2016年03月27日

533 延 長 戦 か?

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峠の山桜

お城下へ下る峠を降り始めた場所の山桜は、海からの風を受けるからだろうか、かなり咲き進んでいる。2度目のお城下の病院に下る私の心は、表すれば花曇りのようなものかも知れない。花曇りほど先に明るさがあればいいのだが・・・。

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ソメイヨシノ?

 その桜の道路を隔てた側の桜は、明らかに山桜ではない。メイヨシノ風だが、自信はない。満開に近い7〜8分咲きに見えるところが、標本木に比べるとあまりにも違い過ぎる気がする。ともあれ、病院帰りの私の心がこの花のように明るくほころびていればいいのだが・・・。

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鬼北の桜

 散歩に通う鬼北グランドの桜は、まだまだちらほらの寂しい状態である。今日は、かわいい女医さんから、甲状腺にできている奴の組織検査の結果を聞く日になっている。鬼北の花のようにまだ寒々しくドキドキの心で向かった。結果は、悪性ではないというご説明であった。この後、予約していた泌尿器科に回って気になる別の検査を受けることになる。

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泌尿器科見参!

 甲状腺の例の奴が転移の産物かもしれないとも言われたので、思い当たるものは、下半身に10年来持ち続けている別の奴である。甲状腺の時のように注射器で吸い取られるのかと思うと、場所が場所だけに、思わず激痛を想像してしまった。新たなドキドキタイムが始まろうとしている。

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アンケート

 泌尿器科では、いきなりアンケート用紙が2枚配られ、なぜか答えるうちに緊張が高まってしまった。医師の風貌は、少し安心できる赤ひげ風の先生で助かった。失礼な話だが、生チョロい先生だったら、ドキドキは増幅したかもしれない。

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処置室

 今度の奴は、10年来の友達でもあるとの話をすると、悪い奴ではないかも知れないとの先生のお話であった。処置室に回り、エコー検査になった。どうやら組織の膜の間に加齢による隙間ができそこに体液が入ってできたものだろうということであった。ひどい人は、狸の○○○○のようになるらしい。臆病な私は、当然、手術を拒否した。

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先んじた鬼北の桜

 かわいい女医さんは、念のためもう一度検査をするらしい。彼女に会うのは、やぶさかではないが、延長戦かもと思うと、まだまだすっきりとした心の青空には達しない。今日も鬼北グランドに行ってみると、少し咲き進んでいる木があった。思い切って私は、もう勝手に私見で、鬼北の開花宣言をすることにした。 
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2016年03月23日

532 小 屋 ( 柱立ち上げ確認 )

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夢二の原画(コピー)と石に描き始めたところ

 宇和島では、開花宣言、山道の山桜は七分咲き。もう春もすぐそこに来ている。一向に進まないのは、我が小屋の作業だ。芋つぼ穴を掘り始めて3月末で丸5年になるので、このタイミングで完成させたかったが、難しい。一方、石絵では、夢二に心惹かれ、私の中では、密かにマイブームになりそうだ。小屋も石絵も、暇つぶしの材料だが、石絵ほど簡単には小屋は出来上がっては、くれない。

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横面にケガキ

 今回は、土台の上に立つ柱の流れを紹介してみたい。材木は、土台も柱も9cm角で、土台にほぞ穴を開け、柱の上下にほぞを刻む。上は梁(はり)と繋がる。ほぞの深さは、5cm、9cm土台に5cm入り込むことになる。まず、ケガキをする。

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木口にもケガキしていく

 木口にもケガキして切り込んでいく。横びきの部分は、比較的簡単にひくことができるが、縦びきの部分にかなり時間がかかる。きれいに加工するためには2面のケガキを矛盾することなく切っていけるように注意を払いながら切らなければならない。油断すると、すぐにちぐはぐな直角を保てない加工になってしまう。

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横にした土台に差し込んでいく

 基礎と土台は、建てる時にはアンカーボルトで止められるが、その上に柱を立てて確認すると、垂直に立ち上がってしまい、いつ柱が倒れるか分からない。それでも、できた柱が、決まったほぞ穴に間違いなくおさまるのか確かめてみないと、いざ建てる時に、合わないからと大騒ぎになってしまう。それをを防ぐためには、どうしても今回の確認作業をしなければならないのだ。

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2本目

 したがって、土台を横向きに置いて、そのほぞ穴に向けて柱を差し込んで確かめていく。ほぞ穴やほぞには、それぞれア、イ、ウ・・・などと記号を振り当てている。アのほぞ穴には、アのほぞが差し込まれるという具合である。

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3本目

 寸法的には、ほぞ穴の長さは、角(かど)だけ7cmにしなければ止まらなくなるので、2cm短く加工する。後は、土台の材木の途中にほぞ穴がくるので目一杯の9cmの長さにしても問題はない。長い方が安定し、丈夫になる。

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4本目

 ほぞ穴とほぞを同じように加工したつもりでも、実際に組み合わせてみなければ、本当に合うのかどうかは未知数なのだ。それが手作業というもので、誠に頼りない大体の仕事なのだ。実際に組み合わせてみて微調節するしかない。

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5本目

 何とか東側5本の柱の確認ができた。この時点では、南海地震が来たら、壊れそうな気もする。部品が出来上がるまでに、いくつか対策を考えておかなければならない。小屋は、何だか大人の玩具(おもちゃ)のような気がしてくる。子供の頃、熱中したプラモデル作りの延長かも知れない。暇つぶしには最高だろうとは思うが・・・。 
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2016年03月19日

531 雲 ゆ き

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晴れやかな空

 晴れやかな雲が好きで、カメラを向けることが多い私であるが、もちろん雲を自由に操れるわけではない。その都度偶然に出会う雲に心惹かれるだけである。

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希望に満ちた君子蘭

 先日、お城下の病院で検査を受け、心配なところを指摘され、再び検査に向かった。冬の間中、寒さを避けて玄関に避難していた君子蘭が活動を始めている。元々の株は、5本の花芽を付け、ちぎれて独立した株にも、1本の花芽が付いていた。膨らんでいく花芽を見ていると、少しだけ希望の光が見える。

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雲ゆきは・・・

 まず、すぐに終わりそうな検査結果を聞きに耳鼻科に向かった。耳鼻科では業者の検査で無呼吸症候群の検査結果を教えていただいた。1時間当たりの無呼吸低呼吸回数が30以上で、重症判定のところ、私の数値は、41.3回で、文句なくの重症ゾーンであった。雲ゆきは下降するのか?

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馬酔木

 隣の家の馬酔木の花がいつの間にか盛りを迎えて春を告げている。これも明るい春本番を思わせる希望につながる1コマである。しかし、今日の再診の山は、甲状腺付近にできていて、生長しているらしい奴のエコー検査である。退職時の人間ドックがこの病院だった関係で、前回と今回のCTデータを比べて分かったらしい。少しの希望は、エコー担当の医師が可愛らしい女医さんだったということくらいか。

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雲ゆきは・・・

 念入りなエコー検査の結果、奴のサイズは、かなり大きくなっていることが分かり、2cmくらいと説明があった。先日のCTの画像も一緒に見せていただいた。その様子から甲状腺の中ではなく、横のように見えるとのことであった。専門医に診ていただき、少し未来の光が陰ったようにも思える。

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白水仙

 畑で、寒をくぐり抜け、可憐な白い花を付けている水仙たちは、まっすぐ春に向かって頑張ってきたようで、応援したくなる様子で咲いている。私ももう少し頑張らねばならない。

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雲ゆきは・・・

 結局、可愛らしい女医さんは、注射器でできている奴の組織を吸い取って検査に回すと言われた。できれば結果を聞かなくていい世界に迷い込みたい。雨やら嵐やらがやってくるのかも知れないが、何とか前向きに向かっていこうと思う。
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2016年03月16日

530 なんでもかん

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なんでもかん

 1年ほど前、いや、もっと前になるのかもしれない。成川の先輩の書やその奥様の葛(かずら)を使った工芸品が展示されたことがあり、見学をさせていただいた。その勢いで山に葛を採りに行き、籠を編んだことがあった。それ以来ご無沙汰の「街角ギャラリーなんでもかん」に足を向けることになった。

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パッチワーク?

 今回は、展示品は様々だが、ある種女の城の領域にあるような展示も含まれているような気がする。私は、相棒に誘われ、毎日サンデーなので、お供をした。様々な趣味の展示がなされていたが、気の遠くなるような作業を想像させられる大きなパッチワークの布もあった。


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「裂き織り」の生地

 周りにずらっと吊り下がっていた布は、一見マフラーを思わせる様子であったが、聞いてみると、「裂き織り」という手作りの生地なのだそうだ。

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「裂き織り」の機織り機

 「なんでもかん」の奧に1台その「裂き織り」を作る機械装置が鎮座していた。説明をいただくと、着物などの生地を5mm程の幅に裂いたものを横糸に織り込んでいって自分なりの新たな生地を織り上げていくという方法で「裂き織り」が生まれるということであった。

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バッグ類

 展示作品の中には、その「裂き織り」を加工したり、着物の生地を使ったバッグや巾着袋などが展示してあり、どうやら女性の趣味心をくすぐるものがたくさんあるようだった。相棒も巾着を1つ購入していた。

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布で作られた人形

 そのほかプロ顔負けにうまく仕上げられた人形なども展示されていた。

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絵手紙?

 また、趣味の絵手紙というか工夫の凝らされたきれいな絵がいくつも飾られていた。

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光り物?

 また、女性が好きそうな手作りの光り物?飾り物?なども展示されている。

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籠群

 ある壁には、相棒たちのグループが作ったクラフトの小さな籠が飾られていた。1つではどうということのない籠たちだが、様々な色の籠が壁に並ぶと、カラフルで、インテリアになるなと感心させられた。

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趣味の写真

 最後に趣味の写真も展示されていて作者のお名前をみると、よく存じている方であった。男の私が入るのは少し抵抗があるような雰囲気に思えたが、女性のバイタリティーが群れになっているような迫力を感じた。ここに至っては、男はまるで勝負にはならないだろう。
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2016年03月13日

529 お 手 伝 い ( 清美 垣内作り、終わり )

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ハンドルサポート

 高速道路を走りたくなくなっている私だが、勝手に道路中央の白線に近づいていたり、逆に路側帯への白線に近づいていたりすることがあって、はっとするのだ。若い頃は、普通に安全なハンドル操作ができていたので、そんなことは、意識したこともなかった。

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心和む菜の花

 アクア号のハンドルは、すこぶる軽い。しかし、よ〜く自分を観察していると、ハンドル操作が不安定なのは、ハンドルの軽さばかりではないようにも感じるのだ。

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ちょっと寒そうな海

 風の国へのドライブは、1時間半くらいのコースだし、急ぐこともないので、ゆったり向かうのだが、白線を感知して自動運転するシステムを導入したら楽なのになどと考える。膝が弱って立ちづらくなるのは、筋力の低下だが、安全なハンドル操作をキープできなくなるのは、どんな衰えなのだろう。とにかく、私の前にある老化の壁は少しずつ高くなる。

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元気そうな猿

 そこで運転中の私は、少しでもハンドルがぶれないように、左手は、自分の左太股の上に置きつつ親指をハンドルにかけて自分なりの安定化をはかるように運転している。これは、気休めかも知れない。そうこうしている間にも、季節はまたまた移り、河津桜は、散っていき、代わりに菜の花が盛りを迎えている。この日は、少し肌寒く、海からの風も寒さを伝えてきた。

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買ってきた花

 昨日は、弟夫婦が手伝いに来ていたようで、その取り残しを午前中で採り切って「垣内作り」の畑は、収穫作業が完了した。次は、「馬の瀬」の畑になるが、昼休みには干支の猿君に会いに行き、お母さんの誕生日に買ってきた花をプレゼントしに行った。花は、今回は、私が選んだが、家族の誕生日など祝ったこともなかった殺伐とした家で育った私も、少しだけ、人間味を増したのかも知れない。

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ミニ水仙

 風の国の庭には、様々な植物が鉢植えにしてある。今は、小さく可愛いミニ水仙が咲いていた。我が家にも2世が移住してきているが、まだ、本家本元の方が立派に咲いていた。

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今年、初物

  「馬の瀬」には、昨年私が菌を植えたシイタケのホダ木がある。ちょこちょこ降る春の雨で10本ばかりのかわいい奴が顔を出していたので、いただいて帰った。畑に降りる途中には、ツワブキの畑もあるので、その初物も相棒が採取していた。春は、進んでいるようだ。 
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2016年03月10日

528 お 手 伝 い ( 清美本番 )

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満開の桜

 河津桜が満開の頃、清美タンゴールの収穫が始まった。私には、風の国の畑のどこがそれぞれの品種で価値のある畑なのか分からずにお手伝いに参加していた。はっきり訊いた訳ではないのだが、例えば、清美タンゴールに関して言えば、「馬の瀬(うまのせ)」という畑と「垣内作り(かきうちつくり)」を比較すると、「垣内作り」の方が上なのだと想像できる。

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夢二の石絵

 なぜなら、「垣内作り」は消毒をしたが、「馬の瀬」は放置された。「垣内作り」は、鳥害を防ぐサンテを全て施したが、「馬の瀬」は、途中までして、半分は放置された。昨年まではなかった耕作の変化で、ひとえにお父さんの体力や気力が下降してきたからように思える。我々は、週末にはお手伝いができるが、平日はお父さんの肩にかかっているのだから。

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トリスのおじさん

 夢二の石絵も、近所の友達に進呈したが、正月一緒に飲んだ風の国のS君からリクエストをもらっていたトリスのおじさんの石絵が完成し、風の国に届けた。大きな石なので、S君の家の庭辺りに飾るのかも知れない。S君の友人が集う酒場の飾りという注文であった。描き上がったトリスのおじさんは、よく見るとS君にそっくりである。S君がそっくりなのか?

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春めく?

 S君は、留守で、反応は次回となった。清美の畑から見下ろす海は、いつもと変わらないようにも思えるし、吹き上がってくる風が、少し春めいているようにも思える。清美の収穫は、弟夫婦も加わってまずまずの進み具合である。

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やはり春色

 昼休みに風の国の波止(はと)を見下ろしていると、穏やかさも、色も、風情も、やはり、ずいぶんと春めいて来ているのを実感した。

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遠方も霞む

 遠く大久(おおく)方面を眺めやると、遠方が霞み、黄砂なのか、PM2.5なのか定かではないが、やはり、春めく印(しるし)のように見える。

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収穫

 結局、この日の収穫は、5人での仕事で、午前中が、軽トラ1台(20キャリー)で、午後も1台と少しあったので、計40キャリー以上は収穫できたように思う。まずまずのお手伝いになった。
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2016年03月07日

527 一 歩 前 進 ?

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お城下

 1年ほど前に、「肺炎球菌の予防接種を受けることができますよ。」という文書が流れてきて自宅に届いた。あまり意味を了解せずにスルーしてきた。よく考えると、高齢者の死亡原因の多くの比率を肺炎が担っているという報道も、耳にしたことがありはしたのだが・・・。

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受付

 間違いなく退職を迎えた還暦前後が、今となっては、体調の変わり目だった気がする。長くやめたい気持ちもありながら、中毒症状に促されるまま続けていた喫煙が、咳の多発現象が起こって来始めて、遂に足を禁煙外来に向けさせた。

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内科

 チャンビックスという薬のおかげで、中毒症状を脱し、何とか禁煙に成功することができたのが、62歳の春であった。以来、大きな峠を越えた気でいた。しかし、今思い直してみると、ずっと以前では考えられなかった深い咳き込みが、時々、あったことを思い出す。

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放射線室

 一方、若い頃は、歯ぎしりをするくらい睡眠中噛みしめて寝ていたのが、この最近は、あごの筋肉も退化したのか、口を開けて眠り、鼾(いびき)をかくまでに変貌してしまった。いきおい眠りから覚めると、口の中がカラカラに乾き、のどまで不調を来すようになった。

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受診順路

 こんな状態が続き、症状は一歩前進してしまった。喉(のど)の奧に常に痰(たん)がからみ、深い咳が出ることが日常となった。そこからまた、一歩前進し、気管の奧の肺の辺りに痛みが出る始末であった。

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耳鼻科待合

 さすがに心配になって、お城下の病院を目指すことにした。行ってみると、受付から内科にすべきか耳鼻いんこう科なのか迷う。結局、両方を受診することになり、1日仕事となった。内科ではおそらく「肺がんのおそれ」という形で、CT検査となった。幸いにも画像からは、そのおそれはないという結果が出て、ほっと胸をなでおろした。

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いつの間にか満開

 耳鼻科では、蓄膿のけがあるというドッグの結果から、口を開けて寝たり、痰が絡んだりするのではという恐れを話したら、X線検査となり、画像的には、蓄膿の心配はなし、薬も出さないという結果に終わった。結局、私の痰の絡みと咳は、高額な検査料を支払って、ただの1mmも解決することなく、逆に耳鼻科で鼻から差し込まれたファイバースコープの後遺症で、その日から、差し込まれた鼻から鼻水が止まらなくなり、くしゃみを連発する症状が付け加わっただけであった。総合病院の若い医師には、本当に病気を軽くしたり、治癒させる能力があるのだろうかと、はなはだ疑問に感じる顚末(てんまつ)とあいなった。
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2016年03月02日

526 再 び 戻 る 寒

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山茱萸の花

いつの間にか3月に突入し、山茱萸(さんしゅゆ)の蕾が膨らみ始めたら、2度目の寒の戻りがやって来た。最近は、寒いと私も、室内で縮こまってしまう。とんてんかんと私が大工仕事をしていると、隣のおっちゃんが顔を出し、声をかけてくれるのだが、こう寒いと私以上に隣のおっちゃんも縮こまっているふうで、お顔を見ることがない。

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グランドから見た雲

 年齢が進むと歩幅も縮むらしい。何とか縮まらせないように、時々、鬼北グランドに出かける。寒さのため心が縮んで、山道を歩くのが億劫(おっくう)になってからは、グランドに来て、30分限定の運動をして帰ることにしている。

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雪中の花

 2度目の寒の戻りの朝は、うっすら2cmほどの積雪で始まった。雪中の椿は凛(りん)として美しく朝陽を浴びていた。缶コーヒーを飲みながら自転車をこいで散歩するのが、隣のおっちゃんの日課であったが、この寒さと先日、よろけてこけてしまったためなのか、おっちゃんの姿をとんと見なくなっている。

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雪をかぶった戸祇山

 グランドからは、遠く戸祇山(とぎさん)が雪をかぶっている姿が見える。グランドを1周歩くと、5〜8分経過する。30分以上の運動が健康に必要らしいので、ぎりぎり最低限の5周をこなしてから帰る。縮こまっている心には、相応しい運動のように思われる。

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睡蓮の芽

 せっかく芽を出し始めていた睡蓮が、戻ってきた寒に縮こまっているように見える。隣のおばちゃんは、大変活動的な方で、三角帽子に切り干し大根やヒガシヤマを出荷するのを楽しみにしている方である。彼女も、今年は、寒さに縮こまって動きが鈍いように思える。へたをすると、1日お顔を見ない日がある。

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高月山方面

 グランドで歩いたり、時には、超スロージョギングをしていると、高月山方面の空には、いつも雲の姿がある。どうやらあの辺りは、雲を呼ぶ場所であるらしい。夕日と重なると、例の階段がしばしば現れる。私の膝は間違いなく衰えているので、1周毎にスクワットもやってみる。質の悪い筋肉なので、さして進化する気配はないのだが・・・。やらないよりはましだろう。

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朝の雪

 先日、米寿のお祝いにお邪魔をした先輩がお亡くなりになった。私が畑を借りている地主さんと同い年のお友達らしい。これも、「知らぬが仏」の1つかなと思いつつ、地主さんには報告をしなかった。小屋の材木にも、シートの上にうっすら雪が積もっていた。おそらくこんな朝は、地主さんも、部屋で縮こまっているに違いない。それでいいのだ。それがいいのだと思う。
posted by tentijin at 22:52| 愛媛 ☀| Comment(3) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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