2016年11月02日

600  秋 旅 1

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空から雪が

 この最近、北の方からは、どこそこの名山が初冠雪などというニュースが届いているが、我が瓦絵の中にも、とうとう雪が舞い始めた。絵筆の先が定まらず、なかなか小さな表現が難しい状況であったので、少し筆先をハサミで修正した。この絵筆のもどかしい現状を考えてみると、逆に日本の筆作りのすばらしさが心に届いてくる。

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空に映えてます

 私の頭の中や瓦絵の中に雪が降ってきても、現実はまだまだ短い秋の気候で、雨の合間を縫って、恒例の秋旅に参加してきた。参加者は少なくて、二次募集をかけたが、結局、参集した方々は、30名に届かなかった。普段の行いも正しく晴れ間を見せた日にすかさず、楽々ゆるゆるのバスに揺られて北の方のお城を目指した。

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よしあきくんと

 何度も登ったことのある城山を、満員電車の定員ぎりぎりまで詰め込まれてロープーウェイで登る。もちろんここは、おなじみの松山城である。わずかな予算でやりくりするこの秋旅は、参加者の数が少なければ、自己負担が増える。今年は8千円であった。私は写真係なので、再び、好奇心旺盛にユルキャラにも挑戦。

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見覚えがあるぞ

 城内を見学していくと、意外な物を発見した。もちろん私の力作よりも数段レベルの高い仕上がりのなじみの木組みである。小屋を作りながら人生で初めて知った大工さんの知恵であったが、お城でも活躍していることを知って感動した。

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あの金輪継ぎも

 苦労して私が刻んでいる金輪継ぎも展示してあった。私が作る物よりも少し複雑ではあるが、ほぼ同じ構造である。ますます嬉しくなった。


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みんなでパチリ

 限られた予算で行く場所は、おなじみの場所であることが多いが、それでも、そこに参集される方々がいる。何だか少し愛らしくさえ思える。穏やかな秋の日に恵まれて、珍しくはないが松山城と道後大和屋本店での食事と道後散策という秋旅、パチリと写した記念写真の中に封じ込められた。


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さらば秋旅

 城を降りながら、旅から帰って、一人あたり1時間予の時間と参加費ほどの費用を費やし、アルバム的記念写真を仕上げていく私のお役目のことを思った。お役目といっても、誰に頼まれた訳でもなく、勝手に私がチャレンジして無料で配っているだけである。100円ショップで購入したA4の印画紙に印刷する。高齢の方ほど喜んでいただく。実は、自分の趣味で喜んでいただくのだから、これ以上の嬉しさはないのだが・・・。 
posted by tentijin at 09:35| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 その秋旅、参加の予定でしたが、まだ階段が不安なので取止めました。青空に映えるお城の姿、素晴らしいです。でもこの高さをみると中止して正解だったようです。
 お城見学の視点、tentijinさんらしいと思いました。
 今日の寒さは、冬。あとひと月でジングルベルが流れ、瓦絵のDecemberです。時間の流れるの早〜い。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年11月02日 20:25
吉野の食いしんぼう様
 参加予定メンバーでしたか、様々スケジュールが立て込んだ方もあり、2次募集からまた減少したとお偉い方が話しておられました。秋が夏のような気候だっただけに、その後は一気に寒くなりそうですね。お体、お気を付けください。
Posted by tentijin at 2016年11月03日 06:57
身近なところへの旅行も普段見慣れていないので良いのではと思います。昔の仲間の方々と一緒で話も弾んだことだろうと思います。木組み、昔からの大工さんの工夫・・・今も使われています。しかし、残念なことに補強金具をボルトナットで締める工法に変わりつつあります。伝統技術、大事にしてもらいたいですね。旅行、いい天気で良かったですね。
Posted by 鬼城 at 2016年11月04日 11:16
鬼城様
 秋旅のメンバーの方々、昨年とは、かなり入れ替わっていました。行かれなくなる方もいて、年々、寂しくなります。自分であれこれ作ってみて、大工さんは本当にすごいと思います。日本人の知恵と言っても良いかもしれません。普通の小屋でさえこれですから、城やお寺、五重塔などはさぞかしすごいのだろうなと思われます。楽しい旅でした。
Posted by tentijin at 2016年11月04日 18:01
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