2019年12月31日

892 恒 例 行 事

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伊予柑畑

 今年もまだ、餅つきを恒例行事という範疇に納めることができた。長年この行事の中心で頑張ってこられたのが、風の国のお母さんだと思う。そして、その重要な相棒のお父さんが亡くなられ、我々も、できるだけのお手伝いはしているのだが、今となっては、ひとえにお母さん次第という状況になっている。


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収穫した伊予柑

 今回は、60kgの餅米を鬼北から運び、お父さんがいないので、前日から必要な買い物をして、風の国に乗り込んだ。この日は、早昼を食べて、伊予柑の収穫を2人で始めた。収穫の一番目は、いつもこの伊予柑から始まる。やっていると、S君が手伝いに来てくれて、ずいぶんと助かり、35キャリーの収穫ができた。

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今年の水栽培

 お父さんがおられた頃には、たくさんのチューリップが水栽培されていた。お父さんがお友達や病院に上げたり、我々がいただいて帰ったり、誰かの笑顔のために栽培されていたような気もする。今年は、お母さんがそれを偲んでか、10本だけ栽培されていた。

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何と、新芽が出ている

 また、親戚の方が送ってこられた胡蝶蘭、花が終わってからも、お母さんがお世話をされていた。ふと見ると、その茎や葉の根元などから、新しい芽が顔を出していた。我が家も小さな一鉢をいただいて世話をしているが、まだ、新芽は顔を見せていない。

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餅つきは晴れ

 幸い餅つきの日は、天気も晴れで、赤い朝陽が顔を出した。いつも朝寝坊な私だが、頑張って早起きをし、お父さんが担当していた火の番を受け持つことになっている。


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せいろに入れる

 まず、漬けてあった餅米を桶からザルに上げて、水を切りせいろに入れる。あまりたくさん入れると、米は膨らむので、その量の加減をする


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蒸す

 ヒノラ(前庭)にいつものかまどを設置する。いつもなら、お父さんが作ったウバメガシなどの薪をくべる。ウバメガシは、火力が強いので、とても役に立つ。今年は、S君が家にある薪を持ってきて寄付してくれた。しばらく薪を焚いていると、上のせいろから蒸気がでると、「あがる」という状態になって、下のせいろが蒸し上がる。


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並べた餅

 蒸し上がったせいろを持って、餅つき機の所まで持って行く。しゃもじで蒸し上がった米を餅つき機の中に入れるのは、お母さんの役目だ。私は、お釜に水を補給して、また、米を入れ、火の番をする。餅を上げるのもお母さん、相棒と2人で餅を切り丸める。弟夫婦が来るまでは、3人で頑張る。丸めた餅は、倉庫に並べる。今までは並べるのが私の役目だったが、今回は、相棒が頑張っていた。しかし、60kgの米を餅にする作業は、本当に大変だ。7時くらいから初めて、終わるのは12時くらいになる。その間、お母さんは、ほぼ立ちっぱなしになり、弱った足腰が悲鳴を上げるはずだ。後で聞いたら、翌日は、昼頃まで、腰が立たなかったそうだ。恒例行事だったが、そろそろ潮時が来ているのかも知れない。
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2019年12月27日

891 久 々 四 万 十 

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ほこら

 地区の宇和島寄り、お餅やさんの隣に祠(ほこら)がある。言い伝えによると、昔々、ここを馬で通っていた武士が、近くの三角山から、何者かに狙われ、弓で射殺されたことがあり、その遺骸(いがい)を葬った場所ということになっているらしい。この祠の紅葉も、ほぼ散り果てた。

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美事な赤

 三角山から弓を放っても、とてもここまで届く距離ではない、伝説上のお話しである。少し思うところあって、この日は、四万十に向かった。愛媛から高知へ30分ほどの旅である。松野の奥の川入り口には、鮮やかな紅葉、まだまだ温かいのか、南国高知。

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沈下橋(高知県)

 広見川沿いの狭い道を抜け、高知県に入る。この県境付近に小さな沈下橋がある。久しぶりに降りて眺めて見た。水はもう夏の川とは違い、寒々としているが、すっきりと佇(たたず)んでいた。


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鳥も寒そう

 川上の岩の上には、サギ(川鵜?)がじっと止まっている。これも、寒そうな景色だ。


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おびただしい赤い実

 県境付近の道沿いの農家さんの家の近くに、鈴なりのような赤い実が見えた。少し坂を上って撮影してみた。これも、冬景色に見えた。


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南天も

 そのすぐ下には、もう1つの赤い実、南天が、こちらもこぼれそうなくらいたくさんの実を付けている。我が家の南天は、すぐに鳥に食われてなくなってしまうが、何か鳥の恐れるものがあるのかも知れない。


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まだまだ紅葉

 やはり、南国に近いせいか、あちこちに紅葉が残っている。実は今回の四万十行きの目的は、モクズガニ(ツガニ)がないか、確かめに来たのだ。期待は見事にはずれ、既に終わっていた。12〜1月に食べると、ミソが増えて絶品の味になるのだ。残念。

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ナメコ、ゲット

 自分でカニ漁をしていた頃は、この時期まで、カボチャなどを与えてカニを生かしていた記憶があったのだろう。やって来た江川崎の鮎市場には、夏〜秋までなのだろう。しかし、道の駅の店の中に入ってみて、すごいものを発見。プランターにクヌギの丸太、その丸太に生えているのは、何とナメコ、美味しそう!900円、ついつい買ってしまった。


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沈下橋(愛媛県)

 カニは、期待はずれだったが、ナメコをゲットして、少し上機嫌。帰路についた。赤い実の辺りに、愛媛唯一か?沈下橋がある。もう長く壊れたままであったが、今日、眺めて見ると、修理されていた。ここは、松野町になるので、治したのは松野町だろうか?拍手!
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2019年12月25日

890 御 近 所 旅

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SAのビオラ?

 御近所のお爺やお婆が集まって、毎年この時期に冬の旅をする。旅といっても、松山近辺に出かけて、日帰りで帰ってくるだけだ。メニューも、いつも同じなのだが、演劇を見て帰ってくるので、演目だけは、毎年、変わる。


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SAのクリスマス飾り?

 元々は、農協がらみの旅であったが、お世話をしていた同級生のMちゃんが、農協からの出資がなくなっても、劇場との契約を継続しているのか、人を集めて毎年行われる行事のようになっている。


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SAの紅葉

 参加者からお金を集め、昼食代と観劇料金を払う。移動のバスは、劇場から派遣されてくるバスである。Mちゃんは、事前にお酒などの飲み物やおつまみを買ってバスに積み込み、我々は、バスに乗った瞬間から、乾杯に至る。楽しい旅である。

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瀬戸内行進曲

 お爺やお婆の旅なので、トイレ休憩は必須である。宇和のどんぶり館でまず、止まる。次は、必要なら、内子でも、最後に必須の伊予灘で止まったら、いよいよ東温の「坊ちゃん劇場」に乗り込む。

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東洋のマチュピチュ1

 いつもの年は、温泉の「利楽」で食事を取るのだが、今年は、どうもお店が工事中で、劇場近くのレストランでの昼食となった。昼食後は、開演時間まで、スーパーなどで買い物も良し、ほとんどはうろうろショッピングで時間を過ごす。

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東洋のマチュピチュ2

 今年の演目は、「瀬戸内行進曲」という新居浜の銅の鉱山やその製錬所での公害がらみのあらすじであった。この鉱山跡は、採掘をしていた坑道に入ることができたり、レンガ作りの当時の施設が残っていたりするので、東洋のマチュピチュとよばれたりする。私も、一度行ってみた。なかなかいい所だった。

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役者さんたちと

 参加者は18名、毎年、同じ方も参加されるし、別の方も参加される。お世話をして、人集めをしているMちゃんは、大変だと思う。私は毎年、写真係としてお声がかかるので、同級生としては、参加せざるを得ないだろう。


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夕陽

 朝10時に集合して、方々を拾いながら高速へ向かう。観劇が終わり、バスに乗り込む頃には、冬の太陽は、ぐっと西に傾いている。そんな夕陽を見ながら、またまた、お酒が進む。

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雨までも

 帰路、途中から雨が落ちてきた。夕陽とあいまって綺麗な光がバスの中に差し込んでくる。バスが振り出しに戻った頃には、太陽は落ちてしまい、どっぷりと暮れている。お爺やお婆の御近所旅は、今年も無事終了した。めでたし。
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2019年12月22日

889 風 の 国 も 冬 近 し

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基礎

 風の国のお風呂場も、完成間近になっているはずだ。親戚の大工さんが亡くなって、葬儀に参列した頃は、まだ、基礎の工事中だった。今まではブロックやコンクリートで作られた風呂場だったが、今度は、木造になるらしい。



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終末か?

 風呂の前にあった花壇は取り壊され、風呂場が、少しだけ広くなるようだ。花壇跡には、掘り起こされたザクロの根っこが転がっていた。歴史の歯車がことんと1つ回ったのだろう。

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宇和海

 風の国の海も、風が冬の風になって来たので、白波が立つことが多くなってきた。本領発揮かな。袋かけも、私が行けない週があったりしている間に、弟夫婦の助けもあったりで、どうやら終わったようだ。一安心。

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磯では

 風の国の下には、馬の背に続く浜が見える、この浜は、磯なので、大小の石や岩がある。風が強いと打ち寄せる波が、白い泡を作る。これも、なじみの冬の風景だ。


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展望台

 大工さんの葬儀があったので、山茶花(さざんか)の名所に立ち寄りたくなった。それは、旧瀬戸町の展望台である。展望台の海側をぐるりと山茶花の木が立ち並んで、風よけの風情となっている。下から見上げると、花々の上には、風車がグルグルと、風を受けて回っていた。



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見事な大木

 山茶花の木は、伸び放題なので、人間の背丈を遙かに超えて、無数の花を咲かせている。


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花のジュウタン

 その山茶花の海側の土手には、花がこれまた、無数に散って花の絨毯ができていた。

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花のトンネル

 山茶花の木があまりにも大きいので、土手側は、花の枝でトンネルのようになっている。立ち寄ってみると、ここも、冬の代表的な景色になっているのが分かった。
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2019年12月18日

888 冬 近 し 

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きたない黒大豆

 どんどん冬が近づいている気がする。夏に栽培していた黒大豆、10本くらい植えていた。本当は枝豆にして食べるつもりでいたのだが、ついつい時期を逃して、豆になって収穫することとなった。


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収穫した大豆

 その横に植えていた普通の大豆も、ついに枝豆にはならずに収穫された。黒大豆も、普通の大豆も、おそらく煮豆になって私の胃袋に納まることだろう。

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拾ってきたクルミ

 これは、胡桃(くるみ)の実だが、昨年、枝を切ったので、収穫は、昨年の3分の1くらいであった。今年は、昨年の分がたくさんあったので、道の駅に少しだけ出荷した。ほとんどは、クルミ味噌になって、やはり、私の胃袋に納まりつつある。

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シルクスゥイートのヒガシヤマ

 朝晩の気温が下がり始めたので、相棒がヒガシヤマ(干し芋)を作り始めた。今年は、シルクスゥイートという芋を植えていた。ヒガシヤマ向きらしいが、色白の芋である。この風景も、冬近しの典型かも知れない。


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製作中

 10kg500円の渋柿も、既に半分くらい干し柿に変身している。ひょっとしたら、冬って偉いのかも知れない。

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何と、赤とんぼ

 こんなふうに少しずつ冬を感じていたら、何と12月10日に散歩の途中で、赤とんぼを発見してしまった。いったい、季節はどうなっているのだろう。


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可愛い奴

 これは、近所のNちゃんにもらったシンビジューム?という蘭らしい。水やり係で一夏がんばってきたところ、ある日発見。冬を前にしたこの時期、何と花芽を付けているではないか、これは、何ともすばらしく愛しい植物であることか。寒いの大嫌いなくせに、冬も捨てたものじゃあないなあ。


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いつもの風景

 これは、いつもの天満神社、まだ、木に葉っぱが残っている時だったので、屋根は今一ではあったが、いつもの大好きな風景に、今年も出会えて幸せな冬の予感タイムだった。
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2019年12月14日

887 冬 野 菜 は ? 

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金時ニンジン

 退職をして、9年目が過ぎようとしている。トマトハウス農園も、初めは元気いっぱいで、木造のトマトビニールハウスまで、自分で建てて、頑張っていた。ところが、この頃は、どうにも意欲が減退して、なかなか足が向かない状態になっている。

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タマネギ

 おかげで、作業も、気付くと遅れ遅れになってしまっている。大丈夫だろうか?まだ、何とかぎりぎり頑張っているのだが、種まきや苗植えを終えて、今回は、冬野菜が大きくなっているかチェックしてみた。


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空豆

 金時ニンジンは、順調と思うのだが、よくは分からない。春になると、花が咲いてしまうので、冬の間に大きくなってくれなければ、失敗ということになる。少し肥料をやっておく方が良いのかも知れない。タマネギは、普通、10月に植える。今年は、遅れて、やっと先週くらいに植え終わった。大丈夫かなあ?


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ニンニク

 空豆は食べないので、作るのを止めていたのだが、風の国のお母さんが、あんこの材料にするらしいので、少しだけ植えてみた。絹さやなどは、一向に芽を出さないのに、空豆君は、元気に芽を出している。ニンニクも、順調に育っているように見える。


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大葉春菊

 春菊は、いつも大葉春菊を植えるが、順調に美味しそうな葉っぱに育って、既に三角帽子(道の駅)に出荷した。短い3〜4列なので、もう実は、終了している。後から伸びた芽を、家ではいただく。

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ブロッコリー

 ブロッコリーは、10本ほど植えたが、葉っぱだけは順調に育っている気がする。実がなるのは、年を越して、2月くらいからになるのだと思う。がんばれよ。


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小松菜

 小松菜も、うまくいけば、出荷できると良いのにと思っていたが、ご覧の通り虫に食われて穴だらけになっている。しかも、生長が速いので、どんどん大きくなり、巨大化してしまっている。


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大根第3弾

 冬野菜で一番作りやすい大根は、第5弾まで種まきをしている。風の国のお母さんが切り干し大根を作られるので、なるべくたくさん作って協力したいと頑張った。第1弾は、おでん大根を植え、既に食卓に上がっている。これは、第3弾だと思う。

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大豆

 最後は、久しぶりに植えた大豆である。ほぼ収穫を終えているが、その栄養価に引かれて、植えてみた。綺麗な大豆にはほど遠いが、何とか食べれるほどはできたと思う。冬野菜たちは、植えた本人よりずっと逞しく元気に育ってくれているように感じた。
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2019年12月10日

886 冬 前 の 作 業

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冬の雲

 鬼北よりは暖かい風の国だが、ずんずん冬の景色になって来ている。海の上に広がる大きな空を眺めて見ても、怪しげな雲が出ていることが多くなってきている。

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海の上にも

 また、雲の向こうから海に差し込む太陽は、冬ならではの美しい色合いの景色をも現出させる。沖に見えるこの半島の向こう側は、吉田湾だと思われる。



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サンテ

 摘果が一通り終わったこの時期は、サンテという袋を柑橘の実にかぶせて、鳥に突かれる鳥害を防ぐ農作業となる。袋かけが必要な柑橘は、現在は、清見タンゴールとデコポンである。


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クロチのデコポン

 まず、最初に取りかかったのは、クロチという場所の畑のデコポンに袋かけを行った。デコポンは、この時期、黄色く色づき始めるが、あまりにも黄色くなっているものは、袋をかけても、すぐに落下してしまい、無駄な労力になってしまう。また、身が割れているものも多くあり、それらも、落下しなくても腐ってしまう。少しまだ青いのが生き残るものだ。

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サンテをかける

 サンテは、化繊の布で、収穫の時は一緒に収穫して、出荷などをする時に、外すことになる。化繊で伸縮するので、柑橘の実にかぶせると、落下せずに実を鳥から守ってくれる。


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天使の階段も

 蜜柑山から見える海は、刻々とその姿を変えるが、冬には雲が多く、その隙間から海に差し込む太陽は、あちこちで天使の階段になって目を楽しませてくれる。



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クロチの皇帝ダリア

 クロチの畑には、花が好きなお母さんが、畑の隅に植えた皇帝ダリアが、毎年、その花を咲かせる。植えた方は、もう足腰が弱ってしまい、この畑に来ることもなくなっている。ダリアは、知ってか知らずか、毎年その大きな枝を伸ばし花を咲かせて、作業する我々の目を楽しませてくれている。


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ツワブキ花盛り

 作業を終えて帰途につくと、途中、道のあちこちにツワブキの花が咲いているのが見える。菊科の植物なので、花も菊の花によく似ている。咲く時期も、菊の花と同じくらいの今が盛りのように見える。これが、作業を終えた我々を癒やしてくれるようにも感じる。   
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2019年12月06日

885 防 災 訓 練

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かまど

 防災士になって、もう6〜7年になる。何もなければ、年に1回の防災訓練を企画するのが、主なお仕事だ。誰かに雇われている訳ではなく、完全なるボランティアの世界だ。3年を経過する今年度までが、地域の防災会長としての私の任期となっている。

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15分で炊きあがったご飯

 防災会長といっても、ほとんど何もできていない。もし、災害が起こっても、あまりお役に立てることは、ないような気もする。任期最後の年に、少しだけ貢献できるかも知れないというチャンスが訪れた。


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高校生まで協力してのおにぎり作り

 発端は、防災補助金を受けないかという募集が役場から届いたことであった。まず、考えたのは、大きな地震が起こった時、地域の一次避難場所になっている集会所が無事かどうか分からないという思いだった。


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救急箱披露

 鬼北町では、各地域に担架や救急箱が配られている。昨年は、それに加えて組み立て式のリヤカーが配布された。これらの備品は、置く場所がないので、地区の集会所の奥の部屋にしまわれている。



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携帯コンロ

 これでは、集会所が地震でつぶれてしまったら、どの品物も使うことができない。ぜひ、専用の防災倉庫が必要だという発想が生まれた。防災補助金の額は、県が15万、町が15万の計30万という金額であった。

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ワンタッチテント

 すぐにホームセンターに向かい、倉庫の金額などを調べてみた。しかし、防災訓練にかかる品物等に利用できる補助金という制約から、倉庫が買える見込みはあまりないことが分かった。役場の担当者に相談をしたら、別個コミュニティー補助金というのがあるということだった。



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配布されたアルミのリヤカー

 このコミュニティー補助金の方は、200万で倉庫を買えないというくくりもなさそうであった。ただし、先ほどの30万の補助金より当たる確率が少ない気がする。ともあれ、どちらも応募してみることとした。

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運ぶのは、なかなか力が要る担架

 今年の防災訓練の前に、30万の方が当たったという知らせが届いた。すると、200万の方は望みが薄くなったのかも知れない。ともかく、30万が当たったというだけで、ラッキーなことだ。防災士としてあまり貢献してこなかった私ではあるが、この予算獲得こそは、私としては、1番の、地域に対する貢献になるだろうと、思うことができた。


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救出工具

 そこで、今年の防災訓練は、この30万で買える防災グッズを使っての訓練にしようと、計画をした。まずは、かまどセットなどで、停電・断水時の食事確保として、防災士や組長さん方の女性たちに薪でご飯を炊いていただき、小さなおにぎりを作っていただいた。

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家庭用防災グッズ

 配布されている救急箱の中身のご披露、停電時に活躍する携帯用ガスコンロ、トイレや着替えに使える1人用テントや簡易トイレ、糞尿処理セットなどの説明、リヤカーや担架を使っての実演などをメニューに盛り込んだ。


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何と80名が訓練に参加

 また、救出用の工具セットを使いどのように救出をすることが可能なのかというお話しも防災士の方で行った。ある防災士さんは、自宅に備えておられる防災グッズを披露していただき、関連の情報を伝えていただいた。


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消防職員の方の講義

 最後に地区に住んでおられる消防職員の方に、水消火器による消火訓練や応急手当のいくつかなどを講義していただいた。手前味噌に考えると、今年の訓練は、地域の有能な方の参加や講義、また、それぞれの防災士や区長、副区長、組長さん方がそれぞれに自分の担当に、主体的に取り組んでいただき、いい防災訓練になった気がする。 
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2019年12月03日

884 心 動 く も の 3

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祠のカエデ

 農園から出た野菜くずなどのゴミを川まで捨てに行った帰り道、ふと見上げると、ここにも私をはっとさせた紅葉があった。国道からは見えないのだが、川側から見ると、美事に色づいていた。ここは、地区にある祠(ほこら)が建っている場所で、昔のお婆ちゃんなどが毎日拝みに行っていた場所だ。そういう信仰もいまではなくなってしまい、少し寂しい気もする。


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市越(いちごえ)の池

 運動公園の桜の木は、今年は、紅葉することもなく、全て散り果ててしまった。ひょっとしたらと思い、散歩の帰りに、市越の池まで上がってみた。鬼城様のような映り込みの画像は撮れなかったが、間違いなくここのカエデも赤く染まっていた。映り込みは、もっと光の当たり方が違う瞬間でないと撮影できないのだと思われる。


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池の山側

 池の周りを走っている道沿いに進んでみると、色合いは今一つではあるが、ここにもカエデが色づいている。同じカエデでも、場所によりこんなにも色の違いがある。今年は、暖かさが長く続いたので、平均色づきはあまり良くなかったかも知れない。



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その下に、はっとする

 このカエデの下を見て、土手に散り敷く葉っぱの様子に心動かされてしまった。人通りの少ない道の横なので、たまたまこんな景色に遭遇することができたのだと思う。



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我が家のブルーベリー

 これは、我が家の鉢植えのブルーベリーである。もう葉が落ちる寸前だと思うが、精一杯紅葉して今シーズンの締めくくりをしていたので、やはり、私の心を動かした。


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ギボウシ

 これは、夏の間、勢いよく繁っていたギボウシたちが、いち早く寒さに反応して枯れていく様子だ。宿根草なので、また、春を迎える頃、復活してくれるはずだ。


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暮れる空

 見上げると、今日の西の空も、名残の秋の風情を見せながら暮れていっているようだ。


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国道の向こう

 翌朝、ふと国道の向こう側を見てみると、期待を裏切らずに最も御近所バージョンのカエデが、鮮やかに色づいていた。満足、満足かな。
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