
誰も食べないのかな?
海の方では、柿の実が珍しく、時には御馳走として食される。しかし、鬼北などの山に囲まれた地域では、当たり前にそこここに柿の木があって、渋柿でもないのに、いつまでも食べられることなく、鈴なりになっている柿の木をよく見かける。山の中でも、昔は、ありがたい食料の1つとして食べられていたと思うが、今では、お腹をすかした子どもが少なくなったのだろう。絵として見た時、やはり、秋らしい風景として、心に飛び込んでくる。

寒さの中で咲く
この花も、桜の花なのだが、こんなに寒くなっているのに、満開の風情で咲いているのが、不思議だ。いったいこの木は、どんな物差しで、花を咲かせているのだろう。春咲く桜は、暖かい春の気温に反応して、花を咲かせるのだと分かるが、今、咲くこの花は、いったい?これも、私の心を動かすものだ。

遠く霧を望む
また、この時期になると、日吉から流れてくる広見川と三間川、奈良川が合流する出目(いずめ)あたりから、霧が発生して山の裾野を覆っていく。合流点から離れている我が家の辺りからは、その様子が良く分かる。この風景も、季節の絵として、私の心に入り込んでくる。

初霜
これは、粗々と耕された田んぼに、先日、降りた初霜の絵である。あんなに暑い暑いと言っていたのに、一気に私を、冬の入り口に連れて行くかのごとくであった。

ピーク
そして、また、一歩季節が進み、運動公園のドウダンツツジは、赤さのピークを迎えていた。カエデにしろ、このドウダンツツジにしろ、寒さを受けて、こんなに鮮やかに変身する不思議に、心は動いてしまう。いったい彼らの中のどんな成分がこのような変化を起こさせるのだろう。

神社もすごい
散歩から帰っていると、天満神社で何かが燃え始めていた。すぐに横道にそれて、来てみると、境内のカエデが、美事に赤く染まっていた。お金のかからない御近所の風景だが、行ってみると、心は満足するから不思議だ。

絵になるなあ!
神社のイチョウよりも一足早く色づいて、お社と一緒に撮影すると、本当に絵になって、とてもいい。