2016年07月23日

567  小 屋 ( 屋 根 1 )

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オニユリ

 連日の猛暑にもめげず、父親の命日前に、第1弾のお墓参りに向かった。いつもは、せいぜい8月のお盆前に出かけるのだが、ふと思いついて出かけてみた。我が家が行く頃には、いつもどなたかが、お墓へ登る道の草刈りをしていただいているので、難無く登って行くことができていた。今回早めに行って見ると、お墓への道の両側には、たくさんのオニユリが咲き誇っていた。


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夏草とオニユリが塞(ふさ)ぐ

 いつもは、この時期にお墓に登って来ないので、こんなにも夏草に覆われ、たくさんのオニユリが咲いて道をふさいでいることなど少しも知らなかった。陰ながら草刈りをしていただく方に感謝はしていたが、これほどとは思わず、さらに感謝が深まった。道は、セメントの階段状になっているが、階段が見えないほどになっているので、1時間かけて、鎌で道の草を刈ることとなった。炎天下、お墓周りも含めて、結局、2時間ちょいの作業となった。


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屋根の部品1

 家でも猛暑の中、小屋の作業を2時間ほど行う。1時間して1時間休み、また、1時間という具合に、熱中症対策をして行う。そうでもしなければ、抵抗力の激減している体はすぐに崩壊しそうだ。さて、作業は、いよいよ難関の屋根の細工に突入した。隣の先輩Kさんの小屋を視察、最初考えていた方法を止めて、Kさん流の三角作りをする方法で作ることにした。


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屋根の部品2

 四角の部分なら、ここが何mと計算ができるのだが、三角形は、サイン、コサイン、タンジェントの世界なのだから、はなから計算する気にならない。大工さんは、計算しているのだろうか?ともあれ、大工さんに教えていただいた。屋根の傾斜で図面を描き、図面の縮尺で実寸を割り出すという原始的な方法で、おおよその部品の長さを導き出した。

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長いホゾへ

 それらの部品を並べてみて、実際の切り組みを想像してみる。試しに刻んでみて、修正しながら、1つのモデルを作り上げるしかない。頭の悪い私には、その方法しか思いつかないので、その方法で進むことにした。とにかく三角形は、刻むことが難しい。梁の上に三角がくるが、梁と繋げるためには、斜めのホゾを刻まなければならない。角度は、適当で、部品を並べてけがきをする。それを左右同じにすれば、一応、2等辺三角形の斜辺にはなるのだ。


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斜めの切り目を入れる

 けがいた角度と平行に5cmの長いホゾをけがく、他のホゾと同じく幅は4cmとする。この長い変則的なホゾは、梁に食い込む部分である。最終的には釘を打って固定するつもりだが、ホゾがあるとないとでは、固定される具合が違うだろうと思われる。まず、4cm幅を根気よくノコで切る。普通のホゾの3倍の時間がかかる。もう、根気しかない。

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横からも切り、落とす

 次に横からも根気よく切り目を入れて縦横合流すれば、ホゾの姿が見えてくる。これだけで、ゆうに1時間以上の時が費やされる。太陽に焼かれ、私の頭も良い塩梅に焦げてくる。この時期、値打ちのある作業だ。


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変則長ホゾ完成

 反対側も、同じ根気強さと時間をかけて刻むと、長い変則的なホゾが完成する。ぐったりと疲れて、後はお昼寝タイムに突入するだけだ。
posted by tentijin at 09:51| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オニユリは初夏の花ですね。野や山によく見られます。繁殖力が強いと効いています。
いよいよ屋根部分ですね。ほぞも変速なんですね。のこの切り口も見事です。
Posted by 鬼城 at 2016年07月23日 10:14
 我が家の周辺でもこの百合が咲き誇ってきました。花が持たない時期には生け花にいいと思うのですが、やっぱり白い百合に手が行ってしまいます。(高砂百合?)

 お墓までの道の除草・小屋の作業お疲れ様です。
 最近私も昼寝を欠かせませんが、30分位が適当と聞いていますが、ついつい長くなり、夜寝られなくなっています。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年07月23日 13:26
鬼城様
 オニユリには、葉っぱの付け根ごとに、ヤマイモのムカゴのような豆が付いています。1本のユリには、20個近くの豆があり、全て種になるのだと思います。ユリの花が受粉しなくても、彼らは増殖します。たくましいですよね。
Posted by tentijin at 2016年07月23日 20:31
吉野の食いしんぼう様
 野趣あふれる花なので、変わった趣向を楽しみたいときには活けたら良さそうですね。でも、気をつけないと、この花の花粉は強烈で、手に付いたら、手が赤く染まってしまいます。睡眠障害は、年齢を重ねると特に問題ですね。無呼吸親父も困っています。
Posted by tentijin at 2016年07月23日 20:37
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