2017年03月13日

639 小 さ な 椿 事 ( ち ん じ )

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シクラメン

 いつの間にか3月も、半ばにさしかかっている。北宇和高校で購入したシクラメンは、週1の水やりで、まだまだがんばってくれている。この時期、季節に追いつきかねている自分を一方に感じて、私は、過ごしているのだが・・・。

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春の野菜

 畑では、大根には塔が立つ気配が現れ、ブロッコリーもあと少しで花に変わっていくだろう。菜花は蕾(つぼみ)から黄色い花に移行中、我が家のキャベツは、冬の育ちで固いキャベツだ。ほんの一瞬のようなこの時期の移ろいが続いている。

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水仙

 寒い頃から長く咲き続けている水仙には、元気をもらいつつ、少し頭が下がる思いも生まれる。ある夕方、小さな椿事(ちんじ)が起こった。

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君子蘭

 玄関では、今年も、君子蘭の花芽が少しずつ伸び始めた。観察を続けると、毎日数ミリ、あるときはセンチに至る。その時は、まだ、私の晩酌(ばんしゃく)が始まっていなかったので、少しは幸運だったかも知れない。

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カランコエ 1

 長く蕾(つぼみ)のまま室内で過ごしてきたカランコエが咲き始めた。風の国から嫁入りしてきた花である。椿事の報せは突然にお隣さんから届いた。入浴中に隣のおっちゃんが動けなくなったという報(しら)せであった。

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ビオラ

 隣のおっちゃんは、運動神経も良く退職後は毎日自転車での散歩を欠かさなかった。川も好きで、ウナギやカニを捕り、我が家も毎年御馳走になっていた。その自転車の散歩で転ぶようになり、散歩も出来なくなっていた。駆けつけて急いで風呂から上げ、服を着せるところまでのお手伝いをした。

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カランコエ 2

 私の母も、風呂で2度意識を失ったことがあった。高齢者にとっての風呂は気持ちは良いのだが、両刃(もろは)の剣のようなところがある。その気持ちよさの中、いざのぼせてしまったら事態に対応する筋力が失われている年齢なので、動けなくなってしまうのだ。花々は次々と花開いていくが、季節にも置いて行かれる方々が我が地域にも増えてきている。
posted by tentijin at 10:05| 愛媛 ☁| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 何十年も昔、自分にとってはかなり、衝撃的で悲しいことが身の上に起こりました。その時満開の桜が見事な美しさだったのですが、その美しさが、日常と違う場に立ってる悲しみを深くさせた経験があります。
 これからの春爛漫の美しさを幸せな気持ちで楽しみたいです。
 お隣のおじさん、回復されましたか?
 私も母の入浴には気を付けています。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2017年03月13日 21:48
吉野の食いしんぼう様
 私の母も、満開の花の下で、最後を迎えました。いつか来ることですが、いつまでも忘れられない出来事でした。それでも、時の力はすごいもので、あの日から30年以上が経過して、あのひりひりした悲しみは薄れています。おっちゃんは、危なっかしい日々ですが、頑張っておられますよ。
Posted by tentijin at 2017年03月13日 23:04
春の園芸の花々が開花を迎えているんですね。君子蘭、我が家はほったからしで畑にあるようなのですが、つぼみが出ているかも・・・春は活動期・・・店じまいも着々と進んでいるところです。どこかへ行こうと計画中です。
Posted by 鬼城 at 2017年03月14日 10:23
鬼城様
 私も、退職時のようなあちこちうろうろする気持ちが薄れてきましたが、動けるうちに動いておく必要があると痛感しました。ストーブから解放された頃に、また、アクア旅にでも出たいと思います。
Posted by tentijin at 2017年03月14日 17:51
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