2019年02月28日

813 海 と 空

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穏やかな秋の海

 もう春に足を踏み入れているので、今回は、風の国の秋から冬の海やら空やらを紹介してみたい。まずは、斜面に立つ民家の屋根越しに見える海。日振島の一部が見えている。方向的には、宇和海が太平洋に開く辺りを眺めているぐらいのところだろうか。まだ、秋の穏やかな日差しの頃だ。


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珍しいタンカー

 この日は珍しくタンカーが航行していた。良く目にするのは、九州と四国を結ぶフェリーが多いが、宇和海ではとても新鮮なタンカーの姿にちょっと驚いた。


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まるで黄砂のよう

 これは、明浜か吉田の辺りだろうか、冬になってくると、空が雲で覆われる日が多くなり、どこかの雲の隙間から漏れる太陽の光には、不思議な色が加わることがある。ちょっと色の濃い黄砂の空のようにも見える。

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雲間からはじける

 これも、冬の典型的な海と空だ。雲が多いだけに、太陽が顔を出した瞬間は、とても印象的な風景になる。半島から宇和海を望み、太陽を見上げると、太陽のある南の空が太平洋の方向で、半島が太陽に向かう逆光の様子で見えることが多くある。

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怪しい色合い

 これも、冬らしい風景で、方向はやはり、太平洋の方向だと思う。その日の雲の厚さなどの様子で、その向こう側の太陽は、様々な色合いで見える。この日は、まるで夕焼け空のように赤い空になっていた。


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天使の階段

 これは、風の国の集落から、梶谷鼻(かじやばな)の西の方向を眺めている風景になる。水平線の向こうにかすかに見えているのは、九州の山並みだと思う。梶谷鼻辺りは、やはり逆光で暗くなり、たくさんの雲の隙間から天使の階段が降り注いでいる。これも典型的な冬の海と空だ。

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燃えるがごとく

 これも、冬の雲があまりにも分厚すぎて、水平線の辺り、その向こうの雲の切れ目から太陽が光を落とすと、夕陽のような赤い色に空が染まってしまった様子だ。これもやはり、典型的な冬の海と空の姿だと思う。

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強烈な西日

 最後は海ではないが、保内からトンネルを抜けて八幡浜に入る所の交差点の風景だ。その正面方向には、フェリーの港があり、この交差点からは、半島の先端方向の西の方向になるため、沈みゆく太陽が、信号も見えにくくするほどの強烈な逆光を投げかけてくる。我々のお手伝い帰り道での定番の景色だ。
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2019年02月24日

812 春 の 狭 間 ( は ざ ま )

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ほぼ満開

 まだまだたくさんの蕾(つぼみ)が見えるが、ぱっと見には満開に近い気がする。3週間ほど前に咲き始めたこの河津桜、実は、ソメイヨシノのようにぱっと咲いてぱっと散る桜ではなく、長い期間その花を楽しめる桜らしい。半島の道にも、間違いなく春は始まっている。

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相棒のプレゼント

 昨年、87歳で亡くなったお父さんは、とうとう米寿のお祝いを受けることなく、逝ってしまわれた。お父さんと同級生の女性が地区の中に何人かおられる。お元気であれば、一緒に米寿のお祝いができたのに、という思いは、例えば、相棒にはあるのだろうと思う。家のすぐ上の女性が米寿のお祝いをしてもらうらしいという情報を得て、相棒は、花束を買ってきて、彼女にプレゼントをしていた。私にも、何となくその思いは伝わってきた。


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私のプレゼント

 2年ほど前までは、足腰が痛いお母さんも、頑張って蜜柑の木の低いところの実を収穫することができたのだが、今は、もうそれをするのも難しい面ができたのか、収穫に参加されることはなくなった。様々な場面で、今までできていたことが、できなくなると、独り言のように「情けなやの」という言葉が出てくるときがある。そんな場面に遭遇すると、何とか少しでも楽な状態になれば良いのになあと思う。そこで、改善はしないかも知れないが、私が飲んで膝痛を治している薬をプレゼントした。私の飲みかけだが、もし、効くようなら、次は買ってきてあげようと考えている。


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煙突掃除機

 この日は、風呂の煙突が詰まっていたらしいので、S君に掃除してもらい、まだ、不十分な部分を私が風呂場の屋根に登って掃除をした。いつもは、お父さんがやっておられたようだが、掃除をする道具は残っていたので、初めてそれを使って挑戦してみた。鉄の重りを網で包み、それにロープを付けて、ロープを上げ下げすれば、煙突内の煤(すす)がたくさん穫れるのだ。大成功!


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咲きました


 お父さんが球根を買い、用意していたチューリップ、お母さんが引き継いで、水栽培の鉢にセットした。そのチューリップが可愛い花を付け、聞いてみると、お父さんの代わりに、今年は、お母さんが病院に持って行ってプレゼントしたそうだ。お父さんも、喜んでおられることだろう。

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雑草だらけ

 この日は、デコポンの収穫も終わったので、捨てている馬の瀬の畑に下がってみた。昨年は少し収穫もしたのだが、行ってみると、雑草で覆われてしまっていた。モノレールも、至る所で、伸びてきた雑草や雑木のため止まってしまう。その障害物を取りのけながら、やっと下の小屋までたどり着いた。

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残された肥料

 この馬の瀬の畑での作業意欲を失っていたお父さんが、モノレールで降ろした肥料が、撒かれずにそのまま木の根元に放置されている。この1〜2年意欲減退の様子を時々目にしていたが、きっと、苦しい体調をかかえておられたのだと思う。


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磁石

 最後に木から吊された磁石を発見した。かなり強力な磁石である。ハサミやノコ、鎌などを、一時的にくっつけて置いておくために設置しておられたのだと思う。サンフルは、食べるだけ収穫に来るので、その時、私も使わせてもらおうと眺めた。
posted by tentijin at 21:53| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月18日

811 恒 例 春 の 会

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入り口の雛人形

 この時期、1月か2月には、恒例となった春の会が催される。1年に1回、贅沢な河豚を囲む会がある。もう、かれこれ24〜25年目を迎える。何とまた、長きにわたる会になったことかと思う。ある職場で息の合った仲間同士の会なので、続くのかな?


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刺身

 とはいえ、このメンバーでは最長老の私なので、もうすぐ大台に乗りそうな所まで来ている。いつまでこのメンバーで飲めるのかは、甚(はなは)だ不安である。


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突き出し風

 夜は夜で、無呼吸睡眠障害を抱え、外にも様々、何とか日々を過ごしている状態だ。夜が明けると、少しほっとする。

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唐揚げとひれ酒

 しかし、夜が明けたからといって、すぐに安心してはいけない。基本、やることがないのだから。やるべきことがあって、朝食をそこそこに仕事に出かけて行ける身分の方は、すこぶる幸せな方であろう。

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にぎり

 毎日サンデーの身分であると、100%自由な毎日なのだが、これが何とも生きる意欲を減退させるということに最近気付いた。様々考え方なのかも知れないが、そんなわけで、暇な人間よりも、忙しく仕事に追われる人間の方が、遙かに幸せだと、今は、感じている。


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 この会の私以外のメンバーは、私より若いので、また、仕事を持っていたりするからか、私よりも、遙かに元気で過ごしておられるように感じる。私としては、その元気をもらえるので、河豚も贅沢なのだが、若さに触れられるというのも、かなり贅沢に感じている。

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しめ

 メンバーでお金を積み立てて、時々、旅をすることにしている。なかなか行く場所にそれぞれ好みがあったりして、旅は、流れることもある。昨年などは、富士へ登ろうとか、北海道へ行こうとか、ついに決まらずに終わった。

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この4人です

 どうも山を目指そうとする元気な魂がいるようで、5月の連休明けに石鎚登山をすることに決定してしまった。恐らく、心の中で「自分的には、危ないぞ。」思うのだが、若さをもらっている感謝の気持ちからか、私は、気弱にそっとうなずくことしかできないのだ。
posted by tentijin at 06:46| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月14日

810 近 づ く 春

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河津桜

 早くも2月も、10日を過ぎてしまった。2週間ほど前から、197号メロディーラインの国道脇には、ピンクの花がちらほらと開き始め、4〜5分咲きの状態にまでなってきた。河津桜なのかなあと思っている。次の週末に行けば、8分咲きくらいにはなっていそうな勢いだ。

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風車

 見上げると、展望台の上の風車がすっくと立っている。その後ろにある青空も明るくて春の予感を感じる時期になってきたようだ。

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エソ

 風の国のお母さんの所には、時々、親戚の方々から、魚の差し入れがある。この頃は、エソが多いらしく、この日も、ほぼエソばかりであった。エソは、小骨が多い魚で、その調理は、並大抵ではない。お母さんは、エソの調理ができる近所の奥さんに全て差し上げてしまう。奥さんは、調理してすり身にしたエソを届けてくれる。



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咲き始めた

 もううち捨てられた馬の瀬の畑の上には、いつも菜の花が咲く。国道の脇や至る所が菜の花で満たされていく。今年の春も近づいているようだ。

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エソの天麩羅

 エソは、ジャコテンの材料にもなる魚だと思うが、近所の奥さんからいただいたすり身を、我々もお裾分けしていただく。あの無数の小骨は、姿を消し、野菜やひじきを加えた肉団子風に天麩羅にすると、極めて美味である。

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水栽培のチューリップ

 縁側の窓際には、いつもお父さんが水栽培をしていたチューリップがその茎を伸ばしている。花が咲くと我々も頂いて切り花で楽しむのだが、残りは、お父さんが切り花にして通っていた病院などにプレゼントとして持って行かれる。恒例行事だった。おそらくお父さんはこの水栽培の準備もできなくて、今年は、お母さんが用意をされたのだと思われる。例年よりセッティングが遅れたのか、少し丈が短い気がする。

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肥料袋の灰

 ウマキの畑に行ってみると、肥料袋が落ちていた。中身は風呂で燃やした薪の灰である。蜜柑の木の間に里芋や野菜類を植えているお母さんがもってきたものだろう。もう杖がなければ、安全に歩けないお母さんだが、杖をついてこの肥料袋を持ってくることはできない。かりカゴという背中に背負う竹のカゴが、お母さんの最大の武器で、その中に入れて背負ってこられるのだ。この作業1つをとってみても大変な労力を費やされるのだろうな思われるが、これも、お母さんの春準備の1つなのだと思う。
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2019年02月09日

809 浅 き 春

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鬼ヶ城の雪

 立春を過ぎて、暦の上では春到来ということのようだ。北の方では、寒波が襲来しているようだが、四国は、間違いなく暖冬の部類で進んでいるようだ。この冬には、2度雪がちらついた。鬼ヶ城や高月山は、白く雪をかぶった。

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サボテンの花

 我が家の玄関では、カニサボテンがピンクの花を咲かせている。この植物は、サボテンという名前なので、私の心のどこか片隅には、暑い季節の主役のような気がしている。確かにこの寒い時期には、寒さを避けて室内に取り込むのだが、この極寒の中で花を咲かせるところがどうも不思議な気がする。


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うっすら積もる

 2度目の雪のちらついた日には、地上にもうっすらと雪が積もった。よく考えると、はかない春の雪だった気もする。


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はるばる来た蕗

 庭には、石川県からやって来た雪国の蕗(ふき)が、かわいい蕗の薹(とう)を付けていた。我が家の空き地に、地主さんにいただいた蕗を植えているが、こちらは、まるで蕗の薹の気配もない。雪国で育った蕗は、間違いなく寒さに強い気がする。


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今年の冬景色

 暖冬でも、雪を降らせ、ほんの少し冬景色を見せてくれた自然に、何だか「ありがとう」と言いたくなるのは、どういう気持ちだろうか。

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風の国から

 風の国からやって来た水仙も、玄関を明るくしている気がする。まだまだ浅い春だが、その気配は、心を明るくしてくれるようだ。

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紅梅

 奈良トンネルを越えた道沿いに、誰が植えたのか、紅梅やら蝋梅が、満開を迎えている。

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 そして、この2月の主役は、昔から梅の花である。まだまだ寒い空気や風の中、先駆けて咲いてくれる梅には、生きる勇気までももらえるような気がする。
posted by tentijin at 01:44| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月05日

808 曲 が り 角 近 し ? 

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持参品

 この日も、宇和で安い灯油を購入して、風の国に乗り込んだ。野良猫が蓋(ふた)が壊れたゴミ箱をあさって困っておられるようだったので、三連のゴミ箱も、調達してきた。食料品や我々の着替えも入れると、こんなにたくさんの荷物になる。岡の川から運ぶ時、以前ならお父さんが手助けしていただいていたが、今では、私の存在感が増してきた気もする。


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貨物新幹線

 ただし、私もお父さんと同じ無呼吸症候群なので、体調の悪い日には、心臓にくる。畑で、座り込みそうになるときもあるので、お父さんも、人には言われなかったが、苦しい日があったのではなかろうかと、今になって思われてくる。

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新幹線本体

 清見の摘果があまりなされてなかったりした年があったり、少しずつだったが、以前のような仕事ができなくなっておられたのかも知れないとも、今になると思い当たる。


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在来線

 私も、夜、口呼吸にならないように、ヘッドギアを手作りして、無呼吸を予防しているが、なかなかうまくいかない夜があり、そんな夜の次の日は、朝の脈拍数が上がってしまい、苦しい1日になったりする。



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海の風

 もうすぐ退職後、9年目に近づいているので、新たなお肌の曲がり角に近づいているような気もする。50代の後半から、顔のしわが増え、筋肉が落ちて足がスマートになってきた。60代半ばでは、階段を登りずらくなる衰えぶりだったので、散歩中の運動に筋トレを加え、何とか維持している。

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我らの昼食

 結構風が強く寒い日でも、農園で仕事をしていると、体はぽかぽかになる。仕事量を増やすために、コンビニの食料を持って行き、お昼も、農園で食べる。本当に美味である。1年後には、大台にも乗るので、曲がり角は、近づいているのかも知れないが、負けずに頑張りたい。



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デコポンの出っ張り

 ほぼ、デコポンを採り終えた気がするが、収穫したデコポンを眺めてみると、名前通りデコっと出っ張っているものもあるのだが、それほどでもないものもあり、どちらかというと、典型的に出っ張っている物の方が少ない気がする。どうも植えてある畑の土質にも関係があるのだそうだ。ともあれ、1つの区切りが付きそうだ。
posted by tentijin at 10:16| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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