2016年08月13日

574  小 屋 ( 屋 根 2 )

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このような屋根の三角を作る

 気は重いが、屋根の三角に挑戦することにした。梁(はり)に立てる束(つか)は、結局、中央の1本だけとした。試しに作ってみると、9cm角の柱材で作るので、十分の強度があると感じたからだ。隣の先輩は、この束の上を三角に切るだけの加工にしていたが、私は、ホゾにすることにしたので、難しさの度合いは、格段に上がってしまった。


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初めに考えた束のホゾ

 束の上ホゾは、単純に両側の斜辺の木を置くので、三角に横を切り抜いた。一見これでうまくいくように感じたが、残念ながらそううまくはいかなかった。

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斜辺を置いてみる

 斜辺を乗せてみると、中央もずれているし、隙間はできているし、散々である。別に両側の斜辺の寸法が違う訳ではないのだから不思議だ。斜辺の立ち上がる角度のなせる技のように思う。

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頂点を合わす

 斜辺の木を微調節して作り直した。三角の頂点を束の中央上に持ってくることには成功した。しかし、束のホゾの切り落とし部分が三角形ではないことが組んでみてよく分かった。束も作り直す必要がある。


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余分な部分を切る

 斜辺のいらない部分を切り落として三角の頂点を作ってみたが、やはり、束の部分は隙間になってしまうので、残念だが、束も作り直しだ。


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束ホゾの完成形

 組んでみて分かったが、束のホゾ横の切り落としは、三角は三角だが、一方向からの斜辺が乗っかる形に切る必要がある。反対側は、その斜面が反対方向になるわけだ。


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斜辺を乗せてみる

 あたらめて斜辺の木を置いてみる。右の木と束の間に隙間があるので、もう一度右の斜辺の木を作り直さなければならない。もちろん斜辺の木が重なる中央の部分は、ホゾがくるので、ノミでホゾの形に切り取っておく必要がある。


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隙間も微調節

 斜辺の木を、まず1本置いてみると、その加工した形が良く分かる。微調節してうまく組み合うような形にたどり着いたら、それが屋根の三角のモデルになる。その形をまねて後2つ、計3つの三角を作る予定である。

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合格の完成形

 さて、両方の斜辺を乗せてみて、まずまず合格点の三角頂点を作ることができたと思う。斜辺の木2本と束が重なる位置をボルトナットで止めれば、屋根の三角が完成となる。結局、このモデル作りに、何回も部品を作り直して5日を経過してしまった。私の大工タイムは半日なので、1本の斜辺の木の加工に1日かかることになる。慌てない、慌てない。
posted by tentijin at 23:09| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
始まりましたね。tentijin劇場・・・最終章に突入ですか?いよいよ屋根の部分ですね。美事に組み手が出来ています。作業、細かなところと暑さ対策を万全にしてください。
Posted by 鬼城 at 2016年08月14日 09:50
 ピタッ!!お見事!
 到底、不器用な私には別世界のような技術にアングリ。
 料理の世界では、アレンジや工夫も浮かんでくるのですが・・・。
 秋風が吹く頃が来れば作業も能率が上がるのでしょう。器用さと粘り強さは保証済。頑張ってください。
 
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年08月14日 21:06
鬼城様
 三角形になると、数学の苦手な私には、斜辺の長さを割り出すことができないので、無駄な苦労が山積みでした。結局、図面に描いてみて、その縮尺から実寸を割り出し、その長さの木をあてがってみて、微調節をするという原始的な方法しかできませんでした。ふう!
Posted by tentijin at 2016年08月15日 08:18
吉野の食いしんぼう様
 やってみると、本当に「大工さんは偉い!」の一言です。始めた以上、「まだやっとるの?」という影なる声も聞こえる気はしますが、マイペースしかありません。早く秋風とも思いますが、いつしか金なる時が過ぎていきます。ぼちぼち頑張ります。
Posted by tentijin at 2016年08月15日 08:25
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