
夏の花
もう紛(まぎ)れもなく夏を迎えたのだろう。なぜか夏には黄色い花が似合うように思われる。今は、梅雨時期のじめじめがなくなったせいか、暑くはあるが、幾分過ごしやすくなった気がする。地主さんは、あれから2度ばかりお見かけしたが、まだ、室内に避難しておられるようだ。早く元気なお顔を見たいものだ。

しっかり伸びたコンニャク
途中で興味を失ったのか、コンニャクにしてもらわなかったコンニャク芋が、春先、花芽を付けたので、切り取って庭の片隅に植えておいた。夏草でジャングル化した中から立派な茎を伸ばし、その存在感を示している。本番の夏を迎えるこの時期に、夏祭りが行われた。今年も、交通指導員さんは、夏祭り花火大会の警備に雇われた。

花 火 1
弓滝神社では、恒例の輪抜けが行われているはずだ。前を流れる三間川に神社の下で合流する小さな小川があるが、小川を合流点から少し上がった所で花火の打ち上げが行われる。そこに至る小さな道々を車両通行止めにし、我々交通指導員が警備するという手はずになる。

花 火 2
今年の警備場所は、清延や愛治地区へ向かう道より、三間川を隔てて南側になったので、昨年より花火はやや遠くはなったが、見やすい位置になったかも知れない。けっこう特等席なのか、老人施設のお年寄りが、車いすで職員と花火見物に来られていた。

花 火 3
また、愛治へ向かう橋には、歩行者専用の橋も並んで併設されているので、いつの間にか、橋の上も20人ばかりの見物客が、橋の手すりにもたれて花火見物をしている。

花 火 4
風はほとんどなく無風に近いが、心持ちこちらに吹いてきているので、花火の煙は丸々わだかまって、固まった気体のように少しずつこちらを目指している。すると、火薬の匂(にお)いにむせかえる。

花 火 5
花火は、勢いよく上がり、はじけて色とりどりに燃え尽きる。写真は瞬間の軌跡を捉(とら)える。見ようによっては、中空で力尽きて残念がっているようにも見えなくはない。花火の思いは、もっともっと高い天を目指しているのかもしれない。自分にもあんな時期があったような気がする。ひょっとしたら、どこかを目指すということは、素敵なことなのかもしれない。そんな時代こそが、魅力でいっぱいだったのだろうか?低くてもいい、また、天まで高みを昇ってみたい気も、少しだけした。
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最後の写真は臨場感がありますね。
言われてみれば、私も高みを目指して頑張ることは殆どなくなりました。ぼや〜っと考えていること、頑張ってみようかな。低い目標でも。何かはシークレットですが。(公表できない目標は実現はむつかしいかも)
ナイヤガラは、以前、橋の川下で行っていて、火が枯れ草に燃え移り、火事になったことがあり、以来、橋の川上に場所が変わったそうです。今でも消防車が、花火の間、待機していますよ。高みは、ひょっとして、富士山?近所の退職したばかりのおじさんが狙っているみたいですよ。
ストロボをたくと、人物を撮っても、変な写真になるので、いつも暗くても、ストロボをたかずに、いつも撮影をします。その分、ぶれてしまう可能性があるので、しっかり脇を締めて撮ります。ストロボ無しの方が、花火の光の流れが撮影できるのだと思います。