2019年01月08日

801 新 幹 線

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冬の朝陽

 いつもお正月辺りに収穫をする伊予柑だが、今年は、年末に収穫をし終えた。狭い2段ほどの園地なので、1日で終わった。続いてクロチのポンカンの収穫を目標に暮れの1日を、その準備やら試しの収穫やらに汗を流した。


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草に埋まったレール 1

 このクロチには、入り口の倉庫から二区画ほど、デコポンが植えられている。その園地の中に、「新幹線」と呼ばれている輸送用の道具のレールがある。新幹線には、塩ビパイプをレールのように設置した道があるのだ。パイプの繋ぎ目は、T字になった鉄筋があって、両方のパイプに差し込み、後の1本を地面に打ち込んで、固定してある。

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両脇を整備する

 キャリーに収穫した柑橘は、なかなかの重さなので、それを運ぶ道具が必要となる。昔は2〜4個ものキャリーを背中に背負って運んでいたらしいが、それをやり過ぎたお母さんは、足腰が半端なく壊れてしまっている。新幹線のように体に楽な道具は、正に新幹線なのだ。

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草に埋まったレール 

 新幹線でキャリーを運ぶのは、お父さんの仕事だった。大変だろうなと横目で見ていた私が、今度は新幹線を運転することになった。まずは収穫前に新幹線のレールである塩ビパイプ周りの整備をしなければならない。

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手鍬で完璧な整備

 塩ビパイプのレールの上に乗る新幹線は、キャリーを積むので、その寸法は、キャリーの幅やら長さやらに合わせた鉄パイプでできている。それを考えて、パイプのレールの左右を手鍬を使って綺麗に掃除する。運ぶキャリーが引っかかる障害物があると、新幹線はすぐに止まってしまう。結局、この案外緻密な作業に、私は、1日を費やしてしまった。

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在来線

 運ぶ道具には、新幹線に対抗して私が命名した在来線もある。こちらも、キャリーの大きさに荷台がなっているが、手で引っぱって運ぶ取っ手が付いており、レールは使わずに小さなタイヤが付いている。こちらも、できれば平らな道が欲しいが、多少の障害物があっても、乗り越えることができる。運転がしやすく、私でもすぐに運転することが可能だ。

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試し取り5キャリー

 結局、この日私は、新幹線のレール周りの整備で終わった。相棒が伊予柑の次なる収穫ターゲットのポンカンを5キャリーだけ収穫していた。道ができたので、そのポンカンを、私が小屋まで在来線で運んだ。何とか無事、運ぶことができた。ここのポンカンは、晩生(おくて)なので、まだ色が青いものが多い。しばらく、倉庫で寝かせることになるだろう。
posted by tentijin at 18:26| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新幹線とは?なるほど、生活の知恵ですね。それにしてもキャリを運ぶ体力は半端ではない。私にはとうてい無理です。お百姓さんは凄いと思います。しかし、少しでも楽にという知恵は素晴らしい。これも継承していかなければなりませんね。
Posted by 鬼城 at 2019年01月09日 08:14
鬼城様
 画期的に楽に運べるという感動から生まれた新幹線なんでしょうね。仕事を楽しむ心も見えて好きになった言葉です。私も、在来線から新幹線へと、進化していきたいと思っています。
Posted by tentijin at 2019年01月09日 09:21
 日の出と共に、大学時代の集いで新幹線で旅〜?ってお気楽な私は読む前に想像してしまいましたが、意味深い新幹線、在来線でした。
 大変な作業も、この様なネーミングにホッとするものを感じます。
 お父さんの作業をホォローするのは大変でしょうが、継続されるよう頑張って下さい。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年01月09日 12:51
吉野の食いしんぼう様
 新幹線は、まだ少し不安ですが、在来線は私でもOKでした。農園を止めてしまってもいいのでしょうが、それをすると、お母さんが悲しむような気がしています。ぼちぼちと、我々でできる程度にやるというのが、ベストだと思い頑張っています。
Posted by tentijin at 2019年01月09日 17:45
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