2019年12月06日

885 防 災 訓 練

1.jpg

かまど

 防災士になって、もう6〜7年になる。何もなければ、年に1回の防災訓練を企画するのが、主なお仕事だ。誰かに雇われている訳ではなく、完全なるボランティアの世界だ。3年を経過する今年度までが、地域の防災会長としての私の任期となっている。

2.jpg

15分で炊きあがったご飯

 防災会長といっても、ほとんど何もできていない。もし、災害が起こっても、あまりお役に立てることは、ないような気もする。任期最後の年に、少しだけ貢献できるかも知れないというチャンスが訪れた。


3.jpg

高校生まで協力してのおにぎり作り

 発端は、防災補助金を受けないかという募集が役場から届いたことであった。まず、考えたのは、大きな地震が起こった時、地域の一次避難場所になっている集会所が無事かどうか分からないという思いだった。


4.jpg

救急箱披露

 鬼北町では、各地域に担架や救急箱が配られている。昨年は、それに加えて組み立て式のリヤカーが配布された。これらの備品は、置く場所がないので、地区の集会所の奥の部屋にしまわれている。



5.jpg

携帯コンロ

 これでは、集会所が地震でつぶれてしまったら、どの品物も使うことができない。ぜひ、専用の防災倉庫が必要だという発想が生まれた。防災補助金の額は、県が15万、町が15万の計30万という金額であった。

6.jpg

ワンタッチテント

 すぐにホームセンターに向かい、倉庫の金額などを調べてみた。しかし、防災訓練にかかる品物等に利用できる補助金という制約から、倉庫が買える見込みはあまりないことが分かった。役場の担当者に相談をしたら、別個コミュニティー補助金というのがあるということだった。



7.jpg

配布されたアルミのリヤカー

 このコミュニティー補助金の方は、200万で倉庫を買えないというくくりもなさそうであった。ただし、先ほどの30万の補助金より当たる確率が少ない気がする。ともあれ、どちらも応募してみることとした。

8.jpg

運ぶのは、なかなか力が要る担架

 今年の防災訓練の前に、30万の方が当たったという知らせが届いた。すると、200万の方は望みが薄くなったのかも知れない。ともかく、30万が当たったというだけで、ラッキーなことだ。防災士としてあまり貢献してこなかった私ではあるが、この予算獲得こそは、私としては、1番の、地域に対する貢献になるだろうと、思うことができた。


9.jpg

救出工具

 そこで、今年の防災訓練は、この30万で買える防災グッズを使っての訓練にしようと、計画をした。まずは、かまどセットなどで、停電・断水時の食事確保として、防災士や組長さん方の女性たちに薪でご飯を炊いていただき、小さなおにぎりを作っていただいた。

10.jpg

家庭用防災グッズ

 配布されている救急箱の中身のご披露、停電時に活躍する携帯用ガスコンロ、トイレや着替えに使える1人用テントや簡易トイレ、糞尿処理セットなどの説明、リヤカーや担架を使っての実演などをメニューに盛り込んだ。


11.jpg

何と80名が訓練に参加

 また、救出用の工具セットを使いどのように救出をすることが可能なのかというお話しも防災士の方で行った。ある防災士さんは、自宅に備えておられる防災グッズを披露していただき、関連の情報を伝えていただいた。


12.jpg

消防職員の方の講義

 最後に地区に住んでおられる消防職員の方に、水消火器による消火訓練や応急手当のいくつかなどを講義していただいた。手前味噌に考えると、今年の訓練は、地域の有能な方の参加や講義、また、それぞれの防災士や区長、副区長、組長さん方がそれぞれに自分の担当に、主体的に取り組んでいただき、いい防災訓練になった気がする。 
posted by tentijin at 10:07| 愛媛 ☁| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
タグクラウド