2018年08月31日

770 下 見 の 旅

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いただいた鈴虫君たち

 奥さんが脳梗塞で倒れ、麻痺が残った御近所さんの御主人から、美味しいきんぴらゴボウをいただき、この時期にぴったりのプレゼントもいただいた。まめな御主人で、不自由になった奥さんに替わって、炊事や洗濯をしておられる。自身が育てた鈴虫を入れ物ごとプレゼントしていただいたのだ。きんぴらは、私のおつまみ、鈴虫は玄関で綺麗な声で鳴いている。暑い残暑だが、深まり来る秋の涼やかな音色に聞こえて嬉しい。


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道の駅「とおわ」

 そんな中、伊方から相棒の同級生と知人の方が鬼北に来られることになった。相棒は、どこか鬼北らしい場所を案内したいらしいので、下見の旅に運転手で雇われた。滑床も候補にあがっていたが、雨で崩れた道がどのくらい復旧しているのか情報がなかったので、成川渓谷を案内することにした。

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「とおわ食堂」

 昼食は、ちょうどバイキングの昼食が行われる道の駅「とおわ」に行くことにしたようだ。四万十関係には詳しい運転手さんなので、岩間沈下橋にも行ってみたが、7月の豪雨で、橋の途中が流されていた。仕方がないので、長生(ながおい)沈下橋方面を目指して、道の駅「とおわ」まで走った。


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食堂メニュー

 奥まった「とおわ食堂」には、四万十らしいメニューとバイキングのチラシが貼られていて、食堂はまだ開いてなかったが、十分な下見ができたと思う。


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食堂裏の四万十

 食堂の四万十川側には、川の流れを見ながら食事ができるテラス席があるので、食事をする場所は、そこがいいかもしれないという下見もできた。

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道の駅「よって西土佐」

 江川崎まで帰って、道の駅「よって西土佐」にも立ち寄って中を見学した。道の駅的には、「とおわ」よりも後にできたので、店は充実しているように思う。


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フィギア群

 「よって西土佐」の2階テラスには、アニメヒーローのフィギアが展示されている。私は、このような高知の方の心の熱さ嫌いではない。スルーする方も多いのかも知れないが、私は密かに眺めては、心の中でにっこり笑っている。


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虹の森

 四万十からの帰りに、虹の森の道の駅にも寄って、トマトがあれば、買って帰ろうという途中下車をした。四万十が都合が悪くなった折りには、ここでも昼食が出来るなと、下見目線で眺めてみた。家に着く前に、友達のブルーベリー農園で、ブルーベリー狩りをするのもいいかも、というアイデアが相棒の頭に浮かんだらしい。私は、ひたすら運転手であったり、狩りの段取りであったりのお世話に徹した旅であった。
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2018年08月27日

769 予 感 の 季 節

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鶏頭の花

 大河の「西郷どん」も、この夏、いわゆる歴史に描かれる西郷さんの物語へと突入している。動いていった歴史のディティールを知ることができる楽しみが加わったのだろう。私の目の前の風景も、予感に満ちた瞬間が垣間見える。植えなくても、毎年、咲き誇るこの鶏頭の花も、その1つかもしれない。

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哀れ

 ある日、あの元気だった蛙君の哀れな姿に遭遇した。まだまだ、農園では至る所で彼らの元気にジャンプする姿が見られるが、ここで遭遇した彼?彼女?は、いかなる不幸な事件に遭遇してしまったのだろう。たまたまの事件ではあろうが、これも、1つの予感かもしれない。

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ニラ坊主?

 そういえば、農園の片隅には、ニラが次なる季節の準備をしているのに、ふと気付いた。これは、ニラの花と呼べば良いものだろうか?小さなニラ坊主が一斉に頭を伸ばした。次なる季節には、もっともっと涼しくなって無数の種をまき散らすことになる。まだまだ静かな予感だ。

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紫蘇もまた

 紫蘇ジュースにして楽しんだ赤紫蘇君たちも、新たな枝を伸ばし、その奪われた葉っぱを、今まで以上に増やし、もう少し時が過ぎれば、穂を出して次なる季節に突入していく。彼らの未来を感じるのは、ひょっとしたら、ほかならぬ、私の予感なのかも知れない。

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狩りの成果

 元同級生がブルーベリーの畑を持っている。ついこの間までは、自ら収穫して道の駅に出荷していた。ところが、たくさんの田んぼで稲作をしている彼は、稲刈りに追われ、ブルーベリーの収穫どころではなくなっている。我が家には、ブルーベリーのジャムを作るのが大好きな方がおられ、この元同級生のブルーベリー狩りを希望していた。元同級生も、渡りに船と喜んで狩りをさせてくれる。ひょっとしたら、これも、予感の1つと思えなくもない。

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たっぷり夏野菜?秋ナス?

 台風の雨で、農園のナスビが喜び、たくさんの実をつけるようになった。夏野菜ではあっても、秋ナスでもある。こじつけのようだが、これも、予感の仲間に入れてやってもいいのかもしれない。

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ニンニク畑

 ひょっとしたら、この予感に満ちあふれた農園に次なる季節の準備がやって来たのかも知れない。初夏に収穫して放置していたニンニク畑、そろそろマルチを外し、耕さねばならない。放置したおかげで、マルチが残ったまま、2〜3回草引きをすることとなってしまったのだから。

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次なる作業は?

 ニンニクの植え付けは、9月なので、もはや、ゆっくりしている猶予はない。マルチを外し、石灰を撒いて、牛糞を投入、耕して、再びマルチをかける。少なくても半月はかかる仕事となるだろう。予感は、次なる準備で完結する、頑張ろう。
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2018年08月24日

768 た て に 合 わ ん

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ひのら(庭)のザクロ

 風の国お手伝いが、一泊でのお手伝いとなり、2日がかりが常態化してきた。草刈り作業も、「クロチ(ポンカンとデコポンの畑)」から始めて、「ウマキ(デコポンの畑)」、「垣内作り(清見タンゴールの畑)」、「三崎道の畑」と、それぞれに広い4つの畑を制覇した。もう1つ、一番広い馬の瀬の畑は、もう放棄されている。4つの畑だけでも、あまりにも広いので、私にとっては、なかなかの重労働であった。


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宇和海の朝陽

 昨年までは、お父さんがほとんどやっていた作業で、週に1日だけ私が加わって手伝うという塩梅であった。改めてお父さんやお母さんの偉大さを実感しながら、今年は、私が頑張った。風の国のぎらぎらの朝陽に少し恐れを成しながらも、午前午後、それぞれ2〜3時間の草刈り作業は、値打ちがある

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朝陽の周辺

 今年のお父さんは、ほとんど畑には足が向かず、病院通いや、風呂焚きの仕事を常とするようになっている。食も細くなり、筋肉が落ちてきつい仕事が難しくなっているのだと思う。たまに相棒が誘うと、「もう、たてに合わん」と言われる。


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昼前の宇和海

 何となくその言葉の意味は分かるような気はするが、風の国の言い回しなので、正確には、よくは分からない。想像してみるに、自分の今の体力では草刈りなどのきつい仕事は、もうできないから、行かない、というような意味だと思う。


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夜の巻き網漁

 草刈りの大敵は、暑さとカズラ(葛の蔓)だ。カズラは、草刈り機に巻き付いて機械を止めてしまう。その度に草刈り機を肩から降ろしてその蔓を外さなければならない。能率が悪くなるのだ。それでも、根気よく進めるしかない。夜、久しぶりに緑の光を照らす漁船が来ていた。

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直径4〜5cm

 地元の船ではなく、他所(よそ)の船団らしい。巻き網漁というものらしい。明かりを付けて魚を寄せ、一網打尽にする。魚がいなくなってしまうらしく、地元の人からは嫌われている。草刈りが一段落したら、次の作業は、除草剤でだめを押し、その次は、膨らんできている柑橘の実を摘果する作業になるだろう。


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ドライフラワー化したホオズキ

 摘果作業は、草刈りほどきつくはないので、みんなでするようになるかも知れない。お母さんも、今までの重労働がたたって足や腰が痛い、なかなか作業は進まないかも知れないが、お手伝いの我々ががんばって、できるだけ進めていきたい。
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2018年08月21日

767 海 の 散 歩 

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相棒の同級生が描いた梶谷鼻

 例年通りお盆も、風の国で過ごす。今回は、13〜14日に1泊で訪れ、草刈りお手伝いも行ったが、運悪く、私は、アシナガバチに刺されてしまった。飛んでくる小石や草を除けるためメッシュの面をかぶる。視界の悪い中、蜜柑の木の間を動きながら草を刈る。蜂の巣があるかどうか、確認などしない。頭が巣に当たって耳の辺りを3カ所ほど刺されてしまった。


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風の国全貌

 子どもの頃、裏の川原で、炭窯(すみがま)などを作って遊ぶ中、アシナガバチに何度刺されたことか。今回も刺してくるハチをたたきながら後ろに下がり、何とか3刺しくらいで助かった。、耳たぶが福耳になる程度で、蜂に対する私の抵抗力も健在だった。

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間の岩

 さすがに14日は、仕事(草刈り)を控え、相棒の同級生の船で、海の散歩をさせてもらった。目標は、梶谷鼻(かじやばな)風の国のシンボルのような場所だ。梶谷鼻には、裏の顔があるらしく、台風の大きなうねりの中、彼の小舟で向かった。



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梶谷鼻(東から)

 梶谷鼻は、実際は半島の断崖からは少し離れた場所に立っている岩山である。私も1度この断崖を、おそるおそる降りて、メバルを釣りに行ったことがある。半島と梶谷鼻の間には、大きな花崗岩の岩が横たわっている。そのため、遠方から見ると、梶谷鼻は、半島と繋がって見える。間の岩は、長年の風化で2カ所の穴が開いている。


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梶谷鼻(西から、ゴリラの横顔)

 間の岩と半島の間も隙間があり、今回もその隙間を抜けて梶谷鼻に向かった。半島の付け根には、八幡浜があり、その東側から梶谷鼻を見ると、いつもの姿である。しかし、一度、沖を回り、西側から梶谷鼻を眺めると、彼が見せたいと言っていた姿が見えてきた。何かの横顔に見えないだろうか?正しくこれは、ゴリラの横顔に見える。


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沖から見るとトカゲも

 梶谷鼻の西側にも、大きな岩場があり、その岩も、沖から眺めると、大きなトカゲの頭に見える。


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急な崖

 西側から、ゴリラの横顔を見ながら、梶谷鼻辺りを見ると、そこに至る半島の崖がいかに急な崖であるか良く分かる。やっとのことでこの坂を下り、日が暮れてから、クーラーと竿をかかえて坂を登った日のことが、まざまざと頭に蘇った。


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キラキラ

 東の水平線方向には、午前の太陽がもたらす太陽の道がきらきらと海面を輝かせているのが、見えた。


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大サービス

 彼の船は、こんなに小さな小舟だが、電池で作動する魚群探知機を付けており、海底付近の様子が見える。おそらく、いつも彼が釣りに使っているのであろう。それを頼りに、大サービスで、私に鯵(あじ)を釣らせてくれた。おまけに港に仕掛けていたカゴにかかっていた伊勢エビを3匹までつけてお土産をもらい、楽しい海の散歩を終えた。
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2018年08月15日

766 タ ー ニ ン グ ポ イ ン ト

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宇和海の朝陽

 風の国は、東側の八幡浜や南側の吉田や宇和島方面に開けた宇和海が目の前にある。したがって、朝陽と言えば、風の国と言ってもいいくらい何物も遮らない凄い太陽が上がる。夏の夜明けは、かなり早朝から明るい太陽に照らされて、おちおち寝ていられないくらいだ。

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畑の空蝉(うつせみ)

 柑橘農園のお手伝いが、1つのターニングポイントを迎えている気がする。今までは、収穫期のお手伝いが主であったが、今年の暑い夏には、本格的に私の肩に草刈り作業がのしかかってきている。昨年は、まだまだ、頑張っておられたお父さん、今年は、農園に足が向かなくなってしまったからだ。



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地獄のような夏雲

 この夏の異常な暑さの中、クロチの畑から草刈りを始めた。昨年は、お父さんと2人で刈った気がする。除草剤も一緒に撒いた記憶がある。今年は、畑に行ってみると、草は伸び放題伸びてジャングル状態になっている。ヒモの刃で刈るので、伸びすぎの草は、2〜3度に高さを変えて刈っていく必要がある。

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必需品

 作業中は、蚊もやって来るが、アブも寄ってくる。アブに刺されると、何日もその場所がかゆい。したがって、虫除けのスプレーは必需品である。急に背中が痛くなり、タオルや帽子で追うと、アブが逃げていく。昨年までは、この小さな困難も、お父さんが一手に引き受けていたのだろう。


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ジャングル

 いざ、拾い農園を刈ってみると、その大変さを実感する。飛んでくる小石や草を除けるための面や長い前掛けをして草を刈るのだが、ただでさえ暑い中なので、汗は、体中からしたたり、シャツもズボンも水中に飛び込んだようにびしょびしょになる。凍らせたお茶などを持参して水分補給も欠かせない。



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すっきり

 草を刈った後は、いつもの農園の風景に戻り、爽やかな気持ちになる。暑い中なので、体力的には、かなり限界まで追い込まれる。しかも、草刈り機のご機嫌も、いつも良いわけではない。急に止まったりして作業を滞(とどこお)らせる。1つ1つの草刈り機には、微妙な個性があり、それを心得ていなければ、作業を再開できない場合がある。



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てっぺんに残っていたデコポン

 この草刈り機のご機嫌の直し方も、まだまだ、お父さんの方がよく熟知しておられると思う。直接は、習えないので、私なりに試行錯誤しながら学習を深めていくしかない。木のてっぺん辺りに採らずにおいた蜜柑がある場合がある。採って食べてみると、少し時期は過ぎているが、ちょっとだけ疲れがとれる。


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お母さんの梅干し

 ターニングポイントを迎えて、今までの週1日のお手伝いでは、間に合わなくなってきている。夏休みを利用して、1泊2日でのお手伝いにこの夏はグレードアップした。暑いので、なかなかきついが、頑張っていきたい。作業を終えて帰ってみると、風の国のひのら(庭)には、梅干し用の梅が干してある。心和む風景で、疲れも少しとれる気がする。
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2018年08月10日

765 彼 ら に 学 ぶ



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百日紅

 暑い暑いと暑がっているうちに、もう早くも、立秋を過ぎて、残暑と呼ばれる季節に突入している。知らぬ間に時は移る。いつもながら、これは、私がうっかり生きている証拠かも知れない。散歩場所には、既にサルスベリが花を付けている。夏から秋にかけて100日ほど花を付け続けるので、百日紅とも書くらしい。見ていると植物たちは、今のところこの異常な暑さを、うまくすり抜けているようにも思える。

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休憩?モンシロチョウ

 散歩と言えば、私は、夏の初めにスイッチが切れて以来、行く気力を失って、現在休止している。それでも、この暑さの夏の日中に草引きをしているのだから、我ながら頑張っているようにも思える。農園の小動物は、いったいこの暑さの夏をどう思っているのだろうか。ふと見ると、モンシロチョウは、ラディッシュの葉陰で涼んでいるように見えたが、本人に聞いて見ないと、真相は分からない。

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ショウリョウバッタ

 私が頑張って草を引くと、困る方々もいるように思う。このショウリョウバッタは、足を1本失って、草がなくなった裸の地面に色を似せている。草がジャングルのように生い茂っている方が、彼らにとっては、天国なのだろう。暑い太陽も草陰で少しはしのぐことができるはずだろうし・・・。


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イナゴ系?

 こちらにもイナゴ風のバッタが、体を地面の色にして佇(たたず)んでいた。この色のバッタを多く見かけるということは、あれだけ荒れ放題だった畑の草のジャングルが、かなり開拓されてきたと考えても良いのかも知れない。ともあれ、彼らの天国を奪っているのは、ほかならぬ私なのだろう。


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頭隠して

 頭隠して尻隠さず状態で、枯葉の下に潜り込んだのは、コオロギだ。彼らは草のジャングルのあるなしにかかわらず、色は黒い色をしている。引いた草が枯れて茶色くなった下などに隠れていることが多い。彼らの生態は良く分からないが、寝ぐらを与えるという意味では、私が貢献しているかも知れない。枯れ草の山の下は、湿気があり、暑い太陽を避けるには、最適の場所かも知れないのだから・・・。

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ハウスの住人

 ハウスの中は、かなり暑いのだが、そこにも、棲みついている方々がいる。先ほどのコオロギ君、キャベツの苗を育てているので、それを狙っているのかも知れない。もうひと方は、ヒキガエル君である。まだ若者らしく、お肌はすべすべしている。あまり食料になる虫などは少ないハウス内なので、秋には、かなりダイエットした体つきになっているかも知れない。

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優雅

 今回のモデルの中では、一番穏やかに座って動かないでいてくれたのは、この雨蛙君だけであった。色合いも鮮やかに大きなオクラの葉の上で、すましていた。いったい、どんな風に狩りをするのか見てみたいものだ。まだまだ暑い日が続きそうだが、彼は天国のようなオクラの葉っぱの上で、もうしばらくは優雅に過ごしていけるだろう。



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跳びは、元気!

 草がなくなった暑そうな裸の地面を跳んでいたハウスの外の別のヒキガエル君、その跳びっぷりを見ていると、私のように暑さにやられているふうはない。植物も動物も、人間様よりは、暑さに強くできているのかも知れない。暑さ負けをして弱っていたNちゃんは、教訓を生かして、保冷バックに冷えたお茶を3本も入れて草刈りに出かけているそうだ。
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2018年08月06日

764 ど う 乗 り 切 る か

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夏雲

 私は、連日の半端ない暑さにへこんでいた。近所の元気者Nちゃんも、草刈りに疲れ、どうやら暑気(あつけ)をして参っているようだ。空にはぎらぎらの太陽が輝いている。夏雲も完全に典型的な積乱雲が出始めている。


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台風前の波

 風の国の磯は、台風がやって来ると、台風の姿は見えなくても、白波が打ち寄せて報せてくれる。この日も、サーファーの車が10台くらい止まっていたので、彼らにとっては、絶好の波乗りのタイミングだったのだろう。

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火星?

 暑さにへこんだ私も、夜は少しだけ元気を取り戻す。火星が大接近して夜空を飾っているらしいので、南東の空を眺めてみた。確かに肉眼でも綺麗に赤い光を放つ火星が見えている。それなりのカメラも道具もない私だったが、家の外壁にカメラを押しつけるようにして何枚かシャッターを切ってしまった。望遠を使うとなかなかピントが合わない。言われれば、火星のような写真に見えなくもない。かえって元気を喪失したかも知れない。


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凍らせたお茶

 この時期の風の国お手伝いには、ペットボトルに入れたお茶を凍らせた物が、必需品となる。普通に冷蔵で冷やしたお茶と2本セットで持って行く。氷が溶けた分だけ飲み干して、その隙間に凍っていないお茶を流し込み、また、木陰に置いておいて冷やしておくという使い方をする。地獄のような暑さの畑にはなくてはならない。


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切り落とした枝

 この日は、クロチの畑の小屋に懸かっていた柿の木の枝を切るお役目をいただいた。たった一枝であったが、直径は20cmほどあって、大変な力が必要だった。足場の悪い石垣の先端に身を乗り出して切り落とすまでに大汗をかいてしまった。

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大物の枝を切りました

 切った枝は、更に薪になるくらいの長さまで小切りにする。大きな枝だったのでかなり時間はかかったが、柿の木の下の木陰での作業だったので、少しはましであった。鬼北の畑にはまるで影がないが、風の国の畑には、蜜柑の木などが生えているので、その点、陰を探しながら作業を進めることができるのが、いい。


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夏の花

 作業を終えて風の国の家に帰ってくる。庭に夏の花が咲いている。爽やかな色合いの花に少し癒やされる。暑い夏は、まだまだ続いて行く。暑さにへこみながら、いかに乗り切るか考えて見る。良いアイデアは浮かばない。やはり、これは、少し気が遠くなる異常気象ではなかろうか。
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2018年08月01日

763 古 い 知 人

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はぐれ雲

 風の国は、旧三崎町の始まりにある。峠を越すと、三崎地区となり、国道フェリーが着く三崎港がある。そこから更にどんどん進むと半島の先端の灯台に至る。その途中の瀬戸内海側に、与侈(よぼこり)という集落がある。そこに古い知人がおられるので、久々に三崎港を越えて半島の先端方向にドライブをした。

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半島から望む

 与侈(よぼこり)地区は、海士(あまし・・・海に潜って、サザエやアワビを獲る男性)さんが多く住む地区であるが、古い知人の方のお家も、海士さんで、毎年サザエを送っていただく。


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三崎湾のフェリー 1

 こちらも感謝して、松野の桃をお送りする交流が、40年以上続いている。年に1回の交流だが、元気なうちは、お顔を見に行くことにしている。与侈(よぼこり)地区も、風の国と同様で、人口は激減しているように感じる。


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夏の海

 もう海の色は、夏色になり、日差しもかなり暑い。三崎港を過ぎると、三崎湾に入ってくるフェリーや、出て行くフェリーが間近に見える。国道が今のように整備される前は、八幡浜から船で三崎を目指す方が多い時代があった。ゆったりと湾の中を進む船を見るのは、なかなかいいものだ。


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三崎湾のフェリー 2

 三崎地区は、半島の最先端の町だったので、フェリーに乗って九州の別府の歯医者さんに通う方も多くいた。お町へ出て買い物をしたり、遊ぶのも別府へ出かけることが多かった。思い返してみると、陸の孤島のような部分があったのだと思う。


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半島の花

 三崎から九州へ橋ができるとか、海底トンネルができるとかいう話が、まことしやかにされる時代もあった。しかし、未だに半島から九州へのルートが、橋やトンネルにはなっていない。困難なのかも知れないし、メリットもないのかも知れないなどと思う。

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宇和海のフェリー

 沖をゆくフェリーの姿を見ると、昔々の時代が蘇ってくる。当時、九州のことを我々は、「海外」と呼んでいた。三崎地区には、食堂などが1〜2軒しかなく、娯楽場のようなものは、なかった。遊びを目指せば、八幡浜か九州を目指すしかなかったのだ。


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暮れる海

 八幡浜までのバスは、三机回りなら、当時、3時間もかかった。一方、三崎港から別府までの船の旅は、1時間ちょいだったように思う。多くの三崎の方々が別府を目指す理由が、分かる気がした。学生が修学旅行に旅立つのも、船で出るケースも多かった時代があったということだ。暮れゆく海を見ていると、古い知人の方々の顔が浮かんできて、懐かしい。 
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