2016年07月26日

568  お 手 伝 い ( 摘 果 )

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ホウセンカ

 雨が遠くなり、暑い暑いと騒いでいる間に、季節は間違いなく時を刻んでいるようで、風の国の駐車場前には、既にいつもの夏がやって来ていた。一画がホウセンカの花で埋まっている。

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ジャングル

 今日の作業は、摘果だと聞いていたので、お父さんの車は見えないが、少しでも我々で作業を進めようと、馬の瀬の降り口に入ってみた。すると、車を回すこともできないくらいの草のジャングルになっている。今まではお父さんが草刈りをしていただきこんな様子ではなかったが、年々、当たり前だが、お父さんの仕事量も減っているのだと思われる。

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猪の痕跡

 午前の仕事は、この草との闘いと定め、眺めてみると、あちこちに何物かが、引っかき回し、掘り返した跡が残っている。これは例のイノシシ君に違いない。

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掘り返された斜面

 よく見ると、国道の土は(斜面の部分)も、かなりの範囲掘り返され、石が崩れ落ちている。彼らの目的は、ヤマイモであったり、ミミズであったりする。密柑山の石垣も至る所、崩されている。先日は、カボチャと里芋が食べ尽くされていたと、お母さんが嘆いておられた。


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刈り終えたジャングル

 我々の草との闘いは、たった1本の鎌と素手のみで、草刈り機などの文明の利器はない。ひたすら根気よく草を引き、あるいは、鎌でなぎ倒す。1時間半ほど奮闘して汗まみれになって風の国のお家へ向かった。

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天草

 昼食後、庭に出てみると、天草(テングサ)が干してある。以前、私も、おもしろがってこの海草を干したことがある。海から採ってきたばかりの時は、褐色のような紫色をしているが、雨や夜露にも当てながら、太陽にもあぶられて、少しずつ脱色をして白くなる。白く乾燥したら出来上がりで、そのまま保存できる。もちろん、この海草は寒天(カンテン)の材料である。


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空蝉

 午後は、お父さんも加わって、垣内作り(かきうちつくり)の畑で、清見タンゴールの摘果を行った。実は、大きいもので直径3cm、小さなもので1.5cmくらいになっている。実は無数にあるような感じで、果てしない作業になる。そこここに空蝉がぶらさがっているのを見ると、子供の頃を思い出し、心が和む。

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双子?

 摘果は、30cmほどの1枝に6〜10個くらいなっているものを、1個だけにする。育ちの悪いものを間引き、表面に傷があるものを除いていく。また、木自体が弱っているものもたくさんあり、そんな木は、葉っぱが少ない状態で、良い収穫には至らない。こんな木は、かなり実の数を減らし、葉のあまり付いていない実を摘果する。写真のように双子のようになっている実は、当然、1つに減らす。


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命の水分

 やはり、この時期の作業は、2時間が限度だ。何かが起こる前に休憩したり、終了したりして「命の水」を体に補給してやらなければならない。
posted by tentijin at 08:36| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夏の花々ですね。tentijinさんのところには、ハウスなので猪は出ないと思っていました。やはり鬼北郷も湧いているんですね。風物詩、」空蝉からテングサ干しまで・・・
それにしても水分補給は凄いですね。仕事を市内のであまり飲みません。(笑い)
Posted by 鬼城 at 2016年07月26日 16:48
 猪君の荒行は半端じゃありませんね。松野でもずんずん里に近づいているように思われます。
 もう摘果の時期が来たのですね。なんと時間の経つのの早いこと。
 我が家でも、母の老齢化と共に、今まで何気なく済まされていたことが放置され始め、世代交代で頑張らねばと思いつつ、親の様な辛抱さはありません。
 鳳仙花は「トビシャゴ」と呼んでよく種をはじけさせて遊んだ思い出があります。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年07月26日 17:56
鬼城様
 鬼北は、比較的被害は、山の麓付近に限られていますが、風の国では、最近、人家の近くでも被害が頻発しているようです。私も、免許を取って、猪駆除に奔走する日が来るかも知れません。
Posted by tentijin at 2016年07月26日 22:20
吉野の食いしんぼう様
 「トビシャゴ」のあの筋肉のような機能、不思議ですよね。私は、1度解剖して調べたことがありますが、そのシステムは実感できませんでした。ネムノキのあの動きと通ずるものがあるのかも知れません。植物が動くということ自体が、我々にとっては、摩訶不思議と感じますよね。
Posted by tentijin at 2016年07月26日 22:33
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