2018年06月06日

749 季 節 を 刻 む

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栗の花

 思わぬ時間に目が覚めての睡眠不足は、なかなかに苦しいが、西郷どんが少しだけ心を癒やしてくれる生活が続いている。昼間に眺めてみると、もう鬼北では、しだれた栗の花が一斉に咲いてこの季節を飾っている。


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サボテンの花

 睡眠が足りていないと、風の国の週末お手伝いに行っても、作業がなかなかに苦しい。心臓の老化には、オリーブオイルが良いらしいので、気持ちだけ時々食べ物に少量かけることにしてみた。気持ちの問題程度かもしれないが、この歳になると、心臓がはたはたするのは、あまり気色の良いものではない。風の国では、石垣のサボテンの花が咲き始めている。

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ムラサキツユクサ

 ムラサキツユクサのピンクの花も、冬のダメージをはねのけて、石垣の上で復活して咲いている。サボテンもツユクサもイメージ的には、南方からやって来た植物に思える。逆に島津斉彬の一の家来だった西郷は、斉彬がなくなると、逆に南方に島流しになる。

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ネギ坊主

 風の国のヒノラ(前庭)には、お母さんが様々なものを干しておられる。これは、ネギ坊主なので、ネギの種を取るのであろう。私は、ネギの種など取ったことはなく、ネギ坊主君は、勝手に熟れて、周りに種を振りまいているだけだ。斉彬の死後、隠居させられていた島津斉興が再び権力を握り、西郷は3年の間、奄美大島に流される。


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赤いこや豆

 これは、やはりお母さんが干している赤いこや豆だが、時々にお母さんが作って、我々に食べさせてもらう団子餅のあんこになるのだと思う。西郷は、薩摩の武士たちにも愛されていたが、島に流されていた間に、夢破れ、失意のどん底で、島の娘に救われ、生きる気力をもらうこととなる。ついには2人は結婚をして、西郷の子供が生まれることになる。西郷は、誰のためにも一生懸命になる人間として魅力ある男だったのだろうと思う。



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赤タマネギ

 ヒノラの奥には、お母さんが収穫した立派な赤タマネギが干されている。私がたてた同じ苗なのに、哀れな私のタマネギとは大違いだ。西郷が島流しになっている間に、大久保が、斉興や久光の助けになりながら、西郷の赦免(しゃめん)を画策していく。西郷が天才的な愛すべき人間だとしたら、大久保は、秀才で、友情と知恵で、西郷を復活させることに成功する。

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収穫した枇杷

 この日は、三崎道の畑の草刈りがお手伝いとなった。ここには枇杷の木が植えられているので、カラスが食べ残した枇杷を収穫してお土産にいただいて帰った。この畑は、2段だけの狭い畑なので、お父さんと2人で草を刈ると、1時間あまりで終了することができた。大久保がいなかったら、斉彬がやり残した西郷の歴史的な仕事は、できなかったかもしれない。そう考えると、不思議な日本のストーリーに思えてくる。


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モンダイ

 お母さんの体は、あちこち限界に近づいているようだが、手首もその1つで、時々、親戚から魚が届いても、調理できないことがあるらしい。この日は、そのまま冷凍してあったモンダイをお土産にいただいて帰った。翌日解凍したものを私がさばいてみたが、まだ、内臓も残ったままであった。近くにいれば、お手伝いができるのだが・・・。
posted by tentijin at 08:32| 愛媛 ☔| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
栗の花、これは雄花だそうですね。落ちるとその後に雌花ができ、栗の実になると先日初めて知りました。晩秋の草花、琵琶などの果物の季節ですね。岬に行くと珍しい魚にも出会えますね。紋鯛というのは、真ん中の丸でしょうか?
Posted by 鬼城 at 2018年06月06日 08:58
 お手伝いお疲れ様でした。赤いこや豆があるのですね。あんこの色も美味しく仕上がりそうです。
 我が母も先日フラットな道で見事な転倒をしました。脛の擦り傷ですんでホッとしたのですが、親の退化を目の当たりにすると寂しい気持ちになりますが、ホォローしながら暮らすしかありませんね。
 私の近所でもサボテンの花が綺麗に咲いています。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2018年06月06日 09:21
鬼城様
 栗の花は、不思議ですね。実の周りのあのとげとげのイガは、雌花のなれの果てなんでしょうかね。ゼンゴ釣りをしていると、時々釣れたゼンゴを丸呑みにして食いついてくるのが、このモンダイです。あごの骨がヘビのように全開します。仰せの通り、真ん中の黒い日の丸が特徴ですね。煮付けると美味しい魚です。
Posted by tentijin at 2018年06月06日 15:17
吉野の食いしんぼう様
 お母さんは、味噌を造ったり、ラッキョウを漬けたり、粕漬けを作ったり、 吉野の食いしんぼうさんのお母さん同様、その方面が大好きな方なので、少しずつでもその方面の意欲がある間は、少し安心です。野菜作りも、私より遙かにお上手なので、私も学ぶことが多いです。
Posted by tentijin at 2018年06月06日 15:23
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