2018年11月11日

788 ク ル ミ の 涙

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牛鬼

 秋祭りの牛鬼が、子供たちの一時の夢を乗せて、秋晴れの空の下、家々を回っていく。亥の子の実入りよりは格段に良い牛鬼(秋祭り)の収入は、昔も子供たちの楽しみの1つだった気がする。この季節、秋から冬にかけて、我が家の空き地では、しっかりと実の詰まったクルミを収穫することができる。

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大木となりにけり

 クルミの木は、既に葉を落とし、空に大きく手を伸ばしている。この木は、すこぶる生長が速く、1年で3m〜4mも枝の長さを伸ばしていく、単純に計算してみても、空恐ろしい数字をはじき出すので、計算しないことにしている。

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日々たくさんの実が・・・

 そのため、油断すると、お隣さんの土地の上空に枝が伸びてしまう危険がいっぱいの木なのだ。たまたま興味を持って大枚4千円以上支出して買い求めた苗、あまりの生長の速さに驚いて、庭に植えたものを、1年で掘り起こし、空き地に移植したという、いわくつきの木なのだ。


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何日分かを集めてみても・・・

 したがって、毎年、枝を切るという作業をしてきた。しかし、枝を切ってしまうと、あまり実を付けなくなってしまう。そこで、枝を2年間切らずに様子を見た。すると、予想通り、今年は、たくさんの実を付けた。拾っても拾っても実が落ちてくるのだ。

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庭は埋め尽くされていく

 家に持ち帰り、庭にぶちまけてみると、かなりの量であることが判明する。頭の中で、まだ、枝に残っているものと合算してみると、ここに並んでいるものは、全体の5分の1くらいだろうか?


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クルミの涙

 これは、限りない豊かな実りの姿なのだが、その一方で、巨大に生長してしまった枝の行く末をおもんぱかれば、背筋が寒くなるような光景しか思い浮かばない。計画通り今年こそ枝を切るしかない。あまりにも大きく生長したクルミの木は、ノコの目が入る度にその傷口から大量の涙(樹液)をこぼした。何だか、かわいそうな気がしてくる。


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桁(けた)外れの量

 果肉を除(の)け、水洗いしたクルミの実は、見たこともないくらい大量の実りになっている。涙を流したクルミ君たちが、一生懸命育てた実りなので無駄にせず、有効にありがたくいただくしかないだろう。「ありがとう!お疲れ様でした。」  
posted by tentijin at 11:00| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 タイトルをまず見て、くるみちゃんて女の子がどんな涙を流したのかな?食いしん坊らしからぬ勘の悪さですね。何せ、小鳩クルミちゃんの世代なもんで。
 それにしても、大収穫!この5倍もあるなんて。くるみ割りにも時間が掛かりそうですね。
 パウンドケーキに入れるのに購入しますが高値です。四千円の原木代はすぐ回収できそう!
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2018年11月11日 13:15
クルミの木が始めてなら、このような大木も・・・もっと小さな木かと思っていました。それにしても凄い量の実ですね。昔、身体が不自由になった方が手で握っているのを見ましたが・・・おそらく本来は食用なんでしょうね。受益が出ると言うことは油が取れるのかな?お祭りの牛鬼といい、まさに秋の風物詩!
Posted by 鬼城 at 2018年11月12日 07:18
吉野の食いしんぼう様
 くるみ割りは、いるだけ1年かけて少しずつ割ります。石川の友達が送ってくれたくるみ割り器で割りますが、あちこち飛んだりもするので、大変です。クルミってそんなに高いのですか?
Posted by tentijin at 2018年11月12日 23:20
鬼城様
 元々は、西海時代に苗を購入し、庭に植えたのが始まりでした。肱川流域にも、川岸に高さ30mほどもありそうな木が生えているのを見たことがあります。豊かすぎる秋の実りになってしまいました。
Posted by tentijin at 2018年11月12日 23:26
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