
散歩中の夏雲
天気が良くて、体の調子が良ければ、散歩に出かける。農園で半分熱中症になりかけながら、4時半か5時になれば、出かける時刻だ。世間のお仕事は終わりの時間だが、空には立派な入道雲が出ていたり、まだまだ終わりの時間には間がある。

太陽に背を向ける向日葵
それでも、30分ほどの運動を終えて帰る頃には、太陽はずいぶんと西の空に傾いている。帰り道、向日葵(ひまわり)が並んで立っている場所があるが、不思議なことに彼らは、西日に背を向けて立っていた。来るべき明日の朝に備えているのだろうか?

ある朝の収穫
あんまり暑い日が続くので、私の心も、時々、道に迷う不思議な体験の1つなのかも知れない。朝の一番仕事は、受粉と収穫と決めている。それだけでも、体はかなり汗ばんでしまう。様々夏野菜で篭(かご)は一杯になる。雨が降らないので、ナスビは収穫量が減ってきている。

黒スイカも
ズッキーニも終わりかけているようだったが、何日か水をやってみると、少し元気を取り戻し、花を咲かせるようになった。7月3日に受粉した黒スイカ、とうとう30日を経経したので、収穫を終えた。小玉スイカよりは少し大きいのが、7個ほど収穫できた。8月の初めだが、何だか季節が1つコトリと回った気もした。

しあわせのポスター
連日の30度越えの中、大工さんやら、お百姓さんやら、汗にまみれてばかり過ごしていたが、チケットが手に入ったので、この日は、「しあわせの国」へ気晴らしに出かけてみた。県美術館の1階にお面やら仏像、民族衣装などがつつましやかに展示してあった。

大きなマニ車
添えられている言葉や写真、そこに写る人々の顔、とりわけ、子供たちの表情を見ていると、今ではもう日本人が失ってしまった何かが見えた気がする。出口には、大きなマニ車が設置してあるコーナーがあり、時計方向に回すと、お経を唱えた効果が得られると書いてあった。

高速から見た雲
このマニ車は、重く、私も挑戦してみたが、回すのは大変そうだった。それだけ、マニ車を回して人々のしあわせを手に入れるのは、難しいのかも知れない。なかなか回らなかったマニ車とは違い、帰りの高速から見えた雲からは、季節がやすやすと回る音が聞こえる気がした。
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実に種々のお野菜が収穫されていた素晴らしいですね。
我が家の里芋は成長がストップ、お隣の三分の一の高さです。先日従兄が来て、「なんぞ〜この里芋、うちはこの4倍は育っとるぞ〜」
頑張れ日本!頑張れ里芋!
気晴らしのお出かけを楽しまれよかったですね。
大工もお百姓さんも、早朝以外は影のない場所での作業で、舞い転びそうですが、秋は近いんでしょうね。里芋に敷き藁をしていますが、それをものともせずに太陽が照りつけ、里芋の葉は少し巻き始めています。芋炊きになるのでしょうか?求む!雨台風!
もう40年も前に初めて東京に出た頃、大都会には、殺伐とした考えの方々も住んでおられ、田舎と違うことを実感したのを記憶しております。日本人は、世界の中でも平和な民族の1つだろうと思われますが、戦争のこと歴史の中のこと、オーム事件などなどを思ってみると、やはり、しっかりと眼を開けていないといけないとも思えます。