さんが水やりをして、季節の花が次々と咲くので、行く度に、私は密かに楽しんでいる。この日は、夏の小菊のようなピンクの花が盛りを迎えていた。

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巨大ブリの頭

 この日はまた、お手伝いのお駄賃に冷凍してあった巨大なブリの頭をいただいて帰った。これだけの巨大な頭を調理することは、もうお母さんにはできなくて、そんな作業が大好きな私に託されたというわけだ。包丁では到底刃が立たないので、得意の仮枠ノコを使って解体してみた。

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解体して大鍋に

 まな板をはみ出すような巨大な頭なので、結局、八等分ほどに切り分けて、鍋であら炊きの要領で煮てもらった。頭なので、あまり身はないが、骨をせせりながら食べると、大変美味であった。

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黄色い牡丹

 風の国のひのらは、南向きで、目の前は一面の海(宇和海)なので、夏は特に有り余る陽光が降り注ぎ、明るいこと限りがない。向日葵はまだまだだが、黄色い牡丹が光を浴びて咲いているのを見て、「黄色い夏」という言葉が思わず浮かんできた。
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2017年04月24日

652 夏 来 ( き た ) る ?

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 このところ、まだ4月であるのに、先駆(さきが)けのような五月晴れ?の青空が続いている。雲1つない青空とは対照的に、お肌の曲がり角を過ぎたのか、私の方は、体調が今一つ優れない気がする。体調を整えるべく向かう運動公園の一角に、今度は紫の藤が咲き始めた。

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風そよぐ植え田

 7割方田植えが進行してきた田んぼの上を渡ってくる風も、心なしか五月の風に近い。


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新緑の松野の山

 ある日、竹藪などない風の国用に河川敷のタケノコを掘りに松野に出かけてみた。三間や鬼北の友達からも、度々タケノコをいただき、裏年というのに、よくタケノコが届く。我が家にも竹藪はないので、河川敷に己生(おのれば)えしているタケノコを掘りに行く。帰り道ふと見上げると、松野の山は、新緑に着替え中であった。

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楓の新緑

 市越の池の周りにも、目を引く新緑があった。それは、秋には鮮やかな色を楽しませてくれる楓(かえで)の若葉であった。

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牡丹(ぼたん)桜

 運動公園で最後に咲く牡丹桜が、現在、満開中である。この花は、八重咲きで、ソメイヨシノからは遅れて、確実に4月にいつも開花する。

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ツツジも

 市越の池周辺には一斉にツツジが咲き始めている。いよいよもって、夏近しというところだ。

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夏雲も?

 戸岐山(とぎさん)方面の空には、力強い夏雲?らしきものも現れ始めた。やはり、夏来たる?という季節の到来かも知れない。
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2017年04月21日

651 夏 遠 か ら じ

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満開中

 時々、むやみに暑い日が始まった気がする。玄関の君子蘭は、ただ今満開中だが、この花は、いったい春の花なのか夏の花なのか良く分からない。寒さの冬が遠のくにしたがって、蕾(つぼみ)が生長してくるので、春の花のように思えるが、夏の走りの時期に満開なので、夏の花と言えなくもない。

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牛糞(ぎゅうふん)の山

 農園の準備に三間まで牛糞をもらいに出かけた。結局、3往復12キャリー分の牛糞をストックすることが出来た。草引き、耕し、石灰を撒(ま)き、牛糞と化成肥料を撒いて、もう一度耕す。最後に畝(うね)を作って準備完了となる。

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ジャガイモの植え付け完了

 遅れていたジャガイモも植え終わり、赤40個、白40個を植え付けた。3月に植えるのが普通だが、鬼北は寒いので、3月に植えると、芽が枯れてしまうことがある。そこで、収穫は遅くなるが、鬼北では、4月の15日くらいがいいように思う。

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ニンニク順調

 今までニンニクは、失敗することが多かった。肥料食(ひりょうく)いの作物なので、たっぷり肥料を与えると、病気が発生して、昨年は苦労した。病気の菌を防げるのではと、期待して、今年は、マルチに植えて、穴の部分にモミガラを撒いておいた。今のところ順調に病気からは逃れて、きれいなまま生長している。

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おや、白藤が・・・

 まだ春のつもりで作業をしていたら、地主さん家(ち)の白藤が咲き始めている。藤の花は、5月イメージで、間違いなく夏の花だと思う。天赦園の白藤も咲き始めたというニュースが届いているので、どうやら夏も遠からじということらしい。

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ドウダンツツジの花

 散歩場所の運動公園でも、ふと見ると、いつの間にかドウダンツツジが花をわんさか付けていた。花の色が白いので、気づかなかったようだ。桜の花に見とれていたからかも知れない。やはり、夏は遠くないようだ。

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夏空?

 見上げる青い空もどことなく、夏めいているようにも感じる。今日は、青空を何度も何度もジェット機が横切り、白い飛行機雲が幾筋も空に描かれた。 
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2017年04月18日

650 惜 し む 春 2

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公園最後の坂桜

 運動公園最後の花は、駐車場から上がる坂の登り口の花であった。外(ほか)の花は、半分以上散ってしまい、風が吹く度に花びらが舞っている。今が正に惜しむ春のピークだと思う。

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花吹雪を撮したのだが・・・

 グランド周りの桜は、咲き始めが早かったので、風が来ると花吹雪が舞う。カメラに収めたかったが、シャッターのタイミングが難しくなかなか絵にはならない。

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小さな花筏

 アリーナの後ろを流れている小川にも、花吹雪は散り落ちて流れてくる。小さな花筏(はないかだ)ができて、ここでも春を惜しむことが出来る。


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下水枡の中にも

 グランド外周の下水枡(げすいます)の中にも花吹雪は散り落ち、惜しむ春は、こんな所にも広がっていた。

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花むしろ

 坂道の桜の下にも、吹雪は散り敷き、吹きだまりになって花むしろを作っていた。おそらく明日になれば、どこかへ飛んでいったり、茶色く色が変わっているはずだ。これも一瞬の惜しむべき春かも知れない。

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池の花筏

 花筏(はないかだ)といえば、市越の池が、この辺りでは一番美事である。それでもタイミングがあって、毎年、よい風景に出合うとは限らない。昨年ほど美事ではなかったが、今年も、美しい花筏が出来ていた。この池の水の色が、花を一層鮮やかに見せてくれる。

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根元の愛らしい花

 散歩をしていると、ほとんど花びらが散ってしまった木の根元に、作られたかのごとく花が咲いていた。まだ散る様子もなく、可愛らしく咲いて、春を惜しむ私の目を楽しませてくれた。
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2017年04月15日

649 惜 し む 春 1

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夕闇前の木蓮

 ふと気づいて、夕闇の迫る木蓮の花を撮影したことがあった。何だか昼間よりも数段に美しさを増した姿が映し出された。しかし、もう既に、木蓮の花のピークは過ぎてしまっている。

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野イチゴの花

 終わりの近い交通指導の場所に、野イチゴの花が咲いていた。野イチゴといえば、夏のイメージが頭に浮かぶ、川に水泳に行く途中つまんで食べた記憶があるからかも知れない。季節は確実に夏に向かっている。

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はちきれそうな春キャベツ

 農園では、第2弾の春キャベツが、虫除け網の中ではち切れそうに膨らんでいる。春というものも、膨らんで膨らんで、遂に破裂する瞬間があるのだろうと思われる。


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里芋植え付け完了

 もう春が終わろうとしているのに、農作業も、半分嫌になりながら、遅ればせながら何日も草引きをして耕し、畝(うね)を作って、やっとこさ里芋とジャガイモを植え終わることが出来た。季節のスピードに追いつきかねているのかもしれない。

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ワラビ採りのメッカ

 山の大好きな隣のおばちゃんとおっちゃんが山に出かけなくなって久しい。一方我が家で山菜を採ってき過ぎると、山の神からお小言を食らう。そこで一計を案じ、採ってきたワラビやゼンマイをおばちゃんにあげることにした。おばちゃんは、手慣れた様子でそれを加工し、道の駅で販売する。それも生きていく活力になるだろうと、一挙両得的に自己満足してみる。

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春の朝霧?

 山桜の咲いた山に登り、ワラビ採りに奮闘するのは、私の運動や活力にもなり、大汗をかく。最後の交通一斉指導に三角帽子に向かうと、春の霞?霧?が出目辺りの川の合流点から立ち上っていた。

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大人になりかけのタマネギ

 3度目の追肥をもらい、ずいぶん立派な葉っぱに生長したタマネギ君たちが膨らんできている。夏の先駆けの頃、収穫に至るだろう。
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2017年04月12日

648 四 万 十 の 春

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ピカチュウ

 四万十赤橋を渡ると、橋のたもとに、様々な人形などを飾られる方のお家がある。今年の新作は、どうやらこのピカチュウで、海の浮きを加工して作っておられる。真珠養殖などに使う浮きが浜に流れ着くことはしばしばあるので、石応にいた頃は、私も拾ってきては、カエル君などを作ったことがあった。

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ミッキーとミニー

 ピカチュウのほかには、ミッキーとミニーも、赤橋の両方のたもとに、ピカチューと並んで座っていた。遊び心と絵心の産物である。あちこちアクア号で走ってみると、こんな遊び心を持った方は、どうも愛媛よりも高知の方に多いようだ。1つの県民性なのかも知れない。

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岩間沈下橋の歌碑

 岩間沈下橋まで下ってみると、桜の木の横に、木で作られた歌碑が出来ていた。どうやら三山ひろしが歌っている 演歌「四万十川」の歌詞が刻まれているようだ。赤橋からこの岩間沈下橋までは、国道とは名ばかりの狭い道が続いていることを再確認した。

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レンゲ畑

 そこからも、細い道は続くが、愛媛ではもうあまり見なくなった風景が、高知では展開する。このレンゲ畑もその1つだと思う。レンゲは豆科の植物で、私が小さい頃、鬼北でも、麦を植えていない畑は、ほとんどこのレンゲが植えられていた。田植え前にレンゲ畑を鋤き込むと、レンゲが作った肥料分が、田んぼの肥やしになると聞いている。田植えが早まり、愛媛ではそんな悠長なことをしている暇がなくなったのかも知れない。

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高瀬沈下橋の花

  高瀬沈下橋の向こう岸にも、花が見える。夏の沈下橋とは違うこの季節の沈下橋もいいもんだ。午後5時まで四万十を下り、ちょっと憂鬱な狭い国道をUターンして家路に向かった。

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奈良川の桜

 最後に鬼北についてから、ピークを迎えている鬼北の花を目に焼き付けようと、役場裏の奈良川に立ち寄った。やはり、ほとんど散っていないボリューム感のある美事な花だった。


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清家公園の花

 そのまま奈良川をさかのぼり、北宇和高校辺りから清家公園の花を見上げて、今年の花にも別れを告げて、旅を終えた。今年の旅では、鬼北の桜が一番見応えがあるタイミングであった。
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2017年04月09日

647 花 よ り 団 子 ?

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やっとワラビになった

 梅雨のような雨がやっと上がった。花か団子か悩んだが、午後から安全協会のカーブミラー磨きがあるので、花の旅に出るに出られず、まだ雨の余韻が残る山に登った。山には今度は山桜が咲き、ワラビ君も美味しそうな太めのものがたくさん出ていた。いつもは、先客がいて、その後に登ると、先客が採り残したものを採ることになる。この日は、私が一番手で、小さなものは次の方に残す余裕のワラビ採りになった。

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元気なタラの芽も再び

 山から帰ると、草引きに農園に、ふと見ると、畑のタラの芽が伸び放題、収穫。この間天ぷらでいただいたばかりなので、私の焼酎のおつまみになるかも知れない。

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奈良霊園

 午後のカーブミラー磨きも終わったが、明日からまた、雨なのだそうだ。奈良霊園の桜はもう満開になっている。次の晴れ間になると、もう花も終わっているかも知れない。14:00を回っていたが、気づくと、四万十川を目指していた。


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市越の池

 市越の池から松野へ抜ける。どこの桜も、今が最も見頃であるように感じる、あちこちに咲く花が光って見える。

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松野中

 松野中の桜のトンネルも美事な状態だったが、鬼北の桜より少し進んでおり、花びらが地面にこぼれていた。


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県境の山桜

 高知県境まで来ると、広見川向こうに山桜の名所がある。同じ山桜でも1本1本個性があって、様々な色合いで咲いていて、大変おもしろい。

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赤橋

 四万十川には、あまり桜の名所はないように思えるが、所々の桜が川や橋にそれこそ花を添えていた。目黒川が流れ込む赤橋のたもとにも数本の桜が咲いていた。花は、ほんの一瞬の出来事のように終わる。雨の合間の今年の1つの出会いになった。
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2017年04月06日

646 タ イ ミ ン グ

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開花した花

 4〜5日前に鬼北グランドの花も、遅ればせながら開花して、吉野のくいしんぼうさんのブログからは、わらびの様子も伝わってきて、さすがの私も少しそわそわし始めた。

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スミレ?

 グランドの外周700mをグルグルと散歩する。あまりの退屈さに、空き缶を拾う。空き缶がなくなると、ゴミを拾う。それさえ少なくなって、とうとうレンガ舗装の窪みに生える雑草を足でけとばす、草けりを始める始末。とても足で蹴ることが出来ない可愛い花を見つけた。スミレのようだが、名前は分からない。


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モクレン?コブシ?

 これは、B&G前の植え込みの木、モクレンとは少し違うか?コブシのようだが、これも、良く分からない。ともあれグランドは確実に春になっている。

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巨大タラの芽

 一方農園の片隅に植えたタラの木、既に立派な芽を出している。H君に3本の苗をもらい、根付いた1本は、芽を天ぷらにしたら、危険を感じて、5〜6本地面から兄弟たちが芽を出した。タラの木が、こんなに立派な芽を出しているのだから、山のワラビも芽を出しているに違いないと、とうとう動く決心をした。

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哀れ猪君

 ところがどっこい、山に上がってみると、ほぼ皆無、歩き回ってやっと7〜8本であった。あきらめて下山していたら、ぎょぎょ、なっ何だ!牙が見えるので、どうやら猪君のなれの果てのようだ。散々の山登りになった。


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グランド桜1

 そういえば、ワラビの頃には、山桜が咲いていたのを思い出した。まだまだワラビの春は先のようだ。そうこうしているうちに、グランドの桜は3〜4分咲きになっていた。来週辺りが、満開で雨もやむ。そこがグッドタイミングかも知れない。


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グランド桜2

 グランドの斜面の桜も、咲き進みそうだ。花の旅もそこらがぎりぎりのタイミングだろう。花を取るか、ワラビを取るか難しい選択になりそうだ。
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2017年04月02日

645 爛 漫 近 し ?

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山桜開花

 半島の山々に、ぽつぽつと山桜の花が咲き始めた。御存知のように、山桜はまず、葉っぱが先に芽吹く、しかる後に花が開花する。この山桜も、よく観察すると、咲き始める時期も様々だし、先んじる葉っぱの色も微妙に違う。赤いエンジ色のものもあれば、ウグイス色のものもある。山桜が咲き始めて、半島の春も一歩進んだ気がする。

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枇杷(びわ)

 密柑山に降りるモノレール駅の横に枇杷(びわ)の木が生えている。段畑に降りる前の林の中にも、いくつも枇杷の木が野生で生えている。遊び心で、手が届く実の摘果をやってみた。小さめの実を指でもぎ取るだけのことなのだが、どんな実に生長するのか、好奇心の実験である。これも、今の春。

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干されたヒジキ

 舗装された広いスペース一杯に何やら広げて干されている。近寄ってみると、どうやら正体はヒジキのようだ。昨日が、風の国のヒジキの口開けであったらしい。ワカメも既に口が開いている。私も、採りに出かけたが、潮も小さく届く範囲のワカメは小さかったが、少しばかりゲットしてきた。

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茹(ゆ)でワカメ

 ワカメは、茹(ゆ)でると、茶色っぽい色から鮮やかな緑色に変身する。たくさんある時は、ヒモに吊(つる)して干すと、1日できれいに干し上がる。すると、黒っぽい色に変身する。茹でたばかりの緑色は、大変美味しそうだ。これも、今の春かな。


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茎を刻んだもの

 ワカメは、その真ん中に茎の部分がある。茎以外の部分は柔らかいので、汁の実や酢づけにして食べる。茎の部分は歯触りが良く、コリコリするので佃煮風に炊いてゴマなどふれば、大変美味しい一品になる。


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ヒジキ

 ヒジキもいただいたものを少しお裾分けしていただき、持ち帰った。これも、今の春を楽しむヒジキご飯にして美味しくいただいた。

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緋寒桜(ヒカンザクラ)

 半島の国道沿いには、様々な桜が植えられていて、現在は、緋寒桜が濃いピンクの花を付けて美事に咲いている。よく見たら、ソメイヨシノも、開花しているようなので、次に訪れた時は、次の春が目を楽しませてくれそうだ。
posted by tentijin at 18:25| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

644 終わりが見える?

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大モクレン

 この時期、あちこちに白い木蓮(もくれん)が花盛りとなっている。去り行く3月も、もう終わりが見えてきたようだ。ひょっとしたら、我々団塊世代の終わりも見えてきているのかも知れない。私より5年くらい先輩の方が、地区の総会で、勇気ある発言をされた。

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花近し

 3月が去るにつれて、もう3度も収穫した農園のブロッコリーの色合いも、花の色に変わりそうな勢いである。K先輩は、地区を流れる用水路を直す工事に、地区の予算を使ったのは、間違っているので、この特例の決定を次からは、2度とやって欲しくないと発言された。

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紫花

 いつの間にか、農園の紫の菜の花も愛らしく咲き始めた。3月は去り、春は更に歩を進めているようだ。用水路とは、もちろん、農業用水路である。用水路を直す場合、用水路に接している土地を有している方が、工事費の半分を出し、後半分は、町の補助を充当することが出来る。

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今のネギ

 農園のネギも、今はまだ、青い葉を伸ばしているだけだが、春が闌(た)けてくると、一斉(いっせい)に葱坊主(ねぎぼうず)を頭に乗せる。用水路の工事は、もしも30万の工事であれば、15万を用水路に接する地主が払い、残りの15万を町補助でまかなうこととなる。

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牡丹の新芽

 何と紫花の横には、もう、牡丹(ぼたん)の赤い新芽が出ていた。このごろ季節に置いて行かれそうな私は、そんな変化にも気づくのが遅れている。K先輩が言いたかったのは、地主が払うべきお金を地域の予算で支払う決定をしたことは間違いで、2度とこのような不合理な決定をしてはいけないという意見であった。

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綿帽子のような花

 ホワイトデーにちなんで買ってきた小さな綿帽子のような花、派手な花ではないが、間違いなく可愛い花である。K先輩の意見は、大変勇気ある発言であったと思う。用水路の恩恵を受けない方々や非農家の方々が工事費を出すべき義務は、100%ないのだから、地区全体が費用を負担する必要はなく、大変意義ある意見であったと思う。多数決で決めてはいけない案件であったのだろう。

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カランコエの寄せ植え

 初めて目にした黄色いカランコエ、オレンジのカランコエと寄せ植えをしたら、黄色がオレンジに近づいている。多数決の前で、我々は、多少疑問があっても、多数に流されてしまうようだ。反対がなかったり、もめるのが嫌だったりして多数に流され、だまし討ちのように関係ない方が、工事費を出す羽目になった決定の過ちを指摘した先輩は、少し人生の終わりが見えて勇気ある発言をされたのかも知れない。「よく言った!」多数決に流された私は、密かに彼に拍手を送った。 
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2017年03月25日

643 様 々 な 季 節

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朝陽

 ぼんやりとした空に、ぼんやりとした太陽が昇る。しかし、ぼんやりとはしているが、どこととなく暖かみをまして、春が進んでいるように感じる。

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サクランボ桜?

 いつものように交通指導に地区の街角に立つと、桜の花が目に飛び込んでくる。この時期、ソメイヨシノにはまだ早い。いつもサクランボをならす桜が同じように満開で花の色合いも同じように見えるので、この桜もサクランボの採れる桜なのかも知れない。

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指導も後わずか

 子供たちは、7:15〜7:20頃にやって来る。この交通指導も、後は、4月を残すのみとなり、5月の総会出席をもって卒業となる。学校も卒業式の季節で、様々な旅立ちがあるだろうが、私のお役目も、もうすぐきりが付く季節になった。

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タラの芽の季節

 農園の片隅にH君からもらったタラの木を3本植えたが、2本は枯れて、唯一1本だけ根付き、昨年は3mになりそうなくらい生長した。途中から切って、タラの芽を栽培してみたら、切られた方は、近くに新しい木が5〜6本にょきにょきと生えてきた。滅亡の危機を感じたのだろう。それらも、今、一斉に芽を膨らませている季節になった。美味しい春近し。

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馬酔木

 お隣さんの駐車場には、馬酔木(アセビ)の花が花盛りの季節になっている。この植物を馬が食べると、ふらふらとなる毒があるのだそうだ。子供の頃、その知識を聞きかじっていたのか、ガキ大将が、この植物の実を、我々子分たちに集めさせ、石で潰(つぶ)して川に撒(ま)き、魚を捕獲しようとしたことがあった。魚が馬のようにふらふらと酔っ払ったかどうかは、なぜか記憶からは抜け落ちている。

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ある日の昼食

 ある日の私の昼食、朝の味噌汁、昨夜のおかずの残りときんぴらゴボウ、そして特性菜の花ジュース、ご飯は、小皿に少々。おかずが何もないときは、肉入り野菜炒めなどすぐに出来るものを作る。毎日日曜日になって、台所の洗い物と昼食は、必要上何とかこなせるようになった。しかし、女性は偉大であることに、やっと気づいた。


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夕日

 お決まりの散歩が終わると、夕日を見て1日が終わる。単調な毎日なので、ひょっとしたら、認知症一歩手前の季節にさしかかっているのかもしれない。頭を鍛える簡単な方法はないものだろうか。
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2017年03月22日

642 さ さ や か な 願 い

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農園の菜の花

 先日、農作業中に可愛い娘っこに出合った。娘といっても、もう50代になっているそうなので、世間的にはおばさんなのかもしれない。私にとっては、私が20代の頃の中学生だから、とびきり若い娘っこなのだ。


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赤いこぶしの花

 彼女は、インテリアコーディネーターをしている地主さん家(ち)の娘さんだ。地主さんが亡くなり、前後して奥様も、元気を失っているのだが、奥様は、80歳は越えていて、バレーボールが大好きなので、つい数ヶ月前までチームに所属して練習をされていたようだったのだが・・・。

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花数で賑わう

 彼女が元気を失った頃から、可愛い娘っこが、松山から、時々、帰ってくるようになった。その娘から聞いた話によると、「あれだけ料理の好きだった人が、料理をしなくなって、総菜を買ってきて過ごしている。」とのことであった。料理は、女性の最大のボケ防止なのだと聞いたことがある。奥様は、毎日、正午過ぎには、軽やかな足取りで、散歩に出かけられる。


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ニューサマーオレンジ

 しかし、1日のうち、洗濯物を干す一瞬以外は、ほとんど家の外に出ておられる姿を見かけなくなった。娘もまだ、現役なので、なかなか松山から帰って奥様のお世話をするということにはならないようである。

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半分に切る

 50代の半ばから足がスマートになってしまい、還暦を過ぎた頃からは、階段を上がるのが苦しくなってしまった私は、農作業も、草引きなど腰を下ろす作業は、椅子に座るようになってしまった。

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スプーンで実をすくい出す

 現役時代は、晩酌もしない人間だったが、退職後は、たしなむようになった。何年も飲み続けると、飲酒には、リスクがあることが分かってきた。一方、膝が老化現象でぎくしゃくし始めるのには、どうも個人差があるようだ。

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絞って果汁を

 概ね誰にも訪れる現象のようだが、長生きをする素質を持っておられる方の方が現れるのが遅いようだ。糖尿系の私は順調にぎくしゃくしているが、親が亡くなった68歳という年齢から推測すると、67歳を迎えた私が、今、ぎくしゃくするのは、すこぶる自然な状態に思える。


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焼酎のベストフレンドとなる

 何とか親が亡くなった年齢は越えて、大記録には至りたいというのが、私の望みなのだが、こればかりは、勝手に私が決める訳にはいかない。ぎくしゃくしながら、頑張り散歩を続けて、ぜひとも、このささやかな願いを叶えたいものだ。 
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2017年03月19日

641 散 歩 仲 間

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宿り木

 女は、群れを成すが、男は、基本、群れでなくとも生きていけるそんな気がする。私の散歩もしかりである。何が楽しいのか、1人で鬼北グランドをぐるぐる回っている。ふと見上げると、まだまだ開花には遠い桜の木の枝に、緑を発見した。いわゆる宿り木というものだろう。松の木に寄生する宿り木には、実がなって食べると、美しいグリーンのガムのようなものになり、貴重な子供の頃の楽しみの1つであったが、この桜の木の宿り木は、いかなるものなのだろうか?

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忍者婆(にんじゃばあ)ちゃん

 群れを成さない60代のお爺が「散歩仲間」といっても、その真の意味は、「散歩で遭遇する方々」とでもいう意味合いなのだ。最も最初に認識したのが、私が密かに「忍者婆ちゃん」と呼んでいるお婆ちゃんである。至って寡黙(かもく)、何度こんにちはのあいさつをしても、おおよそもごもごでお返しの返事をいただき、歩く足音が少しもしないので、忍者のように気配がなく、気づくと私のそばを歩いていることがしばしばある。彼女は、意外と速い足どりで決まってグランドを3周して帰って行かれる。

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杖爺(つえじい)

 次なる方は、「杖爺(つえじい)」と、私だけが心中密かに呼んでいる。彼は、先日、お話すると後期高齢者だと言われたので、私より先輩に当たる方のように思われる。2つの杖をついてしゃきしゃきと歩かれる。しかし、その歩きっぷりに比べ、周回は2周で、途中ベンチで3回ほど休憩をされる。聞くところによると、腰の方が不調なのだそうだ。

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三歩先を歩く

 最後は、御夫婦で、旦那さんの足腰が弱っておられるのか、奥さんの後を付いて歩いて行かれる。奥様は、時々立ち止まり、旦那さんの歩みを確認されながら歩いて行かれる。ふと気づくと、嫁に保護されながら人生の後半の道のりを歩く私のようにも見える。

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花はまだ、さりとて、明るいきざし

 グランドの周りには、桜が植えられている。花の便りは、まだまだだが、明るい色合いには見える気がする。

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リニューアル?

 体育館(アリーナ)の建物は、国体本番に向けて、足場が組まれて、何かしらリニューアルされる様子である。

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今日も終わる

 今日も、西の山の端に夕日が傾き、1日が終わろうとしている。散歩をした翌朝の血圧は、通常より下がっているので、この散歩も、何かしら健康にプラスしているのだろう。 
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2017年03月16日

640 お 手 伝 い ( 次 な る 季 節 ? )

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若葉に変身

 菜の花とコラボしてあんなに美しく咲いていた河津桜も、すっかり葉桜に変身してしまい、次なる季節を予感させる中、連休を利用してお泊まりお手伝いに出かけた。

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馴染んできた若冲

 風の国の玄関には、今年の干支にちなんだ伊藤若冲のニワトリの石絵模写を持ってきていたが、お父さん、お母さんにも気に入っていただき、少し玄関に馴染んできているように思える。

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海は春色に

 密柑山から見える馬の瀬の海は、ずいぶん春色に染まってきているようだ。昨年は不作で、採れなかったワカメを収穫する時期も近づいているのだろう。一昨年、ワカメを採るため浜に降りたのは、4月に入ってからだった気がする。

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突然巣箱出現

 馬の瀬の畑の降り口にあるタンクの上に蜜蜂の巣箱が設置された。35年ほど前に関わった自然大好き少年が、今では、養蜂(ようほう)を生業(なりわい)にしてがんばっているらしい。彼とは一緒に海の鰻(ウナギ)を釣りに行ったことがある。大きな鰻を5匹くらい釣り上げ、大漁だった。また、山芋掘りにも、一緒に出かけた。どうやら彼は、自分にぴったりの職業に出合ったものらしい。

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夜の絶景

 風の国お手伝いお泊まりバージョンの最大の見所は、朝陽の眺めと夜の海の絶景に出合う瞬間かも知れない。この日は、ほぼ満月の月が、東の宇和海から昇り始めた。海も穏やかで、漁り火(いさりび)も見える。写真ではなかなか伝わらないが、海にのびる月の光にも心癒(こころい)やされる。

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ズームアップしてみると

 月をズームアップしてみると、飛行機雲のような雲とコラボしていた。ついこの間までは、寒すぎて夜、月を眺めることなどなかったのだから、やはり、季節は1つコトリと音を立てて回り始めている気がする。

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朝はスポットライト

 朝は朝で、密柑山から海に浮かぶ漁船に、空からスポットライトが当たっているのが見えた。馬の瀬の畑は、お父さん、お母さんの元気が減退しつつあるので、消毒もしていないし、袋かけもできなかったところが、たくさんある。収穫の時期に、私は、手が届きにくい枝は極力思い切って切ることにしている。切った木は、翌年、あまり実を付けないのだが、もうお父さんの手に余る時期にもさしかかっているので、仕方がないのだろうと思う。
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2017年03月13日

639 小 さ な 椿 事 ( ち ん じ )

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シクラメン

 いつの間にか3月も、半ばにさしかかっている。北宇和高校で購入したシクラメンは、週1の水やりで、まだまだがんばってくれている。この時期、季節に追いつきかねている自分を一方に感じて、私は、過ごしているのだが・・・。

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春の野菜

 畑では、大根には塔が立つ気配が現れ、ブロッコリーもあと少しで花に変わっていくだろう。菜花は蕾(つぼみ)から黄色い花に移行中、我が家のキャベツは、冬の育ちで固いキャベツだ。ほんの一瞬のようなこの時期の移ろいが続いている。

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水仙

 寒い頃から長く咲き続けている水仙には、元気をもらいつつ、少し頭が下がる思いも生まれる。ある夕方、小さな椿事(ちんじ)が起こった。

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君子蘭

 玄関では、今年も、君子蘭の花芽が少しずつ伸び始めた。観察を続けると、毎日数ミリ、あるときはセンチに至る。その時は、まだ、私の晩酌(ばんしゃく)が始まっていなかったので、少しは幸運だったかも知れない。

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カランコエ 1

 長く蕾(つぼみ)のまま室内で過ごしてきたカランコエが咲き始めた。風の国から嫁入りしてきた花である。椿事の報せは突然にお隣さんから届いた。入浴中に隣のおっちゃんが動けなくなったという報(しら)せであった。

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ビオラ

 隣のおっちゃんは、運動神経も良く退職後は毎日自転車での散歩を欠かさなかった。川も好きで、ウナギやカニを捕り、我が家も毎年御馳走になっていた。その自転車の散歩で転ぶようになり、散歩も出来なくなっていた。駆けつけて急いで風呂から上げ、服を着せるところまでのお手伝いをした。

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カランコエ 2

 私の母も、風呂で2度意識を失ったことがあった。高齢者にとっての風呂は気持ちは良いのだが、両刃(もろは)の剣のようなところがある。その気持ちよさの中、いざのぼせてしまったら事態に対応する筋力が失われている年齢なので、動けなくなってしまうのだ。花々は次々と花開いていくが、季節にも置いて行かれる方々が我が地域にも増えてきている。
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2017年03月10日

638 蕗 の 薹 ( ふ き の と う )

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果たして蕗の薹なのか?

 我が家の空き地に蕗を植えたのが、2年ほど前であった。地主さんの畑の柿の木の下に植えられていたものをいただいて、移植したのだ。、動機は不純で、いつか蕗の薹が収穫できる日がやって来れば良いのにという思いであった。

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割ってみると、間違いなさそうだ

 少し不安もあった。なぜなら、地主さん家(ち)の蕗は、2本の柿の木の下に一面に生えている。ほぼ4m四方の広さがあるが、何と蕗の薹は、1個たりとも見たことがないのだ。蕗の薹のできない種類ではないかという気がしていた。

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他の山で発見したものと一緒に

 一方、通りすがりの道路脇に4〜5個も蕗の薹を見つけたりするときもある。彼らは、夏が闌(た)けてくると、雑草の中、太陽の陽を浴びることが難しいくらい。虐げられて生活をしているだ。

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刻んで調理開始

 それに比べて地主さん家(ち)の蕗は、ほこほこの畑の土に植えられ、雑草など生える隙間もないくらい我が世の春を謳歌している。条件の悪い所では、植物も子孫を残そうと努力するのが、常なのだから、ひょっとしたら、私のこの気づきが当を得ているのかも知れない。そんな淡い望みも心に浮かぶ。

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オリーブオイルで炒めます

 我が家の空き地は、文字通りの荒れ地で、クルミの木の下に植えてみた。少し日陰くらいがむいているように思ったからだ。翌年もいただいて2〜3本植えた。夏になっても雑草に覆われそうになりながら、何とか生き残っている。案外これくらいの条件の悪い状況の方が良いのかも知れないと思いながら待つこと2年。行って枯葉を除いてみると、何とたった一芽、蕗の薹らしき芽を発見、色がきれいな緑でないのが少し気になる。

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イリコ味噌と混ぜて

 収穫して2つに割ってみる間違いなく匂いも姿も蕗の薹と思われる。近所の赤土の痩せた土地の上にも発見していたので持ち帰り、切ってオリーブオイルで炒める。秋に一緒に坊ちゃん劇場へ行った下組のお婆ちゃんからいただいたシラス干しと味噌で作っておいたイリコ味噌に混ぜてみる。

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絶品春の味おつまみで一杯

 生きていると、今の状況は少し地獄のようだと思える瞬間があるが、できた蕗の薹のおつまみをぱくり、えもいわれぬ春の美味が口の中に広がり、絶品おつまみで飲むビールの味は、こりゃ極楽以外の何物でもないわい。
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2017年03月07日

637 イ ン ス ト ラ ク タ ー ( 防 災 士 )

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講義は限りなく眠し

 5〜6年前に勧められて、防災士の講習会なるものに参加した。行ってみると、なかなかハードな研修会であった。テキストは、かなり分厚いもので、読むのも途中で放棄してしまいそうなものであった。


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西条からの「ぼうさいじょ」さんたち

 「防災士」の字面から何となくその役割が分かるような気もしたが、やはりよくは分からない。災害時に人助けをする人のようでもあるが、読み進めていくと、災害を未然に防ぐのに役立つ人といううのが、より近い意味のように思えてきた。

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ストッキングとラップで手を吊る

 災害時には、人助けより、まず、自分の身を守ることの方が先決であると書いてある。少しほっとする。私の場合、日々老化現象は進み、あちこちぎこちなく、体はぎくしゃくしてきているのだから。人助けなど、大それたことがそれほど出来るとは考えられない情けない状況になっているのが、現実なのである。

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段ボールトイレ

 長い講義と実習の日々を終えて挙げ句の果てには、試験まで待ち構えていた。とにかく、しゃにむにテキストを読んだのが功を奏したのか、自信は無かったのだが、試験は満点で通過することが出来た。気づくと自分は、いつの間にかに防災士なるものになってしまっていた。

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何と!小学生防災士

 しかし、今でも自信は無く、あの時学んだことは、遙かな忘却の地平にまで退いているというのが、正直なところだ。そんな中、今回は、「防災士インストラクター養成講座」というものに参加した。訳も分からずにである。どうも、インストラクターとは、「指導員」という意味らしい。ということは、やはり、防災士は、災害時に役立つよりも、災害前に災害にどう準備するかを皆さんに知っていただくのが、そのお役目のようだし、資格を取る研修より一段階上の研修会なのかも知れない。

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班名「ドランカー」

 土日を潰して、午前午後の講義やら実習が待ち構えていた。少しトラブルもあったが、何とか無事終了することが出来た。参加していた方は、ほとんど私よりお若い方ばかりで、元気だけはいただいた気がする。災害が起これば、私が一番足を引っ張る存在になるのではないかと、それだけが心配の種なのだが・・・。

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何と!びっくりの立派な発表で締め

 グループで自己紹介をしてみると、メンバーの多くの方がお酒大好きであると知れた。したがって、班の名前はそのまんまで、「ドランカー」となった。年齢こそ、皆さん私よりかなりお若かったが、班での実習を終えてみると、何だかまた、どこかで出会って何か役立つことを一緒に出来たらと思うことが出来た。
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2017年03月04日

636 時 の 流 れ 3 ( 我 ら が ヒ ー ロ ー )

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なんでもかん

 ある先輩が、「なんでもかん」に絵を出品していると、新聞に情報が掲載されていたので、私は、しばし、記憶のレバーを小中学生の頃に入れて、タイムトラベルを試みてみた。最先端のタイムマシーンなら、鮮明に蘇るであろうに、我がマシーンは、勝手に私が組み立てたマシーンであるので、何とも心許(こころもと)なく、不鮮明な画像のみが少し見え隠れした気がしただけであった。


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ハーレー画1

 彼(か)の先輩は、今在家のKYOUCHANと同い年、近永の町中(まちなか)に住んでおられた俊足の一級歳上の先輩であった。いつも地区対抗リレーの花形であった。私も、当時、リレーメンバーに選ばれていたが、地区にはいろいろ事情もあり、私の場合は、何かの間違いで選ばれた鈍足少年で、私からすれば、彼は、雲の上のスーパーヒーローのような存在であった方である。

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至りて来た道

 先輩は、総務課長さんで、役場を退職され、現在、67歳で悠々自適の生活を送られているのだろうと推測する。私も、突然、何かに目覚める時があるが、先輩は、ハーレーダビットソンに目覚められたようだ。

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ハーレー画2

 私の怖いサッカー部の先輩、松野の建設会社社長さんも、大きなバイクにまたがり、どこか遠距離に出かけるらしい場面を、2年ほど前に、しかと見届けた時があった。我々世代の憧れ(あこがれ)の1つは、どうやらバイクであった気がする。しかも、それがハーレーダビットソンであったりすれば、完璧に私たちの夢のまた夢であったのだと思う。


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ハーレー画3

 私もバイク好き、ハーレー大好きの例外ではなく、高校時代、ある同級生がバイクの免許を取ったのをきっかけに、我こそはという強者(もさ)が、免許を取るために宇和島の教習所に出没し始めたのを見て、私も、長期の休みには勇んで教習所に日参(にっさん)し始めた。

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ハーレー画4

 何とか自動二輪の免許を取り、当時の私が彼女と思っていた女性の家に、「夜這い」ならぬ、「昼這い」に向かったのも、125CCの中古のオートバイであった。当時、舗装されていなかった道路にバイクごとスライディングしたり、ヘアピンカーブで、軽トラックと正面衝突して、空を飛んだのも、高校生の頃であった。

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ハーレー画5

 私は、十分自分がやんちゃの限りを尽くしていたことを知っていたが、人の目には、私は、静かで温厚な少年に見えていたらしく、ハーレーに目覚めたこの先輩も、小中学生時代、私が友達をいじめていた記憶があるのだが、あれは、本当だったのか、ずっと謎に思っていると話しかけていただいた。やはり先輩も、好意を持って私を見ていただいていた部分があったようだ。「私は、けんか小僧でしたよ。」というと、どうやら60年ぶりの謎が解けたと納得の御様子であった。


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本物のハーレー

 会場に置かれていたハーレーダビットソンは、奥様を何とか説得した末に購入された1,500CCFLSTS.Iソフィテル・スプリンガーというハーレーのバイクだということを教えていただいた。金額は、もろもろ付けて320万ほどであったらしい。夢を実現され、何ともうらやましい限りである。
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2017年03月01日

635 ト マ ト ハ ウ ス 農 園 ( 大 フ ロ ン テ ィ ア 作 戦 )

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若き梅

 とうとう2月にも逃げられ、何と今日からは、3月となってしまった。古い梅を切り、新しく植えた梅も、この頃は天に向かって伸び始めてきた。まだ、満開には至っていないが、3月の声を聞き、彼にもそろそろ季節に置いて行かれる運命が近づいているかも知れない。

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いつもの雛

 あちこちで雛(ひな)人形のニュースや情報が頻出(ひんしゅつ)しているようだが、我が家のの雛は、いつものごとくすこぶる素朴に所定の場所に鎮座している。寒さと小屋も気になって、ほったらかしになっている農園の畑は、冬野菜を収穫はされるのに草は放置されてあちこち原始に帰りつつある。


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荒れた場所

 さすがに気になってきたので、草を削り始める。しかし、5分もやると嫌になってしまう極道者なのだ。それでも、思い直して更に5分だけお勤めをする。

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くっきりフロンティア

 すると、草を削った部分に真新しい土の色が現れ、草の生えている部分と削った部分の境界がくっきりと現れてくる。ここは、昨年スイカを植えたり、トウガンの蔓を伸ばしたりしていた場所なので、秋以来、冬枯れた草と春草が入り交じって荒廃している場所である。

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豊かなる草

 一方ここには、遅植えの白菜が植わっていたのだが、主はとうに食べられてしまい、周りから押し寄せていた雑草(はこべら?)が美味しそうに美事にはびこっている場所だ。

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ここでもフロンティア

 こんな場所は、そこここに点在しているが、これだけボリューミーに草が盛り上がっていると、削るという動作だけでは、対策は不完全となる。そこで、まず、軍手君の力も借りながら、掴(つか)んでは引っぱりを繰り返し、草の巨人にダメージを与える。根元が明らかになり始めたところで、手ぐわ攻撃に入り、立派に育った根っこもろとも更地に返す。ここでも私の根気は5分ちょいがせいぜいなのだ。

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タマネギエリア

 先日、遅ればせながら化成肥料の追肥を施したタマネギの中は、追肥と雨でタマネギよりも春草の勢いが増大しそうな状況となっている。この時期を外すと、更に大変な状況が生まれてくる。タマネギの根っこをなるべく傷つけないようにするため、鍬では削らずに、手で1本ずつ引いていくしかないのだ。草の根元に軽く鍬を入れて手で引くという更に根気の要る作業となる。


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ここでもフロンティア

 いずれの作業も、アスペルガー気味の私の性格では、10分弱がせいぜいである。しかし、わずかな時間の作業でも、草のある部分ときれいに草を引いて土が現れた境界(フロンティア)があらわになると、その場所を通過する時、私の良心がこうつぶやくのだ。「君には次なる課題が、ここにもあるんだよ。今日は、続きをやらないのかい?」と・・・。
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2017年02月25日

634 時 の 流 れ 2 ( 仲 間 入 り )


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山茱萸

 うすら寒い日が帰ってきても、庭の山茱萸(さんしゅゆ)の蕾(つぼみ)は、確実にふくらんで日に日にその存在を確かにしているところをみると、やはり、春はもう遠くはないのかもしれない。

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2連エンジンのジェット

 暖かい春の空とは、まだ、言えないが、2連のエンジンから飛行機雲が描かれる様を見ていると、暖かい春も近い気がしてくる。永くこの世界を歩いてきた感覚が、時々強く心に寄せてくる気がする瞬間が訪れる。

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山々を見る

 散歩からの帰りに、山々を眺めながら、そんな気持ちになった。そんなに時を経たとは、実感できないのだが、どうやら間違いなく時はその歩みを進めているらしいのだ。今回、松野でやんちゃしていた頃の仲間が、私以外にもう一人、還暦を迎えることになった。

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ズームアップ

 仲間はいずれも若い方々なので、早々とリタイヤした私は、少し生きあぐねているような感覚があった。今回1人、私の側に仲間入りした。しかし、まだまだ、多勢に無勢ではある。最年少の方が仲間入りする頃には、私は、もっと遠い所へ行っているのかも知れない。

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私以外は若し

 エピソードを上げれば、限りなくある。公に出来ないようなものもたくさんあった気がする。メンバーは、何人かは地元に帰ったりで減っているが、今が適正な人数かも知れない。場所は、還暦を迎えた方の希望で成川になった。成川であれば、キジということで、松野のKちゃんが料理長をしているキジのフルコースを肴に、お祝いの宴を楽しんだ。ただし、Kちゃんには会えずじまいであったが・・・。


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フクロウ原画

 私は、能が無いので、いつものように彼に贈るフクロウの絵を持参してプレゼントした。しかし、フクロウはリアルではなく、彼の息子は、3人というところで、この絵は描き直すことにした。このシビアな流れがこの会の良いところかも知れない。

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トラのデッサン

 雨の日に新しいトラを小さな石にデッサンし終えて、思う。フクロウは、1ヶ月以上かけて描いたが、当の本人の思いが明確であれば、描き直さざるを得ないだろう。不可能ではないが、自分の描きたい思いを待ちながら、ぼちぼち楽しみながら描きたいと思う。
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2017年02月21日

633 お 手 伝 い の ち 北 へ ( 1 年 ぶ り で す )

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近し春の海

 風の国の海も、春の陽を浴びて、うらうらと輝き始めた。もう少し暖かくなれば、段々畑で昼寝をしても気持ちの良い季節が迫っている。しかし、まだまだ暖かくなったかと思えば、寒さが戻ってくることもある。そんな中、3日連続で風の国へ向かう。初日は、畑の梅が満開に咲く中で、午前午後と馬の瀬の畑で、清見タンゴールの摘果作業を行った。

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密柑山の梅

 摘果は、当然のことながら、昨年のうちに済ませておかなければならない作業だ。また、清見は甘い蜜柑なので、袋をかぶせておかなければ、次々と鳥の餌食になってしまう。この袋かけも、昨年のうちに済ませておくべき仕事なのだが、もう、お父さんの元気も、それらの作業に耐えられないくらいになりつつある。我々が加勢に来るのは、週1なので、当然仕事は、遅れてしまうのだ。

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巨大なコシカケ発見!

 お母さんの足腰が弱り、消毒もできなくなったので、黒点が入った黒い、摘果のできてない小さな実がなっている。収穫期が近づいての今の作業は、あまりにも小さな実を摘み落とす作業なのだ。製品として出荷できるものはない状態である。枯れかけの木もあり、そんな木は、ノコで切ってしまう。まだ、葉も実もなっているのに根元に大きなサルノコシカケが出来ている木があった。もう、中身は弱っているのかも知れない。

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桜と菜の花

 2日目は、午後からやって来て、翌日の病院行きに備える。この日は、弟夫婦がお手伝いに来て、奥まった場所の清見を摘み落としたらしい。私は、明日に備えてぶらぶらと咲き始めた河津桜や菜の花を眺めたり、浜に降りて石絵の石を拾ったりして過ごした。

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病院のロビー

 あいにくの雨模様の3日目、7時出発で松山の病院に向かう。治療としては、ヨウ素カプセルを患部に埋め込むという治療を2年ほど前に行っている。時々その数値を検査してもらうのが病院行きの目的である。ヨウ素の効力は1年で、それは既に過ぎ、前回から1年後の検査が昨年で、更に1年を経過して今回の検査となった。

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石手寺七福神

 お父さんの検査結果は良好で、数値は更に落ち着く状態であったようだ。たまたま出くわした目黒の和尚様は、同じ病気で手術をされたらしいが、数値が思わしくないらしく、少し心配顔で座っておられた。我々は、雨も上がり気味だったので、帰りに石手寺に参拝して帰路についた。

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高台の菜の花

 風の国の集落に入る少し手前には、高台に毎年たくさんの菜の花が咲きそろう場所がある。少し睡眠障害が出つつある私は、長距離で眠くなることが時々ある。お父さんを乗せて責任ある思いで走っているが、ここまで帰って来ると内心ほっとする。
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2017年02月17日

632 時 の 流 れ ( ず い ぶ ん 来 ま し た )

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高月山方面

 今シーズン最後の雪だったという話になると良いのだが、しばらくは、高月山にも雪が残っていた。今となっては、ずいぶん昔に結成された飲み会に、未だに続いているものがある。最長老は、私なので、私だけが一番若さの恩恵を受けている気がする。もう30年近くを経過した。

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刺身

 昨年この仲間で有馬温泉に旅をした。既に全員が退職をしてしまったので、暇はあるが、旅も、2年に1回がせいぜいだろうという方向が確定している。時々の飲み会は、この時期が、ちょっと贅沢(ぜいたく)冬の味覚ということになっている。

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唐揚げ

 有馬温泉の写真など持ち寄って話が弾む。男が集まると、話は、基本「悪だくみ」ぽい色を帯びてくるが、非行に走るには、歳をとりすぎているだろう。

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皮入りのサラダ

 まずは、Nちゃんのマラソンリタイヤ話から始まった。私は、時々、運動公園で出くわして、足を引こずる姿が見られた場面もあり、少し心配をしていた。結果は、途中、リタイヤで残念であったようだ。

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握り

 しかし、Nちゃんの闘争心には、火がつきっぱなしで、別のマラソンに出そうな勢いであった。その流れから、唯一経験者のNちゃんから、45km佐田岬ウォーキングに出ようという提案がなされた。最も根性の無い私が、間髪入れずに脱落、もう一人も、応援はするが、不参加。結局、Nちゃんと体育会系のIちゃんが参加と決まった。

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4分の3

 次なる提案も、Nちゃんから出された。何とその提案は、鬼ヶ城に登ることであった。これも、NちゃんとIちゃんが参加、私とWちゃんは、渋ることしばし。しかし、途中まで車で行って、最後をちょこちょこっと登るトレッキングなるものだから、登れると強引にNちゃんに押し切られてしまった。根性無しの私としては、不安であること限りなし。

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若冲「旭日雄鶏図」の模写

 酒にも一番弱い私は、この日もダウン、皆さんに迷惑をおかけした。翌日は、天候も悪化して文化系の私は、今年の干支の石絵に大好きな伊藤若冲を選んで描いているが、弱った体をいたわるように、座り仕事で過ごした。若冲は、おもしろい絵を描く絵師だが、真似をしようとすると、大変困難を極める。私は、基本お遊びなので早々にあきらめて描き終えるのが、パターンになっている。 
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2017年02月14日

631 散 歩 ( 損 な 性 分 )

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ピンクの雲と月

 悪天候の冬眠にもそろそろ飽きてきのだが、雪が溶けて畑はじぶじぶ、小屋の材木もすっかり濡れているので、外仕事はとてもできない。晴れ間を塗って散歩に出かけた。鬼北グランドを歩いていると、ピンクの可愛い雲がぽかり、月も出ている。

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舗装中

 アリーナに上がる坂道では、古い舗装をはがして舗装をやり直す工事が始まっていた。そんなに傷んでいる様子でもなかったが、おそらくそれなりの予算があるのだと思う。先日、担当の役場職員が視察に来られていたようなので、国体がらみの工事に違いない。

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転がる空き缶

 ところで、何週間か前から歩きながら気になっていることがあった。私の悪い癖なのかも知れないが、ゴミや空き缶がやたら目立つのだ。すると、私の頭の中に、小学2年生の算数の宿題が、思い浮かんだ。それが、そもそもの始まりだった。宿題は、「学校から家までの途中にあるものの数を数えてきなさい。」という宿題であった。

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お菓子の袋

 今思うと、学級担任の女性教師は、(習った数を数える練習をさせたい)という単純な意図があっただけなのだろうと、想像することができる。しかし、私の中では、これが大変な意識につながっていったのである。

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補助食料?

 数えるのは、道路の脇にある石でも良いし、電信柱でも何でも良かった。校門を出たところから、数え始めた私は、50mも進まない間に、目に付く石ころを既に100個まで数えてしまった。しかし、そこからが問題であった。

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プラモデルの枠?

 通常の小学2年生は、100以上の石ころを数えたりはしないのが普通であろう。ところが、私は、それが止まらなくなったのだ。しかも、その日から、毎日、電信柱や横道やタンポポの花を数えながらしか、家まで帰ることができなくなったのだ。後年、これは、神経症的現象であるということを認識した。


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あ〜あ今日も暮れた

 今、私は、グランドの周りのゴミが気になり、とうとうそれを拾うことに心を決めた。まず、空き缶が目に付き、歩くコースの空き缶を全て拾った。10個以上転がっていた。私も小学2年生から少し成長したので、拾うゴミは、1日1個と、初めに決めた。空き缶がなくなってしまうと、普通のゴミに移らざるを得ない。困った性分だが、人は悪くは言わないかも知れない。さりげなくこの強迫観念とお付き合いするのが、いいように思う。
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2017年02月11日

630 寒 波 襲 来 ( 今 朝 の 雪 )

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松に朝の雪

 NASAの研究によれば、30分間以上座り続けると、寿命が2〜3分縮まるらしい。タバコも1本吸うと、同じくらい命が縮まるということだ。還暦を過ぎる頃から、座っていて立ち上がることが、いかに一大事業なのかということを実感するようになった。長距離を車で走り、車から降りた時の脚の状態は悲惨で、がっくりと膝が曲がりそうになる時がしばしばある。おそらく、エコノミック症候群というのも、この現象の親戚のようなものだと思う。

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アクア号も雪まみれ

 今朝のように、雪に降り込められると、パソコンに向かうか、テレビ鑑賞するか、石絵を描くかという室内遊戯に専念するしかなくなる。散歩もできない。座りっぱなしでは寿命も縮むらしいので、何とかせねばならないのだが・・・。

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雪の成川ベロ岩

 先日の雪は、2日間で15cm程積もり、雪かきも、雪国ほどではないが、いささかやりがいがあった。今回はそれほどではなく、3〜4cmくらいで、雪かきは相棒に任せた。思いついて、室内運動に例の「くの字」スクワットを1500回くらいやってみたが、散歩の時のようにむやみやたらにできるものではない。


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渓谷の流れ

 大した雪ではないけれど、雪まみれのアクア号に乗って、雪見としゃれこめば、少しは体にいいのかもしれない。ついでに昼の雪も雪かきをして、成川渓谷を目指した。


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林道への橋

 家の前の国道は、車の通るので、昼頃には、道路はアスファルトが見えて黒々としている。成川奥に進むに従って、車の轍(わだち)さえも、白く雪にかすんで見える。ベロ岩や渓谷の流れも、雪の中にある。林道へ続く橋は、雪国の入り口のようにも見えた。


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温泉前の橋

 休養センターの温泉は、寒いのでかえってお客が多いのか、駐車場は車で一杯であった。雪見の湯は、ひと味違う派が多いのだろう。


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太陽光パネル

 最近やたらと空き地を占領している太陽光発電パネル、風景を害しているものの1番だと思うが、雪が積もってしまうと、発電もお休みになるし、風景の無風流も少し薄らぐ気がする。


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静まる木々

 山の木々のほどよい着雪を静かに耐えている姿が、心に届いてきた。私も山々の木々に負けないように、悪天候でも、ものぐさに終始せず、グット我慢をして一大事業の「立ち上がる」を繰り返して過ごしたいと思う。
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2017年02月08日

629 小 屋 ( ぼ ち ぼ ち や ら ね ば )

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梅もほころぶ

 立春も過ぎて春が近づきつつあるのか、寒い奈良筋(ならすじ)の我が家の梅も、さすがにほころび始めた。寒さに弱い私は、近づく春には目を背(そむ)けつつ冬ごもりをしていたが、晴れた日には心が痛んで、とうとう小屋の細工を始めた。

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替え刃新調

 愛用の仮枠(かりわく)ノコの切れ味が悪くなったので、1人でログハウスを刻んだ私の陶芸の師匠の言葉を思い出した。その言葉は、「ノコは、切れなくなったら、研(と)いだりせずに新しい替え刃を買って取り替えるのが良い。」というものであった。取り替えるのは、2回目だが、買ってくると、少しワクワクする。

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まず、奥を切る

 新しく買ったノコの刃は、以前と違うものに進化していた。刃が左右に少し開いているアサリというものができていたのだ。アサリがあると、ノコの金属の厚さより広い溝ができるので、以前のようにノコが詰まって動かなくなったりはしないのだ。ただし、ノコの切る溝が広くなるので、けがき線の真ん中を切るのと、左か右を切るので、1mm程の誤差が出てしまうのだ。

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次に、手前を深さまで

 既に昨年の寒くなる前に、小屋の全ての骨組み材料を切り抜いていた。残っている作業は、小屋の外壁にする板を打ち付ける横さんを取り付ける細工のみである。横さんは、柱に5cm角の角材を横に打ち付ける。この細工は、なかなか微妙で時間がかかる。

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最後に切りすぎないよう水平に

 横さんは、5cmの厚さなので、柱と交わる部分は、半分の2.5cmの厚さにする。柱の方も、横さんがくる部分は、2.5cmノミで彫り取っておく。すると、横さんを柱に打ち付けた時、柱と横さんが同じ高さになる。


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ノコ目の無い所を横からノミで

 この作業は、「面(つら)を合わす」という作業である。柱と横さんが同じ高さだと、外壁の板を打ち付ける時、うまくぴたりと板がそろうことになり、仕上がりが良くなるのだ。その分、丁寧に作業を進めなくてはならない。

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端を少しだけ刻む

 柱の長さは、4mに近いので、上下に1本ずつと間に2本の計4本の横さんを打つことにしたので、1本の柱に付き4カ所の刻みを入れることになる。四角(よすみ)の柱は、例えば、東と南の間なら、東側に4カ所、南側に4カ所、計8カ所の刻みを入れなければならない。

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今度は上から

 寸法を測って、柱にけがき線を入れたら、まず、ノコで5cm幅の両脇に、2.5cmの深さまで切り目を入れる。慎重に丁寧に切っていかなければ、いけない。正確に切り目が入ったら、両横を少しノミで削り取る。作業中に端が木目に沿って欠けてしまうのを防ぐためだ。

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最後は平らに底の面取り

 それが終わったら、今度は真ん中辺りをノミで削っていく。最後に刻みの底の部分が平らになるように慎重に面を取っていく。途中で失敗すると、柱を作るところからやり直しになるので、丁寧に作業を進める。1本の柱に付き4カ所の刻みを付けるだけで、2時間くらいかかる。私の集中力は、柱1本分しかないので、1日柱1本分だけ刻み、後は農園に出かけることにしている。
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2017年02月05日

628 卒 業 ( 1 つ の 終 わ り )

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節分

 この間、年が新しくなったと思っていたら、早くも節分を越えてしまった。商売に乗せられて、農園のニンジンとゴボウを入れた恵方巻きも食べ、福豆は胃袋のみにまき、節分は過ぎて行った。

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地区の会議

 退職後、地域の区長さんをさせてもらい、子供の頃からお世話になった地域への恩返しができた。区長の後は、体育委員というソフトやバレーの選手集め、また、地区の運動会の選手集めなど、公民館行事の末端に貢献する役もやらせてもらった。

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農道の補修1

 その後、国の補助事業に関わる○○地域資源保全組織と呼ばれる組織を作り、その事務局を5年間やらせていただいた。地区の自治会の予算が人口減少もあって40万円に足らない中で、この補助事業の予算は、70万円にも及ぶ。アイデア1つで地区としては、ずいぶん恩恵を受けるのだ。

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農道の補修2

 予算の使い道は、組織の役員でアイデアを出し、主に農業関係の作業や施設の補修に計画される。また、広く地区の美化活動の日当などにも活用ができる。今まで純粋にボランティアで行っていた清掃奉仕活動に日当が出るのだ。


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新調した水を切り替える水路の栓

 元々出なかった日当なので、小組の予算に寄付されたり、地区に寄付されたりして地区の施設などの補修に使われることもある。私が区長の時は、様々かき集めて集会所の庭を舗装する費用の一部にも活用させていただいた。


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山からの土砂を防ぐ水路の蓋(ふた)

 この事業に関する書類等の作成は、大変煩瑣(はんさ)で、パソコンでエクセル等が使えることが、大きな条件だったのだろう。私が事務局に雇われた理由の主要な部分だったように思われる。あまり得意ではないのだけれど、使えるのは使える部類なので、何とか5年頑張ることができた。

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子供たちと植えた花の苗

 徐々にではあるが、体の老化も自覚しつつ、次の世代にバトンタッチするのも、大切なことのように思える。感謝の気持ちはあっても、なかなか形として地区に貢献できない方々もおられることだろう。この事業から卒業し、地域に貢献できたと思える自分は気持ちがすっきりするという得なことがあった。この経験も、また、どこかで役に立つこともあるかも知れない。
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2017年02月01日

627 え ひ め 国 体 ( シミュレーション )

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千羽鶴や鎖に使える?

 何と時の過ぎゆく速さの容赦ないことだろう!もう2月の声を聞く時期になってしまった。よく言われるように、「1月は、行っちまった。」依然、えひめ国体にお尻をあぶられている私は、次なる歓迎班会議までにやるべき準備が、頭にちらついて離れない状態に陥っている。

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広げたら花になる

 前回、お尻をあぶられる予感に突き動かされて、借りていた民泊活動のDVDを、とにかく、流してみるところから始めた。メモなどをすることもなく、ぼんやりと流れている映像を見るだけなのだ。すると不思議なことに、あれが必要、これもあったら、などという思いが頭の中にちらついてくる。合計3〜4時間分はありそうなDVDを都合3回ぐらい眺めた気がする。


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子供たちに描かせるのにぴったり

 やる気のない歓迎班長さんだが、ぼんやりとイメージが湧いてきた。次なるステップは、写真集から、我が歓迎班に関連の写真をピックアップして、我が班が、いったいいかなるものなどを作る必要があるのかという思考に移る。すると、必要なアイテムなる品々が思い浮かぶようになる。目の前には、何もないのだが、品々を書きだしてみると、何だか少し仕事をした気になるから不思議だ。

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室内色塗りの主役

 そのメモを、副班長さんにも見てもらう。班の活動に必要だと思われる品々なので、
品々がどのくらいの分量あればよいかという、私には苦手な推理にも頭を使う。その上で、品物の値段を調査してみることにした。


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色塗り必須アイテム

 1つ1つの値段が分かれば、✕(かける)分量で必要経費がはじき出されることとなる。限られた予算だと思うので、必要なものをいかに安く算段するかということを考慮して、100円ショップを活用することにした。100円ショップには、かなり様々なものが並んでいる。うまく活用すれば、かなりのものが揃(そろ)う気がする。


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くす玉に使えるか?

 例えば、室内飾りに使う色紙の鎖や色薄紙で作る花などの材料も安く手に入る。室内用看板や模造紙などに絵を描く絵の具や関連の品々も、入手可能である。また、思わぬものが思わぬものに活用でき、室内飾りに使える造花やくす玉を作る材料などにもたどり着いた。

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室内飾り花

 屋外に作るものは、色つけも、絵の具からペンキに変える必要があるし、100円ショップでは揃い切らない品々もある。それらは、ホームセンターで調達しなければなないものもある。単細胞の私の頭脳では苦手でなかなかはかどらない仕事だったが、一応のシミュレーションが終わり、予算要求資料が完成した。
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2017年01月29日

626 農 繁 期 ( 選 果 )

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チロリアンランプ(アブチロン、浮釣草)

 秋から咲き始めたチロリアンランプの花が、時々、寒い山颪(やまおろし)の風や雪にさらされる季節だが、この時期、風の国では農繁期にさしかかったように思える。週末しかお手伝いに行けない私たちだが、土日の天気が悪いと山には行けないので、倉庫での仕事になる。

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切り干しの材料

 倉庫仕事の主役は、お母さんである。風の国に着くと、洗い場にはたくさんの大根がきれいに洗われて置かれていた。これは、主役のお母さんの冬のお仕事の1つである切り干し大根作りの材料だ。切り干し大根も、お母さんでなければできないし、倉庫仕事も、お母さん抜きでは、話にならないほどに進まないだろう。

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お父さんのチューリップ

 また、風の国の南向きの窓際には、毎年、40〜50個のチューリップの球根が、水栽培されている。商売でもないのにもったいないような気持ちもするが、この花は、私たち子供や知人に配られたり、通っている病院にプレゼントされたりするお父さんの仕事だ。お父さんの気持ちを考えると、ありがたく気持ちがほっこりとする。

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伊予柑保存キャリー

 山での蜜柑の収穫などでは、足腰が弱ってしまったお母さんをカバーしてお父さんが活躍する。しかし、倉庫では、主に選果の作業になるので、選果する眼を持っているお母さんがいなければ、仕事にならないのだ。したがって、倉庫でのお父さんは、手持ちぶさたに力仕事を探すしかない。私も同様である。この日は、午前は伊予柑の選果、伊予柑たちは、最終的には新聞紙を中に敷いたキャリーに大きさや品質別に入れられて、倉庫で保存され、出荷までの時を過ごすこととなる。

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ハネの大ポンカン

 午後は、早生(わせ)ポンカンの選果に移った。最も大きな果実は、腐りやすいためだろうか、きれいな様子だが、ハネになるようで、この日、ピール用の伊予柑と一緒にいただいて帰った。


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Mポンカンの製品

 大きな果実を取り除いた中から、小さいものはSサイズとして出荷される。残りは、汚いものを除いてMサイズで製品になるようだ。お母さんは、大、Sサイズ、Mサイズ、汚いハネにいっぺんで分けていく。この選別眼こそが財産だと思う。誰も真似ができないのだ。


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ついにこのぞろ目

 この日の帰り道で、念願のぞろ目が現れた。7桁(けた)全てが7の数字で埋められたのだ。購入7年目の1月に現れたのだから、1年に1万km以上走ったことになる。私は、最近、運転に自信が持てなくなっているが、風の国通いも、この数字には貢献しているかも知れない。若い頃と違い、「自分は事故には遭わないだろう」という楽天的な心からは遠くなり、むしろ、「今までの何倍も気をつけなければならない」という気を引き締める記念の数字としたい。
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2017年01月26日

625 散 歩 後(のち) 雪

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定番の冬の雲

 暖冬から変化して、穏やかなりにも、寒さを増してきた鬼北グランドを、時々、散歩する。Nちゃんが愛媛マラソンに向けて練習をしていた。定番の冬の雲や冬空を楽しみながらのんびり歩くようにジョギングしている私とは大違いだ。

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伸び上がる冬の雲

 そのころ私は、グランドの外周を3周して、1周ごとに「くの字」型の軽いスクワットを200回くらいやっていた。Nちゃんは、もちろんレベルが違い、早歩きでウォーミングアップをしたら、高速で10周のジョギングをこなしていた。最後にまた、早歩きで終了し、7kmのトレーニングを終えていた。情けない私だが、伸び上がる冬の雲のように、私の心にも少し火が付いた。


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爽やかな日暮れ

 それでも、運動が終わる頃の空は爽やかで、私なりの満足感はあるのだが・・・。私の低速ジョギングは、3周30分から、スピードはそのままに、1週間に1周ずつ数を増し、4周、5周と増えていった。

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心は少しレベルアップ

 元気なNちゃんと比較してもいけないので、心は、毎日の冬空を楽しみつつ、のんびりのんびりの低速ジョギングに徹していた。静かなレベルアップだが、いつしか周回数も10周までに増えている。1周ごとのスクワットも、ついに300回に達している。


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御褒美(ごほうび)

 もちろん、風の強い日は休んだりで、取り組みは、ゆったりのんびりなのだ。時間もいつか1時間に達し、とうとう今は1時間半になってしまった。必然的にスクワットも3,000回に達しているが、元々ゆるい「くの字スクワット」なので、あまり堪(こた)えない。散歩の終わりに、サザンカの花びらが風と共同製作したこんな風景をプレゼントしてくれる時もある。

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一転、冬将軍

 そんな中、突然、冬将軍がやってきて、湿ったふんわり雪をもたらした。当然、散歩どころではなく、背中を押されて渋々雪かき、それが終わると、冬ごもりという有様となってしまった。


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たっぷり冬景色

 雪は、初日が10cm、2日目が5cm、計15cmといったところだ。3日目の朝には、朝陽に輝く長い氷柱の姿も見ることができたので、散歩は、当分中止だが、冬の景色は満喫できた。
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2017年01月22日

624 ト マ ト ハ ウ ス 農 園 ( 冬枯れの中で )

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一昨年植えたゴボウ活躍中

 小屋やら密柑山やら主(あるじ)が浮気するので、けっこう放置されて冬枯れの季節を迎えている農園を回ってみた。一昨年11月に種を蒔いたゴボウがまだ少し残って、雑草の中に生えている。直径4cmくらいになっているので、冬の鍋やキンピラでは、大きな戦力になってくれている。

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夏に植えたニンジン

 ニンジンは、春に塔が立ってしまうので、夏前に種を蒔いたものが、秋に虫にやられてこしくれていたが(弱って枯れかけていたが)、虫の駆除(くじょ)でいざがえり(復活し)、また、葉っぱを繁らせてきた。形は悪いが、何とか戦力にはなりそうだ。

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昨年11月に種を蒔いたゴボウ

 例年通り11月に種を蒔いたゴボウ君、寒さの中、よちよちと育っている。このよちよちが肝心で、9〜10月に種を蒔くと、春に塔が立つ。よちよち育ちだと、1年中食べることができるのだ。

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戦力前に塔が立つかも

 今年のニンジンは、10月に種を蒔いたので、ものにならずに春を迎え、塔が立ってしまうかもしれない。これは、本人のせいではなく、管理している私の責任だろう。情熱が不足してきているかもしれない。

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期待大のブロッコリー

 ブロッコリーは、今から春先まで活躍する畑のホープになりそうだ。カリフラワーは、収穫してしまえば、それで終わりだが、ブロッコリーは、次々とわき芽が出てきて、かなり活躍してくれる。

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大活躍の大葉春菊

 この冬一番活躍したのは、雑草の中でたくましいこの大葉春菊かもしれない。幅の広い畝(うね)に種を蒔いたので、けっこうな収穫量になった。初めは、間引き感覚で根っこごと収穫、間隔が広がったところで、次は摘み取る収穫、最後はわき芽が伸びてきて、3度楽しめることになりそうだ。

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うまくいくかマルチ栽培

 9月に植えた今年のニンニクは、穴あきマルチを張ってそこに植えてみた。寒さを防ぐ目的で、その上にモミガラも撒いた。様子は、少し頼りなげでもあるが、何とか頑張ってくれそうな予感もする。

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ハウスヤマトイモ

 最後にハウスに回り、先日の冷え込みでやっと蔓が枯れてきたヤマトイモを掘ってみた。ハウスの外で栽培したものよりも、大きく育っていた。一昨年長雨にやられたので、ハウスで試験栽培してみたら、うまくいって以来、ハウス内にも植えている。あまり湿気を好まないようなので、案外ハウス栽培は合っているのかも知れない。トマトハウス改めヤマトハウスにした方がいいかもしれない。 
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2017年01月19日

623 え ひ め 国 体 ( か ち か ち 山 )

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歓迎の旗

 突然、「えひめ国体民泊協力会」の役員会が行われた。我が自治会も、民泊協力会に立候補し、2年前から活動を行っている。鬼北町で行われる国体の試合は、少年女子のバレーボールである。少年女子とは、高校女子のことだ。鬼北運動公園のアリーナが会場となる。

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歓迎用ボード作り

 あまり乗る気ではなかった私だったが、民泊に熱心なNちゃんがイニシアチブをとり、民泊協力会が組織された。Nちゃんに言われると、断り切れない私は、歓迎班班長という役をいただいた。後から考えると、なかなか手強い役どころであったように思われる。


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歓迎会場

 班は、全体を企画運営する総務班、食事を作る調理班、中心施設(集会所)の環境美化を進める美化班、受け入れるチームを歓迎する行事を行う歓迎班、実際に選手や監督を宿泊させる家庭班の5つの班がある。

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歓迎垂れ幕

 今回の役員会では、各班の準備計画を具体的に肉付けしていく道筋を考え、必要なものの予算化と予算要求のための資料作りを進めて欲しいと言う内容であった。私は、山口国体の資料DVDや写真集など、預かっていた参考資料も、やる気のなさから部屋の片隅に追いやっていた。


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歓迎飾り付け

 3月初めが期限のようなので、さすがに動かざるを得ない状況になった。2月中に班会議を行い、必要なもの、必要な計画の具体化をピックアップしていき、予算見積もりをしていかなければならない。正にかちかち山の狸のごとく、もう背中に火は付いている気がする。


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出し物

 丸々3〜4時間分のDVDをだらだらと眺めることから始め、まず、ビデオから歓迎班担当行事である歓迎会、祝勝会、送別会の次第を起こし、役割分担などをシミュレーションしてみる。また、それらを行うために必要な小道具なども考えてみる。

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会場での応援

 写真集からは、90枚ほどのコピーをして、その中の使える写真を360枚ほど選び出した。これをテーマごとに分類しながら淘汰していき、班員の方々に考えていただくためのミニ写真集を作ろうと、もくろんでいる。目前に迫った期日に狸の背中はずんずんと熱さを増してきそうな思いに悩まされる日々が始まった。どうなることやら。
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2017年01月14日

622 農 繁 期 突 入? ( 3 晩 生 )

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松飾り

 泊付きお手伝いの仕事始め2日目は、黒地(くろち)という畑のポンカン採りになった。ここのポンカンは、晩生(おくて)のポンカンだが、かなり色づいているので、収穫が急がれる。風の国はまだ、石垣に地区のお世話役が飾った松飾りがあちこちの石垣を飾っている。ポンカン採りは、いつもお正月明けの仕事始めの作業だ。

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黄色い千両

 風の国の方々は、高齢化はしているが、どの家も、お正月もそこそこに仕事始めの作業に入る。黒地の畑には、モノレールがないので、収穫したキャリーを運ぶのが一苦労である。畑の入り口に倉庫があり、収穫した蜜柑は、しばらくこの倉庫で保管する。畑の最も奥からこの小屋までは、100m以上あるので、キャリーを運ぶのは重労働である。

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晩生のポンカン

 晩生のポンカンは、青いものも全て収穫する。出荷までには、貯蔵する倉庫の中で十分に色づくらしい。小さな実もS(エス)というサイズの基準があるので、遠慮なく全て収穫する。この日の収穫量は、46キャリーであった。それを運搬するのはお父さんの役目だが、私には、かなり大変そうに見える。

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私が敷いた高速道路

 昔は、2〜3キャリーを背中に背負い、運んでいたらしいが、今はアナログではあるが、新兵器がキャリー運搬に活躍している。畑は、草が生えたりして足場が悪いので、運搬は、キャリーを通すスペースを鍬(くわ)でならしたりゴミや草を除き、運搬機が通るレールを敷くことから始まる。レールは、水道管などに使う塩ビパイプである。繋ぎ目は、T字の鉄筋を地面に刺して、両側のパイプにも刺して繋ぐ。

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新幹線

 この日は、私もレールを敷くのを少し手伝った。このレールの上を通る運搬機には、下にレールに乗る車輪が付いていて上にはキャリーが載るようになっている。この日初めて聞いたのだが、この運搬機のことを「新幹線」と呼ぶらしい。ユーモアでもあるが、えっちらおっちら担(かつ)いでいた頃と比べると大進歩で、あながち新幹線は、言い得て妙な気もする。すると、私が敷いたレールは、さしづめ高速道路と呼んでもおかしくはないかも知れない。

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ぞろ目

 収穫は、畑1段を残して帰る定刻になった。後は明日、お父さんとお母さんで、ゆっくりとマイペースで収穫することになるだろう。鬼北に帰る途中、車のメーターが、ぞろ目大好きな方の発見で、7が並んでいるのが見つかった。次回、風の国にやって来るときは、7が5桁全てに並びそうである。他愛もないが、少し楽しみである。


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レモンとポンカン

 この日のお土産には、早生(わせ)のポンカンと本州から届いた?レモンをいくつかいただいて帰った。何だか丸っこいレモンだがきれいなレモンだ。私の焼酎のお供には、ぴったりの予感がする。ありがたや!
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2017年01月11日

621 農 繁 期 突 入? ( 2 大 般 若 )

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鬼ヶ城方面の朝陽

 一夜明けて、仕事始めの2日目は、晩生(おくて)のポンカンを採ることになっているが、この朝は、東の空が焼けていた。お父さんから聞いた情報だが、この時期、太陽は鬼ヶ城方面から昇るのだそうだ。雲ではっきりしないが、一番明るい所が鬼ヶ城辺りで、そこから朝陽が上がらんとしている場面なのだ。

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不思議な箱(教本が詰まっていた)

 まだ、午前7時前の朝飯前に、「大般若(だいはんにゃ)」(地元では「お般若」と言う)があるので行ってくるように指示があった。毎年、お父さんが家族代表で参加しているので、どうやら私は、付き添い的な意味合いであったのかも知れない。集会所まで行ってみると、広場には、仏壇のような箱とそれを担ぐ棒、箱の上には大きな細長い木箱のようなものが置いてある。仏壇のような箱には、大根が2本縛り付けてある。これは?

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難を逃れる儀式

 この行事の世話をしていたM君が、せっかく来たのだから箱をくぐるように言うので、指示に従う。くぐった背中を布でくるんだあの細長い木箱でたたいてくれた。どうやら、体の中の悪い部分を直してくれる、そんな意味合いがありそうな行事だ。

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いただく

 それが終わると、御神酒のような日本酒が振る舞われる。これは仏事なので、御神酒ではなく、仏様のお下がりのお酒であったらしい。しばらくすると、お寺から和尚さんと2人の息子さんが到着した。集会所の中で仏事が始まるらしい。

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大きなお札に

 先に来ておられたお父さんは、既に集会所の中に座っておられた。到着した和尚さんは、まず、その達筆な書で大ぶりなお札に経文を書かれる。それを世話役の数人がのしでお包みして仏壇に供える。以前は集会所の部屋は、御利益を授かりに来る集落の人であふれたらしいが、高齢化してここまでやってこられない方の方が多くなってしまっているらしい。

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曼荼羅と読経

 集会所の中の1面の壁が、全て大きな仏壇になっているという建物の作りにも、驚かされる。仏壇には、様々な仏像が並び、中央に御本尊様、だるま大師などの像も並んでいる。やおら、仏壇に向かった和尚さんたちの読経が始まる。読経が終わると、いつも分かりやすい説教される和尚さんが、寺から持ってきた江戸時代から続く仏画の掛け軸(「曼荼羅」(まんだら))について解説をしていただく。先ほど外で背中をたたいていただいた細長い箱の中身であった。

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難を払う儀式

 読経の間中、世話役4人ほどが古い般若心経の教本をぱらぱらめくり、和尚さんに教わったお経の一部を唱えて読経に和す。その古びた教本が我々がくぐった仏壇のような箱の中にびっしりと入れられていたのだ。法話は、インドに仏教を習得しに行った玄奘(げんじょう)の話から、この大般若の行事が、般若経の力を借りて、集落の災難・災厄を逃れ、病気を平癒し、健やかで和やかな毎日を願う意味合いがあるというお話であった。最後に、和尚自らが分厚い般若経の教本で集まった方々の背中をたたいて回られて、行事は終了した。何だか御利益を得た気持ちになった。 
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2017年01月07日

620 農 繁 期 突 入? ( 1 仕 事 始 め )

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庭の蝋梅

 まだ1輪2輪ほどしかほころびていない蝋梅(ろうばい)が玄関を飾っている松の内に、風の国お手伝いの仕事始めに出かけた。今回は、日帰りではなく、1泊で少し頑張って2日間のお手伝いに挑戦する。以前なら、我々が行かない日も、作業は進んでいたが、お父さんの筋力低下もあり、なかなか進まないことが多くなっている。

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壁画1

 初日は、1月5日の9時頃に出かけたが、作業は、余裕を持って午後行うことにしていたので、途中、道の駅を過ぎ、大江に降りる道路に愛媛新聞に紹介されていた壁画が描かれているのを見学に立ち寄った。しばらく下り坂を下りていくと、すぐに1つ目の壁画が現れた。ここは、海をテーマにしているようだ。

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壁画2

 並びには、山、森をテーマにした絵も描かれている。道路は森の中を抜けながら、少し日影になっているので、道路の山側の擁壁(ようへき)には、一面に苔(こけ)が生えている。その苔を削って擁壁のコンクリート面が現れて、白い線になる。苔とその線で浮かび上がる素朴な、どこか心癒やされる壁画であった。壁画は3カ所あるそうだが、2カ所まで眺めてみた。

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水場

 風の国は、あちこち石垣などに簡単なしめ縄やお飾りが設置してあって、正月の風情が漂っている。ここは、以前、水場であった場所で、水場の上にほこらが作られ、水神様が祀(まつ)られている。今では水量が激減して使われなくなっている場所だ。

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切り干し大根

 庭には冬のこの時期の恒例になっているお母さんが作る干し大根が干してある。戸板のような台に簀の子や網(あみ)ブルーシートなどを敷いてその上に干す。時には、低い隠居部屋の屋根1面に干している時もある。冬の風物詩だ。ある程度風があるときの方がうまく色白に干せるのだそうだ。

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伊予柑

 午後からのこの日の初仕事は、駐車場下の伊予柑の収穫であった。畑は狭く2段だけの所で、モノレールもないので、人力で運ばなければならない。下の段で収穫したものを上の段のキャリーに入れる。それを1キャリーずつお父さんが背中(腰)に保持して運ぶ。上の段からも、足場の悪い細い通路を通り階段を20段ほど上がってトラックに積み込む。お父さんは、ふらふらしておられたので、ひょっとしたら、来年は私も運ぶのをお手伝いすることになるかもしれない。親戚から助っ人1名、助かった。収穫は、キャリー25個あったそうだが、昔の半分の量らしい。

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シルエットな沖

 伊予柑も、潰瘍(かいよう)と呼ばれるシミのようなものができているものはあるが、清見のような黒点はないので、比較的器量が良く、製品になりやすい。あまり食べないのだが、我々も3個だけいただいて帰った。この日も、夕方はシルエット現象になって沖を船が通過している風景で暮れていった。
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2017年01月03日

619 謹賀新年 ( もうすぐ農繁期 )

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若冲の鶏

 伊藤若冲が好んだ画のテーマに、鶏があるので、今年の絵柄に採用させていただいた。代わり映えのしないブログだが、時々、覗いていただく方に感謝して今年も、よちよちと歩いて行きたい。今年もよろしくお願いいたします。

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鬼北の初日の出

 昨年末に不幸があり、初日の出は、我が家の畑から柿の木越しに拝んで新年が始まった。1日が風の国、2日は、鬼北にとんぼ返りしてお通夜、3日が葬儀で、4日から風の国へとって返し、仕事始めというハードスケジュールとなった。

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転ばぬ先の杖

 年の暮れに愛車のタイヤも冬用に変わり、準備は万端だが、今のところ雪にはなりそうもない。根性無しですぐに冬眠したがる私には、こんな暖かい冬の方が助かる。冬用タイヤは、転ばぬ先の杖のようなものだ。

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収納完了(ちょっと不安)

 ハウスでは、種芋を発泡スチロールの箱に保存、後のニンジン芋は、その隣に発砲の蓋と新聞で囲って投入している。ハウス内は、意外と湿度が高いので、朝行ってみると、芋は、汗をかいている。これが凶と出るか、吉と出るかが問題だが、半分博打のようなものかもしれない。


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1売れ、3不明

 年末の小学生の花植えご褒美に描いた妖怪ウォッチの絵は、12分の3人しか小学生が集まらず、売れた絵は、武士ニャンだけであった。なぜか後の3つは行方不明、どこかで誰かを楽しませていれば、私としては本望なのだが・・・。


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シルエット

 暮れにいくつか鬼北で2016年最後のお仕事をして、風の国のお仕事も納めてきた。梶谷鼻がシルエットになる穏やかな日だったが、この日は、畑で思わぬハプニングが起こっていて、畑への上がり降りだけで、エネルギーをかなり消耗することとなった。

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力尽きていました

 我々が出かけた前の日に、畑では、頼みの綱のようなモノレールが、最下層の畑でうんともすんとも動かなくなってしまったらしい。仕方なくお父さんもお母さんも、自分の足で急な坂道を上がらなくてはならないこととなり、大変であったらしい。特にお母さんは、痛い足腰を抱えているので、大変だったことだろう。私も、降りる時はともかく、上がる時は、5m行ってはしばし休みの繰り返しで、20分ほども時間を費やした。午後には修理してもらったが、もうすぐ農繁期なのに、少し不安が増してくる気がした。
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2016年12月30日

618  お 手 伝 い ( 餅 つ き )

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こんな日もお仕事?

 この日は、晴天には恵まれたが、風もあり、海は荒れていた。風の国の恒例行事、餅つきの日で、雨が上がっただけでも良かったが、気温は低く寒い1日だった。沖には白波が立っていたが、風に向かってよたよたと漁師さんの船が沖に出て行くのが見える。師走も大詰めとなった。


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干物製作中

 風の国の庭には、どこかからいただいたアジやら太刀魚やらが干してある。高齢化したこの地域で、蜜柑作りをもう放棄されているお年寄りも多い。お父さんやお母さんは、そんな方たちにできた蜜柑を惜しみなくあげることが多いので、いろいろな所から花や魚などが届いたりもする。親戚の漁師さんから届くこともしばしばである。

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竈の火

 漁師さんは、出荷するプロとしての自分の基準が厳しいので、我々には十分美味しくいただける魚も、大したお金にならなかったりすると判断すれば、持ち帰ってくるが、自分の家で消費するには多すぎる。おかげで親戚や知人が恩恵を受ける。お父さん、お母さんは、そんな漁師さんにも蜜柑をあげておられる。これが風の国のコミュニティーの良さだと思う。

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よし!通ったぞ!

 少し早めに家を出たので、9時過ぎには風の国に到着した。餅つきは、早朝から既に始まっていて、我が息子も仕事が休みだったのか、お手伝いをしていた。私は例年竈(かまど)の番をする。子供の頃、竈(くど)の前に座って、火の番をするのが子どもの役目だった。炎を眺めていると、ついついタイムスリップをしてしまう。歳には勝てない?


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養子さん

 庭のバケツの中で松の枝がひなたぼっこをしていたので、訪ねてみると、その松の木は、風の国に植えられているのだが、どうやらはるばる宮城県から養子にやって来た松の木なのだそうだ。大震災の時、名取市に義援金を送ったり、伊達家のながれでの交流行事もあったようで、その関係ではるばるやって来たのだろう。

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整然

 できた餅を丸めるのは全員(この日は5人)が担当して行う。できた餅を倉庫の床に並べるのは、いつもは私だが、今年は息子が担当した。いい加減な私に比べてずっと几帳面な息子は、縦横かけ算の練習ができそうなくらいきっちりと並べている。丸めるのも丁寧で、私はいい加減、性格が如実に表れる。

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あん餅

 餅米は45kgくらいを用意した。2日間くらい水につけておく。最後は、手間のかかるあん餅で、みかんを入れたオレンジの餅と私が栽培した紫芋を入れた紫の餅と冷凍保存していたヨモギを入れた緑のあん餅が出来上がる。結局、早朝から13時近くまでかかったが、途中、このあん餅が2個くらいは胃袋に収まるので、空腹にはならない。昼食も食べると、お腹はぱんぱんのぱんとなる。今年も無事、年末の行事を終えることができた。
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2016年12月27日

617  農 繁 期 手 前 3 ( ポ ン カ ン )

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Smap

 年末に突入し、昨日は、スマップ解散のロスが日本中に蔓延(まんえん)したことだろう。我が家でも、約1名、最後のスマスマをしんみり見ていたスマップコンサート参加マダムがいた。

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枇杷(びわ)の花

私は、スマップロスからも自由、クリスマスからも自由の筋金入りの自由人としてクリスマス3連休明けの日を過ごした。

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枇杷の実の手前

 3連休は、密柑山での作業が困難になりつつある風の国お手伝いに出かけた。作業は、垣内作り(かきうちづくり)を終え、馬の瀬の畑に移っている。この畑にモノレールで降りる間には、野生の枇杷の木がいくつか生えているが、今は、ぼちぼち実を付ける準備中といったところだ。1つだけ花を付けていたが、後は、全て花を終え、実を付ける前段階である。

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愛用の帽子

 10年以上愛用しているWilsonの帽子は、あちこちほつれ、生地が薄くなり、色も様々褪(あ)せてしまっていたので、得意の裁縫技で補修し、色も水性ペンキで塗り直した。ちょっと見には、新品に見えないだろうか?この帽子は、私の作業用の帽子で、風の国お手伝いの常連なのだ。リニューアル後の再デビューがこの日であった。


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風呂の薪

 風の国に行ってみると、畑に降りるモノレール乗り場には、ウバメ樫(がし)や蜜柑の木がキャリーに入って鎮座(ちんざ)していた。お父さんが風呂の薪(まき)用に用意されているのだろうと思う。電話でモノレールを上げてもらう。しばし待機。

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太田ポンカン

 この日は、鳥に食べられ始めたというので、早生(わせ)のポンカン採りをすることになっていた。早生のポンカンは、「太田ポンカン」と言うらしい。ポンカンの木は、古く、虫にやられて枯れたり、弱ったりしているものが多い。数的には少ないと思う。案の定、15キャリーくらいで終了したので、後は清見の袋入れに移行した。


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清見の黒点

 ここの清見は、おそらく最も悪い状態に見える。この畑は、お父さんお母さん的には、放棄寸前で、消毒は1回もされていないようだ。消毒をしないと黒点という病気になり、表皮に点々が無数に入る。味とかにはほとんど影響がないが、見た目が悪いので、製品にはならない。ジュースの加工に回る。美味しい清見ジュースに変身するのだ。


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絶好調

 馬の瀬の畑に降りる途中の林の中には、昨年私が菌を植えた椎茸のほだ木が置いてある。最近の雨で、順調に椎茸が発芽しているので、この日は、お土産にいただいて帰った。キノコ類は秋のイメージがあるが、秋が闌(たけ)けて、かえって寒くなってからの方が、本格的に収穫が望めるようだ。連休1日目のお手伝いは、これにて終了した。
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2016年12月24日

616  年 末 突 入 ( 小 屋 や ら 穴 や ら )

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南天の季節だ

 今日はもう24日、世間的にはクリスマスイブだが、クリスマスも年の瀬も何だか上の空で過ぎていく。冬も一歩前進して、お正月の匂いがしてきた。

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大石出現

 本格的な寒さに間に合わそうと、掘り進めていた芋坪(いもつぼ)の穴は、大石の出現でしばし頓挫(とんざ)してしまった。どうやら、私の頭の中の記憶は、ぐずぐずで当てにならないようだ。以前掘った場所なら石は掘り取って既にないはずなのだが、微妙に掘る場所がずれているのだ。でも、もう後戻りはできない。

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何とか1m

 石の出た場所は、穴に降りる階段部分にして、何とか芋を入れる1mの深さの部分を掘りきることができた。少し狭いが、昨年親芋が腐ってしまった教訓から、発泡スチロールの箱に入れて、親芋を収納した。うまく冬越しできるだろうか、少し不安だ。


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柱材を使った台の部品

 さて、農作業を遅らせていた小屋作りの作業だが、柱の上に乗せる梁(はり、6m横木)をどうやって柱の上に乗せるのかという算段に至り、はたと作業がストップしてしまった。柱の高さは、基礎の下部から測ると、3m60cmほどの高さになる。梁は、10.5cm角の柱材で、長さがほぼ6mある。かなりの重さであるが、通常は、クレーンで吊して、柱の上に設置する。クレーンを使わなければ、梁を乗せるのは、至難の業であることが、容易に想像できるであろう。


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細い材でまず2m

 クレーンを使わず、手で乗せる予定の私は、梁を乗せる台を作ることにした。初めはその縦棒(たてぼう)に柱の材木を使おうと途中まで作ったが、これも3m60cmの柱4本が縦棒になると、重くて立てることができないことに気づいた。はたと悩んで作業は、止まってしまい、もう20日以上経過した。


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3m60cm、こりゃ高いわ

 よい知恵が浮かばないままであったが、ついに細い角材で縦棒を作ることにした。横板や斜めの補強板は、製材所にお願いして、いらない切れ端の板をいただいていたので、それをねじ釘で留めていった。出来上がってみると、これでもかなりの重さと大きさになる。3m60cmの高さは、かなりの高さなのだと了解した。やっと1つの台ができたが、台は最低2つは必要だ。どうやら小屋作りは年を越しそうだ。

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遅れてきた方々

 遅れてきた農作業だったが、冬野菜も、そこそこ育ち、大根は第1弾がほぼ終了、育たなかった白菜も第2弾は、まずまずの大きさに育った。春菊は立派すぎて大根と同じ長さにまでなっている。下仁田ネギの長いバージョンは、ほぼ大根の長さほどに育った。遅れてきた方々が、これからは、鍋を賑わせてくれるはずだ。
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2016年12月20日

615  農 繁 期 手 前 2 ( 清見タンゴール )

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高月方面の雪

 鬼北の里にも初雪が降った。ただし、山方面だ。我が家からは、高月山方面と泉ケ森方面が白くなっていた。平地はみぞれ程度だったが、成川渓谷はうっすら雪が積もっていたらしい。

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凪(なぎ)な海

 この日は、風の国にも、屋根にうっすら雪が積もっていたらしい。我々がお手伝いに行った日は、穏やかな小春日和の1日だった。海も穏やかだが、気温はあまり高くない。作業を始めると体はぽかぽかに温まってくる。


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清見の斑点(はんてん)

 袋かけは、やっとデコポンが終わり、清見タンゴールに移った。「垣内作り」という一番東側の密柑山になる。とにかく、仕事量が多いので、80歳を越えておられるお父さんが山に行きたがらないのも分かる気がする。清見はよく見ると、黒点と呼ばれている小さな斑点がたくさん付いている。中身や味には影響がないが、商品価値が落ちるのだと思う。十分に消毒できないので、こうなるらしいが、致し方ない。

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摘み落とした清見

 これは、休憩時間の1コマだが、地面には無数の摘果した清見が落ちている。適正な時期に摘果ができず、袋入れの時に、なりすぎた実を落とすので、このような風景となる。先日は、お父さん、お母さん、弟夫婦と私たちで袋入れをしたので、かなり能率が上がったと思う。普段は、お父さんが主に入れるが、お母さんは、足が悪いので、地上から届く範囲、高いところは、お父さんが脚立に乗って作業する。

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杖(つえ)とかり籠(かご)

 この日は、助っ人多数だったので、お母さんは、長バサミで摘果を担当した。弟夫婦は、どちらも高いところに強い、相棒も申年の威力を発揮する。一番足下が危ないのは、私だが、よろよろと危なっかしいバランスで、それでも、キャリーに乗って何とか貢献する。お母さんは、若い頃、かなりの重労働をしておられ、そのため、足腰にきている。お母さんにとって、坂道と階段ばかりの風の国では、杖やかり籠は必需品だ。

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私より身軽

 お父さんは、出稼ぎ的に土木の基礎工事などで働かれていたので、お母さんほどは、足腰が弱ってはおられない。したがって、私なんかよりは、よっぽど身軽に、モノレールでも、エンジンのすぐ後ろに立って乗られる。しかし、やはり、腕力やら足の力は、この最近特に弱ってこられた気がする。お父さんが頑張っておられる間は、我々も、お父さん、お母さんの励みになりつつ、お手伝いができる。

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冬の花

 とうとう師走も、20日を過ぎて、もうすぐクリスマスや年の瀬を迎える。本当に今年の1年は、またまた昨年よりスピードを増して過ぎていったように感じる。貴重な冬の一瞬一瞬を味わい尽くして過ごしたいものだ。
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2016年12月17日

614  冬 到 来 ( 少 し だ け )

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吹雪になった瓦絵

 とうとう我が家の瓦絵も、吹雪の様相を呈して、今月初めから門内に鎮座している。冷え込みは、昨日辺りから始まり、鬼ヶ城方面も雪が降っているように見えた。地上に冬将軍が降りてくるのも、時間の問題なのかも知れない。

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霜の朝

 これは、先日ブロッコリーの葉っぱに降りた初霜を撮影したものだが、まだまだ可愛らしいレベルに見える。老化現象と共に体の動きがぎこちなくなって、負けたくはないが、寒さは、年々身にしみるようになってきた。

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最後の砦

 昨日からの雨のせいか、最後の砦(とりで)だった我が家の紅葉も、ほぼ散り落ちてしまっている。これは、辛くも残っていた葉っぱを描いてみたくなり、1昨日、撮影したものだ。ぎりぎりセーフだったことが、散ってしまった昨日の様子で知れた。今日は更に散って、ほぼ丸裸に近い。

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1日目の穴

 寒さの予感に昨日から掘り始めたハウス内の芋坪穴掘り作業、この日はテミに20杯ほどでギブアップしてしまった。よくもこんな作業が毎年で来たものだ。これも、年齢のせいで限界を感じてきたことの1つになっている。昨年の保存状態は悪く、サツマイモの種芋が半分くらい腐っていた。決定的な対策は思いつかないが、何かしら工夫が必要だと思われる。

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土作り

 思い返してみると、ハウスのビニールが破れ、応急処置はできていたが、不完全だったことが、冬越しに影響したのかも知れない。今年は、ビニールは貼り替えたので、希望が持てる。また、ハウス内のトマトが不振だった。土を入れ替えていたので、連作で枯れることはなかったが、実のなり具合が悪かった。穴掘りの土と草を腐らせた土、それに牛糞や石灰を混ぜて準備したいと思う。


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鬼柚

 今年ほどあちこちから柚(ゆず)が届いたことはなかった。その分、相棒のピール作りは多忙を極めていたように見えた。松野の名人のピールに感動してそれに近いピール作りにも成功している。最後に普通の柚の10倍以上はありそうな巨大な「鬼柚」なるものが届いた。白いスポンジ状の部分がぶ厚く、実も苦みがないのが特徴のようだ。どうやら、これにも挑戦しそうな勢いだ。

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暇つぶし

 私はといえば、連日の雨のため穴掘りもままならない。仕方なく室内遊戯に走る。ダイソーで、マグネットシートなるものを発見した。磁石なので車などに貼り付けることができる。今回は、それを使って小学生が喜びそうなバッジを作ってみようと思いついた。パソコンで画像検索編集してシートに写す。それに色を付けるという手順だ。バッジは小さく描くのが大変だが、これも、雨の日の良き暇つぶしである。 
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2016年12月14日

613  な か よ し 会 ( 冬 の 旅 )

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送迎バス

 2度目の霜の朝もやって来たので、もう秋とは呼べなくなった気がする。昨年も、農家の方々に混ぜていただき、この時期、同じ地区内の方々と旅をした。目的地は、「温泉と坊ちゃん劇場」で、昨年は、ミュージカル「鶴姫伝説」を観劇して帰ってくる旅だった。

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温泉前の紅葉

 今年は、その団体の積み立て予算も底をついたので、めいめいがお金を出し合って、「なかよし会」と銘(めい)打っての冬の旅が計画された。今年の演目は、「お遍路さん、どうぞ」というミュージカルのようであった。この旅は、温泉での昼食と入浴、観劇がセットになっており、温泉のバスが送り迎えをしてくれる。ただし、20名の人数を確保することという条件があるようだ。


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垣根のサザンカ(白)

 この時期なので、ひょっとしたら温泉の熱が影響しているのか???温泉の建物前に植えられた楓(かえで)は、まだまだ、今が見頃の美しい赤であった。この旅のセット料金は、7千円ほどで、往復のバス代が、740円とか書いてあった。番外の値段だと思う。結局、人数も、諸事情(葬儀等)で20人に満たない16人で出かけた。

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垣根のサザンカ(赤)

 温泉の周りの垣根には、まだ咲き始めのサザンカが新鮮な花びらを付けている。幹事さんは、私の同級生のI君、先日の秋旅に一緒に出かけた添乗員さん???のNちゃんも、同じ地区なので、またまた一緒に旅をした。


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役者さんと記念写真

 この旅も、バスに乗り込むやいなや、ビールで乾杯となる。飲むのは男連中ばかりで、ほとんどが還暦を過ぎた方々、80歳を越える男性・女性の方は、わずかで、見渡したところ、60〜70歳代のお年寄りが中心であるように見える。私もこのような旅ができるのだから、今が花なのかもしれない。ミュージカルは、高齢の我々の心をも揺さぶり、涙が出そうになった。


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石鎚の雪

 この年代の旅となれば、大切なのは、トイレ休憩である。私も、筋肉が弱り、㊙で大も小も極めて漏れやすい状況にある。これは、骨盤底筋が弱ってしまうことから起こる現象だと聞いている。日々危ないので、腹筋鍛錬も兼ねて、お尻の穴を締める運動をすることにしている。まだ検証はしていないが、この運動を1ヶ月も続けると、すこぶる有効に働くのだそうだ。ともあれ、歳はとりたくないのだ。

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日も暮れて

 観劇後は、また、バスの旅。車内から、石鎚に雪が積もっているのが見えた。帰りは缶ビールも尽きてしまい、お飲み物は、焼酎に変わる。監事のI君が、絞った柚(ゆず)や氷、水など万全の準備で、快適な旅の締めくくりができた。飲む男性陣は、別途1,300円の飲み物代を支払う。温泉では、愛媛マラソンに出るNちゃんが湯には入らず、マッサージを受けたので、真似をして私も、30分コースを体験した。朝から晩まで飲んで、マッサージまで受けて、1万円ぽっきりの安い旅だったが、すこぶる楽しい旅になった。
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2016年12月11日

612  ト マ ト ハ ウ ス ( 冬 支 度 2 )

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天満神社の銀杏落ち葉

 今年の紅葉や黄葉は、概して不調であった気がする。毎年微妙にその様子は変化するが、その原因は、やはり、気温の下がり具合だと思う。いつも目を見張る天満神社の銀杏落ち葉も、今一つであった。神社総代長さん親子が、落ち葉を掃いたりされるということは、聞き及んでいるが、この時期は、ありがたいことに、落ち葉を掃かずにそのままにしていただいている。おかげで、いつも身近な絶景を眺めることができている。例年より不調だが、屋根と境内に散り敷く黄葉落ち葉には、いつも目を引かれる。

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ヤマトイモ

 急ピッチになってきた冬支度の時期に、屋外に植えていたヤマトイモを堀り上げた。昨年、偶然、ハウス内で冬越しをさせたら、腐らずにうまく冬を越した。地面が乾燥した状態で保存できたのが、成功した理由のように思える。今年も、本当に寒くなる前に、ハウス内で十分に乾燥させてから、ハウス内の土の中に保存しようと考えている。

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ハウス内のヤマトイモの蔓

 昨年の流れで、ヤマトイモは、乾燥した状態の方が栽培もうまく行くのではないかと考えて、ヤマトイモのいくつかは、ハウス内に植えておいた。考えは当たり、立派な蔓がまだハウス内で健在である。もう少し栽培を続け、やはり、ハウス内で冬越しをさせたい。


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掘ったジャガイモ(赤の勝ち)

 長い一列のジャガイモも掘り始めた。半分まで掘り出して見ると、春ジャガと違い、消滅して育たなかったものがかなりあった。平均赤ジャガの方が成績が良く、赤ジャガは、普通のものよりたくましいということが、良く分かった。ジャガイモも寒くなる前に、全て堀りあげたい。

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植え付けたタマネギ

 タマネギは、例年より少なく種を蒔いた。近所の方々に1000本ほどもらっていただいた。残りを遅ればせながら、11月半ばから、12月初めに植え終えることができた。これも、冬支度の1つだと思う。

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がっかりほうれん草

 1つ残念なのは、例年と同じくほうれん草が、ここへ来てうまく育たなくなった。間引き的に小さい頃から収穫しているが、葉っぱの先端が黄色くなり始め、大きくなっていかないのだ。肥料が足りないのかも知れない。私にとっては、栽培の苦手な野菜である。


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飾りに変身

 県外の友達から、道の駅で発見したというジャンボ落花生を送ってもらったので、食べたり種を確保したりした後、遊び心が生まれた。割った殻を接着剤でくっつけて、得意の水性ペンキで着色してしまった。糸で吊し、針金でフックを作って糸に結んだ。玄関のオリーブの木に引っかけて賑わいにする魂胆である。これも、冬支度?
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2016年12月08日

611  ト マ ト ハ ウ ス ( 冬 支 度 1 )

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道向こうの紅葉

 紅葉の最後は、いつも我が家の小さな楓だが、その前に国道向こうの大きな楓がピークになっており、初霜の降りた昨日見上げたら、早くも散り始めていた。そろそろ次の季節が到来してくる時期になった。


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最後まで頑張ったキュウリ

 家の裏の畑で、この師走に至るまで頑張っていたキュウリが小さな実を付けていた。先は短そうだったので、収穫して最後の味わいを楽しんだ。ここにもいずれ冬将軍がやって来るだろう。


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夏草の枯れ草ジャングル

 畑では、この夏、私が怠けていて育ちすぎた夏草のなれの果てのジャングルが、まだ、そこかしこに残っている。やっとそれらを引いて山を作る気になった。おそらく、雑草の種はかなり地面に落ちてしまっただろうが・・・。

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ジャングルは灰に再生

 野菜の支柱にしていた大小の竹も、畑に放置されて腐っているものが、かなりあったので、引いた枯れ草と共に畑で焼くことにした。できる灰は、畑の重要な肥料分となる。購入する肥料でいうと、石灰などのアルカリ中和をする肥料として働く。有効利用だ。

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ハウス内のサツマイモ

 先日、掘りあげたサツマイモは、修理の終わったハウス内に収納している。芋坪(いもつぼ)付きの小屋の完成は、来年にずれこみそうなので、ハウス内に穴を掘る従来の方法で冬保存をしなければならない。大変だが仕方がなさそうだ。

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里芋たちも

 里芋類も、ハウス内に穴を掘って埋めることにした。通常は、ハウスの外に穴を掘って埋めて冬越しをさせていたのだが、今年は、ハウス内に埋めて、実験をしてみたいと考えたからだ。冬の寒さにやられやすいものは、ある程度乾燥した室内やハウス内が条件的には適している。

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養子に出る方々

 里芋の種は、親芋プラス大きめの子芋を穴に埋めた。残った子芋の大きなものは、自家消費したり、御近所の非農家に配ることにしている。とても自家消費だけでは余ってしまうので、それなら、喜んでもらう方が賢いし、得策だと思う。何せ趣味なのだから。まだまだ冬支度はあるが、第1弾である。 
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2016年12月05日

610  農 繁 期 手 前  1 ( 袋 か け )

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梶谷鼻

 11月中頃になると、密柑山のあちこちに白いサンテが見えるようになる。風の国には、気候の条件が合わないので、温州蜜柑を植えてもあまり美味しい蜜柑にはならない。ふさわしく植えられているのは、いわゆる晩柑類が多く、これは、他所より美味しい蜜柑になる。

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もうすぐ終わりか

 北宇和高校の文化祭で買って、風の国へ届けた残りの菊が、もう満開を通り過ぎようとして、とうとう師走に突入してしまった。風の国での作業は、12月中頃からが農繁期に入る。今は、前段の作業が、11月中頃から始まっている。

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柿落ち葉

 季節は、やはり、温暖化のせいか、比較的暖かい気候で推移している。主のいなくなった地主さんの柿の木、例年なら今頃、剪定をしている頃である。昨年は、大胆に剪定をされたようで、案の定、実は1個もならなかった。紅葉しながら落下するので、きれいな葉を数枚拾って、地主さんを偲びながら秋を楽しんだ。


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デコポン

 さて、風の国での最初の作業は、袋かけの作業である。白い靴下のような底の抜けたサンテという布を大きくなった実にかぶせていく作業だ。大変根気の要る果てしのない作業となる。11月中にデコポンという蜜柑の袋かけが終わった。この時期、黄色くなり過ぎている実は、触るとぽろっと落ちてしまう。緑や緑の残っているのが正常な状態である。

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サンテをかけると

 お父さんもお母さんも、山での仕事が限界に近づいているように感じる。この袋かけは、作業の中では比較的楽な部類の作業だが、お父さんも近頃は山へ行くのがおっくうになっているし、お母さんも木に登ったりはできず、手の届く範囲を息づかい荒く作業をされている。週1の我々のお手伝いだが、少しは役に立っているのかも知れない。


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野地菊

 密柑山の周りには、杉垣が作られているが、2〜3年おきに刈り整える必要がある。大変危険な作業で、特殊な機械を使って刈り上げる。元気な方を雇ってやってもらうが、結構その手間賃は高い。消毒も重労働であまりやらなくなっているので、きれいな蜜柑は採れなくなっている。結果、出荷数は減り、赤字経営になっているようだ。浮き世のことには関係ないかのごとく、今年も、風の国の石垣には、野地菊が可憐に咲いて目を楽しませてくれる。


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10kgちょいの渋柿

 今回のお手伝いには、干し柿用の渋柿を10kgちょいを持って行った。興野々(おきのの)の知人が柿の栽培をしておられるので、今年も注文した。例年は我が家で作って正月に届けるのだが、今年は豊作で、10kg500円ということだったので、20kg仕入れておまけまでしてもらい、たったの1,000円であった。半分は鬼北の軒に吊されている。寒さが増してうまくできると良いのだが・・・。
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2016年12月02日

609  紅 葉 狩 2 ( や っ ぱ り 空 振 り )

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柚鬼媛

 翌日も、やはり、ばたばたで、昨日より1時間だけ早く出かけた。予想通り夢産地は、人でごったがえしている。いました、いました、鬼王丸のお母さん、「柚鬼媛(ゆきひめ)」というお名前らしい。今時の若い女性を模している。今日も、証拠写真だけ撮って移動。


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集落の紅葉

 地芳峠に向かう。檮原の町を抜け、440号(地芳道路)を走る。トンネルに入る手前から斜面の集落を抜ける山道に入る。集落に植えられている紅葉は、いい色合いになっている。


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散り残った紅葉

 しかし、上がってみると、前回来た時とは大違いで、ほとんどの紅葉は終わりを迎えている。山を登ってきたのだから当たり前と言えば、当たり前なのだ。所々に散り残った紅葉を見ることができるのみであった。

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落ち葉

 前回来た時は、赤い絨毯のようだった落ち葉も、ほとんどが枯葉色になっている。少しは予想していたが、やはりがっかりの紅葉狩となった。


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銀杏落ち葉

 山を下りて、檮原の町を抜ける。日吉手前にも集落があり、美事な銀杏の木がある。暗くなり始めた中で、その落ち葉を、せめて撮影して帰る。

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公園のドウダンツツジ

 あきらめきれず、運動公園に寄る。ドウダンツツジは、その赤を一層深めていた。同じ銀杏でも、その色づき具合は、かなり個性があるような気がする。同じ平地にあっても、緑が残る木もあり、黄色く色づくものもある。また、散り進んでいるものまで、同時に存在する。不思議だ。


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公園の銀杏

 運動公園の銀杏は、もうほぼ散り落ちてしまっている。天満神社の大銀杏は、まだまだ、たくさんの葉を残している。本当に不思議だ。


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市越の池の紅葉

 ついでに市越の池にも回ってみる。紅葉もここは、色づいてはいるが、まだピークではない。毎年の秋は、たぶん、毎年それぞれに違う。我々が息をのむような紅葉に会うのも、様々な自然や自分の条件がうまく合う必要が、きっとあるのだろう。どうやら私の秋も、ほぼ終了のようだ。
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2016年11月29日

608  紅 葉 狩 1 ( 空 振 り )

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偶然発見!

 秋も深まってきたというか、もう、冬に足を突っ込んでいる気もする。忙しさに紛(まぎ)れて、今年は、真面目(まじめ)に秋探しをしなかった気がする。鬼北もその周辺も、背の高い皇帝ダリアなるものを植えている所が多いが、私はどうもあの花が好きになれない。背の高い私が言うのも気が引けるが、あのいたずらに背が高い様子も私好みではない。鬼城様に教えていただいたところによると、皇帝向日葵(こうていひまわり)というのもあるらしい。向日葵は、大好きなのだが、皇帝が気に入らない。ある日偶然、この向日葵を見つけた。名前は気に入らないが、好きかも知れないと思った。特に下の方に咲いているものが良い。上の方は勝手に咲かせておこう。

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小さな秋

 鬼城様によると、彼らは菊科なのだそうだ。どおりでこの時期、咲いているわけだ。運動公園の小さな秋を一人で愛(め)でているうちに、なおざりになっていた今年の秋探しに出かけようと思った。向日葵は、その途中で、偶然、発見したのだ。

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公園の秋

 公園駐車場の銀杏(いちょう)とドウダンツツジも良い感じになってきた。これから目指す場所の紅葉は、どんな塩梅(あんばい)か分からない。前回、訪れたときは、なかなかの紅葉で見入ってしまったのだが・・・。

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夢産地前

 日吉方面に走る。夢産地に牛鬼が飾ってある。何かあるのかと入ってみたら、中の駐車場には、たくさんのテントが立ち並び、どうやらイベントが行われるらしい。思いつくのが遅く、日も暮れかけである。イベントは、おそらく後日行われるのだろう。今、正に準備中だったのだ。

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デビュー前

 奥まったところに覆いをかぶって立っているもの、どうやらあれに違いない。鬼王丸のお母さんのモニュメントが、この夢産地にできると聞いていた。どんな像なのかは、分からないが、今後のお楽しみだ。今日は、紅葉狩優先。

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寒桜

 日吉からは、檮原を目指す。この檮原街道(197号線)には、寒桜がたくさん植えられている。山々の紅葉の下で、国道沿いに花を咲かせている。四季桜ともいうそうで、春にも花を咲かせるのだから、不思議な花だ。何か特別なスイッチがこの植物にはあるのだろう

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檮原(ゆすはら)の銀杏

 檮原の入り口までたどり着いた。四万十へ抜ける道の橋の横にある銀杏が、美事に黄葉している。しかし、あまりにも辺りが暗くなってしまった。これでは、目的地に着いた頃は、真っ暗で、黄葉も何もあったものではない。残念だが、改めて早い時間に来ることにして、泣く泣くUターンした。 
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2016年11月26日

607  秋 旅 2 ( 番外編 ハプニング )

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うん?見たことあるぞ

 さて、2日目の有馬温泉での朝の紅葉狩りを終えて、珍道中は続く。乗り継ぎ乗り継いで神戸三宮に着いた。岡山から「しおかぜ」に乗るのだが、予定の時間まで、3時間ほどのゆとりの時間に、神戸のミニ観光をすることになった。特段目的はない。結局、異人館を巡ることになった。むむ!どこかでお目にかかったような銅像があるぞ。

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記念撮影

 何と30年以上前に、「若者会」なるグループでここへ来た記憶が蘇(よみがえ)ってきた。まだ、30代、ぎりぎり若者?かな?確かに異人館を回ったように思う。松阪牛?神戸牛?も食べた気がする。まさか、また、この銅像と再会するとは思わなかった。風見鶏のある赤煉瓦の建物の前で記念撮影。阪神大震災もあったのに、ここは、変わらない様子である。

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やっとありつく

 30年前と違うのは、今回の4人のご老体は、異人館などにはあまり興味がなさそうで、入場することはなかった。いくつか坂を登っていって眺めたら、既に正午が近づいている。心は食事に飛ぶが、何を食べるかが、なかなか決まらず、この辺りから、少しく我々の歯車が狂ってきていたのかも知れない。結局、駅まで帰り、また、坂を登って、やっと、とあるラーメン屋に落ち着いた。

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「のぞみ」待ち

 ゆとりのミニ観光の時間も終わり、昨日が初乗りの「のぞみ」で岡山へ、向かうはずが、目の前の「のぞみ」が我らが列車とは思わず、時を過ごす。ゆるキャラ「みきゃん」のシャツを着た学生が乗り込んだのを見て、さすがに心配になって、我らが添乗員さんが列車内で聞き込み、何とこの列車こそが、我らが乗り込むべき「のぞみ」であった。滑り込みセーフ。珍道中、珍道中。

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乾杯!

 乗り遅れることもなく、無事岡山着。当然、缶ビールを買い込んで、「しおかぜ」に乗り込む。最後から2番目(になる予定)の乾杯をして、さすがにみんな少しうとうとしながら、松山に向かう。考えると、これまた、後々の伏線であったのかも知れない。缶ビール。

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とうとう夕食まで

 「しおかぜ」は、松山には6分遅れで到着。集金していたお金も底をついていたが、しぶとく添乗員さんは、ビール購入。自分の分は自分で出そうと、私も加わり、ビールを持って3人は、「うわかい」の待つ2番線に向かうが、道半ばで、約1名を乗せて「うわかい」は発車オーライ。3人は取り残された。美事で美しい紅葉と名湯を堪能したこの最高の秋旅の最大のハプニングがここで起きた。1時間の後に次の列車に乗るしかない。電話で連絡をとるが後の祭。あきらめて3人は、カレーの夕食。

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なれの果て

 1人寂しく宇和島駅に着いた彼は、さぞかしつまらなかったことだろう。エピソードもハプニングも、旅の思い出と許していただくしかない。宇和島駅の空には、スーパームーンのなれの果てが明るく輝いていた。最後の最後に月明かりの下、狐に化かされたような結末とあいなったのである。 
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2016年11月23日

607  秋 旅 2 ( 海 外 ? )

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町並みの街路樹

 スーパームーンが欠け始めた頃、集まって飲む仲間4人が、前々から計画をしていた旅に出かけた。向かうは、海外???まあ、海の向こうではあるが・・・。橋を渡って行くのだから、意外に近い海外である。新幹線にも乗る。ますます怪しい海外である。1泊2日の温泉地、実は、有馬温泉に出かけたのだ。

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姫路城

 久々のJRの旅、4人中、3人は、180cm以上の大男、向かい合う座席は、膝が当たる距離なので、はなはだ窮屈だ。それでも、缶ビールを飲みながら馬鹿話に花が咲く。修学旅行みたいに楽しい旅だ。途中下車は、姫路、お城を見学する。今回はチームの中の段取り主任さんが計画を立て、添乗員よろしく、旅を仕切ってくれる。珍道中には違いない。


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4羽ガラスと姫路城

 白鷺城は、修復されたばかりで、白く大変美しい姿であった。5層の天守閣は、定番の急な階段を登る。手足の痺(しび)れたお爺さんである私にとっては、かなりきつい。それでも、弱みは見せられないので、必死に落下だけはしないように頑張った。よしよし。

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有馬の紅葉

 岡山からは、新幹線、姫路からは、ごちゃごちゃと乗り換え乗り換えてやっと有馬温泉に到着。昔々、太閤秀吉が入った温泉で、太閤の湯とか、太閤橋なるものがある太閤ゆかりの温泉らしい。しかし、電車でやって来たこの道のりを、大阪城からやってくるには、ずいぶんとひまがかかり、大変だっただろうなとつくづく感じた。山間(やまあい)だけにひんやり涼しい。きれいな紅葉が我らを迎えてくれた。

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夕食バイキング

 到着後、まず温泉。ホテルは、有馬温泉で1、2の「向陽閣」という大きなホテルで、部屋は和室だが、広々した3部屋に4人が泊まる。これまた、修学旅行のようで、久々の体験である。料理は、夕食も朝食も、豪華バイキングらしい。飲み物は別個料金。勢い飲み気よりも食い気に走ってしまう。肉系をたらふく堪能する。


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三五郎

 部屋に帰ると、布団も敷かれている。寝るしかなかろうと思っていると、約1名元気なお方がおられて、どうしても外に飲みに行くのだと言う。お腹ぱんぱんの3人は、行きたくないと言うのに、とうとう彼に連れ出された。これは、旅の勢いというもので、これもまた、楽しというべきかもしれない。それにしてもぱんぱん。

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朝の黄葉

 翌朝、目覚めると、ホテルの周りも、あちこち美事に紅葉、黄葉している。7時から朝風呂、温泉の醍醐味だ。朝食バイキング、昨夜の轍(てつ)を踏まないように少しセーブして楽しむが、やはり、結果は食べ過ぎたかも。帰って体重計に乗るのが怖い。

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紅葉落ち葉

 近くの公園が紅葉(もみじ)の名所らしいので、ホテルの車で近くまで送ってもらう。お寺跡の公園は、正に一番良い頃合いの紅葉で、地面も一面の紅葉が散り敷いている。堪能して、お土産屋街を散策、充実の秋旅第1部が終了した。
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2016年11月20日

606  ハ ウ ス 今 昔

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瓦絵

 師走が近づき、今年の秋も過ぎようとしている。瓦絵も、もうすぐ修理した12月バージョンに変わる。本当に時が過ぎるのの、はやいことよ。

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畑のジャングル

 今年は、小屋の製作に力が入り、畑はおろそかになった。おかげで畑のあちこちは、ジャングル状態になっている。地域から人が1人減り、2人減りしていくと、きっとたくさんの場所がこんな風になるのだろう。

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雪の落下で破れた場所

 退職した年に、イカダ屋さんの社長さんからいただいた材木を使って、10mの軒とビニールハウスを手作りした。作ってから、もう、6年目の年が過ぎて行こうとしている。昨年の冬、屋根に積もった雪が落下しただけで、ビニールが破れた。夏には直そうと思ったが、その夏も既に過ぎてしまった。


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まず草と小石をのける

 本格的な寒さが来る前に、修理を完了させなければならない。もう後がないところまで来た。動物除けに畑から出てきた小石を、周りに積んでいたのを取りのけるところから作業を始める。地面に埋めて固定しているビニールを掘り出す前段作業である。

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ビニールを掘り出す

 次に埋まっているビニールを掘り出す。もうビニールは間違いなく朽ちていることが分かる。新しいビニールを調達した時、農材屋さんが言うには、普通3年でやり直すのだそうだ。足かけ6年、良く持ったものだと思う。


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柱も腐りかけ

 周りを掘って、ビニールを取りのけてみると、大小の柱たちも、土に埋まる部分をバーナーで焼いて、防腐処理はしたのだが、かなり腐りかけている。いずれ何らかの処置が必要になるだろう。


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要所をバネで止める

 上と横は、新しいビニールを貼って、バネで止めていく。これが1人でやるとなかなか手強く、しわになりやすい。直そうとバネを度々出し入れすると、ビニールが破れる恐れが出てくる。勢い「まあ、いいか。」の世界になる。

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何とか完成!

 ぱらぱらと小雨が降る中、途中で止められずに、何とか2日がかりで、張り替えを完了した。多少のしわしわは、大目に見ていただき、冬の寒い風がしのげる程度には復活した。ふう〜、やれやれ。
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2016年11月17日

605  遅 れ て き た 祭 ( 警 備 )

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新幹線号に遭遇

 旧暦には「神無月(かみなづき)」という月の呼び名がある。普段は、各神社に神様がおられ、神有月だが、この月には出雲に神々が集まり、地方は神無月になるのだそうだ。新暦で言うと「十月」に該当する月だが、旧暦は一月遅れなので、実際には、稲の収穫を終えた11月の頃を昔の方々は、神無月と呼んでいたことになる。正にそんな神無月の日に祭警備に招集された。こんな日は、なぜか変わった列車に遭遇する。この日遭遇したのは、新幹線号であった。

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お役目

 鬼北の祭は、新暦対応ではなく、よそより遅い11月に行われる遅れてきた祭だ。祭警備とは、祭のお練り場所に車が進入しないように交通規制をするお役目である。大切な仕事だが、あまり得意ではない。しかし、お役目なので仕方がない。神社近くの道には、普段以上の人通りができるが、そこに車が出入りすると、危険であるというのが、本当の警備の理由なのだろうと思われる。相方と2人、ガソリンスタンドの前で警備を行った。

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人出はどこへ?

 私が子供の頃は、祭の人出も半端ない人数であった。車も少なく、はなから車など進入できる状況ではなかった気もする。私は、小遣い銭を握りしめて露店で買い物をするのが楽しみであった。今は、駅前での鉢合わせの時間が迫ってきても、人は少なく、むしろ、閑散としている状況に見える。

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鹿の子

 鹿の子や虚無僧にも遭遇したが、やはり、観客は少ない。人出が激減しているので、露店も昔に比べれば、かなり少なくなっている。これでは、ここに至るまでに、商売にならず転職せざるを得なかったテキ屋さん方が、多数おられたに違いない。

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鉢合わせ前のリラックス

 以前、駅前での鉢合わせを見たのは、半世紀も前にたった1度きりであった気がする。午前中は、地元の牛鬼で小遣い稼ぎをし、午後は近永の町に出かけるというのが定番だった。これは、子供にとって鉢合わせは、それほどの興味関心事ではなく、それより、手にした小遣いで、どんなオモチャを買い、どんなくじを引くかということの方が重大事であったかということを物語っている。

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鉢合わせ

 その頃買ったオモチャの中に「日光写真」というものがあった。白黒のセロファン紙か薄いビニールの絵を印画紙の上に乗せ、しばらく太陽の光を当てる。すると、印画紙が光に反応して絵が浮かび上がるという他愛もないオモチャである。それを友達に見せたり、自分で悦に入ったりする訳である。


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鉢合わせ後の余裕

 あまり所望ではなかった祭の交通警備であったが、おかげで、人生で2度目のちょっと寂しい鉢合わせを見せてもらったり、子供の頃のお祭の中ににタイムスリップしたり、不思議な時間の中でしばらく過ごすことができた。 
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2016年11月14日

604  散 歩 ( 先 駆 け )

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夏の忘れ物?

 畑に出かけても、自然は見えてくるが、ついつい目は野菜の生長に向いていく気がする。それに比べて、時々出かける散歩では、見るものはいつも同じ自然の風物だけなので、季節の移ろいがふっと見えてくる瞬間がある。グランドのネットも見慣れているが、何かの鳥の羽が引っかかっているだけで、何だか夏の忘れ物に見えてくるから不思議だ。


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名残?

 肌寒くなって、すかさず服を重ね着し始めた情けない私だが、彼はネットに止まったまま極力動こうとはしていないが、時々飛翔する。立派に生きているのだが、私の目には、「名残(なごり)」と見えてくることが多い。目と肌とで感じているからだろう。


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先駆け?

 別にこの画像は、私のやらせ画像なんかではない。間違いなく桜の木を飛び立った彼女が風に運ばれて、見事にここに収まったというだけなのだ。そして、その色合いから、「先駆け(さきがけ)」と私には見えてくる。今まで茶色の落ち葉ばかりだったのに、寒くなって、日に日に落ち葉は鮮やかな色になり始めた。

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残る葉

 恐らく誰も私のように、じっくりとこの時期、桜の木を見上げる方は、いないだろうし、見受けられない。木に残った葉は、その数こそまばらになってしまっているが、間違いなく鮮やかな色になってきていることが分かる。

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まだまだ

 もう少し時が進めば、紅葉が進むだろうと思われる木も、まだ、鮮やかからは遠いように見える。

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やはり見込みあり

 公園の駐車場には、私の好きなドウダンツツジが植えてある。ある日気づくと、色づき始めていた。しかも、日に日にその色を増しているのが、分かるくらいこの木は、紅葉の達人であるふうに思える。

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合格点

 公園からの帰り道のお家に、かなり優秀な木が立っている。この時期、合格点をあげることができる色合いに染まっていた。今年もこれらの先駆けから進み、思わず息をのむ美事な紅葉に出会いたいものだ。
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2016年11月11日

603  お 手 伝 い ( 土 産 )

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雉鍋(きじなべ)

 北宇和高校の文化祭に出かけた。知人がらみもあり、お目当てもあったので、行ってみると、案の定、思わぬ方々にも出会う。必然的に様々な出店で味見をするはめとなる。中でも、この熱々の雉鍋は、なかなかの美味であった。


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菊の鉢

 お目当ては、菊の花鉢である。3鉢とビオラもいくつか購入した。週末、風の国お手伝いのお土産にするようだ。、相棒は、長蛇の列に並び人気のクッキーも手に入れていたようだ。私は、知人の勧めでフランクフルトまでほおばる。お腹も、満足、満足。


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「うまし柿」

 先日秋旅のコミュニケーションで、風の国のお母さんが、柿のズク(熟したもの)が好きだという話を聴いてもらったTさんから、「うまし柿」なるものをお母さん用にいただいた。相棒が木から獲らしてもらったらしいが、落としては傷だらけになっている。太陽に当てて、ズクに成った頃に食べる渋柿らしい。感謝してこれも、お土産に加える。

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病気の清見

 お手伝いは、弟夫婦もやって来て、お土産は更に増え、作業も予想外に進んだ。消毒が十分にできていないので、一見メロンの模様のようなきたない実が多く見られる。おそらく病気の一種だと思う。摘果は、双子、三つ子などを間引く、病気や傷物も落とす、小さな実も落として、小さな一枝に1個までに摘果する。膨大な実の量なので、やはり、作業をしていると、永遠に続きそうに思える。

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コンニャクの花

 作業をしていると、珍しいものに遭遇した。まむし草のような紫の花、これは、コンニャクの花だ。珍しいのは、コンニャクの花が、本当は早春に芽を出すということで、大いに季節外れであることだ。しかし、今は、もう秋なのである。コンニャクも、何かびっくりすることがあったのかも知れない。ひょっとして、プレジデント・トランプ?


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ごろごろ

 果てしない作業も4時頃になると、終了の時間で、畑には、摘み落とされた清見の実で埋まってくる。これでもまだ、何度も回って、木の全体を見ると、更に摘果する必要が見えるのだそうだ。


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ジャンボニンニク

 家に帰って、風の国のお母さんにいただいたお土産、ジャンボニンニクを並べてみる。1片が、赤子か幼児の拳(こぶし)ほどもある。ジャンボニンニクに憧れて、いつか作ってみたいと思っていた珍しもの好きの私は、1人、にんまりと見つめる。うまく育ってくれるだろうか。風の国にお土産を持って行くことも楽し、また、いただいて帰るも嬉しである。
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2016年11月08日

602  芸 術 の 秋

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招待券

 相棒のウォーキング仲間に日本画を描かれる方がいる。その方からいただいた招待券を持って、なじみの美術館に出かけた。絵を眺めていると、なぜか心が癒やされる気がする。石絵のインスピレーションも湧く。

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お姉さん

 美術館の入り口には、これまた、なじみのお姉さんが待って出迎えてくれている。この美術館の企画は、大変アイデアが良く、芸術家やそれに興味のある方だけではなく、みんなの手が届く企画がメインなので、それこそ、幼子から練達の方までここにその作品が展示され、あらゆる方々が鑑賞に訪れられる。

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たのしいシャボンだま

 子供たちの作品を見ていくと、時々、目を見張ってしまうような作品に出合う。大人では到底出すことができない発想やら、大胆な色遣いを見て、はたと立ち止まってしまう。

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イケメン

 また、楽しみながら描く方々の絵を見ると、思わず微笑んでしまうのも、おもしろい。このゴリラのイケメン君も私の足をぴたりと止めてしまった。楽しい絵は、我々の心まで豊かにしてくれる気がする。

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ライオンのさんぽ

 子供の頃、黄色が無性に好きだった。色占いによると、黄色が好きな人は、欲求不満なのだそうだ。それを知ってからは、黄色が好きだという自分の心がなぜか後ろめたい気がしてきた。しかし、今では、誰に恥じることもないと思えるようになってきた。向日葵が好きな心に、後ろめたさなど持ちたくないと誰しも思うのではなかろうか。おかげで、この可愛いライオンの前でも足を止めて、満足がいくまで楽しんだ。

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街灯と空

 絵を見ながら、しばし夢の世界をさまよった気がする。外に出てみると、秋の青く高い空が見える。心地よく夢から覚めて、美術館の坂を下りて駐車場に向かう。

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四つ太鼓

 何と下界では、秋祭りの真っ最中であった。駐車場の中に縄で囲まれたスペースがあって、黒い牛鬼が2頭?伏せて休んでいる。五鹿が今にも踊りだそうと、待機している。そして、四つ太鼓の上には、太鼓など叩けそうもないような、この上なく可愛らしい幼児が赤はちまきで座っている。下界もなかなかいいもんだ。 
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2016年11月05日

601  秋 お 手 伝 い

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雪か霰か

 秋旅の朝、良い場所に遭遇した。その辺りは、地面が一面白く雪か霰(あられ)が降ったかのように何かが散り敷いている。よく見ると、それは、小さな十字架のようにも見える。

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何と、ギンモクセイ

 軽く息を吸うと、とても良い香りがする。それは、銀木犀(ギンモクセイ)が連なって植えられた場所だった。天気も良いし、何か得をしたような気持ちになった。


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鈴なり

 この日も、穏やかな秋の1日、風の国お手伝いに出かけた。あのギンモクセイの上にあったような抜けるような青空の広がる日だった。お手伝いは、農繁期前の準備段階のお手伝いだ。もうすぐ袋かけに入る清見タンゴールの摘果作業である。行ってみると、果実は鈴なり状態であった。

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咲くのも間近

 もう山に仕事に行くのが嫌になっているお父さんなので、例年なら摘果も進んでいる時期だが、ほとんど手つかずの状態のように見える。できるだけ我々が頑張って少しでもたくさんお手伝いをしていきたいが、なにせ週に一日だけのお手伝いなので、結果、放棄する畑が増えるかも知れない。仕事を終え、モノレールで上がっていると、ツワブキが健気(けなげ)に花のつぼみを膨らませている。もうすぐ盛りの秋となる。

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おや、シイタケも

 もう一つ発見!椎茸のほだ木に何かできている気配、モノレールを止めて見てみると、やはり椎茸であった。秋の雨に反応したものらしい。どうやらナメクジかカタツムリがかじった跡もあった。

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大秋の空

 宇和で買い物をして見上げると、西の空も秋の雲が空一面に出ている。まずまずの良い仕事をした後なので、心も、とても爽快(そうかい)だ。家路を少し急ぐ。

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いただいたブリ

 畑から上がってみると、畑仕事が難しくなってきているお母さんが来ていて、親戚のTさんが釣ったというブリを届けてくれていた。今回は、かなり大きくて流しを占領するくらいである。いつものようにさばいて配る。我が家も今日は、刺身のごちそうだ。
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2016年11月02日

600  秋 旅 1

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空から雪が

 この最近、北の方からは、どこそこの名山が初冠雪などというニュースが届いているが、我が瓦絵の中にも、とうとう雪が舞い始めた。絵筆の先が定まらず、なかなか小さな表現が難しい状況であったので、少し筆先をハサミで修正した。この絵筆のもどかしい現状を考えてみると、逆に日本の筆作りのすばらしさが心に届いてくる。

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空に映えてます

 私の頭の中や瓦絵の中に雪が降ってきても、現実はまだまだ短い秋の気候で、雨の合間を縫って、恒例の秋旅に参加してきた。参加者は少なくて、二次募集をかけたが、結局、参集した方々は、30名に届かなかった。普段の行いも正しく晴れ間を見せた日にすかさず、楽々ゆるゆるのバスに揺られて北の方のお城を目指した。

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よしあきくんと

 何度も登ったことのある城山を、満員電車の定員ぎりぎりまで詰め込まれてロープーウェイで登る。もちろんここは、おなじみの松山城である。わずかな予算でやりくりするこの秋旅は、参加者の数が少なければ、自己負担が増える。今年は8千円であった。私は写真係なので、再び、好奇心旺盛にユルキャラにも挑戦。

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見覚えがあるぞ

 城内を見学していくと、意外な物を発見した。もちろん私の力作よりも数段レベルの高い仕上がりのなじみの木組みである。小屋を作りながら人生で初めて知った大工さんの知恵であったが、お城でも活躍していることを知って感動した。

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あの金輪継ぎも

 苦労して私が刻んでいる金輪継ぎも展示してあった。私が作る物よりも少し複雑ではあるが、ほぼ同じ構造である。ますます嬉しくなった。


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みんなでパチリ

 限られた予算で行く場所は、おなじみの場所であることが多いが、それでも、そこに参集される方々がいる。何だか少し愛らしくさえ思える。穏やかな秋の日に恵まれて、珍しくはないが松山城と道後大和屋本店での食事と道後散策という秋旅、パチリと写した記念写真の中に封じ込められた。


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さらば秋旅

 城を降りながら、旅から帰って、一人あたり1時間予の時間と参加費ほどの費用を費やし、アルバム的記念写真を仕上げていく私のお役目のことを思った。お役目といっても、誰に頼まれた訳でもなく、勝手に私がチャレンジして無料で配っているだけである。100円ショップで購入したA4の印画紙に印刷する。高齢の方ほど喜んでいただく。実は、自分の趣味で喜んでいただくのだから、これ以上の嬉しさはないのだが・・・。 
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2016年10月29日

599  時 を 違 え る

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もうすぐ完成?

 時を違(たが)える天気に、暑い暑いと漏らしていると、秋の高い空の合間に、鉛色をした冬の曇天が混ざり始めた。爽やかな季節は、跳ばされた喪失感がなくもない。せっせと12月を目指して描き足している瓦絵も、雪だるまの眼の修正、キリストや天使の顔、ぴかぴかも描き足して、主な部分が完了した。


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コスモス畑

 時を違えず目を楽しませてくれるのは、コスモスの花々。おそらく9月頃に種を蒔くのだろうと思うが、田んぼに低く作られたコスモスは、なかなかいい景色を作っている。春に植えたコスモスは、背が高くなり、倒れたり、この時期、花は盛りだが、少し見苦しく見える。

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色づく

 畑に撒く堆肥を取りに行きながら、時を違えざるものは?と探してみたら、あまり人には注目されないかも知れないが、黄色い柚が可愛らしく色づき始めている。これも、柚の秋と言えそうだ。

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蘖(ひこばえ)

 稲刈りを終えた田んぼに目を移すと、蘖(ひこばえ)が伸びている。短い背丈で、2度目の実りを付けて黄色く色づいている田んぼさえ見られる。これも、私以外注目をされる方は少ないかも知れないが、今の時期にふさわしい風景の1つかも知れない。


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藁(わら)束

 今の稲刈りは、コンバインと呼ばれる機械であっという間に刈られるが、その際、藁(わら)を細かく裁断して、田んぼに戻すことが多い。藁の束にして田んぼに立てて乾燥することがほとんどであった昔とは大きく違う。1カ所だけ、藁の束が立っている畑があった。藁ぐろを作ることもなくなったので、何かに藁を使うのであろうと思われる。この風景は、昔の時を違えざる風景かも知れない。


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蕎麦(そば)の花

 次に見つけたのは、蕎麦の花、これも目立たないが、年に2回収穫する2回目が今、花を付けている。ぼちぼち実になっている部分もある。これも見る人によっては、時を違えざるものの風景に見えるのだろうと思う。


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遅咲きの向日葵(ひまわり)

 さまよっているうちに、大きく時を違えているものを思い出した。先日、テレビで紹介されていた川上地区小越さんちの遅咲きの向日葵である。遠回りになるが、足を伸ばしてみた。見事に満開である。時を違えるものというと、殺伐とした何かを感じてしまうが、この向日葵は、鑑賞して満足が得られるので、まあ、いいか。

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秋空

 またまた、秋にふさわしい空を眺めながら道草ドライブから帰ってきた。時を違えるものも、違えざるものも、どちらも、「今」といくくりなら、その中に入ってしまうだろう。生きている今を楽しめるのであれば、どちらでもいいのかも知れない。
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2016年10月26日

598  観 戦 行

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パンフレット

 大相撲松山場所なるものがやって来た。風の国のお父さんは、相撲が好きな様子なので、息子たちの力も借りて、数ヶ月ほど前に申し込んだものが、当たって観戦に出かけることになった。


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内子でゲット

 運転手役は、いつものように私が引き受け、保内からの海回りの道で、まず、長浜を目指した。松山の病院へ通った二人のコンビなので、気心は十分に良好である。長浜からは、大洲に入り、内子に向かう。内子では、先行してお土産に柿の実を買うことにし、道の駅から小田へ入る街道を走る。道の駅よりも安い無人販売所あり、の情報を持っていた。一つ目の店で何とか手に入れて、国道に戻って松山に向かった。


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武道館到着

 風の国は8時に出たが、内子での寄り道もあって、会場の県武道館に付くと、11時過ぎで、既に埋まっている駐車場所を探し、入場するのに20分ほどを要した。めっきり歩くスピードが遅くなったお父さんではあったが、11時半からの幕下取り組みには間に合った。

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相撲甚句

 取り組み以前は、稽古風景が展開していたらしい。実はこの稽古風景がおもしろいのだそうだ。あまり相撲通でも、相撲好きでもない私なので、その辺は良く分からない。幕下取り組みの後は、相撲甚句が披露され、歌に秀でた力士が5〜6名で代わる代わる粋な甚句の歌を歌った。


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綱締め

 次には、日馬富士の横綱の綱締め実演が土俵上で行われた。これもテレビなどではなかなか見れない場面なので、好きな方にはいいのだろうと思われる。古い話だが、私の子供の頃は栃若時代、ラジオにかじりついて聴いていたが、私は若乃花のファンであった。

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白鳳土俵入り

 続いて横綱の土俵入りが行われ、これも1つの目玉と思われる。白鳳は先場所の怪我?など出場するのかという心配もあったが、見事な土俵入りを披露した。ただし、取り組みには出場しなかったので、体調は、まだ、万全ではなさそうであった。

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おまけのおかき

 観戦を申し込んだ時点で、お弁当も予約、大関弁当という3,000円のものであったが、今的な感覚では大したものではなかったような気もする。商売、商売といったところだろう。この写真は、そのお弁当に付いていた土俵入りおかきである。


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持ち帰っても良い記念座布団

 座席は、枡席ということで、体育館の床に敷かれたござ風のものに二人分のエリアがテープで作ってあり、簡易な座布団が置いてあるという席であった。お父さんは床に座るのが苦痛のようで、ほとんどその席にはおらず、会場を探検しながら立ち見をしておられた。私も、気になって探して歩いたが、まだ空いた席がたくさんある2階席の方が椅子ではあり、楽に見ることができた。しかも、上から見るのでよく見えるという利点もあった。ともあれ、お父さんは、この愛媛大会のお世話をした玉春日とも直接話ができたと、嬉しい体験になったようで、良かったと思う。
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2016年10月23日

597  天 気 に 誘 わ れ て

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今日も夏雲

 一時的ではあろうが、夏が戻ってきて、天気に誘われて散歩に出かける。出かける時間は、ピークを避けて、農作業も終えた頃、4:00〜4:30頃に、いつもの運動公園に向かうが、この日は、畑にJ君現る。しばし話をして、彼が冬瓜(とうがん)ファンであることを知った。

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ハヤトウリ

 冬瓜君は、なかなか優秀な作物で、勝手に受粉して、勝手にいつの間にか巨大に生長しているのだ。まだ、5個ほど畑に転がっていたので、生長がピークになった頃、持って行くことを約束。すると、まだ、冬瓜を手にしていない彼なのに、代わりにと言ってこの「隼人瓜(はやとうり)」なるものをくれた。


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雪だるま出現

 早速、イタメ料理の好きな私なので、隼人瓜を刻んで豚肉とイタメた。結構癖のない野菜で、気に入った。食後の瓦絵は、白を入れていく。ごつごつ肌の部分に雪だるまを描いた。右目の位置が少しおかしいので、後日修正しよう。

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再びキンモクセイ?

 いつもの時間になり、運動公園に。歩き始めると、良いにおいがする。もう、終わったと思っていたキンモククセイが満開なので、びっくりした。9月に発見したキンモクセイは、恐らくもう、しなびて散っているはずだ。今が咲く時期なのか?それとも、2種類のキンモクセイがあるのだろうか、なぞだ。

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みきゃん発見

 3分の1ほど外周を回ると、反対側の体育館入り口辺りにうろうろしている者あり、よくテレビなどで見かけるアレだ。行って見ると、可愛い女の子と共にうろついている。すかさず撮影許可をいただき、ミーハーは、2017バージョンのみきゃんをしっかりとカメラに納めた。


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2ショットもいただき

 それでも飽き足らず、還暦を過ぎたお爺さんのすることではないような気はしたが、生きてる間に、もうこのような機会はないかも知れないと思い、2ショット写真までその付き添い嬢にお願いして撮影してしまった。「松山から来たのか?」と訊いてみたら、鬼北町にもいるのだと教えてくれた。ちょっとだけがっかりしたかも知れない。


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アケビゲット

 散歩の後に、車で林道を登り、3個だけゲットした。9月末が旬のようなので、あまり期待はしていなかったが、口を開けて中身が落下したものがほとんどの中で、3個でも手に入っただけ、少しつきが残っていた。いつも近所の子供にプレゼントするが、あまり評判は良くなさそうなので、今回は自分で味見してみたい。


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下り坂?

 寄り道してしまった帰りの空は、少し雲行きが怪しく、明日の天気は下り坂かも知れない。
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2016年10月20日

596  再 び の 夏

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再びの夏雲

 少し秋めいてきて、安心していた。もうさすがに台風は、寄りつかなくなったのだが、またまた、暑さがぶり返し夏日が帰ってきた。雲までどう見ても、夏雲と思われる雲が出現している。小屋は、大きな部品は完成したが、屋根の算段が付かないので、組み立ては、しばらくお預けとなっている。

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城川の鶏頭

 屋根は、スレート瓦を予定しているのだが、最近は、ホームセンターなどでは、どうも扱っていないようだ。たどりにたどって扱っているお店を見つけた。見積もりを立ててもらったのだが、私にとってはなかなかの高額なので、ついつい立ち止まってしまった。

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ダム下流の落ち鮎漁

 基礎工事と材木などの経費が、30万近くになっている。屋根の見積もりは、更に10万以上の出費を示している。どこか別の店との相見積もりをしてみるのも1つの方法かも知れない。なかなかスレートを扱っている店がないので、大洲方面まで出かけてみることにした。

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城川のワレモコウ風

 まずは、ネットで下調べをして、2軒ほど目星を付けて向かった。オンボロ軽トラックなので、日吉から城川を抜けて197号を大洲に向けて走る。まず目に飛び込んでくる秋の花は、鶏頭、鮮やかな赤である。ダムを過ぎると、川の中には、木の杭が打たれ、どうやら落ち鮎漁をしているようだ。網を持ったおじさんが、水面を真剣に眺めていた。

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少し復活

 見積もりを予約して再び、鬼北に向かう。くたびれた体を休めた後、瓦の絵を少しだけ進める。黄色と赤と緑まで進んでいる。主に昼食後の1時間や夕食後の1時間を作業にあてている。雪だるまの辺りは、表面の具合で、下絵もなかなか描けない状態だ。

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横木が必要(赤い部分)

 外壁について、お隣の大工仕事の先輩のアドバイスを受けた。小屋の目の前の障害は、屋根だけではなく、外壁の板を打ち付ける横木の算段と、その横木を柱と同じ高さにするため、柱に刻みを入れる作業を、組み立て前にやっておく必要があると教えていただいた。

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今日も暮れにけり

 小屋について、あれこれ考えながら、暑い夏日の1日が終わろうとしている。設計図を見ると、梁までの高さは、360cmくらいある。柱を立てても、その上に梁を乗せるためには、6mの材木を乗せる360〜400cmの作業台を作らなければ、組み立てることができない。前途多難なり。
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2016年10月17日

595  秋 の 空 と

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鱗(うろこ)的

 秋の空は、いつまでも見飽きない。この頃、急に秋らしく涼しくなった。夜も、少しずつ長く、寒くなってくるだろう。血の巡りの悪い私には、寒い夜は敵である。もう既に夏布団(なつぶとん)は卒業している。

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何と台風の仕業(しわざ)

 それでもまだ、雪には遠いのだが、先日の台風の後遺症に12月の雪の瓦が割れてしまった。復活するには、なかなか時間がかかるから、ぼちぼちと作業を始めた。秋晴れの日にはもったいない時間の過ごし方だが、私の作業のペースやら、瓦に描く困難を考えると、ぼちぼちと進めておくのが正解のような気がする。


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復活中

 まずは、下絵を描いていくことから始めるのだが、瓦の表面はいびつでなかなか描けない。今回は、金属のタワシで、まず、表面を磨いてみた。雨ざらしの瓦には、苔が生えていたりするので、この作戦は成功したように思われる。前の絵をそのまま再生することはできないので、正確には、似たような絵を描くことになる。

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最後の横木

 冬を迎えそうな勢いの小屋の製作も進めなければならない。方針変更で、部品が1つ足らなくなっていたが、頼んでいた9cm角の材木が来たので、6mの屋根の横木作りも、秋の日の下で進める。例の切り組みを行い、買ってきたボルトで留めて、ようやく主な部品が全て出来上がった。

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役目を終えた台

 次なる作業は、小屋の組み立て時に使う3mの作業台を2つ作ることになる。組み立て時に、これが落下の危険を伴わないためのポイントになる。いかに安定した台にして、なおかつ、使いやすい台になるかという工夫も今から考える。今まで材料を置いていた台も分解して使いたいと思っている。


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不思議な虹色

 私のようにのべつ空を見上げていると、不思議な現象に出合うことが時々ある。これが、秋の空に特徴的なのかは、定かではない。先日見かけて撮影したものだが、虹色に見えるが、虹のように空に橋を架けるというのでもない。ただ直線的に虹色が空に出現するという現象である。今までにも1度見たことがある。

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夕暮れの空

 秋の空を見ながら思う。やっぱり、空気が澄んできて空が高くなり、そこに浮かぶ高い空の雲と青空が、私の一番のお気に入りで、夕暮れ時であったりすれば、更に美しさが増して、うっとりしてしまう。 
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2016年10月14日

594  秋 の 深 ま り

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飛行機雲

 飛行機雲に季節の分類はないのかも知れないが、飛行機雲は、高く青い秋の空に似合う秋の雲という気がするのは、私だけではないかも知れない。

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トロッコ列車?

 秋空の下、アクア号に乗って街中を走っていたら、偶然、目の前の遮断機が降りた。しかも、やって来たのは、日頃見慣れた予土線のディーゼルカーではなく、黄色い車両だった。どうも、シマントトロッコ列車と書いてあるような気がした。色に驚き、慌ててカメラを探り、滑り込みセーフで撮影。これも秋の日にぴったりの出来事のような気がした。

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サツマイモの花

 帰って農園に行ってみると、草の中、健気(けなげ)に生きているサツマイモに花が咲いているのを発見。夏野菜がほぼ終わったので、朝、摘みに行くこともなく、暇ができ、かといって、冬野菜の植え付けは、小屋で忙しい体に相談しながら、ぼちぼちで済ませている。

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芋系

 ふと、夏の間、長雨や日照りに耐えてきた芋系を試し掘りしてみようという気になった。里芋は、葉が生長せず、期待できないことは十分分かっていた。里芋系の「メアカ」は、意外に日照りに強く、葉っぱもまずまずであった。見るとそれなりの大きさで合格点だった。ショウガもサツマイモも、葉っぱからは期待薄で、芋はどちらも小さかった。

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冬瓜

 これは、農園のニューフェイス、「冬瓜(とうがん)」という作物で、かなりでかく生長する。いつの間にか受粉していて合計10個ほどを収穫するに至っている。いつも野菜をお裾分けしている近所のお年寄り夫婦のお家でいただいた苗から農園に参入した今年度デビューの新人である。初めから結構存在感があり、大きな顔をしている。汁のみにすると美味しい。

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並べてみると

 ゴーヤ、キワーノ、辛子、ニンジンと共に並べてみると、意外に秋の実りという感じがするから不思議だ。ニンジンなどは、あまりにも哀れで、ジュースかスティックにしかならない代物だ。キワーノは、ヨーグルトに混ぜて食べるマグネシウム補給食材だが、ゴーヤやみかん、バナナ、牛乳を加えてヨーグルトスムージーにすると、種も気にならなくなる。新発見!


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ニンニクの芽

 9月の半ばに種を蒔いたニンニクが見事芽を出した。このところ失敗ばかりのニンニク栽培だが、冬の農園のホープとして頑張って欲しい。枯れ葉も舞い落ちる季節がすぐそこまで来ている。
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2016年10月11日

593  椿 事 ( ち ん じ ) の ち 「 で ち こ ん か 」

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夕日

 何やら西の方で椿事(ちんじ)が発生したらしい。そんなことは気にもとめずに、秋らしい日和を満喫する私は、この度も、週末は、風の国を目指した。

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モクズガニ

 もちろん目的は、川ガニを届けること。川ガニの料理をするのは、私の役目なので、前日、久々にチャレンジした。味付けは、「さしすせそ」らしいので、水から煮たカニに、まず、砂糖投入、続いて醤油、時々、料理酒、最後に酢を入れると、赤が鮮やかになると、料理屋のおかみに教わった。何とか完成。


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黄色彼岸花

 風の国に来てみると、鬼北では、とっくに枯れた黄色彼岸花が満開に咲いていた。風の国の方が気温が高いので、やっとここも通常の秋の温度になったということだろうか。カニは、例の漁師さんとお父さん、お母さん用に、お母さんは気に入って舌鼓。よかった。

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む、む、これは?

 ふと庭の手すりの上を見ると、これは、いったい???屋根の上にもたまっている。もしかすると、西の方からやって来たあれかもしれない。

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やっぱり、火山灰

 ツワの葉っぱにもたまっている。間違いなくあれに違いない。風の国は、四国から西の海に細長く突き出て、九州に近いのだから、何より九州の山は、海の向こうに見えているのだから。訊いてみるとやはり、それは、火山灰であった。そういえば、お父さんは軽トラを水洗いしておられた。


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フラチーム多し

 3連休の2日目は、私も交通指導にかり出された「でちこんか」、12時半から16時半まで勤務、かなり応えるお勤めである。「でちこんか」を楽しめるのは、午前中だけで、知っている方々をすり抜けて、舞台の前で休憩する。フラダンスチームがやたら多い。


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近所のアイドル

 舞台の目的は、見て欲しいと言われたらしい空手の演武。そして、我が地区のアイドルKちゃんが最年少で踊るらしい。これがお目当て。何と予想に反し、表情豊か、踊りも切れている。びっくり!!!証拠写真を撮ったので、後日、アイドルにサインでもおねだりしようか。
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2016年10月08日

592  秋 味 ( 四 万 十 へ )

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秋の雲

 18号は、ひょっとしたら秋を運んできたのかも知れない。台風がやって来ても、台風一過の空にはならず、いつまでもぐずぐずと曇りや雨が続いていたのに、この度は、台風一過の青空が展開し、秋めいた雲が現れた。爽やかな秋がやって来るかも知れない。


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赤目とイダ

 伊勢エビを売ってもらった親戚の漁師さん、一緒に飲んで、川のカニも味わってみたいと言っていた。伊勢エビは、キロ4,000円ほどで、破格の浜値、親戚価格であったように思う。川ガニを求めて西土佐に出かけてみた。


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スッポン

 私が川ガニを買う所は、「鮎市場」という広見川が四万十に合流する辺りのお店である。ウナギも、絶滅危惧種の貴重な生物となったが、川ガニ(モクズガニ)も昔に比べると、極端に少なくなったように思われる。


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川ガニ

 行って見ると、お店は閉まり、道の駅「おいでや西土佐」にて営業していますの張り紙、信号を右折してすぐの道の駅に行ってみる。小ぎれいなお店が道の駅と併設されていた。小ぶりのカニばかりであったが、キロ2,000円ほどで販売していた。

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うろこ雲

 お店には、有名な赤目やイダ、ハヤ、ナマズなどの四万十の魚が展示してあった。売り物としては、川ガニがメインでスッポンも水槽に生かしてあった。ご主人とひとしきり、カニ談義をして1.5キロほど川ガニを購入して帰る。


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柿の実

 秋めく空には、やっと鱗雲も出現、涼しい秋も遠くないかも知れない。帰り道の道端には、秋の味覚もたわわに実っている。既に葉も落ちて、虫が入ってズクになっているものもある。我が家の次郎柿も今年こそは、いくつか食べられそうである

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夕焼け

 我が家に付く頃には、西の空も茜(あかね)にそまり、秋のオンパレードとなって、私の目を楽しませてくれた。
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2016年10月05日

591  小 屋 と こ の 頃 ( 屋 根 の 横 木 )

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道端のキンモクセイ

 やっと晴れ間が見えたかと思うと、またまた台風18号で、刺激された前線から雨が補給される。気分までどうにかなってしまいそうな様子である。町を歩いていると急に良いにおいがしてくる。何だか懐かしいような気分にもなる。もちろん、キンモクセイの香りだ。爽やかな気候と結びついているこの花の香りだが、今年はどうやらキンモクセイも、受難している気がする。


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ゴーヤジュースの素

 吉野のくいしんぼうさんが、血圧降下の御利益について書いておられたので、まだ、元気なゴーヤを採ってきて青汁にしてみた。飲みやすいようにバナナと牛乳をプラスする。定番だろう。効果の程は、まだ未知数だ。

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ミュージカル忠八1

 時間をもてあます雨の日々に、聞こえてきたのは、坊ちゃん劇場が出張して鬼北にやって来るという情報だった。これは、退屈しのぎには、渡りに舟の状況と言える。場所は、好藤小学校、保護者が宝くじにでも当たったのだろうか?ともあれ、学校部外者でも無料なのだそうだ。

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ミュージカル忠八2

 演目は、二宮忠八のミュージカルらしい。観客は、好藤小学校、全校児童42名ほどと先生方、我々を入れても、80名くらいだったようだ。100名を越えると、有料になるのだそうだ。平日で保護者はおらず、PTAが呼んだのかという予想は外れた。どうやら、○○財団の援助を受けるという催しだったようだ。出演は、たった3名の劇団員と人形によるミュージカルだったが、結構私としては、感動して帰ってきた。


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瓦の代わりに板を置いてみる

 本業の小屋の製作は、屋根の三角ができて、屋根の横木をいかに取り付けるかという所にさしかかった。お隣の先輩にお聞きすると、私の考えていたやり方は、だめであることが分かった。横木の上にくるスレート瓦を取り付けるためには、三角の頂点に横木を置く計画だった私の考えは、理にかなっていなかった。


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L字金具設置

 スレート瓦は、頂点に棟瓦というものを取り付けるが、斜面の両側から葺(ふ)き上げてきた波板状のスレートを頂点で押さえるため、頂点の両側に横木がくる必要があるのだ。私は、頂点に1本、横に2本ずつを予定していたが、横木は、頂点には要らず、両横に3本ずつということが分かり、5本の予定が6本要ることが判明した。

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その上に横木を置いてみる

 まず、瓦にみたてて板を置いてみた。横木に見立てて9cm角の端切れを置いてみる。スレート屋さんで8尺の波板スレートがぴったりサイズであることが判明、棟瓦のサイズも分かって、横木を置く場所が分かった。三角との接合には、L字金具を使うことにして、三角にネジ止めして横木も半分置いてみた。ずいぶん立派な屋根ができそうな予感がする。
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2016年10月02日

590  小 屋 ( 屋 根 の 三 角 )

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東西の三角を組んでみる

 雨の合間に、小屋の屋根を完成に向けて作業を進めた。防腐剤が終わりかけになって、実は、よく振ってから塗らなければならないことに気づいた。後の祭りだ。終わりかけの塗料は、中身が底に沈殿していた。仕方がないので、新しいのを購入してきて薄めながら塗ったが、かなり濃い色になった。

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真ん中のホゾやホゾ穴

 屋根の勾配を作る三角は、東の梁と西の梁に乗せるものまでは、完成した。問題は、その真ん中にくる三角である。北と南の梁に扇形のホゾ穴を作り、中央の梁との間を渡すようにもう2本梁を入れなければならない。中央の梁には、北からと南から渡される梁の2本がくるので、扇形のホゾ穴も2つ彫らなければならない。

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調整してうまく入る

 扇形のホゾ穴と扇形のホゾは、もちろん同じ寸法で刻んでいるが、できたものは、微妙に大きさが違うのか、うまく入らない。そこで微調整に入る。ホゾ穴の方をノミで少しだけ広げ、うまく入るまで調整を行う。入ったときは、ほっとする。

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真ん中の梁完成

 南北を渡す2本の梁が完成したら、中央に束を立てるホゾ穴を開けなければならない。芋坪(いもつぼ)側の方が長いので、束を立てる南北の中心は、芋坪側になる。


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束を立てる

 梁の材木は、10.5cm角だが、その上に乗る束や三角の斜辺は、9cm角のものを使う。三角に使う束の形や斜辺の形は、以前調整しながら作り出していたので、それをまねて刻む。斜辺の下側が入るホゾ穴は、長く特別の形をしているので、刻むのに半日かかる。

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斜辺を置く

 そのホゾ穴ができると、斜辺を組んでみる。斜辺は微妙に中央でうまく組み合わない。ホゾ穴が小さかったりするのが原因のようだったので、やはり、ノミで削って調整する。長いホゾ穴にうまく入ると、中央もうまく組み合わさる。それでも、微妙にぴったりには成らないが、よしとするしかない。

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最後の三角完成

 やっと3つの三角が出来上がった。3つ目が一番複雑な構造で苦労したが、出来上がってみると、嬉しくなる。次は、屋根を置くための長い6mほどの横木を、この三角の上に置く作業になる。もちろん、まだ、柱なども立てていないので、柱の上にくる梁や屋根の三角がどんな塩梅になるのか、地上で仮に設置してみる作業の途中なのだ。屋根は、斜辺を含むので、実際に組んでみないと良く分からない。その横木の上にくるスレート瓦がどのようになるのかも、まだ、未知数だ。まだまだ、難しい山がいくつもあるように感じる。
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2016年09月29日

589  秋 散 歩 ( 秋 満 喫 ? )

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雨雲ふう

 秋の季語に「爽やか(さわやか)」という言葉があるが、現実の秋は、少しも爽やかなんかではない。蒸し蒸しと暑苦しく、少し動けば汗が噴き出てくる。いったいどうなっているのだろう、今年の秋は。空に浮かぶ雲は、「いつでも雨雲になれるぞ。」といったふうの雲が出ている。

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ススキの山道

 途中で動けなくなる恐れもある年頃になったので、林道の散歩はやめて、運動公園の周囲を、飽きもせずにグルグル回る散歩に切り替えている。この日は、久しぶりに秋を探して林道に分け入ってみた。道には、いつの間にかススキが穂を出し、落ち葉も散り敷き、秋の道になっている。

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山からは夏雲を望む

 林道から遠くの山並みの向こうに上がっている雲を見ると、秋というより夏に近い様子の雲が見えている。誰一人として出合う人間はいないので、林道より地上を歩くのが正解だと思うが、たまに秋探しに登ってみるのは、悪くはない。


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アケビも健在

 いつもの場所にアケビも実を付けている。いつも採ってきて近所の子供にプレゼントするのだが、あまり芳(かんば)しい反応は見られない。恐らく私の独りよがりのノスタルジーに過ぎないのだと思う。


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篭を満たす

 山栗の木の下でびっくり、両方のポケットに入り切らない山栗を採取。道でお金を拾ったくらい嬉しかった。子供の頃、無限にお金を拾う夢を見たことが何度もあったが、それ以来の満足度であった。何と私の精神は、おかげであの餓鬼の頃とちっとも変わっていないことが分かった。特に熱心に食べるわけではないのだが、貧乏性の私は、たったこれだけのことで心豊かになる単細胞なのだろう。

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いったい何個?

 拾いきらなかったので、翌日は篭を持参して、イガごと拾ってきた。イガから出して大小のボールに入れてみると、ほぼその器を満たしている。この数の山栗の皮をいったい誰がむくのであろうか。おそらく、相棒には拒否されると思うので、結局、細かい作業が好きな私が落とし前をつけるに決まっているのだが・・・。

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満足の秋空

 山栗で、本当に心が豊かになったのかは、大いに疑問だが、帰りの秋の空を見ると、私だけではなく、この秋を満喫している御仁(ごじん)が、もっとどこかにいるような気がした。
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2016年09月26日

588  来 客 ( 時の流れに )

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白彼岸花

 以前、白彼岸花の記事で嘘を書いてしまったので、訂正をしておきたい。その場所に黄色い彼岸花が咲いていた印象が強かったからだったのか分からないが、黄色が白にいつの間にか先祖返りしたかのごとく記述してしまった。


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隣に黄色彼岸花出現

 ところが、先日、白彼岸花が枯れて、その横に黄色い彼岸花が顔を出したので、真実が明らかになった。先祖返りなどしていなくて、黄色の横に白彼岸花が植えられており、白が初めに咲いただけであった。ボケ進行中の私の頭の混乱が原因でありました。大変申し訳ありませんでした。

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お母さんの野菜苗

 本日の話題は、この彼岸花の咲く頃に、風の国に帰ってこられる大阪の叔父さんや叔母さんたちとの楽しい交流のお話です。お父さんもお母さんも高齢化が進み、なかなかお客さん方のおもてなしが難しくなってきている。庭には、お母さんが育てている野菜の苗が今年も育っている。私は少しほっとする。お母さんの頑張るぞの気持ちの表れだからだ。


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お昼のおかず

 お客さん方を迎える日に私たちも出かけて、できるお手伝いをするのが、私たちの出番でもある。あまり能のない私にも、魚をさばいて刺身を作ることぐらいはできる。この日は、石垣鯛風の魚をさばいたが、これはお客さん用ではなく、実は、我々のお昼のおかずになった。

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壺焼き

 午後、途中、温泉に寄っておられたお客さん方が、到着された。サザエも届いていたので、壺焼き担当を私が受け持つことになった。今度こそお客さん用なのだ。壺焼きは、醤油をたらして焼く風景をよく見かけるが、サザエは、潮を飲んでいるので、そのまま焼いても十分に塩気があり、美味しくいただける。生焼けにならないように、サザエから潮が出て焼けるに従ってなくなってくるのを確認して焼き上がりとする。ただそれだけだ。

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伊勢エビ

 台所でゆであがった伊勢エビが出てくる。サザエと伊勢エビで一杯やりながら弟夫婦も加わり、ゆったりと時を刻む。よく考えると、贅沢である。どちらも親戚の漁師さんから届いた物だ。


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刺身も料理も仕出し(正解)

 夜になると、大阪からのお客さん4人とお父さんお母さん、我々、親戚の方々、などなど、10人ほどの宴会が始まる。料理は、お母さんの負担も考えて仕出しを取り寄せての宴会となった。それぞれが時の流れを経て、歳を重ねたが、何という楽しい一時であろうか。宴会の区切りが付く頃に、明日の仕事を抱えた我々もおいとまして鬼北に帰った。
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2016年09月23日

587  1 6 号 ( 風よ吹くな )

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嵐の前

 台風16号は、どうも四国に影響しそうで、前日、急いでハウスの窓を閉めた。一部ビニールも破れているので、応急処置も施した。この日の空は、嵐の予感をはらんだ怪しげな雲で覆われていた。

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交通指導の交差点

 9月20日から月末は、秋の交通安全期間になっており、2つの交通安全組織に所属している私は、土日以外出ずっぱりの交通指導を行わなければならない。初日にたまたまやって来た16号、雨はかなり降っている。小中学生は、警報も発令され、運動会明けの休みでもあり、通学はしない。子供がいないと、あまり乗り気はしなくて、とりあえず行ってこいとの命令も相棒から発せられたので、カッパ着用で出かけた。案の定、人影はなく、車だけが通行、交差点横に停車して車中より見守ることにした。

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斜面をあふれる水

 1時間の見守り後、ふと気になって松野回りで、台風の様子を見ながら帰ることにした。山道では、斜面をあふれた水が、道路へ流れ落ちている。ふだんの雨では起こりえない風景だった。

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側溝から噴き出す

 吉野からガラガラ回りで帰る。道路の側溝が限界を超えて高く水を噴き上げていた。このような側溝は、ふだんの雨に対応するだけの面積しかないものと思われる。他でも暗渠(あんきょ)の手前で何カ所か水が噴き上げていた。

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擁壁からも水が

 山側の擁壁も、ふだんの雨量の限界を超えているのだろう、そこここで道路に噴き出していた。更に勢いよく降ると、このような擁壁でさえ、安全には済まないだろう。

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役場裏

 鬼北に帰り着き、役場裏の奈良川を眺めながら帰る。河川敷に水が上がり、川の段差があると、激流になって大きく水しぶきを上げながら流れている。この状態が丸一日続けば、川があふれる可能性もあるだろう。

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橋すれすれ

 近小から奈良中へ帰る裏道にある古い橋では、やはり、段差でかなりの激流になっていたが、水位が上がり、橋の下までもう少しの所まで流れが来ていた。幸い台風の影響は、お昼頃から弱まったので、無事であった。観察したところでは、下流域ほど水が合流して危険度が増すように感じられた。
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2016年09月19日

586  敬 老 ( できる幸せ )

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いただいた葬儀の花

 私は、地主さんのお葬式の受付係の1人に選ばれ、お役に立つことができた。本当は、同じ組の方だけでやるのだが、畑をお借りしてお世話になっている私だったので、組は違ったが、お役に立てて本当に良かった。葬儀の終わった夕方、地主さんの奥様が葬式の飾り花を持って来られ、我が家の玄関と仏様に飾ることができた。

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地主さんちのコスモス

 地主さんがいつも草引きをしてきれいに花を咲かせていたコスモスが今年も咲き始めた。地主さんがいないので、雑草の中、いつもの年より背丈を伸ばして雑草に負けないように咲いている。地主さんの奥さんは、私が高校生の頃、お嫁に来られた。色の白い美しいお嫁さんであった。

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広中通学路

 広見中の通学路、今が一番美しい様子で咲いている彼岸花が竹の根元に咲いていた。なぜか薄暗い竹藪に咲く彼岸花は、一段と美しく見える。親孝行をせずに両親とは別れた感が私にはある。地主さんと仲良く過ごせたことは、とてもいい思い出になった気がする。

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知人のアジサイ

 台風が迫っている敬老の日に風の国に向かった。お父さん、お母さんには、顔を見せるだけでも、喜んでもらえるかも知れない。途中、八幡浜の市民図書館で美術展が行われていたので、立ち寄った。相棒のお友達が紫陽花の絵を出されているらしかったので、寄ってみたのだ。

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私が感動した絵

 絵は、日本画という種類らしかった。私の知った方も出品されていた。見るほどに、日本画というものは、何と繊細なものだろうという感慨が生まれてきた。私は、銀杏の絵が特に心に残った。絵を見ていると、写真にも生かせそうに感じた。


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かり篭

 風の国のお父さんもお母さんも、集会所での敬老行事には、雨が降るので、参加をしておられなかった。お母さんは、特に密柑山での重労働を経て、今は足腰を悪くしておられる。山仕事に持って行く背負い篭のことを、「かり篭」という。「かり」は、かるう(背負う)という意味だろう。もちろん、かり篭は今でも使われている。


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梶谷鼻

 私など1キャリーで精一杯だが、お母さんたちは、収穫した蜜柑を運ぶのに、キャリーに3箱か4箱を背負って運んでいたとも聞いている。それでは足も腰も悪くなるに決まっているように感じる。この日も、もろもろ敬老の思いを再確認して帰ってきた。 
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2016年09月16日

585  小 屋 ( 部 品 チ ェ ッ ク )

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空き地の彼岸花

 自分の感覚でいうと、いつの間にか秋を迎えていたという思いがある。早いものは、10日前くらいに咲き始める。9月の半ばともなれば、あちこちにこの花が毒々しい赤で自然を彩る。ふと通り過ぎそうになる秋の日を思い出させる花である。我が家の唯一所有している空き地に咲いていた。

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いらなくなったホゾ穴を埋める

 小屋の部品が一部を除き、ほぼ出来上がったので、部品のチェックをしてみようと考えた。もう長く長くブルーシートの下で、完成を待っていた部品たち、ブルーシートはかぶっていたが、あまりにも長く待たされ、ブルーシートも雨を通す程に風化してしまっている。また、梁などは、適当に方針変更がなされ、いらなくなったホゾ穴を塞ぐことからチェックが始まった。


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防腐剤も待ちくたびれている

 部品を確認しながら、防腐剤として当初から購入していたソートを塗りながら、部品を置き直していった。ソートを買った当初、土台には1度塗ったが、今回は、もう1度土台から塗り直した。ソートを塗った土台は、もう基礎に埋め込んだボルトに仮止めもしてみた。

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部品名も書き直し

 部品には、それぞれボールペンで部品の名前を書いておいたが、これも、あまりにも長く放置されたので、半分消えかけている。そこで、筆ペンで書き直してからソートを塗った。

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部品の分類山を作る

 部品は、おおよそ分類して並べておいたが、やはり、あまりにも長く放置されたので、場所が入れ替わったりしていた。設計図を見ながら、1つ1つ部品を確認して北側から、分類して置いてみた。まだできてない部品もあるが、できているもので足らない部品はないようだった。


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庭にも白彼岸花

 ほぼ1週間をかけて、分類しながら置いてみたが、長く放置したために、深いひびが入り、組み立てる時苦労しそうな予感もあった。そうこうしているうちに、庭の白い彼岸花も咲き始めた。雨さえ降らなければ、作業にはもってこいの季節になってきた気がする。

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ギボウシにも花

 庭の柿の木の下には、ギボウシが植えてあるが、よく見ると花が咲いていた。私は、ギボウシは、てっきり葉っぱを鑑賞するものと心得ていたが、花も咲くことを知った。そういえば、実がなっている姿は見たことがあった。私が知らないだけで、当たり前の季節の1ページであったようだ。

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不思議な夕焼け

 作業を終え、西の空を見ると、鱗雲の中に太陽が沈むという不思議な光景が展開していた。雨が多くなってきたが、合間を縫って未完成の部品を作らなければならない。 
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2016年09月13日

584  夜 長

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このごろの収穫

 台風がらみの雨のお陰で、乾燥に弱いナスビも、全盛期のようなみずみずしい実を付けている。色付き始めたパプリカもこれからのホープ、オクラは、オクラ好きの虫の駆除で、未だ頑張っている。これに遅植えのゴーヤも実るので、意外にこの時期頑張っているトマトハウス農園である。

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今が天下か?

 しかし、収穫篭にやって来たバッタ君枯れ草の茂みに潜むコオロギ君、秋の夜長はすぐそこまで来ている。夕暮れが早くなり、虫の声も勢いが増すだろう。

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夕暮れの月

 早めに顔を出した上弦過ぎの月も、名月に向けて着々と準備を進めているように見える。地主さんが、私のハウスにやって来て、私が作った椅子に座り、一服していることが、しばしばあった。遭遇しなくても吸い殻が落ちているし、専用の座布団が椅子の上に置いてあった。

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珍客

 秋の夜長に冬眠前の栄養補給に忙しいのか、窓には珍客がやって来る時がある。今では私は、地主さんの広い畑の4分3程を使わせていただいている。以前、トラクターで地主さんが、草退治をしておられたが、作物を植えると、草は、手で闘わなければならなくなる。小屋も進めなければならない私は、今年の草との闘いに敗れている気がする。


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修復前1

 畑のあちこちをジャングルにしながらも、地主さんが広い土地を管理されていたことを思うと、大変だっただろうと推測できる。地主さんの口癖は、「tentijin君のお陰で助かっとるよ。」という優しいお言葉だった。そんなことを思い浮かべながら、夜長の夜なべをする。雨ざらしの色が薄くなった石絵の修復だ。

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修復後1

 夜長にはふさわしい暇つぶしだろうと思う。修復と言っても、水性ペンキで描く絵の色を再現することは不可能だろうと思う。いくら混色をしても、同じと思われる色合いにはならないからだ。


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修復前2

 筆遣いも到底再現不可能だと思われる。何とか頑張って再び蘇らせようと努力はするが、結果は、似て否なるものにしかならず、結局、「まあ、いいか。」で終わるのが落ちだ。


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修復後2

 写真に撮って修正前後を見比べてみるのに、どう見ても、以前の方が良いように思えて仕方がない。取り組む心の真ん中辺りが、ひょっとしたら違うのかも知れない。ある朝、突然訃報が舞い込んだ。結局、股間の血管に点滴をしておられたらしい入院中の地主さんが、お亡くなりになった。お顔を見ることなく、この報に接し、すこぶる残念であった。
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2016年09月10日

583  季 節 の 終 わ り

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台風前後の雲

 四国沖の太平洋を通過した13号、警報は出たのに、大した雨は降らなかった。ただ、前後の雲は怪しげな入道雲として出現していた。季節の変わり目に、ふと地主さんのことが脳裏をかすめる。


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元気な頃のズッキーニ

 真夏に勢いのあったズッキーニ、結局、第4弾まで植えて、かなりの収穫量を得た。夏前に弱気なことを言っておられた地主さん、私は、毎年、「人間は、梅雨時期が一番体調が悪くなるので、ここを乗り切ったら、元気が出ますよ。」と会う度に励ましていた。ただ、よ〜く聞かないと地主さんの声は聞き取れない。

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しおれたズッキーニ

 ある朝、畑に行ってみると、活躍しきった夏に満足しきったように、ズッキーニがしおれている時がある。近所を見渡したところ、ズッキーニを作っておられるお家はないので、ズッキーニと夏野菜を順番に11軒ほどのお家に持って行くことを続けた。その間、梅雨が終わっても、地主さんの姿を見ることがなくなった。


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ハウス産、器量の悪いメロン

 以前は、ハウスを覗くと、地主さんが座っておられたりして、ひとしきり四方山話をしたりしていた。ハウスには、2〜3本植えて1本だけ大きくなったメロンの蔓にいびつな形をしたメロンがぶら下がっていた。地主さんが居れば、珍しがってお話ができたかも知れない。

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ヤマトイモの隣で伸び始めた頃のメロン

 スーパーで買ってきた安物のメロンの種を蒔いた。1切れいくらの1切れを買ってきた。美味しいメロンが食べられるかも、と夢を膨らませていた。地主さんは、とうとうこの夏は、1度も私のハウスに来られなかった。


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キワーノ

 あまりにも姿を見かけないので、息子さんに尋ねてみた。食欲がなくなり、食べなくなったので、入院させたと言っておられた。食欲こそが、我々の生きる力の源なのだ。そうこうしながら、季節は移っていき、蔓が枯れ始めたキワーノの実をいくつか収穫してみた。マグネシウム補給にヨーグルトに混ぜて食べるだけの作物だ。


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パプリカたち

 トマトは終わったが、ピーマン、シシトウ、パプリカは、今からが収穫期になるのかも知れない。収穫篭の中は、彩りが良くなる季節になった。また、ふと気になって息子さんに地主さんの様子を尋ねた。食べないので、胃瘻(いろう)をして栄養補給していたが、ついにその胃瘻を外したところだということであった。

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ニンニクの種

 9月は、ニンニクの植え付けの時期だ。ゆったりと効いていく肥料、発酵が完全に終わっている堆肥、あるいは、石灰を好むのだそうだ。畑の準備をして次なる季節に1歩踏み出さねばならない。しかし、既に発酵半ばの牛糞を混ぜて終わってしまった。今年もニンニクは、不作の予感がする。毎日、顔を合わせていた地主さんの様子が心配になっている。
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2016年09月07日

582  小 屋 ( 屋 根 の 横 棒 )

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屋根の三角

 台風10号がもたらした涼しさは、12号通過後はなくなり、またまた、猛暑の様相を呈している。小屋は、前回、屋根の三角作りに成功、三角は3つ必要だが、2つは作り上げ、最後の1つは、梁が複雑になるので、後日作ることにした。今回は、この三角の上に乗せる屋根の横木作りに挑戦した。

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5本の接合部の切り組み

 この横木は、まず、9cm角の柱材で作る。問題は、長さがほぼ6m近くになるというところだろう。材木は4mものを購入しているので、6mにするには4mと2mを繋がなければならない。梁(はり・・・10cm角)も、2本は、軒の長さを考えて、繋いで6mに作った。

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前回、隙間ができた梁の接合部

 梁の組み合わせが、隙間だらけで細い木を隙間に埋め込んだが、あの時は、なぜ、こんな風に隙間ができるのか分からずにボルトでそのまま繋いでしまった。このそのまま繋ぐという行為は、実は失敗であったと言うことが今回分かった。

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木口をたたくと、あら不思議、隙間が・・・

 今回、瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)で、偶然、組み合わせる時に、2mの材木の木口から大ハンマーでたたくということを行った。すると、思わぬパズルが解けたように、中央に四角い穴が出現し、それ以外は隙間なくぴったりと組み合わさった。

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くさびを作って打ち込む

 くさびを打って接合部を完成させるという、これこそが、パズルの正解だったのだ。この方法と形を生み出した昔の匠(たくみ)は、何と素晴らしいことだろうと、私は、その場で思わず感動してしまった。その穴のサイズを測り、同じサイズのくさびを作り、打ち込むことにした。

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打ち込むと更に隙間がなくなる

 くさびは、直方体にし、きつくなるようにけがきした線の外側をノコで切った。ハンマーで木口をたたいて、かなりぴったり組み合わされたが、このくさびを打ち込むことで、さらにぴったりと隙間なく組み合わせることができた。何という爽快感だろう。

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接合部にボルトの穴を

 次に接合部の2カ所にボルトが入る穴を開け、だめをつめることにした。

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穴には座金の窪みを

 穴には、座金が入るように両側にノミで軽く窪みを作り、ボルトナットが有効に作用するようにした。

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ボルトを締めてパーフェクト

 最後にボルトナットを締めて、これでパーフェクトの組み合わせになった。この6mの屋根の横木は、5本作成した。切り組みの複雑な接合部分の細工なので、1日1本が最大、時には2日で1本の時もあり、組み合わせる1日を入れると、作業は、1週間に及んだ。次は最後の三角を作らなければならない。おそらく一番難しい作業になるだろう。
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2016年09月04日

581  風 立 ち ぬ ( 2 )

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咲き始めたニラ

 10号の通過で、少しさわやかな秋風が吹いてきた。ところが、次なる台風12号は、どうやら昔ながらのコースを北上しているようだ。九州に上陸しそうだが、上陸後は、四国方面に来る可能性もある。その場合の最も悪いケースは、豊後水道に入ってくるコースだろう。


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コリウス

 農園では、ニラの花が咲き始め、庭にはコリウスの葉がが良い感じになっている。2つとも、さわやかな今の時期にぴったり合っている。

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青い花

 去年までいなかった新顔の青い花も、今が咲く時期なのか、いい色合いで咲いている。


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夏の終わり

 暑い夏の残骸のように蝉やトンボの死骸が目に付くようになり、今を謳歌するように様々なバッタがあちこちに出現している。

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早々と倒れる

 日影に植えたコンニャクは、まだまだ元気だが、日照りにやられ早々と倒れてしまった畑のコンニャクが、夏の終わりを教えてくれているようにも見える。

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緑から赤へ

 庭の草花も、少しずつ色づいて時の移りゆく姿を映している。これを終わりゆくものととらえるか、始まりととらえるかは、微妙な心のさじ加減だろうと思う。


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鮮やか

 「風たちぬ、いざ生きめやも」は、始まったばかりの希望に満ちた季節の風を感じて、さあ生きていこうという決意を表すようにも聞こえ、前向きな心模様に思える。

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時計草の実

 庭の時計草は、既に時を刻むのを止めて、丸いかわいい実を付けている。時計草の蔓は、大変したたかに勢いよく伸びていき、この力強い植物の生き様を見せてくれるように思える。


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生きめやも、キャベツ

 農園の片隅には、種を蒔いたキャベツの苗が太り初め、新しい季節に歩き出そうとしているようにも見える。正に、「風たちぬ、いざ生きめやも」か?
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2016年09月01日

580  風 立 ち ぬ ( 1 )

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秋の花

 台風10号は、珍しい「Uターン台風」として思わぬ被害を東北・北海道にもたらした。台風と言えば、沖縄、九州、四国が当たり前の時代は、ひょっとしたら終わったのかも知れない。異常気象である。ともあれ、10号が過ぎ去った辺りから、秋風が立ち始めた気がする。庭には秋の花が、その存在感を増してきている。


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最盛期の収穫

 あんなにたくさん収穫していたミニトマトも、勢いを失い、農園の短い夏も終わりかけている。もともとのヴァレリーの詩「風たちぬ、いざ生きめやも」という詩句は、「風が立った、私たちは生きようとしなければならない」という意味合いだという。どこか心惹かれるフレーズだ。

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末期

 農園にも秋風が立ち、病気に強いアイコも、さすがに下葉から枯れ始めている。余韻のように、まだ、少しずつは収穫できるが、実(み)は盛りを過ぎて割れ始めている。「風立ちぬ」という言葉の意味合いは、文字通り「風が吹き始めた」ということだが、新しい季節が始まったとか、新しい時節がやって来たという意味合いでもあるだろう。

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パプリカも熱中症

 雨が降らず、日照りに負けて、パプリカの何本かは葉がしぼみ、立ったまま枯れてしまった。台風のお陰なのか、雨が降って急に朝晩が涼しくなった。夏布団が寒くなり、虫の声が急によく聞こえるようになった気がする。「いざ生きめやも」は、「さあ、生きていかねばならない」とか「生きていくぞ」という意味合いなのだそうだ。


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夏の鷹の爪

 夏に実を膨らませた鷹(たか)の爪は、あまりにも実をたくさんに付け、耐えかねて折れてしまうものがでた。もったいないので、その青い実をかじってみると、青くても立派に辛い。シシトウなども水分が少ないと辛くなるらしい。夏の日照りは、鷹の爪に貢献しているのかも知れない。

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色づく

 秋風が吹き始めて、ふと眺めてみると、鷹の爪も一部色づいてきている。夏の暑さにやられていた人間様も、少し元気を取り戻し、「いざ生きめやも」と一息ついて、冬野菜の準備に取りかからねばならない。


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夕焼け

 草のジャングルを少し開拓して、見上げると、秋の夕焼けは、何と金色に輝いているようだった。
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2016年08月29日

579  盆 行 事

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風の国の朝陽

 風の国の夏は、おちおち朝寝などできないことになっている。なぜなら目の前が海(宇和海)で遠く八幡浜方面を向いている集落から見ると、その方向が東に当たる。八幡浜の向こうには、久万町の山々や石鎚方面が見渡せる広々した空や海が開けているので、朝は、4時過ぎ頃から明るくなり始め、まぶし過ぎて朝寝には向かないのである。


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明るい海が広がる

 昼も、遮る物とてないので、風景は遠くまで光に充ち満ちている。まるで空や海と直接つながっているような感覚になる。人口が激減して、空き家がものすごいスピードで増えているので、一見暗いイメージになりそうだが、目の前の風景は、限りなく明るい。


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使われなくなった水場

 伯父さんの初盆なので、集会所に向かう。途中、今は水があまり湧かなくなり、使われなくなった水場が残っている。風の国独特の石積みで石垣が作られ、水場の上には水神様がまつられている。

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不思議な木

 更に進むと、石垣の上に不思議な木が生えている。鬼北ではウシノシタと呼ばれているイチジクのような形状をした小さな実を付ける木があり、風の国ではそれをタブと呼ぶ。そのタブの木によく似た実を付ける木が生えていたのだ。初めて見る木で、実は通常なら付かない幹の根元辺りの太い部分にも、遠慮なく付いているのだ。

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担当の方の演奏

 集会所の広場には、既にたくさんの人が集っている。集落の担当の方々が、鉦や太鼓を演奏する。その演奏にのって初盆を迎えた遺族の方々が白い旗を持って、集会所の広場をぐるぐると回る。

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お練り

 紙の白旗には、お経と戒名が墨書されている。遺族は、親戚縁者が交代で旗を持って広場を回る。円はそれほど大きなものではなく、直径が4〜5mほどである。

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1段上のお地蔵様から眺む

 ひとしきり10分間ほどすると、演奏が止まり、しばらくの休みになる。ほどなく演奏は再開され、また、旗を持ってのお練りが始まる。集まっているのは、初盆を迎えた方の親類縁者だけではなく、故人と友達であった方や、様々お付き合いのあった方々も来ておられるので、交流のあった方々も、交代で旗を持って回る風習となっている。お世話になった方との最後の別れといった意味合いもあるのだろう。

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石垣に咲く

 海に面した傾斜地にへばりつくように広がっている風の国では、それぞれの家々からも集会所からも、そのすぐ上にある神社の社からも、そして、故人が眠る墓からも、広々と続く海が見える。我々が海を見やるように、石垣に咲く芙蓉の花も遠く海を見やっているようにも見える。
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2016年08月26日

578  善 通 寺 ( 2 )

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曼荼羅寺山門

 善通寺にある寺巡り、どうやら平地にある様子の寺を探し、3つ回ることにした。今年、逆打ちをすれば、御利益があるなどと誘惑の情報もあるが、また、できるなら、全ての札所も回ってみたいが、私の場合は、にわかの思いつき詣でなので、様々な縛りから自由に、行きたい時に、行きたい所へだけ行こうと考えている。曼荼羅寺(72番札所)は、亡き母玉依御前の冥福を祈るため、大師が唐から帰朝した翌年に訪れた寺だそうだ。


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我拝師山遠望

 次は、すぐ近くにある出釈迦寺(73番札所)に向かう。ここも弘法大師ゆかりの寺である。遠望すると、崖も小さく見える我拝師山、池に映った姿も美しい

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ワレモコウと大師像

 寺へ登る階段横には、ワレモコウが咲き乱れ、大師像が立っていた。大師像の前が、ワレモコウで彩られていたが、後ろにそびえる我拝師山は、大師の伝説で彩られている。


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捨身ケ嶽看板

 捨身ケ嶽の伝説とは、弘法大師が“真魚(まお)”と呼ばれていた7歳の時。我拝師山に登り「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わぬのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」と、断崖絶壁から身を投じ、釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降り、雲の中で弘法大師を抱きとめたという伝説である。

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イチジク購入

 お参りを終え、坂を下る途中にイチジクを売る無人販売所があり、10個ほど入ったパックが、150円で売られていた。あまりの安さと、御利益がありそうな様子に、ついつい買ってしまった。


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善通寺市街を眺む

 下りの階段からは、海方向の善通寺市内が一望できる。夏雲も立ち並び、なかなかの眺めであった。

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まだ青田!!

 道々植えてある稲が、ずいぶんと愛媛や鬼北と違う様子に気づいた。鬼北は、今が稲刈りの最盛期で、田は黄色く色づいている。宇和や松山などは、昔ながらの6月田植えなので、まだ、色は薄いが実り始めている。ところが、ここ善通寺の稲は、まだ青田と言うにふさわしい様子であった。所変わればである。

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もぬけの殻

 帰りの高速のインターを目指して走っていると、うどん屋さんがあった。せっかく讃岐の国まではるばる来たので、空腹ではなかったが、立ち寄ってみた。しかし、営業中ではある様子だったが、店主は見えず、もぬけの殻であった。仕方がないので、再び先を急ぐ。


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陽は山の向こう

 440号まで帰ってくると、陽は西に傾き、山の向こうから光が射して姿は見えなかった。なかなか強行スケジュールの旅だったが、満足のいく旅となった。
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2016年08月23日

577  善 通 寺 ( 1 )

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鬼北の雲

 あまりにも厳しい残暑に辟易(へきえき)しながら、思いついて久しぶりにアクア旅に出かけることにした。見上げると、鬼北の夏雲は、どこかしら秋の雲の風情が漂っているように見える。

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「瓢月」に寄る

 目的は特に無しで飛び出してきたが、気づくと、日吉、檮原、そして、440号線を走っていた。車内の冷房に励まされ、久万高原町から砥部町を抜け、いつものうどんの店「瓢月(ひょうげつ)」までたどり着いていた。

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 うどんのお昼を食べながら、思いついて善通寺を目指すことにした。相変わらずの高速嫌いで、ルートは、11号線を走ることにした。しかし、それではあまりにもゆったりなので、途中からさすがに高速に乗り換えて善通寺に着いた。

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入り口の睡蓮

 善通寺(75番札所)は、和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場の1つで、弘法大師誕生の地にある。寺の名前は、大師の父の法名善通より命名されたらしい。寺の入り口の水辺には、睡蓮がかわいげに咲いていた。睡蓮や蓮は、極楽を連想するが、そのような意味合いで植えられているのだろうか?

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五重塔

 善通寺の印象は、この五重塔や横の金堂、そして、立派な松であるように感じた。大師ゆかりの寺なので、信者の方々もここを目指す方が多いように思われる。私も1度は訪れてみたいと思っていたので、ここを目指した。

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笑顔から母を連想

 境内の周りには、100体を上回りそうな、おそらく羅漢像だろうと思われる像が奉納されている。よく見ると、知った人の顔に似ている像があるそうなので、両親の顔を求めて汗をかきかき、ぐるりと回ってみた。

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口の辺りが父に似てるか?

 なかなかこれぞといった顔には出くわさないが、なかんずくの面影を見て、自己満足して次のお寺へ向かった。
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2016年08月19日

576  小 屋 ( 屋 根 3 )

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斜辺の中央加工

 長い猛暑にも陰りが見え、何度か夕立が訪れてくれたので、枯れかけた夏野菜も、少しだけほっとしているふうだ。雨から遠のいて作業が進むと期待した小屋も、あまりの暑さに作業は滞っているが、秋を迎えて少しは進むだろうか?

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ホゾ穴も刻む

 前回、屋根の三角のモデルが完成したのだが、今回もその作業の確認をして、次に進みたいと思う。三角の斜辺中央は、半分の厚さに縦割りをして、梁(はり)の上に立つ束(束)のホゾが入るようノミで刻んだ。

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束上部の斜めホゾ

 束の上側のホゾは、斜辺が乗るように両側に斜めの切り込みを入れる。


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斜辺外側が入るホゾ穴

 一方、斜辺の外側は、斜辺に変形のホゾを刻み、梁にはそれに合うホゾ穴を開けて組むようにした。

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斜辺外側の変形ホゾ

 このホゾ組があるとないとでは、大違いとなる。三角がしっかりと梁に接合することで、屋根は、安定するからだ。


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組み上がった三角

 屋根の三角がうまくできたが、1つ大きな問題がある。それは、屋根のスレートが、三角の上に乗るためには軒先まで、斜めの角度が保たれる必要があるということだ。三角の斜辺は、梁の一番外側ではない。そこに一工夫が必要になる。

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スレートがくる角度の確認

 屋根のスレートが軒から一定の角度で屋根を構成しないと、不安定になり、困る。三角の斜辺の上には、9cm角の6mの屋根材が並ぶ。その上にスレートがくるのだ。この屋根材の9cmの隙間を延長して軒先に至るように斜辺の外側のホゾを組んだのでその確認も行った。

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ボルト止め

 最後は、束と斜辺のボルト止めと束と梁のボルト止めを行えば、モデルは本当に完成と言うことになる。まずは、めでたしめでたしか?
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2016年08月16日

575  お 手 伝 い ( 秋 め く ? )

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紫露草

 畑の露草は、私にとってやっかい者以外の何物でもないが、風の国の道端、石垣の上に、この時期、気づくといつもある紫露草には、ピンクのかわいい花が咲き、少し心惹かれる。暑い時期のお手伝いは、自分の体調にも気を遣わなければならない。

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巣の抜け殻?

 密柑山のよくある風景、どんな鳥なのか分からないが、主(あるじ)のいなくなった鳥の巣にしばしば出合う。いったいどんな鳥の巣なのかは、主不在なので分からない。20cmほどの小さな巣なので、小鳥であることは間違いない。ひょっとしたら、渡ってきた鳥なのかも知れない。


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摘果した実

 作業は、摘果が主であるが、何度回っても摘果するべき実が見えてくるという終わりのない仕事でもある。摘果するそれぞれが自分の感性で摘果を進める。簡単な作業のようだが、高い所を摘果するのは、なかなか大変だ。汗が噴き出してくる。


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雑草群

 畑の雑草は、時期が来れば枯れてしまうが、可能な程度には駆除することも必要だ。怪我をしてからは、草刈り機は使わず、もっぱら手や鎌で処理する。かなり伸びた草でも、楽々手で引くことができる。暑さの中やりきる根気さえあればできるので、体調と相談しながら進めるのが賢い方法だ。

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石仏

 風の国には、夏でも枯れない水脈を持つ泉が何カ所かある。「岡の川」と呼ばれる泉もその1つだ。昔から人々が大切にしてきた水源なので、たくさんの石仏たちに守られている。


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岡の川の水

 山での作業を終えて、立ち寄る人が多い。水は冷たく、あふれて急な斜面を滑り降り、海まで注いでいる。ペットボトルに汲んで持ち帰ることもある。

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黄色コスモス

 お手伝いを終え、向かった駐車場の脇には、もう黄色いコスモスが咲き誇っていた。汗にまみれ、フウフウ言っているが、季節の方は、確実に歩を進めているのかもしれないと感じた。 
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2016年08月13日

574  小 屋 ( 屋 根 2 )

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このような屋根の三角を作る

 気は重いが、屋根の三角に挑戦することにした。梁(はり)に立てる束(つか)は、結局、中央の1本だけとした。試しに作ってみると、9cm角の柱材で作るので、十分の強度があると感じたからだ。隣の先輩は、この束の上を三角に切るだけの加工にしていたが、私は、ホゾにすることにしたので、難しさの度合いは、格段に上がってしまった。


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初めに考えた束のホゾ

 束の上ホゾは、単純に両側の斜辺の木を置くので、三角に横を切り抜いた。一見これでうまくいくように感じたが、残念ながらそううまくはいかなかった。

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斜辺を置いてみる

 斜辺を乗せてみると、中央もずれているし、隙間はできているし、散々である。別に両側の斜辺の寸法が違う訳ではないのだから不思議だ。斜辺の立ち上がる角度のなせる技のように思う。

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頂点を合わす

 斜辺の木を微調節して作り直した。三角の頂点を束の中央上に持ってくることには成功した。しかし、束のホゾの切り落とし部分が三角形ではないことが組んでみてよく分かった。束も作り直す必要がある。


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余分な部分を切る

 斜辺のいらない部分を切り落として三角の頂点を作ってみたが、やはり、束の部分は隙間になってしまうので、残念だが、束も作り直しだ。


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束ホゾの完成形

 組んでみて分かったが、束のホゾ横の切り落としは、三角は三角だが、一方向からの斜辺が乗っかる形に切る必要がある。反対側は、その斜面が反対方向になるわけだ。


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斜辺を乗せてみる

 あたらめて斜辺の木を置いてみる。右の木と束の間に隙間があるので、もう一度右の斜辺の木を作り直さなければならない。もちろん斜辺の木が重なる中央の部分は、ホゾがくるので、ノミでホゾの形に切り取っておく必要がある。


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隙間も微調節

 斜辺の木を、まず1本置いてみると、その加工した形が良く分かる。微調節してうまく組み合うような形にたどり着いたら、それが屋根の三角のモデルになる。その形をまねて後2つ、計3つの三角を作る予定である。

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合格の完成形

 さて、両方の斜辺を乗せてみて、まずまず合格点の三角頂点を作ることができたと思う。斜辺の木2本と束が重なる位置をボルトナットで止めれば、屋根の三角が完成となる。結局、このモデル作りに、何回も部品を作り直して5日を経過してしまった。私の大工タイムは半日なので、1本の斜辺の木の加工に1日かかることになる。慌てない、慌てない。
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2016年08月10日

573  気 晴 ら し ( し あ わ せ の 国 )

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散歩中の夏雲

 天気が良くて、体の調子が良ければ、散歩に出かける。農園で半分熱中症になりかけながら、4時半か5時になれば、出かける時刻だ。世間のお仕事は終わりの時間だが、空には立派な入道雲が出ていたり、まだまだ終わりの時間には間がある。

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太陽に背を向ける向日葵

 それでも、30分ほどの運動を終えて帰る頃には、太陽はずいぶんと西の空に傾いている。帰り道、向日葵(ひまわり)が並んで立っている場所があるが、不思議なことに彼らは、西日に背を向けて立っていた。来るべき明日の朝に備えているのだろうか?

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ある朝の収穫

 あんまり暑い日が続くので、私の心も、時々、道に迷う不思議な体験の1つなのかも知れない。朝の一番仕事は、受粉と収穫と決めている。それだけでも、体はかなり汗ばんでしまう。様々夏野菜で篭(かご)は一杯になる。雨が降らないので、ナスビは収穫量が減ってきている。

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黒スイカも

 ズッキーニも終わりかけているようだったが、何日か水をやってみると、少し元気を取り戻し、花を咲かせるようになった。7月3日に受粉した黒スイカ、とうとう30日を経経したので、収穫を終えた。小玉スイカよりは少し大きいのが、7個ほど収穫できた。8月の初めだが、何だか季節が1つコトリと回った気もした。

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しあわせのポスター

 連日の30度越えの中、大工さんやら、お百姓さんやら、汗にまみれてばかり過ごしていたが、チケットが手に入ったので、この日は、「しあわせの国」へ気晴らしに出かけてみた。県美術館の1階にお面やら仏像、民族衣装などがつつましやかに展示してあった。

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大きなマニ車

 添えられている言葉や写真、そこに写る人々の顔、とりわけ、子供たちの表情を見ていると、今ではもう日本人が失ってしまった何かが見えた気がする。出口には、大きなマニ車が設置してあるコーナーがあり、時計方向に回すと、お経を唱えた効果が得られると書いてあった。

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高速から見た雲

 このマニ車は、重く、私も挑戦してみたが、回すのは大変そうだった。それだけ、マニ車を回して人々のしあわせを手に入れるのは、難しいのかも知れない。なかなか回らなかったマニ車とは違い、帰りの高速から見えた雲からは、季節がやすやすと回る音が聞こえる気がした。
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2016年08月07日

572  お 手 伝 い ( 夏 真 っ 盛 り )

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風船の木?

 まだまだ始まりの夏と思っていたのだが、風の国に、風船を枝に付けてゆらゆら揺れる木が盛りを迎えると、夏も闌(た)けて、もう夏真っ盛りと言っても良いのだと思う。

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磯の浅瀬

 どうりで、海の色も間違いなく夏色に変わっている。浅い磯場は、特に明るい緑の海の色が、きれいだ。汗にまみれる密柑山から一休みして見下ろすと、一瞬、暑さを忘れ、心洗われる気持ちになる。

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時が止まったような海

 港近くの深場では、地元漁師さんの船が止まって動かない。大潮で潮がいいと、海士(あま)となり、潜ってサザエやアワビを採る方がおられるので、おそらくそのような漁をしておられるのだろう。静かな海だ。

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梶谷鼻も静か

 遠く梶谷鼻(かじやばな)を眺めても、波もなく穏やかに佇(たたず)んでいる。カメラを換えたせいか、望遠機能が増したので、何だか良い感じに見えるのは、気のせいだろうか。


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かなり近く見えるぞ

 今度は、試しに九四フェリーを撮ってみた。やはり、いつもより穏やかにズームアップされている気がするのは、新しいカメラは、安いのだが、可愛く思っている私の贔屓(ひいき)眼なのかも知れない。

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すぐそこのよう

 その証拠に、日振島を撮ってみたが、肉眼では、ずいぶん遠くの水平線に浮かんでいるのに、その島影は、かなりはっきりと見えるのだから、満足!満足!ささやかな幸福感か?


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空き家が増えて

 急な傾斜地に建ち並ぶ風の国の集落、戸数は、かなりあるのだが、先日、親戚の初盆がらみでその家を訪ねた相棒が、「行き帰りの道すがら、ただの一人にも人に出会わなかった。」と嘆いていた。空き家が増え、人口が激減しているらしい。寂しい限りだ。
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2016年08月04日

571  別 世 界 2 ( 救 わ れ る )

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岩から流れ落ちる清水

 どこにも避難しようがないこの暑さと同じように、やりきれない事件が相模原の方で起こったと報道されている。ほとんど抵抗もできない障害者の方の寝込みを襲って最悪の殺戮を行った若者のニュースが、この暑さ以上にいたたまれない思いを私にも運んできた。

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愛嬌2

 私の父親も戦争で両足を失った1級の身体障害者であった。スポーツが好きで得意でもあった人であったので、さぞかし残念な思いで以後の半生を過ごしたことであろう。いくら親子でも、当事者でなければ分からない悔しい思いがたくさんあったことであろうことしか、私には、推測はできない。

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苔?羊歯?

 母親も少しずつ老いを深め、一方、大人に近づいていった私が高校生の頃は、父親の足が痛み始めると、母親に代わって北宇和病院までタクシーで父を運び、父を背負って診察室まで行くのが、私の役目になっていた。

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羊歯1

 待合室に居る他の患者さんたちが、両足のない父やそれを背負っている私を見る視線は、明らかに好奇な眼差しが混ざっているのを、背中で感じつつ診察室を目指した。

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苔1

 決まって父の治療は、痛みを止めるためにモルヒネを打ち、痛みが治まった頃に、また、タクシーで帰るというパターンであった。ある時、医者が、私を別室に呼び、モルヒネを打った後も、痛みが治まる気配もなく、2本目のモルヒネを要求する父の病状についての説明をしてくれたことがあった。


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羊歯2

 父の足の痛みは、「幻視痛(げんしつう)」というもので、足を失くしたことを残念に思う気持ちの大きい人は、その思いが大きければ大きいほど、この幻(まぼろし)の痛みに苦しむのだということであった。

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愛嬌3

 父の足の痛みは、早朝から仕事に向かわなければならない母親を睡眠不足にし、私をも睡眠不足にするやっかいな代物であった。それは、昼間寝たい時に好きなだけ寝て、一晩中、足が痛いと泣き叫び、家族を眠らせず苦しめるものでもあったのだ。私はいい加減腹が立って、内心もう止めて欲しいと思っていた。しかし、その痛みが幻視痛であることを知り、父の心の病がどれだけ重いのかということを少しだけ理解し、もっと父をいたわってあげることが大切だと気づいた。


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「こけむしろ」看板

 相模原で取り返しのつかない殺戮劇をやってしまった若者、その考えは、憎むに余りあり、被害者家族のことを思うと、本当にいたたまれない思いになる。それでもなお、彼もまた、心を病む障害者の1人であったことにも思いが及ぶ。別世界のマイナスイオンに心癒やされて、また、暑きエリアに戻り、一歩を踏み出す勇気がこぼれ落ちないように大洲に向かった。
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2016年08月01日

570  別 世 界 1 ( マ イ ナ ス イ オ ン )

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苔?羊歯(しだ)?

 どこに逃げても暑くて困ってしまう季節になってきた。朝は、一時、涼やかな空気が流れるのだが、一度(ひとたび)、陽が昇ると、衣服はジリジリとあぶられ、とめどなく汗が噴き出してきてしまう。ある日、相棒の買い物に付き合わされて、大洲に向かった。途中、少し涼んで行こうと立ち寄った所がある。

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高山植物?

 そこは、杉木立の中にあり、そんなに深山でもないのに、涼やかな空気に包まれていた。ここの管理をされている方が、30年ほどの歳月をかけて整備してこられたと聞いている。私にはよくは分からないが、様々な種類の苔が植えられている。


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山水(やまみず)の演出1

 私には名前も分からないが、その苔のあちこちに高山植物なども植えられているようだ。ほうっておけば、おそらく雑草に覆われた林の中になってしまうところを、雑草を取り、落ち葉などもきれいに掃いて除いてあると思われる。

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愛嬌

 これだけの広い空間に苔を植えて、その美しさを保つことは、よほどの情熱がなければかなわなかったはずだ。山から湧いてくる冷たくてきれいな水を使って、水にまつわる品々を配置して涼やかな演出もしてある。

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これも高山植物?

 それらの品々は、この空間のために作られたものもあるだろうし、ここにふさわしく馴染(なじ)むだろうと持ってこられたものもあるだろう。苔の中に溶け込んでしまっているようなものもあった。

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山水の演出2

 56号線を走って、大洲への峠を越す前に横道に入り、こんなに近い場所に別世界が展開しているとは、驚きだった。何だか昔、テレビで紹介されていたような記憶も蘇(よみがえ)ってきた。


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苔と同化

 木立の中に足を踏み入れると、あまりの心地よい空間が演出してあるせいか、大量のマイナスイオンに包まれてしまう感覚に襲われる。先ほどまで居た世俗の喧噪から、急にタイムスリップしたようにも感じた。 
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2016年07月29日

569  夏 祭 り ( 天 ま で 届 く か ? )

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夏の花

 もう紛(まぎ)れもなく夏を迎えたのだろう。なぜか夏には黄色い花が似合うように思われる。今は、梅雨時期のじめじめがなくなったせいか、暑くはあるが、幾分過ごしやすくなった気がする。地主さんは、あれから2度ばかりお見かけしたが、まだ、室内に避難しておられるようだ。早く元気なお顔を見たいものだ。


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しっかり伸びたコンニャク

 途中で興味を失ったのか、コンニャクにしてもらわなかったコンニャク芋が、春先、花芽を付けたので、切り取って庭の片隅に植えておいた。夏草でジャングル化した中から立派な茎を伸ばし、その存在感を示している。本番の夏を迎えるこの時期に、夏祭りが行われた。今年も、交通指導員さんは、夏祭り花火大会の警備に雇われた。

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花 火 1

 弓滝神社では、恒例の輪抜けが行われているはずだ。前を流れる三間川に神社の下で合流する小さな小川があるが、小川を合流点から少し上がった所で花火の打ち上げが行われる。そこに至る小さな道々を車両通行止めにし、我々交通指導員が警備するという手はずになる。


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花 火 2

 今年の警備場所は、清延や愛治地区へ向かう道より、三間川を隔てて南側になったので、昨年より花火はやや遠くはなったが、見やすい位置になったかも知れない。けっこう特等席なのか、老人施設のお年寄りが、車いすで職員と花火見物に来られていた。

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花 火 3

 また、愛治へ向かう橋には、歩行者専用の橋も並んで併設されているので、いつの間にか、橋の上も20人ばかりの見物客が、橋の手すりにもたれて花火見物をしている。


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花 火 4

 風はほとんどなく無風に近いが、心持ちこちらに吹いてきているので、花火の煙は丸々わだかまって、固まった気体のように少しずつこちらを目指している。すると、火薬の匂(にお)いにむせかえる。

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花 火 5

 花火は、勢いよく上がり、はじけて色とりどりに燃え尽きる。写真は瞬間の軌跡を捉(とら)える。見ようによっては、中空で力尽きて残念がっているようにも見えなくはない。花火の思いは、もっともっと高い天を目指しているのかもしれない。自分にもあんな時期があったような気がする。ひょっとしたら、どこかを目指すということは、素敵なことなのかもしれない。そんな時代こそが、魅力でいっぱいだったのだろうか?低くてもいい、また、天まで高みを昇ってみたい気も、少しだけした。
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2016年07月26日

568  お 手 伝 い ( 摘 果 )

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ホウセンカ

 雨が遠くなり、暑い暑いと騒いでいる間に、季節は間違いなく時を刻んでいるようで、風の国の駐車場前には、既にいつもの夏がやって来ていた。一画がホウセンカの花で埋まっている。

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ジャングル

 今日の作業は、摘果だと聞いていたので、お父さんの車は見えないが、少しでも我々で作業を進めようと、馬の瀬の降り口に入ってみた。すると、車を回すこともできないくらいの草のジャングルになっている。今まではお父さんが草刈りをしていただきこんな様子ではなかったが、年々、当たり前だが、お父さんの仕事量も減っているのだと思われる。

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猪の痕跡

 午前の仕事は、この草との闘いと定め、眺めてみると、あちこちに何物かが、引っかき回し、掘り返した跡が残っている。これは例のイノシシ君に違いない。

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掘り返された斜面

 よく見ると、国道の土は(斜面の部分)も、かなりの範囲掘り返され、石が崩れ落ちている。彼らの目的は、ヤマイモであったり、ミミズであったりする。密柑山の石垣も至る所、崩されている。先日は、カボチャと里芋が食べ尽くされていたと、お母さんが嘆いておられた。


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刈り終えたジャングル

 我々の草との闘いは、たった1本の鎌と素手のみで、草刈り機などの文明の利器はない。ひたすら根気よく草を引き、あるいは、鎌でなぎ倒す。1時間半ほど奮闘して汗まみれになって風の国のお家へ向かった。

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天草

 昼食後、庭に出てみると、天草(テングサ)が干してある。以前、私も、おもしろがってこの海草を干したことがある。海から採ってきたばかりの時は、褐色のような紫色をしているが、雨や夜露にも当てながら、太陽にもあぶられて、少しずつ脱色をして白くなる。白く乾燥したら出来上がりで、そのまま保存できる。もちろん、この海草は寒天(カンテン)の材料である。


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空蝉

 午後は、お父さんも加わって、垣内作り(かきうちつくり)の畑で、清見タンゴールの摘果を行った。実は、大きいもので直径3cm、小さなもので1.5cmくらいになっている。実は無数にあるような感じで、果てしない作業になる。そこここに空蝉がぶらさがっているのを見ると、子供の頃を思い出し、心が和む。

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双子?

 摘果は、30cmほどの1枝に6〜10個くらいなっているものを、1個だけにする。育ちの悪いものを間引き、表面に傷があるものを除いていく。また、木自体が弱っているものもたくさんあり、そんな木は、葉っぱが少ない状態で、良い収穫には至らない。こんな木は、かなり実の数を減らし、葉のあまり付いていない実を摘果する。写真のように双子のようになっている実は、当然、1つに減らす。


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命の水分

 やはり、この時期の作業は、2時間が限度だ。何かが起こる前に休憩したり、終了したりして「命の水」を体に補給してやらなければならない。
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2016年07月23日

567  小 屋 ( 屋 根 1 )

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オニユリ

 連日の猛暑にもめげず、父親の命日前に、第1弾のお墓参りに向かった。いつもは、せいぜい8月のお盆前に出かけるのだが、ふと思いついて出かけてみた。我が家が行く頃には、いつもどなたかが、お墓へ登る道の草刈りをしていただいているので、難無く登って行くことができていた。今回早めに行って見ると、お墓への道の両側には、たくさんのオニユリが咲き誇っていた。


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夏草とオニユリが塞(ふさ)ぐ

 いつもは、この時期にお墓に登って来ないので、こんなにも夏草に覆われ、たくさんのオニユリが咲いて道をふさいでいることなど少しも知らなかった。陰ながら草刈りをしていただく方に感謝はしていたが、これほどとは思わず、さらに感謝が深まった。道は、セメントの階段状になっているが、階段が見えないほどになっているので、1時間かけて、鎌で道の草を刈ることとなった。炎天下、お墓周りも含めて、結局、2時間ちょいの作業となった。


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屋根の部品1

 家でも猛暑の中、小屋の作業を2時間ほど行う。1時間して1時間休み、また、1時間という具合に、熱中症対策をして行う。そうでもしなければ、抵抗力の激減している体はすぐに崩壊しそうだ。さて、作業は、いよいよ難関の屋根の細工に突入した。隣の先輩Kさんの小屋を視察、最初考えていた方法を止めて、Kさん流の三角作りをする方法で作ることにした。


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屋根の部品2

 四角の部分なら、ここが何mと計算ができるのだが、三角形は、サイン、コサイン、タンジェントの世界なのだから、はなから計算する気にならない。大工さんは、計算しているのだろうか?ともあれ、大工さんに教えていただいた。屋根の傾斜で図面を描き、図面の縮尺で実寸を割り出すという原始的な方法で、おおよその部品の長さを導き出した。

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長いホゾへ

 それらの部品を並べてみて、実際の切り組みを想像してみる。試しに刻んでみて、修正しながら、1つのモデルを作り上げるしかない。頭の悪い私には、その方法しか思いつかないので、その方法で進むことにした。とにかく三角形は、刻むことが難しい。梁の上に三角がくるが、梁と繋げるためには、斜めのホゾを刻まなければならない。角度は、適当で、部品を並べてけがきをする。それを左右同じにすれば、一応、2等辺三角形の斜辺にはなるのだ。


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斜めの切り目を入れる

 けがいた角度と平行に5cmの長いホゾをけがく、他のホゾと同じく幅は4cmとする。この長い変則的なホゾは、梁に食い込む部分である。最終的には釘を打って固定するつもりだが、ホゾがあるとないとでは、固定される具合が違うだろうと思われる。まず、4cm幅を根気よくノコで切る。普通のホゾの3倍の時間がかかる。もう、根気しかない。

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横からも切り、落とす

 次に横からも根気よく切り目を入れて縦横合流すれば、ホゾの姿が見えてくる。これだけで、ゆうに1時間以上の時が費やされる。太陽に焼かれ、私の頭も良い塩梅に焦げてくる。この時期、値打ちのある作業だ。


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変則長ホゾ完成

 反対側も、同じ根気強さと時間をかけて刻むと、長い変則的なホゾが完成する。ぐったりと疲れて、後はお昼寝タイムに突入するだけだ。
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2016年07月20日

566  小 屋 ( 猛 暑 )

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夏雲

 連日の雨に意欲をへし折られていた小屋の製作、再開の季節になったかもしれない。雨や雨模様では、仕事にならないと思っていたが、梅雨明けとなり、晴れたる日が多くなってみると、これはこれでなかなかきつい作業となることを思い知らされた。


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ホゾのけがき

 あまりの太陽のきつさに、日影を求めて作業をする。午前中は、長く伸びた山茱萸(サンシュユ)の木がおあつらえ向きの影を提供してくれる。作業は、ほぼホゾとホゾ穴作りに終始する。なにぶん全てが手作りなので、午前中の2時間くらいかけてやっとホゾが1つ出来上がるようなのんびり作業である。

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厚さ4cmに縦びき

 昼からは、影が全くなくなって、炎天下での作業となる。太陽の光にめげそうになるので、少しでも光を防ごうと麦わら帽子をかぶる。汗が絶え間なく流れるので、タオルは必需品だ。連続でできる作業時間は1時間が限度である。


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縦・横引きが合流

 ホゾの長さは、5cmとした。私が勝手に9cm幅に5cm食い込めば十分と判断した。しかし、近所で仕事をしていた大工さんに訊いてみると、「もっと長くしたらいいんじゃないか。」という答えだった。もう、ほぼ終わりかけている状態なので、後戻りはできない。何とか手を考えるしかなさそうだ。

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ホゾになる

 大工さんは、ホゾが抜けないように木のくさびを打ち込む。それもない私の小屋の構造では、地震が来れば、易々と(やすやすと)崩壊するに違いない。塩梅(あんばい)のボルトとナットで止めるしかないかもしれない。


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角(かど)を落とす

 あれこれ考えながら、猛暑の中、進まない作業を続ける。ホゾの幅は4cmで中央線を引いて、そこから2cmずつ幅をとる。4cmの厚さのホゾが出来上がる。角を斜めに少し落として組みやすくする。柱は、ホゾで下の土台と上の梁(はり)につながる。いよいよ次は、屋根の細工になる。

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オモチャカボチャ

 猛暑の中、畑の片隅では、オモチャカボチャが元気に育ちつつある。お節介かもしれないが、ズッキーニ、スイカ、オモチャカボチャに、毎朝、受粉王子として貢献している。聞くところによると、次なる作業の屋根の部分は、とりわけ難しいのだそうだ。少し不安はあるが、もう進むしかない。
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2016年07月17日

565  ト マ ト ハ ウ ス ( ホープ )

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まだぺっちゃんこの枝豆

 トマトハウス農園は、年を重ねるたびに、なぜか後手後手に回り、我が人生そのもののようだ。食べたいものを作るというコンセプトであることは、大いに結構なのだが、知らぬ間に遅れ遅れの植え付けになっているのだろう。おかげで、枝豆君も、まだまだの様子である。これは、発想を変えれば、「これからのホープ」なのだとも言える。

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育ちの悪いピーナッツ

 もう1つのおつまみ系、ピーナッツも、花は咲き始めたが、まだまだの様子である。意外に種の保存に難があったのか、ネズミやらホリ(米を食べる虫)にやられて立派な種が残っていなかったのが響いているかもしれない。しかし、彼らの未来もまだまだ可能性を信じてホープとしておこう。

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まだひ弱な里芋

 里芋君は、別名小芋とも言われる。もう1つメアカ芋というのがあるが、私の好みで、いつも、里芋のみ植え付ける。子芋は食べてしまうので、いつも親芋を植えることになるが、暦年なので、良くないのかもしれない。乾燥に弱い作物なので、引いた草を敷き藁(わら)にすると良いということを学習した。うまく育たないかもしれないが、今のところホープとしておこう。

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期待の持てるオクラ

 オクラは、花も咲き始め、やっと勢いが付いてきたので、これこそは、未来のホープと期待したい。

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発展途上のゴーヤ

 ゴーヤも、ポットに種を蒔いたが、発芽せず、結局、己生え(おのればえ)の苗を植え付けたので、遅れてやっと花が咲き始めたところだ。後手と嘆かず、ホープと期待しよう。

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始まりのキワーノ

 これは、例のとげとげ野菜のキワーノだ。たくさん種をばらまいておいたが、たった3本だけ発芽した。ところが、種が落ちているはずのない場所に2本己生えしていて、収穫が期待できそうだ。これも、ホープとしておいてもいいだろう。

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塔が立ったゴボウ

 昨年11月に植え付けたサラダゴボウは、既に食べられる大きさになっているが、1本だけ塔が立ち始めた。これを防ぐために11月に植え付けたのだが、何本かは、期待を裏切る。残りは巨大ゴボウになってホープになって欲しい。

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実になるかメロン

 次は、昨年は食べれる実にならなかったメロン、今年はハウス内に植えてみた。虫がやって来ないので、人工授粉して3個ほど実になるようにしているが、キューリと同じく白カビが生えてきはじめたので、願いはホープだが、今年も難しいかもしれない。

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まずまずか?ヤマトイモ

 最後は、ヤマイモ系のヤマトイモ、昨年、雨で腐り始めたので、途中からハウスに植え替えた。冬越しも、腐って困っていたが、ハウス内の土中にそのまま放置したら、生き残っていた。実験段階だが、ハウス内でホープに進化してほしいものだ。 
posted by tentijin at 07:36| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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