2019年11月30日

883 心 動 く も の 2

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誰も食べないのかな?

 海の方では、柿の実が珍しく、時には御馳走として食される。しかし、鬼北などの山に囲まれた地域では、当たり前にそこここに柿の木があって、渋柿でもないのに、いつまでも食べられることなく、鈴なりになっている柿の木をよく見かける。山の中でも、昔は、ありがたい食料の1つとして食べられていたと思うが、今では、お腹をすかした子どもが少なくなったのだろう。絵として見た時、やはり、秋らしい風景として、心に飛び込んでくる。


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寒さの中で咲く

 この花も、桜の花なのだが、こんなに寒くなっているのに、満開の風情で咲いているのが、不思議だ。いったいこの木は、どんな物差しで、花を咲かせているのだろう。春咲く桜は、暖かい春の気温に反応して、花を咲かせるのだと分かるが、今、咲くこの花は、いったい?これも、私の心を動かすものだ。

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遠く霧を望む

 また、この時期になると、日吉から流れてくる広見川と三間川、奈良川が合流する出目(いずめ)あたりから、霧が発生して山の裾野を覆っていく。合流点から離れている我が家の辺りからは、その様子が良く分かる。この風景も、季節の絵として、私の心に入り込んでくる。


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初霜

 これは、粗々と耕された田んぼに、先日、降りた初霜の絵である。あんなに暑い暑いと言っていたのに、一気に私を、冬の入り口に連れて行くかのごとくであった。


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ピーク

 そして、また、一歩季節が進み、運動公園のドウダンツツジは、赤さのピークを迎えていた。カエデにしろ、このドウダンツツジにしろ、寒さを受けて、こんなに鮮やかに変身する不思議に、心は動いてしまう。いったい彼らの中のどんな成分がこのような変化を起こさせるのだろう。


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神社もすごい

 散歩から帰っていると、天満神社で何かが燃え始めていた。すぐに横道にそれて、来てみると、境内のカエデが、美事に赤く染まっていた。お金のかからない御近所の風景だが、行ってみると、心は満足するから不思議だ。


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絵になるなあ!

 神社のイチョウよりも一足早く色づいて、お社と一緒に撮影すると、本当に絵になって、とてもいい。
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2019年11月27日

882 心 動 く も の 1

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まだ青みのあるイチョウ

 夢の旅以外、秋の旅に動くことはなかった。せいぜい散歩に運動公園に出かけるくらいのものだった。テレビのキャラクターに「ぼーっと生きてんじゃあないよ。」と叱られそうな毎日だったが、こんな私でも、少しだけ心動いた景色を振り返ってみたい。まずは、運動公園のイチョウだ。手前のドウダンツツジも、まだまだ、色づいていない秋の初め頃かな。

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久々のうろこ雲

 暑い夏を引きずっていた秋でもあったので、こんな秋の雲に出会うことも少なかった気がする。見付けると、やはり、心動かされる。


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焼ける空

 これは、あるスーパーを出た時、遭遇した夕景である。西の空がば〜んと開けている場所なので、時々、はっとする景色に出会える。

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無理矢理染めて見る

 これは、散歩場所の歩道横に生えている木である。いつもなら、紅葉が進むのだが、今年の暖かさに、綺麗に紅葉する前に散ってしまいそうな気がしていた。待ちきれなくて、夕陽が傾く頃、逆光で無理矢理赤い葉っぱを見上げてみた。それでも、心は少し動く。


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再び夕陽

 これも、ある日の夕陽の写真なのだが、ありきたりの風景とも見えるが、その色合いに心動く瞬間があったのだと思う。


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あら!満月か?

 人間は、不意打ちに弱い。これも、ふと外へ出て見上げると、まあるい月が出ていただけなのだが、思わずシャッターを切ってしまったものだ。


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少し色づく

 そして、ぼ〜っと時を過ごし、1週間ほど経った頃だろうか?あまり鮮やかでない黄色に染まったイチョウと赤く色づき始めたドウダンツツジの季節へと移っていく。大きくはないが、心動く。
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2019年11月25日

881 夢 の 旅 4 

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正倉院展の鏡

 さて、今回の夢の旅を振り返ってみると、まず、上野の博物館で行われていた正倉院展をぜひ、見てみたいという秘めたる思いがああった。象眼(ぞうがん)細工の楽器や鏡のお宝を、この目で見てみたいと思ったのだ。

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同窓会 1

 そして、一番の目的は、あの50年近く前の時代に遭遇した方々と旧交をあたため、不思議な時間の中に身を置いてみるというこれ以上の贅沢(ぜいたく)はないと思われる体験をすることであった。

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同窓会 2

 ただし、私は、新聞屋さんに住み込んで、配達のアルバイトをしていて、集まってこられる同窓生のほんのわずかな方々との数少ない交流しか持てず、当時、彼らと、あまり、触れ合うことができていなかった。それでも、不思議な時間に入っていけるのは、私自身に、あの時代への強い思い入れがあるからなのかも知れない。


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天皇陛下御夫妻

 また、2年に1回行っている今回の同窓会は、新しい令和の時代に天皇陛下になられた御夫妻がパレードをされる前日となっていた。台風災害に心を痛められた天皇陛下が、パレードの延期をされた、正にそのタイミングに遭遇したのだから、記憶に強く残ってしまった。

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沿道の皆さん

 パレードの沿道には、たくさんの方々がその即位のお祝いのパレードを見るために集まっておられるのが、テレビで報道されていた。前日の会場下見の折にも、パレードのコースの一部を眺めて見たりもした。日本中から、警備の警察官の方々が、あちこちでその警備の準備をされていた。これも、私の記憶に残りそうに思われる。



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 テレビで、即位のお祝いの歌を、嵐が歌っているのも、見た。その歌詞があまりにも素晴らしいので、思わずうるっときてしまった。これも、今回の記憶に残りそうだ。


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愛菜ちゃん

 最後に、芦田愛菜ちゃんがお祝いのメッセージを読み上げたのも心に残った。メインは、同窓会ではあったが、このなかなか巡り会わないタイミングの中で、旅に出たことは、やはり、心に残るような気がする。
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2019年11月21日

880 夢 の 旅 3

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ホテル玄関

 宴は、お茶の水のホテルで始まった。事前の下調べの折に、駅員の方に訊くと、2つ返事で、目的のホテルを教えてくれた。しかし、200m程の道行きの間に、道路の端に車を止めて、警備を行っておられる警察の方が待機されている。地理的にどれほど重要な場所なのかは、私には分からないが、明日の天皇陛下のパレードの準備であることは、分かる。

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コース料理が始まる


 宴は、今回東京での同窓会幹事、関東近辺に在住しておられる5名の方々によって開始された。原点の東京で行われた同窓会は、それぞれ当時、大学に通っていた同窓の方々の原点とも繋がり、地方から東京に来て、東京で暮らしていた方々や、地の利を得て、通っていた方々の心を一気に当時にタイムスリップさせる。



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前菜?

 ホテルは、結婚式などが行われるこのお茶の水の有名なホテルという印象であった。学生時代、あまりお茶の水には来たことがなかったが、古本屋街をほっつき歩いた私には、神田に近いお茶の水は、頭の片隅に、しっかりとインプットされていた。

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汁物

 当時、貧乏学生だった私は、山手線田端駅の西尾久という場所にあった3畳一間のオンボロアパートに住んでいた。2年前、そのアパートが47年経過しているのに、存在していることを発見した。



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そば

 その田端から、私は、動坂を越え、白山まで自転車で通学していた。距離的には3kmほどの道のりだったようだが、あの急坂を越える道のりに、今考えても、頑張っていたことが思い出される。

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酢漬け

 そんな学生生活だったので、結構、自転車であちこちうろうろしていた気がする。エリザベス女王が来日された時も、自転車で皇居の辺りまで行き、帝国ホテルから出てこられたエリザベス女王夫妻の姿をカメラに収めたこともあった。

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イリュミネーション

 この時期からの東京は、夜のとばりが降りると、あちこちイリュミネーションがきらめき、各所に別世界の空間が広がる。久々の上京なので、あれもこれも味わい尽くす。  
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2019年11月17日

879 夢 の 旅 2

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彫刻 1

 東京2日目の朝が来た。今回は、まず、芸術の秋を、上野で味わってみようという魂胆(こんたん)で、上京してきた。上野駅から西郷さんを経て、美術館までやってきた。

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彫刻 2

 美術館前の庭には、有名な彫刻が、森に溶け込むがごとく鎮座している。田舎からやって来たお上りさんなので、それすら楽しんで眺めてみた。

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目にとまったポスター

 すると、私の目をぐっと引きつけるものを発見してしまった。それがこの看板である。ハプスブルグ展とある。何だかその昔、世界史でハプスブルグ家という言葉が出てきたのを思い出した。当初の目的ではなかったが、意を決して鑑賞することにした。

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壁面の絵

 ハプスブルグ家に伝わる、あるいは、関係の人々を描く絵画が、展示されていた。途中、ある部屋で、たくさんの人々がスマホなどで撮影している場所があった。おそらくこれは、レプリカの看板のようなものなのだろう。私も尻馬に乗って撮影した。

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お目当ての看板

 美術館でハプスブルグ展を見て、さらに公園の奥に進み、博物館に到達した。博物館では、正倉院展が行われていた。これこそが、今回私が、目的にやって来た催しである。テレビでも特集されていたりしたので、本物の一部を見てみたいという思いに至ったのだ。

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螺鈿(らでん)の楽器

 正倉院の宝物は、様々展示されていたが、ここでも、撮影可能なもの(この楽器)があったので、撮影させていただいた。


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博物館の庭

 展示を見た後、ネットで紹介されていた博物館裏の日本庭園をぐるっと眺めて上野歩きは終了となった。


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同窓会場

 上野から次はお茶の水を目指し、同窓会場であるホテルを下見して、宿泊していた秋葉原に帰った。会場は、なかなか立派なホテルで、結婚式などが行われる所らしい。同窓会は今夜に迫った。
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2019年11月12日

878 夢 の 旅 1

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まずは、バスの旅

 2年ぶりの夢の旅に出かけた。朝、いつもの宇和島自動車のバスに乗って、松山に向かう。市駅を目指す。市駅からは、リムジンバスに乗り換えて、空の旅になる。

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切符

 バスは、JRより安いので、昼間乗るのなら、バスのものだ。リムジンバスとも連携しているので、安くて便利ということになる。

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雲の上

 旅をする3日間は、天気予報では晴れのようで、とてもラッキーだ。空の上も、抜けるような青空が続く。雲の上の眺めもいい。


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富士とも遭遇

 座席を選べたので、当然、左側の窓際を選んだ。途中、富士山が見える可能性があるからだ。富士山は、何度も見ているが、雲から頭を突き出している富士を見るのは、とても良い気持ちだ。


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東京タワー

 空の旅は、あっという間の1時間半ほどの時間で、懐かしの東京に着いた。考えてみると、もうあの時から50年もの歳月が過ぎているのだ。あの時代に戻れるはずもないが、何だか、あの頃の夢に向かって旅していくような不思議な感覚になる。

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銀ブラ

 その催しは、2日目の夜なので、この日は、お茶の水の会場まで出かけて、道筋を確認しておいた。夜も、少しだけうろうろして旅を楽しんだ。

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明日は上野へ

 明日は、ワンパターンだが、上野近辺を散策してみたいと予定していた。上野も、当時、何度もやって来て、写真を撮ったり、友達とも遊んだ場所だ。
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2019年11月06日

877 新 た な 始 ま り 1 

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やって来たブリ

 お手伝いに行けない平日に、風の国からの電話があった。「魚をもらったので、取りに来ないか?」というものだった。お母さんは、足も腰も限界に近づき、お灸をしながら、日々紛(まぎ)らわせておられる。手首もかなりきているようで、大きな魚をもらっても、さばく力が乏しくなっている。往復3時間以上かかる風の国だが、行って魚を頂いて帰る方が、お母さんの気持ちにも応え、助けにもなるのかなあと考えてもらってきた。親戚のSさんがキララ館まで持ってきてくれたので、時間が短縮できた。魚は、ブリで、まな板をオーバーする大物だった。感謝!


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ほうき草(コキア)

 週末に風の国を訪ねてみると、鬼北からやって来たほうき草(コキア)が、真っ赤に色づいていた。発信地の鬼北では、まだまだそれほど赤くなっていないのに、鬼北より暖かい風の国が先に紅葉するとは、これいかに。


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見納めの風呂場

 風の国で、新たな動きが始まった。長男の退職に向けて風呂を新しくする工事が始まるのだ。私の場合、父母と同居できたのは、ほんの1〜2年に過ぎなかった。最初は間借りの家で近所で過ごし、家を新築する計画中に母が亡くなった。そのため、新築を止めたが、父が嘆くので、数ヶ月後に新築工事を始めた。工事中に、父は車椅子ごと用水路に転落、以後寝たきりになってしまった。父は、新築の家に入ることはできたが、寝たきりのままで、半年後に亡くなってしまった。


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その前には2つの木

 結局、私は、孫の顔だけは見せることができたが、これっぽっちも親孝行することができなかった気がする。お父さんは間に合わなかったけれど、お母さんが長男夫婦と暮らすことができれば、きっと嬉しく、心強いことだろう。今回は、そのお風呂場の工事前に、お手伝いにやって来た。


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ザクロは切る

 お風呂場は、少し面積が広がる予定のようだ。そのため、手前にある植え込みを取り除かなければならない。その植え込みにはザクロの木と石楠花(シャクナゲ)が植わっている。ザクロの木には、木の幹に、お父さんが植え付けた風蘭が付いている。私のお手伝いは、これらの木の移動などに決定した。

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枝たちは山へ

 ザクロの木は、大きいので、外に移しようがない。結局、切ることに決定した。なじみの木なので、少し寂しい気もしたが、ごめんねと手を合わせて切っていった。枝は、薪になりそうなものは、木小屋にしまい、後は山に捨てることにした。

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風蘭の幹は残す

 お父さんが取り付けた風蘭がある幹の部分は、お母さんの意見で、お父さんの思い出と共に残して、セドの石垣に立てかけて置くことにした。


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シャクナゲは鉢に

 シャクナゲの方は、一緒に時を過ごした小さなツワブキと共に、根から掘り起こして、大きめのポリ容器に植え替えた。私には、詳細は分からないが、お父さんが植えたと思われる2つの木を、それぞれ別の形で残すことができたかも知れない。
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2019年11月02日

876 秋 の 農 園 2

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掘り始めた芋の畝(うね)

 秋の農園には、実りと始まりがある。2.2列ほど植えていたサツマイモも、少しずつ掘り始めた。サツマイモは、今年初めてある実験を試みてみた。それは、農協でサツマイモの肥料なるものを発見したことで始まった。


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掘り上げた紅東(ベニアズマ)

 通常サツマイモは、肥料をやらないことが多い作物だ。年配の方などは、芋の蔓を5cm程に切り、冬の間に畑に鋤き込んでおく。冬の間に蔓は土の肥料分としてプラスされる。私もその方法を採用していたが、今年は、サツマイモの肥料を見付けたので、土に撒いて試してみたのだ。最初に植えた紅東を掘ってみると、イモのサイズが昨年より大きいものが混じっているという違いがあった。大成功かな。

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芽を出した金時ニンジン

 昨年は、オレンジ色のニンジンを植えていたのだが、今年は、振り出しに帰って、私好みの金時ニンジンを植えた。初めての場所に植えたので、うまくできるかどうかは分からないが、何とか大きく育って欲しい。

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ワケギも芽を出した

 これは、風の国からやって来た留学生のワケギ(小ネギ)君だ。お母さんがこのネギをたくさん上手に毎年作られるので、今年は球根を頂いてきて、植えてみた。ネギは、植えておけばそれほど手をかけなくても育つと思うのだが、うまく育てるには、何かコツがあるのだと思う。

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大きくなれよ春菊

 ほんの少しだが春菊も植えている。鍋の季節を迎えるので、必需品の野菜だと思う。これも私の好みで、大葉春菊を植えている。鍋シーズンに遅れるなよ。

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虫と戦う青梗菜(チンゲンサイ)

 春菊は臭いがあるせいか、虫に穴を開けられることがほとんどない。その横に植えた青梗菜(チンゲンサイ)は、素直な味なのか、早くから穴あきになってしまっている。虫に負けないように食べる必要があるが、おそらく、食べきれないだろう。

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一歩先行くおでん大根

 これは、既にすり大根ができるほどには太っている第1段で植えたおでん大根だ。意外と虫にもやられず、すくすく育っている。楽しみだ。食べてみて、名前の由来が分かると良いのだが・・・。
posted by tentijin at 21:01| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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