2015年10月30日

488 散 歩 ( 山の秋 動物編 )

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わな設置中表示

 スクワット・ウォークの更なる時間短縮を考えながら散歩道を歩く。何やら西日を受けてキラキラ光るものがある。そこは木の枝の先で、光るものなど通常はないはずなのに・・・。近寄って見ると、「動物のわなを仕掛けていますよ、注意してください。」というラミネートされた表示であった。そういえば、秋口までは、鳴き声や姿、足跡など、その存在が感じられた鹿君の気配が、今は全く感じられなくなっている。

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アゲハ1

 昨年の途中までは、親子の鹿であったが、母親がわなにかかり、子鹿だけになっていた。その子鹿も成長し、今では大人の体になっていた。気配がないのは、わなで捕らえられたのかもしれない。もし、そうなら、深まる秋に寂しい出来事と言える。散歩中に出合う動物たちも、それぞれに時を過ごし、寂しい状況は進んでいるようだ。


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アゲハ2

 誰が頼んだわけでもないのに、蝶たちは標本のように一杯に羽を広げ、舗装の上で休んでいる。側に寄ってカメラを向けても逃げたりはしない。動かない訳ではないが、もう飛び上がる力はなさそうである。走ったりジャンプしたりしづらくなった我が身のようだ。

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ヒョウモン蝶

 散歩時間の短縮に、この間から高速スクワットを試みている。これが何と大成功であった。1回のスクワットは、高速になると、更にいい加減になるのだが、案外筋肉には堪える。おかげで、眺めて見るに、太ももの筋肉が以前より盛り上がってきた気がする。高速万歳だ。

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蛇の子

 美しい豹紋蝶も、残りの時間を静かに過ごしている。空気の温度が下がってきた中、今年生まれた蛇の子供も、冬を過ごす暖かい寝ぐらを探すのに忙しそうだ。スクワット・ポイントを60カ所から40カ所にしたおかげで、度々止まってスクワットをするという心のストレスが少し軽減した。


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 普段出合わない蛙君にも遭遇、冬眠場所を探し始めたのかもしれない。スクワット・ポイントの数が減って、歩くことに専念できる距離が増えた。歩くだけの所で、新しい試みを始めてみた。

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カマキリのカップル

 最後の一仕事が残っているカマキリのカップルに出合う。雄は、雌の栄養になって終了する儀式、誰に教えられたわけでもなく、淡々と命を繋ぐ時間を過ごす。新しい試みは、歩きながらの腹筋運動である。一向に減らないメタボなお腹周り、太もも運動だけではへこますのは難しそうだから。


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夕焼け

 それは、しごく単純な試みで、吐く息の時に腹筋に力を入れるというだけのことなのだ。フッフーという吐く息の時に力を入れて歩く。とても効果は望めないのかも知れないが、「溺(おぼ)れる者は、藁(わら)をも掴(つか)む」である。夕焼け空は、「それでも希望を持て。」と言っているようでもある。
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2015年10月27日

487 散 歩 ( 山の秋 植物編 )

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ため池に映る山と空

 散歩は、いつも市越の池の畔(ほとり)から始まる。ふと人の気配を感じると、バス釣りの若者が、息を殺しながら藪(やぶ)の蔭で竿(さお)を出していたりすることもある。歩き始めるとすぐ、峠を越えて松野に下る道になる。右に道をとり、林道に向かう。林道の入り口には、ため池があり、私はいつも、池に美しく映る山や空を楽しみに眺めながら林道へ入っていく。

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山茶花(サザンカ)?

 この花は、自然の藪の中に咲いているが、山茶花の花に似ている気がする。通常の山茶花は、ピンクの花が多いが、葉っぱも花もその原種のような風情である。私のスクワット・ウォークは、とうとう1カ所での回数が40回を越えている。それでも、足にこたえることはあまりない。簡易なスクワットだからかもしれない。


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野菊の類い

 山の植物たちは、少しずつ秋の営みの真っ只中(まっただなか)に来ている気がする。気温もずいぶん下がって肌寒さも増している。野菊の類(たぐ)いもピークのように小さな花を咲かせていた。スクワットの回数が増えて困る問題は、散歩にかかる時間が長くなってしまうということだ。どうしても40回×60カ所では、破綻してしまうのだ。

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赤い実

 子供の頃、「シオバンボ」と呼んでいた赤い実も、いつの間にか藪の中から顔を出していた。時間の破綻を解決するために、思い切ってスクワットポイントを減らしてみた。片道30カ所なので、片道分+10カ所の40カ所に減らしてみた。ずいぶんと時間短縮になる。


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黄葉中のイタドリ

 この間まで、ひらひらのイタドリの実を楽しんでいたが、何とその葉っぱが黄葉し始めていた。実の色、緑も残る葉の色、何ともいえない色のバランスが美しい。大発見?スクワットは、40カ所に減らしても、40回×40カ所=1,600回で、十分すぎる回数ではなかろうか。


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紅葉した柿の葉

 誰も食べようとはしない渋柿が生えている。道に実が落ちて車に轢(ひ)かれ、その存在が知れる。その姿には、あまり心引かれないが、この美しく紅葉した柿の葉には、自然の素晴らしささえ感じてしまう。1散歩での1,600回スクワットは、いくら簡易といえども、間違いなく檀ふみさん越えを果しているのではなかろうか。


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散歩の終わり

 秋空を見上げて散歩を終了する頃には、まだ、もう少し時間の短縮をしなければ、冬の短い昼には対応しないようだと、新たな対策の必要性を感じていた。ともあれ、足が壊れることもなく、足のしっかり感は増しているのだから、ひとまず順調と呼べるのかも知れない。
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2015年10月24日

486 トマトハウス ( 秋終わり近し )

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農園の番人

 夏の農園を見守ってくれた雨蛙君の後ろ姿も、心なしか寂しそうに見える。夏野菜のナス、キュウリ、オクラは、ほぼ終わり、オクラの種採りだけが、残っている。ミニトマトのアイコとジャンボシシトウだけは、まだ次々と実をつけ、頑張っている。


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夏のコンニャク

 夏の間、栗の木の木陰で大きな茎を伸ばしていたコンニャク芋も、茎が枯れたので、収穫を終えた。ジャンボサイズの芋は、4つだけ来年も更に大きくさせたいという野望がある。コンニャクに加工される大きさの芋は、4個だけだった。後は未来のある小さな芋ばかりだったので、来年の種にすることにした。


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掘りあげたコンニャク

 もし、コンニャクへの加工が物足りなければ、風の国の密柑山にもたくさん植えてあったので、いただいて帰ることも可能だ。基本、楽しみながらの栽培なので、それもよしとする。


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上に伸びた山芋

 波板を土中に斜めに埋め込んだ上での山芋栽培は、今年は早々と蔓が枯れたので、少しずつ掘りあげていった。中には波板を上に遡(さかのぼ)って伸び、地面に突き刺さっているやんちゃな奴が2〜3本あった。波板の上の掘りやすいものを掘った後、スコップで苦労して掘ってみた。途中で折れたり切れたりするが、仕方がない。そんな傷ついたやんちゃ者は、収穫に感謝して当面の食料にするのみだ。


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収穫した山芋群

 うまく掘れたものは、長いものだけ家の前の畑に埋めて保存し、必要な時、掘り出すシステムにしている。小さなもの短いものは、しばらくハウス内で保管し、波板の上の土が用意できたら、来年の種に植え込む。

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順調レタス

 レタスは、種を蒔いたが、発芽しない古い種だったので、あきらめて苗を植えた。レタスは虫もあまり好まないのか、かじられることはまずない。しっかり肥料を与えて一気に成長させなければ、なかなか結球(けっきゅう)しないということを経験から学習した。

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後蒔きほうれん草も順調

 今年は、初めに植えた赤ほうれん草が穴だらけ、後から植えた次郎丸ほうれん草は、見事に育った。葉物は、短期決戦なので、毎日水をやってみずみずしいうちに食べ尽くすのが正解。我が家だけでは食べきらないので、いつもの8軒の非農家の方々に順番に配る。功徳のまねごとに野菜たちも喜んでくれているかもしれない。
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2015年10月21日

485 海 へ ( 宇和海から太平洋へ )

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旅へ誘う空

 宇和島湾に浮かぶ九島に橋がかかったらしい。あんなに目の前に見えていてフェリーで渡るしかなかった九島。1度魚釣りに出かけたことがある。島を1周してやろうともくろんだが、当時乗っていたエスティマでは回り切らないクランクな道があり、断念した。橋を見に久しぶりに海辺に向かった。空は今日も高い。


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九島大橋?

 小さな半島を越えて橋桁工事をしていた場所を目指した。海に沿って走ると、すぐに橋が目に飛び込んできた。テレビでも流れていたらしいが、私は見逃していた。いやー、見事に繋がっている。道は橋の袂(たもと)まで届いている。九島の方々の暮らしぶりが大きく変わることだろう。この光景を見て、どう繋がるのか自分でも分からなかったが、急に太平洋を眺めて見たくなった。

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33号線到達

 雨の降らない秋晴れの天気が続いている。高知東部博なるものもやっているらしいが、私は、単純に未だ到達していない室戸岬の太平洋に行ってみたいのだが・・・。我が愛車のアクア号は、最近、相棒が乗り回し、私は、軽四トラックを駆って堆肥などを運ぶ運命になっている。長距離には、アクアを借りる許可が要る。思いついて突然出かけることができなくなった。梨を買ってくるという交換条件で許可が下り、33号線に1時間あまりでたどり着いた。


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浅尾沈下橋

 面河川を下り、高知に入る。大渡ダムを横目に走り、仁淀川町に着く。以前回った沈下橋に寄り道してしばし休憩を楽しむ。小腹が空いたので、少し早かったが、3個のおにぎり弁当の1つを食べて腹ごしらえをした。


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仁淀ブルー

 道沿いの仁淀川は、この辺りの水の色が、「仁淀ブルー」という言葉に最も相応しいように感じる。目の保養になる。

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越知町コスモス祭

 更に仁淀川を下ると、河川敷でコスモス祭をしている風情だ。広い区画にたくさんのコスモスが咲き誇っていた。ここでも、少し休憩して2個目のおにぎりをほおばる。駐車場の車のナンバーは、ほとんどが高知ナンバーであった。その後も、道の駅で約束の梨を物色するも、お目当ての巨大な梨は、1個1,500円とか、2,000円とか表示されている。買う勇気は出ない。


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奈半利付近の太平洋

 高知市内に着き、進路を左にとって海沿いの道を走る。お弁当効果で眠くなり、またまた、しばし休憩して仮眠。その後、かなり走ったが、時間は、家を出て6時間になろうとしている。もうUターンしなければ、家にたどり着けなくなる。安芸を過ぎ、奈半利町に達していた。もう室戸は近いはずだが、あきらめて家路に向かう。14時過ぎであった。帰りは、ノンストップに近かったからか、19時には鬼北にたどり着いた。もっと遠くに行ってみたいが、高速嫌いで、国道しか走れない私の遠出の限界のようだ。
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2015年10月18日

484 お手伝い ( 33 )

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今日も宇和海は天気晴朗

 雨に祟(たた)られた今年の夏だったが、ここに来て雨から遠ざかり、畑は乾いてしまっている。雲一つない青空に恵まれて恒例の風の国お手伝いにやって来た。いつも隣のおじさんに注連飾り作りの副産物の藁(わら)くずをいただき、風の国農園の密柑山に堆肥として入れる。この日も、米袋に7つ分を運んできた。

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草だらけ

 国道横の駐車場で藁を下ろしてみると、国道の土は(どは、斜面)が草で覆われているのに気付いた。いつもならお父さんが草刈りをしてすっきりしている場所である。83歳になるお父さんは、しっかりはされているが、山仕事の意欲はすっかり減退しているのが現状だ。当たり前だと思う。自分がその年には、おそらく消滅しているか、はるかに立派な御隠居さんになっているに違いない。


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少しすっきり

 10時頃に到着したので、山仕事は、午後になる予定である。中途半端な午前の時間つぶしにここの草をやっつけることにした。しかし、我々が持っているのは、1本の鎌と軍手くらいである。鎌を使った斜面の草刈りは、私の担当、相棒は、平地の草を何とかすることにした。草刈機がないので、時間ばかりかかったが何とかガードレールが見える状態にはすることができた。


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どろぼう(くっつき虫)の逆襲

 私の軍手には、「どろぼう」がびっしりと付き、思わぬ成果を発揮していた。きれいに取り除くだけで、昼休みがつぶれそうだ。ズボンは、ウインドブレーカーをはいていたので、くっつかずにすんだ。


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摘果するには大きくなり過ぎた蜜柑

 午後からの仕事は、密柑山に入っての摘果と草引きである。摘果も草引きも、厳密に言えば、我々素人が土日に乗り込んでお手伝いしても、とても間に合うものではない。我々が1日かかってできるのは、せいぜい畑の1段くらいで、その1段さえできないこともある。その上、畑は何カ所もある。普段はお父さんが地道にやってこなすしかないのだが、もはやそのような意欲はなくなっている。焼け石に水状態なのだ。

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見つけた鳥の巣

 我々は、素人なので、そのような大局はあまり考えず、とりあえず目の前の仕事を喜々としてこなし、鳥の巣を見つけて鳥の仕事に感心するくらいなのである。冷静に考えてみると、我々にもその大局の一端は既に見えてきている。


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いただいた渋柿

 今回は密柑山に植えてあった渋柿を見つけ、渋抜きに挑戦しようと、10個くらいいただいて帰った。アルコールで渋抜きをしていた今は亡き明治生まれの親父の姿が目に浮かんだ。私がやっても渋抜きはできるものなのだろうか。
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2015年10月15日

483 ト マ ト ハ ウ ス ( 夏 か ら 秋 へ 2 )

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不吉な朝焼け

 ある朝、起きてみると、東の空は不吉な色に染まっていた。まるで我がトマトハウスの異変を知らすかのごとく、である。「秋の夕焼け鎌を研げ」夕焼けは、好天の兆しなのだが、朝焼けは?何かあったかなあ?ともあれ、思わずパチリ。

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虫に食われた大根

 消毒が嫌で、白い網を被せて虫を防ぐことを旨としていたのだが、今年はこの有様だ。通常大根ほど作りやすい野菜はないのだが、その大根がこのような状態になるのは初めてである。大根葉で作る菜飯が大好物なので、消毒などはもってのほかなのだが・・・。このままでは枯れてしまう・・・。



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レースになった白菜

 犯人は1〜2mm程の黒くつやつやした羽を持つ虫で、その形状は、テントウムシの小型といったところか。徹底して柔らかい部分を大多数で食べる。白菜も見事なレース状になった。もう致し方ない。芯まで食われているものは、引っこ抜くしかない。芯が残っているものは、食われた部分の葉っぱをちぎり、菜飯はあきらめて、弱い消毒を施した。


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一朝の収穫

 虫被害は、農園のマイナス部分だが、遅く植えたせいか、夏野菜は、ナスとオクラが終わりかけて、キュウリは終了しているが、依然、収穫することができている。ズッキーニも最後の花を咲かせている。ゴーヤは涼しくなったせいか、サイズが小さい。

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アイコは貯まる一方

 夏の長雨被害をもろに受けていた外トマトは、生き残ったアイコを中心に回復著しく、たくさんの収穫に至っている。あまりにも多く収穫できたので、御近所非農家の方にお配りした。大きいトマトは、なぜか実は付けるが腐ってしまう。やはり、季節外れのなせるわざだろうか。

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美味しトマトジュース

 アイコは、あまりにもたくさん収穫できるので、試しにゆでて皮をむき、ミキサーでトマトジュースにしてみた。なかなかいける。塩を少し加えると更に良い味になった。

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ジャガイモ絶好調

 この秋の農園の優等生の作物の一つは、ジャガイモ君かも知れない。いくつか発芽していないものもあるが、元肥の牛糞が効いて、かなり勢いよく育っている。立派な秋ジャガが期待できそうだ。
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2015年10月12日

482 散 歩 ( も う 限 界 か ? )

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秋空

 とうとう夏布団におさらばして、綿入りの布団に代わり、半袖半ズボンでは朝晩は涼し過ぎるだけの秋の頃合いとなった。空の雲はやはり高い場所から我らを見下ろしている。スクワット・ウォークも日々進化して、遂に1カ所の回数が30回を越えている。


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8月の星

 しかし、これを進化と呼んで良いものか、疑問が湧いてくる。60カ所で30回以上スクワットをすると、大変な時間オーバーが起こってくる。普通にすんなり歩けば1時間40分の散歩コースだが、ついには時間も、2時間越えの状態となり、逆にストレスが溜まる気がする。せめてものストレス解消に、秋の星の実を拾って持ち帰るのが楽しみになる。8月には小さな星だったものが、今では、小さくてもつやつやの可愛い奴になって落ちてくる。

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見事栗の一生を終える

 何割かは車のタイヤに轢(ひ)かれて、もったいなくも道の上で破裂している。きれいなまま私に拾われた幸せ者は、可愛くても味の濃い渋皮煮になり、有意義な栗の一生を終える。私がアケビを採っても、山栗を拾っても、世の中は少しも変わらない。それでも、ほんの短い一瞬、私には幸せが訪れる。他愛もない話である。

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イタドリの花

 誰も通らない林道の散歩道、ひっそりとイタドリの細かな星のような花が咲く。ほぼ実を結ばず、散る花もある。私のスクワット・ウォークは、1つの限界に来ている気がする。少し知恵を絞って対策を練る必要があるかも知れない。

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イタドリの実

 運良く蝶などの訪れがあったイタドリの花は、今、ひらひらの実を結んでいる。薄緑のその実は、地味だが、品があるようにも見える。元々、メタボ解消をして血糖値と血圧の改善を狙い、筋肉量が増えれば、代謝も上がるはずのもくろみから出発しているスクワット・ウォークである。見た目、筋肉量は、少しも増えていそうにはない。ただ、足のしっかり感が増した気はする。


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ダンベル登場

 人間の体で最も大きな筋肉は、太ももの筋肉である。そこを刺激するスクワットは、理にかなっている。それでも、一向に下腹のメタボは解消しないので、昔使っていたダンベルを出してみた。片手は無理でも、両手でも何かしら代謝増に役立つかも知れない。ただ、すぐに忘れて、やらない日が多いのが難点である。


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水たまりの中の秋空

 雨上がりの水たまりに秋空が写る。老化の勢いは確実なので、少しずつ追い越されていく。せいぜい仲良くしていくためにも、今は、もう少しスクワット・ウォークを続けていきたい。
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2015年10月09日

481 小 屋 19 ( 一 歩 前 進 )

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ホトトギス

 小屋の基礎がどうにか完成し、基礎周りの仕上げを残しているが、私のテンションは下がりっぱなしで、ぼちぼち進めている状況が続いている。秋は進み、小屋を建てるために植え替えたホトトギスが山茱萸(さんしゅう)の木の下で満開に咲いている。


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H製材所が材木搬入

 材木の算段で同級生の製材所や大工さんにさんざん疑問をぶつけていたが、商売にもならない質問者に辟易(へきえき)したのか大工さんには煙たがられ始め、やはり、隣のKさんにお借りした大工さんの本を読んで独学するのが良いのだと、落ち着くところに落ち着いて、大工さんのアドバイス通りの10.5cm角で4mものの柱材を算段すると、13万以上かかることが分かった。


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下側10.5cm角、上9cm角

 基礎を作るためのセメント、砂、バラス、鉄筋、アンカーボルト、コンパネやセパの代金がほぼ10万近くになっていることからいうと、納得のいかない金額である。そこで、同級生の製材所だけでなく、近辺の製材所から電話で情報を訊き集めてみた。

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乾燥用に横木を置いて積み上げる

 柱材のサイズは、大工さんのアドバイスより小さなもの9cm角(通常小屋などに使われるサイズ)の角材にした。桁(けた)などの天井レベルと中2階の床を支える材木は、少し大きい10.5cm角の材を使うことにした。大工さんは、こだわりの1つ大きめのアドバイスをしてくれたのに違いない。製材所の同級生も、訊くだけ訊いて買わないふとどき野郎に怒っているかも知れないが、年金生活の私にとっては重要な経済の面から結局、税込みで7万4千円で調達できそうな製材所に変更することにした。薄情だが、値段は、ほぼ半額にまで節約することができた。

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黄色い線を張ってみる

 材木は、10月6日の日に届き、契約して許可をいただいていた隣のKさんちの敷地に置かせていただいている。10.5cm角が14本、9cm角が39本、おまけに9cm角の少し曲がった角材を1本いただいた。製材所の方に聞いてみると、1ヶ月は、このまま積んで乾燥させる方が良いということであった。長い気もするが、その間に次なる計画を立てて準備することができる。

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しっかり直角をとりながら

 できた基礎は、おおよそ直角もとって作ったのだが、幅も15cmとしたが、厚かったり薄かったり、長さも長かったり短かったり、「まあいいか。」精神でできている。この基礎の上に乗る土台の段階で修正して正しく建つように算段する必要があるというアドバイスを隣のKさんにいただいた。

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墨を付け、マジックで線引き

 そこで、基礎の上に正しい図面を引き、その上に土台を置く作戦とした。まず。コンパネの切れ端をコンクリ釘で基礎に打ち付け、そこに黄色い糸を張り、南側をベースにして東と西に直角の線を張ってみた。アンカーボルトが中に収まるようにしながら、9cm幅の角材が乗る位置を確かめ、北側の線まで直角になるよう線を張り、黄色い線を外して墨付け機で墨を付けた。念のためその上をマジックで消えない線に仕上げた。

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心は秋の空

 基礎の上に引かれた線を見ると、不思議なことに、今まで建ちそうもないと思われていた小屋が、何だか建ちそうな気がしてきた。また、積み上げた材木の前を通る度に、私は心の中でついついにんまりしてしまう。一歩前進した気がするからだ。秋空のように私の心は、晴れやかである。
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2015年10月06日

480 お 手 伝 い 32 ( 客 遠 方 よ り  2 )

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宇和町方面からの朝日


 風の国は、東向きの斜面に広がる集落で、遠くから眺めると、海に滑り落ちそうに見える。すぐ目の前には宇和海が広がっている。真東の方向には宇和町の特徴のある山が見え、お彼岸にはそこから太陽が昇る。東向きなので、台風が豊後水道に入ろうものなら、東の強風をまともに受け、大きな被害をもたらす。


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穏やかな磯の小波にも朝日が

 東側に遮るものがないので、海を渡ってくる風は、好き放題吹き抜ける。遮るものがないので、朝も早くに明ける。夏などは、おちおち眠っていられないほどだ。もし、朝日を拝もうと思うなら、ここくらい適した場所もないだろう。普段の日常の中に美しいとびきりの夜明けの風景が当たり前に紛れている。


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漁港から望む朝日

 人口も減少し、風の国に住んでいる漁師さんの数も昔に比べると、おそらく激減しているだろう。その数少ない漁師さんのうち2人が親戚の方である。その1人は、この時期限定のエビ網漁をしておられる。立て網を仕掛け、伊勢エビを捕る。天気が荒れて少し海が時化(しけ)た方が良く捕れるらしい。様々な魚も網にかかる。


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エビ網漁の船

 朝の散歩に港まで歩いて下りてみた。いつもの朝日を十二分に満喫することができた。エビ網漁をしている親戚の漁師さんも、夫婦で早朝から仕事をしていた。親戚の漁師さんなので、私たちも毎年、伊勢エビを浜値で分けていただく。お陰で伊勢エビを味わうことができる。そうでもなければ、伊勢エビを買うことなどなくて人生は過ぎていく気がする。ありがたいことだ。


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いただいた魚

 今回は、お客さんが来ているうえに、この漁師さん御夫婦の仲人のようなお客さんでもあるので、たくさんの伊勢エビが届いた。おそらく網に載ったのだろう、名前は分からない熱帯の鯛のような魚も届けられた。もちろん、捌くのは私の役目となった。


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小ぶりな伊勢エビたち

 届いたエビは、小ぶりなものがほとんどで、ゆでても味わったが、味噌汁に投入したものも多くいた。鍋に10匹くらい投入するのだから、濃厚な伊勢エビの味噌汁ができあがる。これまた感謝、感謝である。


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旨し味噌汁

 弟夫婦も来て、5家族ほどに地元の親戚も加わって幸せな時間が過ぎていった。我々は、また、みんなが元気で再会できることを願って、2日目の午後に、おいとまをした。
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2015年10月03日

479 お 手 伝 い 32 ( 客 遠 方 よ り  1 )

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彼岸花に集まる蝶

 まだ風の国に彼岸花が咲いている頃、毎年、里帰りされるお父さんの御兄弟が、はるばる大阪から車で帰って来られた。お父さんやお母さんも高齢化して密柑山の管理が思うように行かなくなるように、大阪へ出ておられる御兄弟も少しずつ歳を重ね、体調の思わしくない家族も出てきて、帰って来られる人数も、今回は、1家族少なく、少し寂しい思いがあった。


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狂い咲きの桜

 風の国にお客さんが来るということで足の調子の思わしくないお母さんの少しでも助けになればと、泊まり込みでお手伝いに出かけた。乗り込んでみると、台風の風にもまれた桜の木がそろって狂い咲きをしていた。この時期毎年花を付ける種類の桜もあるようだが、ここの桜は、普通なら春しか咲かない。これも異常気象の一環なのだと感じた。庭の紫陽花まで季節外れの花を咲かせてもいた。

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届いたぴちぴちのアジ

 お客さん到来の話は、親戚内にも届いていて、まだぴくぴくしている釣れたての大ぶりの鼻アジが親戚の半漁師さんから届いた。海端を巡るうちに魚の捌(さば)き方をマスターしていた私の出番がやって来た。

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私が作ったアジの刺身

 新鮮で死後硬直もしていないアジは、まさにおごっそ(御馳走)で、捌き甲斐がある。お母さんの負担を軽減するために、刺身もお店に頼んでいたが、これだけ新鮮だと、お店の刺身より、たとえ私が捌いたとしても、このアジの方が美味しいに決まっている。


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私専用味噌汁

 刺身製作者の特権で、刺身にしたときのアジの腹や中骨部分のアラを使った味噌汁を、私はいつも勝手に作ることにしている。私以外誰も食べようとはしないが、これがいい出汁(だし)が出て最高に美味しい。にんまりしながら、今日も1人で楽しむ。


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仕出し料理 1

 仕出し料理も届き、宴が始まる。元気にここに集えるというのが、正に幸せというものだろう。仲の良い兄弟家族が集合すると、私たちまで幸せのお裾分けをいただいているような気持ちになる。

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仕出し料理 2

 それぞれが歳を重ねていくので、これからは、ますますその価値は高まっていくだろう。私もその輪に加えていただき、大切な時間をあますことなく味わって過ごしたい。泊まりなので、明朝は、久しぶりに風の国の朝陽を拝みたい。
posted by tentijin at 22:47| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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