2016年12月30日

618  お 手 伝 い ( 餅 つ き )

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こんな日もお仕事?

 この日は、晴天には恵まれたが、風もあり、海は荒れていた。風の国の恒例行事、餅つきの日で、雨が上がっただけでも良かったが、気温は低く寒い1日だった。沖には白波が立っていたが、風に向かってよたよたと漁師さんの船が沖に出て行くのが見える。師走も大詰めとなった。


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干物製作中

 風の国の庭には、どこかからいただいたアジやら太刀魚やらが干してある。高齢化したこの地域で、蜜柑作りをもう放棄されているお年寄りも多い。お父さんやお母さんは、そんな方たちにできた蜜柑を惜しみなくあげることが多いので、いろいろな所から花や魚などが届いたりもする。親戚の漁師さんから届くこともしばしばである。

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竈の火

 漁師さんは、出荷するプロとしての自分の基準が厳しいので、我々には十分美味しくいただける魚も、大したお金にならなかったりすると判断すれば、持ち帰ってくるが、自分の家で消費するには多すぎる。おかげで親戚や知人が恩恵を受ける。お父さん、お母さんは、そんな漁師さんにも蜜柑をあげておられる。これが風の国のコミュニティーの良さだと思う。

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よし!通ったぞ!

 少し早めに家を出たので、9時過ぎには風の国に到着した。餅つきは、早朝から既に始まっていて、我が息子も仕事が休みだったのか、お手伝いをしていた。私は例年竈(かまど)の番をする。子供の頃、竈(くど)の前に座って、火の番をするのが子どもの役目だった。炎を眺めていると、ついついタイムスリップをしてしまう。歳には勝てない?


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養子さん

 庭のバケツの中で松の枝がひなたぼっこをしていたので、訪ねてみると、その松の木は、風の国に植えられているのだが、どうやらはるばる宮城県から養子にやって来た松の木なのだそうだ。大震災の時、名取市に義援金を送ったり、伊達家のながれでの交流行事もあったようで、その関係ではるばるやって来たのだろう。

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整然

 できた餅を丸めるのは全員(この日は5人)が担当して行う。できた餅を倉庫の床に並べるのは、いつもは私だが、今年は息子が担当した。いい加減な私に比べてずっと几帳面な息子は、縦横かけ算の練習ができそうなくらいきっちりと並べている。丸めるのも丁寧で、私はいい加減、性格が如実に表れる。

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あん餅

 餅米は45kgくらいを用意した。2日間くらい水につけておく。最後は、手間のかかるあん餅で、みかんを入れたオレンジの餅と私が栽培した紫芋を入れた紫の餅と冷凍保存していたヨモギを入れた緑のあん餅が出来上がる。結局、早朝から13時近くまでかかったが、途中、このあん餅が2個くらいは胃袋に収まるので、空腹にはならない。昼食も食べると、お腹はぱんぱんのぱんとなる。今年も無事、年末の行事を終えることができた。
posted by tentijin at 06:58| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高齢の年末餅つきですね。毎年、その量に驚きます。昔ながらの白餅だけで無く、いろんな混ぜ物の餅、伝統ですね。名取、交流を始めているんですね。こんな交流で新しい発見があるのかもしれません。人は動かねば、新事実は見えない。tentijinさんそのものです。
Posted by 鬼城 at 2016年12月30日 07:42
今年も有難うございました。美味しく色々頂きました。干し柿も美味しかったです。感謝しかありません。まだまだ元気でハッスルして頂きたいです。なんとかしてミカン畑存続出来たらと思いますが・・・よいお年をお迎えください。
Posted by 雅 at 2016年12月30日 19:14
 もう毎年この餅つきの風景が楽しみです。我が家の餅つきはまず丸めることが面倒で流して切り餅にするので、このように、多くの人に送られるのだろうと想像する餅つきには心がポカポカしてくるのです。
 やっくんの性格、お父様よりも几帳面だったのですね。この並び方すばらしい!
 今年も風の国便りは、心温まる記事が満載でした。来る年も皆さんが健康で、又温かい交流が掲載されますように。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2016年12月30日 21:45
鬼城様
 鬼北でも餅つきをする家がなくなってきています。代わりにお餅屋さんが繁盛します。餅つきをすると、集まることができる家族が集うので、その日は賑わいます。それがいいのだと思います。風の国の様子をブログで発信されている地元の賢い方がおられますが、その方が中心になって様々宮城や宇和島との交流をされているのではないかと思います。
Posted by tentijin at 2016年12月31日 11:02
雅様
 密柑山のお手伝いをすればするほど、お父さん、お母さんの偉大さやこれまでの道のりが見えてきて、頭が下がる思いになります。我々にできるお手伝いは、これからもがんばりたいと思っています。よいお年を。
Posted by tentijin at 2016年12月31日 11:08
吉野の食いしんぼう様
 風の国お手伝いは、私にとっても、自分の親にできなかったことをすることができる大切な時間なので、自分の体力に合った部分でお手伝いをして行きたいと思います。都会に出られて思いのある方々も、時々、覗いておられるので、私なりにブログも続けていきたいと思います。来年もよろしくお願いします。
Posted by tentijin at 2016年12月31日 11:15
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