2017年01月29日

626 農 繁 期 ( 選 果 )

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チロリアンランプ(アブチロン、浮釣草)

 秋から咲き始めたチロリアンランプの花が、時々、寒い山颪(やまおろし)の風や雪にさらされる季節だが、この時期、風の国では農繁期にさしかかったように思える。週末しかお手伝いに行けない私たちだが、土日の天気が悪いと山には行けないので、倉庫での仕事になる。

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切り干しの材料

 倉庫仕事の主役は、お母さんである。風の国に着くと、洗い場にはたくさんの大根がきれいに洗われて置かれていた。これは、主役のお母さんの冬のお仕事の1つである切り干し大根作りの材料だ。切り干し大根も、お母さんでなければできないし、倉庫仕事も、お母さん抜きでは、話にならないほどに進まないだろう。

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お父さんのチューリップ

 また、風の国の南向きの窓際には、毎年、40〜50個のチューリップの球根が、水栽培されている。商売でもないのにもったいないような気持ちもするが、この花は、私たち子供や知人に配られたり、通っている病院にプレゼントされたりするお父さんの仕事だ。お父さんの気持ちを考えると、ありがたく気持ちがほっこりとする。

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伊予柑保存キャリー

 山での蜜柑の収穫などでは、足腰が弱ってしまったお母さんをカバーしてお父さんが活躍する。しかし、倉庫では、主に選果の作業になるので、選果する眼を持っているお母さんがいなければ、仕事にならないのだ。したがって、倉庫でのお父さんは、手持ちぶさたに力仕事を探すしかない。私も同様である。この日は、午前は伊予柑の選果、伊予柑たちは、最終的には新聞紙を中に敷いたキャリーに大きさや品質別に入れられて、倉庫で保存され、出荷までの時を過ごすこととなる。

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ハネの大ポンカン

 午後は、早生(わせ)ポンカンの選果に移った。最も大きな果実は、腐りやすいためだろうか、きれいな様子だが、ハネになるようで、この日、ピール用の伊予柑と一緒にいただいて帰った。


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Mポンカンの製品

 大きな果実を取り除いた中から、小さいものはSサイズとして出荷される。残りは、汚いものを除いてMサイズで製品になるようだ。お母さんは、大、Sサイズ、Mサイズ、汚いハネにいっぺんで分けていく。この選別眼こそが財産だと思う。誰も真似ができないのだ。


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ついにこのぞろ目

 この日の帰り道で、念願のぞろ目が現れた。7桁(けた)全てが7の数字で埋められたのだ。購入7年目の1月に現れたのだから、1年に1万km以上走ったことになる。私は、最近、運転に自信が持てなくなっているが、風の国通いも、この数字には貢献しているかも知れない。若い頃と違い、「自分は事故には遭わないだろう」という楽天的な心からは遠くなり、むしろ、「今までの何倍も気をつけなければならない」という気を引き締める記念の数字としたい。
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2017年01月26日

625 散 歩 後(のち) 雪

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定番の冬の雲

 暖冬から変化して、穏やかなりにも、寒さを増してきた鬼北グランドを、時々、散歩する。Nちゃんが愛媛マラソンに向けて練習をしていた。定番の冬の雲や冬空を楽しみながらのんびり歩くようにジョギングしている私とは大違いだ。

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伸び上がる冬の雲

 そのころ私は、グランドの外周を3周して、1周ごとに「くの字」型の軽いスクワットを200回くらいやっていた。Nちゃんは、もちろんレベルが違い、早歩きでウォーミングアップをしたら、高速で10周のジョギングをこなしていた。最後にまた、早歩きで終了し、7kmのトレーニングを終えていた。情けない私だが、伸び上がる冬の雲のように、私の心にも少し火が付いた。


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爽やかな日暮れ

 それでも、運動が終わる頃の空は爽やかで、私なりの満足感はあるのだが・・・。私の低速ジョギングは、3周30分から、スピードはそのままに、1週間に1周ずつ数を増し、4周、5周と増えていった。

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心は少しレベルアップ

 元気なNちゃんと比較してもいけないので、心は、毎日の冬空を楽しみつつ、のんびりのんびりの低速ジョギングに徹していた。静かなレベルアップだが、いつしか周回数も10周までに増えている。1周ごとのスクワットも、ついに300回に達している。


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御褒美(ごほうび)

 もちろん、風の強い日は休んだりで、取り組みは、ゆったりのんびりなのだ。時間もいつか1時間に達し、とうとう今は1時間半になってしまった。必然的にスクワットも3,000回に達しているが、元々ゆるい「くの字スクワット」なので、あまり堪(こた)えない。散歩の終わりに、サザンカの花びらが風と共同製作したこんな風景をプレゼントしてくれる時もある。

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一転、冬将軍

 そんな中、突然、冬将軍がやってきて、湿ったふんわり雪をもたらした。当然、散歩どころではなく、背中を押されて渋々雪かき、それが終わると、冬ごもりという有様となってしまった。


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たっぷり冬景色

 雪は、初日が10cm、2日目が5cm、計15cmといったところだ。3日目の朝には、朝陽に輝く長い氷柱の姿も見ることができたので、散歩は、当分中止だが、冬の景色は満喫できた。
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2017年01月22日

624 ト マ ト ハ ウ ス 農 園 ( 冬枯れの中で )

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一昨年植えたゴボウ活躍中

 小屋やら密柑山やら主(あるじ)が浮気するので、けっこう放置されて冬枯れの季節を迎えている農園を回ってみた。一昨年11月に種を蒔いたゴボウがまだ少し残って、雑草の中に生えている。直径4cmくらいになっているので、冬の鍋やキンピラでは、大きな戦力になってくれている。

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夏に植えたニンジン

 ニンジンは、春に塔が立ってしまうので、夏前に種を蒔いたものが、秋に虫にやられてこしくれていたが(弱って枯れかけていたが)、虫の駆除(くじょ)でいざがえり(復活し)、また、葉っぱを繁らせてきた。形は悪いが、何とか戦力にはなりそうだ。

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昨年11月に種を蒔いたゴボウ

 例年通り11月に種を蒔いたゴボウ君、寒さの中、よちよちと育っている。このよちよちが肝心で、9〜10月に種を蒔くと、春に塔が立つ。よちよち育ちだと、1年中食べることができるのだ。

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戦力前に塔が立つかも

 今年のニンジンは、10月に種を蒔いたので、ものにならずに春を迎え、塔が立ってしまうかもしれない。これは、本人のせいではなく、管理している私の責任だろう。情熱が不足してきているかもしれない。

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期待大のブロッコリー

 ブロッコリーは、今から春先まで活躍する畑のホープになりそうだ。カリフラワーは、収穫してしまえば、それで終わりだが、ブロッコリーは、次々とわき芽が出てきて、かなり活躍してくれる。

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大活躍の大葉春菊

 この冬一番活躍したのは、雑草の中でたくましいこの大葉春菊かもしれない。幅の広い畝(うね)に種を蒔いたので、けっこうな収穫量になった。初めは、間引き感覚で根っこごと収穫、間隔が広がったところで、次は摘み取る収穫、最後はわき芽が伸びてきて、3度楽しめることになりそうだ。

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うまくいくかマルチ栽培

 9月に植えた今年のニンニクは、穴あきマルチを張ってそこに植えてみた。寒さを防ぐ目的で、その上にモミガラも撒いた。様子は、少し頼りなげでもあるが、何とか頑張ってくれそうな予感もする。

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ハウスヤマトイモ

 最後にハウスに回り、先日の冷え込みでやっと蔓が枯れてきたヤマトイモを掘ってみた。ハウスの外で栽培したものよりも、大きく育っていた。一昨年長雨にやられたので、ハウスで試験栽培してみたら、うまくいって以来、ハウス内にも植えている。あまり湿気を好まないようなので、案外ハウス栽培は合っているのかも知れない。トマトハウス改めヤマトハウスにした方がいいかもしれない。 
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2017年01月19日

623 え ひ め 国 体 ( か ち か ち 山 )

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歓迎の旗

 突然、「えひめ国体民泊協力会」の役員会が行われた。我が自治会も、民泊協力会に立候補し、2年前から活動を行っている。鬼北町で行われる国体の試合は、少年女子のバレーボールである。少年女子とは、高校女子のことだ。鬼北運動公園のアリーナが会場となる。

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歓迎用ボード作り

 あまり乗る気ではなかった私だったが、民泊に熱心なNちゃんがイニシアチブをとり、民泊協力会が組織された。Nちゃんに言われると、断り切れない私は、歓迎班班長という役をいただいた。後から考えると、なかなか手強い役どころであったように思われる。


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歓迎会場

 班は、全体を企画運営する総務班、食事を作る調理班、中心施設(集会所)の環境美化を進める美化班、受け入れるチームを歓迎する行事を行う歓迎班、実際に選手や監督を宿泊させる家庭班の5つの班がある。

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歓迎垂れ幕

 今回の役員会では、各班の準備計画を具体的に肉付けしていく道筋を考え、必要なものの予算化と予算要求のための資料作りを進めて欲しいと言う内容であった。私は、山口国体の資料DVDや写真集など、預かっていた参考資料も、やる気のなさから部屋の片隅に追いやっていた。


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歓迎飾り付け

 3月初めが期限のようなので、さすがに動かざるを得ない状況になった。2月中に班会議を行い、必要なもの、必要な計画の具体化をピックアップしていき、予算見積もりをしていかなければならない。正にかちかち山の狸のごとく、もう背中に火は付いている気がする。


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出し物

 丸々3〜4時間分のDVDをだらだらと眺めることから始め、まず、ビデオから歓迎班担当行事である歓迎会、祝勝会、送別会の次第を起こし、役割分担などをシミュレーションしてみる。また、それらを行うために必要な小道具なども考えてみる。

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会場での応援

 写真集からは、90枚ほどのコピーをして、その中の使える写真を360枚ほど選び出した。これをテーマごとに分類しながら淘汰していき、班員の方々に考えていただくためのミニ写真集を作ろうと、もくろんでいる。目前に迫った期日に狸の背中はずんずんと熱さを増してきそうな思いに悩まされる日々が始まった。どうなることやら。
posted by tentijin at 09:02| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月14日

622 農 繁 期 突 入? ( 3 晩 生 )

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松飾り

 泊付きお手伝いの仕事始め2日目は、黒地(くろち)という畑のポンカン採りになった。ここのポンカンは、晩生(おくて)のポンカンだが、かなり色づいているので、収穫が急がれる。風の国はまだ、石垣に地区のお世話役が飾った松飾りがあちこちの石垣を飾っている。ポンカン採りは、いつもお正月明けの仕事始めの作業だ。

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黄色い千両

 風の国の方々は、高齢化はしているが、どの家も、お正月もそこそこに仕事始めの作業に入る。黒地の畑には、モノレールがないので、収穫したキャリーを運ぶのが一苦労である。畑の入り口に倉庫があり、収穫した蜜柑は、しばらくこの倉庫で保管する。畑の最も奥からこの小屋までは、100m以上あるので、キャリーを運ぶのは重労働である。

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晩生のポンカン

 晩生のポンカンは、青いものも全て収穫する。出荷までには、貯蔵する倉庫の中で十分に色づくらしい。小さな実もS(エス)というサイズの基準があるので、遠慮なく全て収穫する。この日の収穫量は、46キャリーであった。それを運搬するのはお父さんの役目だが、私には、かなり大変そうに見える。

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私が敷いた高速道路

 昔は、2〜3キャリーを背中に背負い、運んでいたらしいが、今はアナログではあるが、新兵器がキャリー運搬に活躍している。畑は、草が生えたりして足場が悪いので、運搬は、キャリーを通すスペースを鍬(くわ)でならしたりゴミや草を除き、運搬機が通るレールを敷くことから始まる。レールは、水道管などに使う塩ビパイプである。繋ぎ目は、T字の鉄筋を地面に刺して、両側のパイプにも刺して繋ぐ。

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新幹線

 この日は、私もレールを敷くのを少し手伝った。このレールの上を通る運搬機には、下にレールに乗る車輪が付いていて上にはキャリーが載るようになっている。この日初めて聞いたのだが、この運搬機のことを「新幹線」と呼ぶらしい。ユーモアでもあるが、えっちらおっちら担(かつ)いでいた頃と比べると大進歩で、あながち新幹線は、言い得て妙な気もする。すると、私が敷いたレールは、さしづめ高速道路と呼んでもおかしくはないかも知れない。

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ぞろ目

 収穫は、畑1段を残して帰る定刻になった。後は明日、お父さんとお母さんで、ゆっくりとマイペースで収穫することになるだろう。鬼北に帰る途中、車のメーターが、ぞろ目大好きな方の発見で、7が並んでいるのが見つかった。次回、風の国にやって来るときは、7が5桁全てに並びそうである。他愛もないが、少し楽しみである。


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レモンとポンカン

 この日のお土産には、早生(わせ)のポンカンと本州から届いた?レモンをいくつかいただいて帰った。何だか丸っこいレモンだがきれいなレモンだ。私の焼酎のお供には、ぴったりの予感がする。ありがたや!
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2017年01月11日

621 農 繁 期 突 入? ( 2 大 般 若 )

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鬼ヶ城方面の朝陽

 一夜明けて、仕事始めの2日目は、晩生(おくて)のポンカンを採ることになっているが、この朝は、東の空が焼けていた。お父さんから聞いた情報だが、この時期、太陽は鬼ヶ城方面から昇るのだそうだ。雲ではっきりしないが、一番明るい所が鬼ヶ城辺りで、そこから朝陽が上がらんとしている場面なのだ。

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不思議な箱(教本が詰まっていた)

 まだ、午前7時前の朝飯前に、「大般若(だいはんにゃ)」(地元では「お般若」と言う)があるので行ってくるように指示があった。毎年、お父さんが家族代表で参加しているので、どうやら私は、付き添い的な意味合いであったのかも知れない。集会所まで行ってみると、広場には、仏壇のような箱とそれを担ぐ棒、箱の上には大きな細長い木箱のようなものが置いてある。仏壇のような箱には、大根が2本縛り付けてある。これは?

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難を逃れる儀式

 この行事の世話をしていたM君が、せっかく来たのだから箱をくぐるように言うので、指示に従う。くぐった背中を布でくるんだあの細長い木箱でたたいてくれた。どうやら、体の中の悪い部分を直してくれる、そんな意味合いがありそうな行事だ。

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いただく

 それが終わると、御神酒のような日本酒が振る舞われる。これは仏事なので、御神酒ではなく、仏様のお下がりのお酒であったらしい。しばらくすると、お寺から和尚さんと2人の息子さんが到着した。集会所の中で仏事が始まるらしい。

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大きなお札に

 先に来ておられたお父さんは、既に集会所の中に座っておられた。到着した和尚さんは、まず、その達筆な書で大ぶりなお札に経文を書かれる。それを世話役の数人がのしでお包みして仏壇に供える。以前は集会所の部屋は、御利益を授かりに来る集落の人であふれたらしいが、高齢化してここまでやってこられない方の方が多くなってしまっているらしい。

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曼荼羅と読経

 集会所の中の1面の壁が、全て大きな仏壇になっているという建物の作りにも、驚かされる。仏壇には、様々な仏像が並び、中央に御本尊様、だるま大師などの像も並んでいる。やおら、仏壇に向かった和尚さんたちの読経が始まる。読経が終わると、いつも分かりやすい説教される和尚さんが、寺から持ってきた江戸時代から続く仏画の掛け軸(「曼荼羅」(まんだら))について解説をしていただく。先ほど外で背中をたたいていただいた細長い箱の中身であった。

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難を払う儀式

 読経の間中、世話役4人ほどが古い般若心経の教本をぱらぱらめくり、和尚さんに教わったお経の一部を唱えて読経に和す。その古びた教本が我々がくぐった仏壇のような箱の中にびっしりと入れられていたのだ。法話は、インドに仏教を習得しに行った玄奘(げんじょう)の話から、この大般若の行事が、般若経の力を借りて、集落の災難・災厄を逃れ、病気を平癒し、健やかで和やかな毎日を願う意味合いがあるというお話であった。最後に、和尚自らが分厚い般若経の教本で集まった方々の背中をたたいて回られて、行事は終了した。何だか御利益を得た気持ちになった。 
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2017年01月07日

620 農 繁 期 突 入? ( 1 仕 事 始 め )

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庭の蝋梅

 まだ1輪2輪ほどしかほころびていない蝋梅(ろうばい)が玄関を飾っている松の内に、風の国お手伝いの仕事始めに出かけた。今回は、日帰りではなく、1泊で少し頑張って2日間のお手伝いに挑戦する。以前なら、我々が行かない日も、作業は進んでいたが、お父さんの筋力低下もあり、なかなか進まないことが多くなっている。

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壁画1

 初日は、1月5日の9時頃に出かけたが、作業は、余裕を持って午後行うことにしていたので、途中、道の駅を過ぎ、大江に降りる道路に愛媛新聞に紹介されていた壁画が描かれているのを見学に立ち寄った。しばらく下り坂を下りていくと、すぐに1つ目の壁画が現れた。ここは、海をテーマにしているようだ。

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壁画2

 並びには、山、森をテーマにした絵も描かれている。道路は森の中を抜けながら、少し日影になっているので、道路の山側の擁壁(ようへき)には、一面に苔(こけ)が生えている。その苔を削って擁壁のコンクリート面が現れて、白い線になる。苔とその線で浮かび上がる素朴な、どこか心癒やされる壁画であった。壁画は3カ所あるそうだが、2カ所まで眺めてみた。

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水場

 風の国は、あちこち石垣などに簡単なしめ縄やお飾りが設置してあって、正月の風情が漂っている。ここは、以前、水場であった場所で、水場の上にほこらが作られ、水神様が祀(まつ)られている。今では水量が激減して使われなくなっている場所だ。

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切り干し大根

 庭には冬のこの時期の恒例になっているお母さんが作る干し大根が干してある。戸板のような台に簀の子や網(あみ)ブルーシートなどを敷いてその上に干す。時には、低い隠居部屋の屋根1面に干している時もある。冬の風物詩だ。ある程度風があるときの方がうまく色白に干せるのだそうだ。

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伊予柑

 午後からのこの日の初仕事は、駐車場下の伊予柑の収穫であった。畑は狭く2段だけの所で、モノレールもないので、人力で運ばなければならない。下の段で収穫したものを上の段のキャリーに入れる。それを1キャリーずつお父さんが背中(腰)に保持して運ぶ。上の段からも、足場の悪い細い通路を通り階段を20段ほど上がってトラックに積み込む。お父さんは、ふらふらしておられたので、ひょっとしたら、来年は私も運ぶのをお手伝いすることになるかもしれない。親戚から助っ人1名、助かった。収穫は、キャリー25個あったそうだが、昔の半分の量らしい。

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シルエットな沖

 伊予柑も、潰瘍(かいよう)と呼ばれるシミのようなものができているものはあるが、清見のような黒点はないので、比較的器量が良く、製品になりやすい。あまり食べないのだが、我々も3個だけいただいて帰った。この日も、夕方はシルエット現象になって沖を船が通過している風景で暮れていった。
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2017年01月03日

619 謹賀新年 ( もうすぐ農繁期 )

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若冲の鶏

 伊藤若冲が好んだ画のテーマに、鶏があるので、今年の絵柄に採用させていただいた。代わり映えのしないブログだが、時々、覗いていただく方に感謝して今年も、よちよちと歩いて行きたい。今年もよろしくお願いいたします。

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鬼北の初日の出

 昨年末に不幸があり、初日の出は、我が家の畑から柿の木越しに拝んで新年が始まった。1日が風の国、2日は、鬼北にとんぼ返りしてお通夜、3日が葬儀で、4日から風の国へとって返し、仕事始めというハードスケジュールとなった。

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転ばぬ先の杖

 年の暮れに愛車のタイヤも冬用に変わり、準備は万端だが、今のところ雪にはなりそうもない。根性無しですぐに冬眠したがる私には、こんな暖かい冬の方が助かる。冬用タイヤは、転ばぬ先の杖のようなものだ。

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収納完了(ちょっと不安)

 ハウスでは、種芋を発泡スチロールの箱に保存、後のニンジン芋は、その隣に発砲の蓋と新聞で囲って投入している。ハウス内は、意外と湿度が高いので、朝行ってみると、芋は、汗をかいている。これが凶と出るか、吉と出るかが問題だが、半分博打のようなものかもしれない。


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1売れ、3不明

 年末の小学生の花植えご褒美に描いた妖怪ウォッチの絵は、12分の3人しか小学生が集まらず、売れた絵は、武士ニャンだけであった。なぜか後の3つは行方不明、どこかで誰かを楽しませていれば、私としては本望なのだが・・・。


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シルエット

 暮れにいくつか鬼北で2016年最後のお仕事をして、風の国のお仕事も納めてきた。梶谷鼻がシルエットになる穏やかな日だったが、この日は、畑で思わぬハプニングが起こっていて、畑への上がり降りだけで、エネルギーをかなり消耗することとなった。

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力尽きていました

 我々が出かけた前の日に、畑では、頼みの綱のようなモノレールが、最下層の畑でうんともすんとも動かなくなってしまったらしい。仕方なくお父さんもお母さんも、自分の足で急な坂道を上がらなくてはならないこととなり、大変であったらしい。特にお母さんは、痛い足腰を抱えているので、大変だったことだろう。私も、降りる時はともかく、上がる時は、5m行ってはしばし休みの繰り返しで、20分ほども時間を費やした。午後には修理してもらったが、もうすぐ農繁期なのに、少し不安が増してくる気がした。
posted by tentijin at 07:40| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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