2016年05月30日

551 ト マ ト ハ ウ ス ( 雨 対 策 )

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5月の瓦絵

 5月もあっという間に過ぎ去ろうとしている。高知に鯉のぼりを見に行くこともなく今年の5月は終わりそうだ。天気は、梅雨入りこそ宣言されていないようだが、既に梅雨そのもので、私の中の心配が高まっている。


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病気の付いたトマトの茎

 先行して北宇和高校で購入した桃太郎の苗3本は、もう50〜60cmに成長していた。予想通り、葉が丸まり、黒い病巣が広がっていた。病巣の葉を摘み取っていくと、哀れな坊主状態になり、2本は根元近くから切るしかないほどの重症となっていた。

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2本は、茎も切り取る

 まだ出てくるかもしれないわき芽に期待して撤去することはしなかった。このまま放置すると、きっとほかのトマトも全滅するに違いない。

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薄いビニールで雨除け

 トマトを病気から防ぐ雨対策は、苗の根元にあるマルチの穴をふさぎ、根を雨から守るしかない。ハウス内なら、自然に雨からは守られる。外トマトに屋根をつける理由はここにある。薄いビニール袋を貼り付けてテープで留める作戦で雨を防ぐことにした。大変手間のかかる作業なので、10本くらいやって嫌になってしまった。気長に次の晴れ間を待ちたい。

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キャベツとレタスのトンネル

 もう一つ雨にやられる作物がある。この白いトンネルの3分の1くらいに植えているレタス君が収穫期を迎えている。乾燥には強いが、雨にはめっぽう弱い。数でいえば30〜40個植わっているので、せっかく育てても一気に腐る可能性が大だ。


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切り取ったレタス

 レタスの雨対策は、腐る前に収穫するしかない。御近所や非農家のお家に配り倒すしかないのだ。配ったお家には感謝はしていただくが、大変な作業となる。


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ズッキーニの季節も到来

 雨にも負けず、がんばっている今後のホープは、まず、ズッキーニ君である。現在、5〜6株を植え付けている。順次増やす予定だが、これもなかなか手のかかる作物である。

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キューリも立ち上がる

 もう1つのホープは、遅ればせながら苗をたてて植えていたキューリ君であろうか。やっと生長を始め、網に巻き付き立ち上がり始めた。しばらくは楽しめるだろう。
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2016年05月26日

550 ト マ ト ハ ウ ス ( 雨 の 不 安 の 中 )

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復旧したパソコン

 あんまりしばしばウインドウズ10にアップグレードしませんかという誘いが、パソコン画面に現れるので、ついついその誘いに乗ってしまった。結果はその過程で失敗して、パソコンはアウト、使えない状態になった。こんな時、助けていただく宇和島のS先生と鬼城様のおかげで何とか復旧していただき、ブログを再開することができるようになった。お二人に感謝しつつ、自分の馬鹿さ加減に今回も涙であった。


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最後の赤タマ

 さて、雨の合間にタマネギの収穫をしている。結局、正規に植えたタマネギが800個ほど、余った苗もかわいそうなので、また、植えておそらく、計1,000個以上のタマネギができていたはずだ。数えるのもおぞましい。いったい誰が食べるのだろう?

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畑の草の上に放置

 極早生(ごくわせ)のものは、塔が立ち、いわゆる、葱坊主ができはじめたので、てっぺんを切り取る。葱坊主は、種の元なので、雌のように思えるが、形状は倒れることもないたくましさから雄そのものにも思える。最後は、晩生(おくて)の赤タマネギで終わる。乾かす場所もないので、ひいた草の上に並べて畑に放置している。どうしたものか。

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安納芋を植える

 サツマイモの冬越しにも失敗して、種芋はほとんど腐っていた。仕方がないので、風の国で、安納芋の蔓を51本1,000円を買ってきて植え付けた。にんじん芋や紫芋も、そのうち蔓を買う必要がありそうだ。

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紫芋発芽

 何個か腐ってなさそうだった種芋を植えておいたら、1つだけ芽が出てきた。どうも紫芋のようだ。紫芋は、10本ばかり植え付けるだけなので、これは、自前でいけるかもしれない。失敗ばかりのトマトハウス農園だ。

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ヤマトイモ育つか?

 昨年、トマト同様、長雨で腐ってしまったヤマトイモは、ハウスに植え替えて、何個かは生き残った。家の中で冬越しさせても腐るのに、ハウス内の土の中で春までもちこたえていた。これも、植え替えてハウス内で育てようと水をやっていたら、みずみずしい芽が出てきて、少し希望の光が見えてきた。


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今のところ順調トマト

 ハウス内の半分は、いつものようにトマトを植えている。連作を嫌う作物なので、土壌改良材を撒き、草を山にして作った土(スーパーヒーロー)とハウス内の土を入れ替えて栽培している。今のところ何とかがんばっているようだ。

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実はカンピョウでした

 己生え(おのればえ)の芽が出てきたので、てっきりキュウリと思い、植えておいたら、どうやらカンピョウの芽であったようだ。カンピョウなら畑が占領されてしまう恐れがある。あぶない、あぶない。


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キュウリの葉には、きれがある?

 よく見ると、キュウリの葉は、角があり、カンピョウの葉は、あくまで曲線で構成されている。雨が続き、外トマトが腐り始めたので、対策を急がなければならない。水をかけるハウスと違い、外では、圧倒的な水分量なのだろう。
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2016年05月20日

549 散 歩 ( 筋 ト レ 散 歩 )

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空はあくまで青し

 散歩の途中で、五月晴れの空を眺めながら、我が筋肉について思う。空があまりにも明るく美し過ぎるからか、少しもの哀しい思いに至る。我々人間の筋肉は、20歳をピークに1年に1%ずつ減少するらしいのだから、計算をしてみると、還暦を迎えると、ピーク時の60%になってしまうのだ。

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咲き始めた紫陽花

 鹿児島・沖縄が梅雨に突入したらしい。どおりで、紫陽花の蕾が生長し始め、あるいは、咲き始めたわけだ。きれいな花とは裏腹に、きたない筋肉の現実は、そんな還暦前後から大も小も我慢がきかなくなってくる。もちろんわざとではないのだから、哀しい。きっと括約筋も、退化してきたのだろう。

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飛行機雲

 青空に飛行機雲が描かれていく。いつまでも見ていたくなる。またまたこの快適と裏腹に、厳しい現実に思いを戻せば、哀れな筋肉の姿が見えてくる。地主さんが、トマトハウスの木の椅子に、座布団代わりに発砲スチロールの箱の蓋を置く。5年前には、あまり意味が分からなかったが、今ではお尻の筋肉がなくなり、長く木の椅子に座ると、お尻が痛くなる人種に、私も仲間入りをしてしまった。

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ペットボトルリュック

 たった30分強の散歩だが、意を決して筋トレ散歩にアップグレードすることにした。水を入れたペットボトルを5本用意、リュックサックに入れる。それを背負って歩く。このくらいの負荷なら屁のカッパだ。

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高月方面の空

 空を見上げれば、ハイキング気分になる。そう言えば、吉野のくいしんぼうさんは、もっと重そうなリュックを背負って走っていたっけ、松野時代。若かったな。走る若さは、もうないので、せめて、背筋を伸ばして颯爽(さっそう)と歩くことにした。

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出くわした羊

 散歩の途中に不思議な声が聞こえてくることがある。この日はその正体が羊であることが分かった。顔が黒く角が生えている大きな個体にも遭遇した。羊君の顔を見て、ひととき心和ませて、再び筋トレ散歩に専念する。

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暮れる空にも飛行機雲

 グランドを1周すると、7分くらいかかる。途中で例の簡単スクワットを300回やる。5周を終えると、スクワットは1,500回に至る。膝が痛くなったらやり過ぎなので止める必要がある。簡単スクワットなので、背中の負荷も、何とかぎりぎりセーフのような気がする筋トレ散歩になった。
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2016年05月17日

548 お 手 伝 い ( 初 夏 )

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風の国の波止(はと)

 風の国の海は、気持ちの良い夏色に近づいてきた。お手伝いも、収穫を終えて1つの山を越した感がある。風の国のお父さんもお母さんも、我々に消毒の手伝いを頼むことは1度もない。消毒は、暑い盛りにカッパを着て消毒の薬を浴びながらの作業になるので、我々にさせたくない様子である。

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干されたタマネギ

 倉庫の前には、立派に生長したタマネギが干してある。私が苗を持ってきたものだと思うが、我が家のタマネギが哀れにも小さいのに比べ、風の国のタマネギは、はるかに立派に育っている。気候も違うからだと思うが、お母さんの管理が私より数段上なのだろうと思われる。

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はびこりし雑草

 消毒のお手伝いができない我々にできるのは、密柑山の草をやっつけることぐらいである。肥料の効いている農園なので、雑草も場所によってはすさまじいくらいに生長している。畑の端っこは、猪よけの電気柵が取り囲んでいるのだが、その電気柵が見えないほどにカラスのエンドウがはびこっている。

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蜜柑の花

 ついこの間までは、たわわに実っていた蜜柑の木には、数え切れないほどの蜜柑の花が咲いている。草との闘いは、さわやかな柑橘の花の匂いを嗅ぎながらの作業になる。花粉を媒介するミツバチも、たくさん飛んで蜂蜜を集めている。

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切り倒した虫にやられた木

 私は、得意の仮枠ノコを駆使して虫にやられてしまった蜜柑の木を切るお手伝いをする。虫にやられた木は、葉っぱも少なく枯れ木の一歩手前に近づいていく、もちろん、花もほとんど咲かない。手頃な大きさに切って1カ所に集める。後日、お父さんがそれを焼却処分する。火事にならないよう雨の日を選んで燃やすらしい。

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何といい色合いのスミレ

 昼休みに帰ってみると、風の国の納屋の前のプランターに植えられたパンジーは、少し小ぶりで原種のような風情だが、何とも言えない良い色に魅せられてシャッターを切ってしまった。これは、ビオラというものなのかもしれない。

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作業するT君たち

 そろそろ風の国から帰ろうかと思っていたら、35〜36年前に遭遇した子が、ミツバチの養殖の作業に来ているのに出くわした。彼は、自然が大好きで、一緒に半島の短い川を上ってくる鰻釣りをしたり、山芋掘りをしたりした記憶がある。作業の合間に、懐かしく話しをすることができた。自然好きの特性を生かして地元に根付いている彼に心からの応援をして帰路に就いた。 
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2016年05月14日

547 夏 も 近 づ く

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晴れると、何と風薫る

 たくさんお茶の木が植わっている地主さんの畑で、いつもなら御夫婦でお茶摘みをされるのが、恒例なのだが、今年は、奥様も少しその作業の大変さを実感されたのか、茶摘みは行われず、美味しそうなお茶の芽は、伸びっぱなしであった。めんどくさい仕事が苦手な私だが、あんまりお茶の芽が美味しそうなので、許可を得て、風薫る日に、2度ほど少しだけお茶を摘ませていただいた。

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田に注ぐきれいな水

 今では、お茶の芽も伸びきって、また1つ夏の日差しが確かなものになった気がする。バケツの水をぶちまけたような激しい雨がやんで、ずいぶん芽が出ているのではないかと気になっていた破竹を採りに柳瀬の川原に出かけてみた。田植えを終えたばかりの田は、空や山を映し、私の好きな風景をあちこちで作り、田に注ぐ水も夏の日差しを受けていかにも涼しげな様子である。

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収穫した破竹

 たくさん生えている竹をすり抜けながら行う破竹を採る作業は、なかなかハードな作業だが、私も含めて山菜などを採る方々は、そのおもしろさに取り憑かれ、汗だくになっても頑張るもののようだ。破竹の林は、河川敷から更に川に寄った砂地の上に広がっている。畑で使う杭にする竹を切ったり、竹の子を採ったり、あっという間に1時間あまりの時が過ぎる。

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お地蔵さんも暑そう

 収穫を積んで少し回り道をして帰る。正木の酒屋さんの近くにお地蔵さんが鎮座してござった。朝霧は晴れて、傘とほおかむりをしてござるお地蔵さんも、少し暑そうな夏の日差しとなっている。

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ガラガラの広見川

 道は、松野中に通じる広見川沿いのガラガラの道から帰ることにした。雨上がりの広見川は、心持ち増水して、少し濁った勢いのある流れの夏の川になっていた。

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道端の紫花

 松野中の下に着いても、大通りには向かわず、広見川沿いの興野々に抜ける裏道から帰ることにした。どこかから種が飛んできたのだろう、紫の可愛い花が道端に咲いている。夏の日差しの中の夏の花と感じる。

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興野々の田んぼ

 興野々の田んぼは広々としていて、美しい空や新緑の山々を映す海のようにも見える。何だか贅沢(ぜいたく)な景色の前に佇(たたず)む気分だ。

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差し上げた破竹

 たまたま一緒にに旅をした地区のあるお母さんが、私が差し上げた写真のお礼に手もみのお茶をプレゼントしていただいた。たくさん採って来た破竹を10本ばかりお返しに持って行った。いただいたお茶は、大変香りが良く、初夏のにおいがした。
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2016年05月11日

546 小 屋 ( 中二階の梁 )

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梁の部品完成!

 梅雨のような雨が続き、そうでなくても停滞している小屋の製作は、完全にあがったり状態である。主な材木が9cm角の柱材を使っているが、梁(はり)と名前が付く部分は、少し大きな10.5cm角の柱材を使っている。そこに大きな力がかかるのだろうと思われるが、詳しくはなぜそうしなければならないのかは、私には不明である。

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実際に差し込んでみる

 ともあれ、柱の下から1mの所にほぞ穴を作り、そこに差し込む中二階の梁も、10.5cmの角材で作った。梁は、両側にほぞを加工する。ほぞの長さは、柱の幅の半分、つまり4.5cmの長さとなる。

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角(かど)のほぞ穴

 両脇に梁がくる柱には、両面からほぞ穴が4.5cmずつ開くので、結局、9cmの柱は、ほぞ穴が突き抜けてしまう。そこはまだいいが、建物の角(かど)は、梁が直角に柱に差し込まれる形となる。ここが問題である。

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角(かど)ではほぞの一部を切る

 ほぞ穴は、柱材の隣り合った2面の方向からそれぞれほぞ穴を直角に開けることになるので、ほぞの4.5cmはそのほぞ穴の中でかち合ってしまい、普通では中までで入らないという不具合が起こってしまう。そこで、ほぞの角を切り落として、両側から入るほぞが、どちらも入りきるような加工が必要となる。

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角のほぞの加工

 たった4.5cmしか食い込まないほぞの一部を切り落としてみると、ずいぶん頼りない気がしてくる。ほぞとほぞ穴は、きっちりときつきつに加工されているわけではなく、かなりゆるい状態でかみ合うようになっている。地震でも来ればすぐに分解してしまいそうである。いずれ何とか工夫しなければならないような気がする。

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角も組み合う

 梁の部品と柱のほぞ穴が完成したので、柱を地上に倒した形で、梁を組んでみることにした。ほぞもほぞ穴も寸法を計測してケガキして加工しているが、実物は、設計図のようには行かない。設計図が理想とすれば、加工してできたほぞもほぞ穴も、いわば現実で、1つ1つおそらく測ってみれば、微妙に寸法が違う。それが人間の加工という仕事の現実だと思う。

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遠目に角を見る

 したがって、実際に組み立ててみなければ、加工が合格かどうかは判断が付かない。ほぞがほぞ穴に入るのは当たり前だが、現実は入らない場合もあるのだ。そんな時は、そこで微妙にほぞ穴の内側をノミで削り直して1つ1つ確認完成する必要がある。この過程を経てはじめて次の作業に移れる。やっと何とか中二階の梁を終えた。
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2016年05月08日

545 トマトハウス ( まだまだ遅れつつ )

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我等が畑のアイドル君

 我が農園のアイドルがタマネギ畑に現れた。夏に農園の至る所に生息し、おそらく、小さな虫などを食べて過ごしているのだろう。家の玄関の外灯に来る虫を食べに来ていることもある。しかし、どのようにオタマジャクシ時代を過ごしているのかは、不明だ。ヒキガエルなどは、田んぼに産卵し、育っていく姿をよく見かけるのだが・・・。

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牛糞と化成肥料を撒(ま)く

 農作業は、冬野菜を取りのけ、雑草を削り取り、牛糞と化成肥料を撒いて耕す所から始まる。あれこれ気が多いので、なかなか草引きに至らず、作業は、遅れに遅れている。それでもやっと耕した場所にマルチを敷くところまで進んだ。

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第1弾の茄子(なす)

 ナスビも種は蒔いたが、あまりにも遅い取り組みで、まだ、双葉の状態である。仕方がないので、北宇和高校に出かけて2本だけ先行して植えておいた。そのうち実生の苗も育ってくるだろう。

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ピーマン

 ピーマンも、古い種は芽が出ず、ホームセンターに種も見つからなかったので、これも、仕方なく北高の苗を購入した。

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モモタロウ

 桃太郎の種は1袋だけ購入、芽が出た20本くらいは、ハウス内に植える予定だが、外用に3本だけ北高の苗を購入して植えた。今年は、昨年夏の長雨に枯れた教訓は生かせるだろうか。マルチに貼られている白いテープはその時、雨を塞(ふさ)ぐために使った名残(なごり)である。

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使い捨てカイロ

 昔の人は、畑の地力を保つために例えば、鉄分補給のため、釘や鉄の破片などを畑に捨てていた。それに習って私は、使い捨てカイロを使うことにした。使い捨てカイロには、鉄の粉が主成分として使われているので、畑の鉄分補給にはぴったりだと思われる。

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中身を砕く

 カイロとして熱を出し切った後は、鉄の粉は固まり、板のようになっているので、袋を破って取り出したら、ぺきぺきと手で細かく折って畑に振りまいておいた。雨が降る度に土になじんでいって鉄分を含んだ土になると思われる。

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復活させた手鍬

 80歳を越えている地主さんは、昔流に畑に釘やら鉄片を捨てている。ある日その中から、錆びて柄のなくなった手鍬を発見した。地主さんとしては、鉄の補給に畑に捨てられたのだと思うが、まだ使えそうなので、畑でたき火をした折にたき火に投入して真っ赤に焼き、それを水に入れて焼き入れを行い、堅くなったものをグラインダーで磨いて、ペンキも塗り、手鍬の持ち手(柄)を作って手鍬を復活させた。畑でちょうど良いくらいに錆びて鉄板が薄くなり、新品の手鍬よりも切れ味の鋭いNO.1の手鍬になって、瓢箪から駒の結果になってしまった。これまた、畑のヒーローになりそうだ。 
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2016年05月05日

544 お 手 伝 い ( 収穫は終了 )

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目の前をフェリーが通る

 昨年末から続いていた柑橘の収穫が終わった。気候も徐々に夏バージョンになり、汗をかきながらの作業の日々になってきた。イヨカン、ポンカン、デコポン、清美、の順に収穫してきた。

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石かけの上の草

 焼酎に搾って入れたら美味しいニューサンマオレンジやサンフルは、もう出荷することをやめて、欲しい人やあげたい人にあげる程度だけ収穫して、後は放置する。猪やカラスの餌になる運命である。暖かくなって生い茂ってきた草の処理がこれからの作業となる。

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長身を生かし、むしり取る

 背の高い私は、石垣の上の草引きにも雇われ、ひたすら手でむしり取ってすっきりさせる。お父さんやお母さんが高齢化するにしたがい、今までは処理していた草引きも、少しずつ処理する範囲が少なくなる。週一やってくる我々で気づくところだけ処理をするが、それも気休め程度の気もする。

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ラッキョウ

 お母さんが毎年漬けて都会の方々に送っているラッキョウも、まだ、手入れされ順調に育っている。少しずつ畑に出かけるのが辛くなっているお父さんやお母さんなので、草の処理も、畑の手入れも、追いつかなくなる日がやってくるかもしれない。

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夏の近づく海

 畑から見える海もずいぶんと夏らしくなっている。私が草刈機で足を刈って以来、草刈機を使った作業の依頼は、私にはこなくなった。したがって、ひたすら鎌や手を使っての草の処理に取り組んでいる。

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垣根の隙間からも

 畑は広いので、永遠に終わらないような作業となる。作業の手を止めて防風林の隙間から見る海は、本当に心を癒やしてくれる。木の上になったままのサンフルを摘んで、ジュース代わりに食べるのも楽しみの1つだ。

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雑木を土産に持ち帰る

 草引きついでにはびこっていた雑木を切ったら、かなりはすい(柔らかく折れやすい)木だったので、幹の一部を切って持ち帰った。何かを彫刻するのに簡単そうな木なのだ。乾燥するにしたがって割れてくるので、先にノコで中心まで切り目を入れておいた。彫刻にはならずに、忘却の彼方に流されていくかも知れないが・・・。 
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2016年05月02日

543 無呼吸症候群 2

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木陰のギボウシ若葉

 木陰に芽吹いたギボウシの葉も、まだ若葉で、目に鮮やかな緑が心を癒やしてくれるのだが、心配な我が症状は、「痰が切れることなく1日を通して続き、胸の奥に鈍い痛みがある」というものだった。何となく誤解を受けそうな症状である。

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木陰からの柿若葉

 木陰から柿若葉を見上げてみる。朝陽はまぶし過ぎて、青空は見えない。まだ若々しい柿若葉は、作り物のようで、向こうが透けて見えそうに薄い。案の定、耳鼻科の先生の第1の判断は、胸の悪い病気だったようで、そのような検査室に回されたが、結果はセーフであった。

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少し離れて

 ものごとは、見る角度によって様々な見え方をする。少し離れた場所から柿若葉を見ると、通常の世界が戻って来て、美しい青空も目に映ずるようになるし、明るい柿若葉も、通常の美しい色合いに戻る。

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遠景からの柿の木

 更に離れて柿の木全体を見てみる。背景の杉林の色の前では、何とも鮮やかな美しい若葉の色だ。検査結果を基に、先生との問診が続く。症状が起こり来た状況に目が向き、「無呼吸では?」という私の心配も聞いていただき、業者の検査を受けることとなった。先生は最も恐れるべき心配を検査していただいたのだ。

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5月の花も

 更に日向の庭に目を戻すと、もう5月の花が咲き始めている。無呼吸の検査は、入院して睡眠時の検査をすることもあるようだが、お城下の病院には、そのシステムは導入されておらず、業者が、後日やって来て検査機器を自宅に持ち込み、1晩それを付けて眠ると、自動的に呼吸の状態が検査・記録されることとなる。

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山のエネルギー

 この時期、鬼北の山々は、新緑とシイの木の花で、モコモコと盛り上がるように迫ってくる。濃い緑一色の植林された山とは違い、この雑木の山は、見ようによっては美しい気もする。自宅検査でお墨付きをもらって、業者の睡眠時空気の送られてくるマスク一式をレンタルしたが、口呼吸が治まることはなく、開いた口に常に空気が送り込まれる分ひどく辛いこととなり、睡眠は途切れに途切れ、とりあえずは機械を調整をしてはもらった。

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風の国から移住した花

 風の国からいただいた花が明るく花盛りを迎えている。結局、私が手作りした帽子にあごヒモを付けたヘッドギアで、口が開かない算段をすることで、最も症状を和らげることに成功した。これ以上良くはならないかも知れないが、少し好結果を得て、心持ち心が明るくなった。
posted by tentijin at 08:22| 愛媛 | Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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