2016年08月19日

576  小 屋 ( 屋 根 3 )

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斜辺の中央加工

 長い猛暑にも陰りが見え、何度か夕立が訪れてくれたので、枯れかけた夏野菜も、少しだけほっとしているふうだ。雨から遠のいて作業が進むと期待した小屋も、あまりの暑さに作業は滞っているが、秋を迎えて少しは進むだろうか?

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ホゾ穴も刻む

 前回、屋根の三角のモデルが完成したのだが、今回もその作業の確認をして、次に進みたいと思う。三角の斜辺中央は、半分の厚さに縦割りをして、梁(はり)の上に立つ束(束)のホゾが入るようノミで刻んだ。

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束上部の斜めホゾ

 束の上側のホゾは、斜辺が乗るように両側に斜めの切り込みを入れる。


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斜辺外側が入るホゾ穴

 一方、斜辺の外側は、斜辺に変形のホゾを刻み、梁にはそれに合うホゾ穴を開けて組むようにした。

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斜辺外側の変形ホゾ

 このホゾ組があるとないとでは、大違いとなる。三角がしっかりと梁に接合することで、屋根は、安定するからだ。


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組み上がった三角

 屋根の三角がうまくできたが、1つ大きな問題がある。それは、屋根のスレートが、三角の上に乗るためには軒先まで、斜めの角度が保たれる必要があるということだ。三角の斜辺は、梁の一番外側ではない。そこに一工夫が必要になる。

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スレートがくる角度の確認

 屋根のスレートが軒から一定の角度で屋根を構成しないと、不安定になり、困る。三角の斜辺の上には、9cm角の6mの屋根材が並ぶ。その上にスレートがくるのだ。この屋根材の9cmの隙間を延長して軒先に至るように斜辺の外側のホゾを組んだのでその確認も行った。

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ボルト止め

 最後は、束と斜辺のボルト止めと束と梁のボルト止めを行えば、モデルは本当に完成と言うことになる。まずは、めでたしめでたしか?
posted by tentijin at 08:50| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 同じ南予でも、夏の夕立は馬の背を分けるとか言われるようですが松野特に吉野は少ないみたいです。それでも、恵みの雨で、湿った畑の除草に頑張っています。

 小屋の方は、秋めいて涼しくなると一気に進む気配ですね。でも、技術的な事は解らないのですが、tentijinさんがめでたしと言われると私も「めでたし」です。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年08月19日 22:56
ほぞとほぞ穴・・・組み木の中で一番難しい作業です。今は機械とか、ボルトナットで締めますが、昔はずーっと大工さんの手作業でした。技術の見せ所だった訳です。いまでは宮大工さんのこだわりに残っています。
美事復活!楽しみです。
Posted by 鬼城 at 2016年08月20日 06:51
吉野の食いしんぼう様
 先日、運動公園で散歩をしていたら、四万十や松野方面から雨がやってきていました。なかなか我が家までは到達しません。それでも2日ほど恵みの夕立がありました。ふうです。
Posted by tentijin at 2016年08月20日 08:53
鬼城様
 素人判断から、ホゾの長さを短くしてしまったので、大工さんが木のくさびを打ち込むところをボルトナットで止めようと思っています。そうでもしないと、地震ですぐにも倒壊しそうですから。
Posted by tentijin at 2016年08月20日 08:58
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