2019年01月23日

805 暖 冬 の お か げ か な ?

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玄関の花

 まだ、玄関には、お正月ぽい花が活けられているこの頃だが、大寒を過ぎ、少し寒い日が増えて、寒さが応える老体の私は、朝の9時を過ぎなければ、外に出て、行動開始にはならなくなった。それでも、9時を過ぎてぽかぽか太陽が顔を出すと、ついに意を決して、小屋の作業再開に踏み出した。暖冬のおかげかな?

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休憩所

 小屋の作業は、山場にさしかかっている。6mもの梁を6本、屋根の三角の上まで持ちあげなければならないのだ。クレーンは、組み上がっている骨組みの中央に立っている。クレーンの動かせる長さは1m40cm程なので、当然、いっぺんに6mの長い梁を持ちあげてしまうことは不可能だ。


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2段目の休憩所

 立っている柱は、4mに近い。軒の梁まで持ちあげるためにも、少なくても2カ所、休憩ポイントを作らなければならない。何ヶ月も悩み、やる気をなくしながら2つのアイデアに恵まれた。1つは、長い6mの梁が休める場所を柱に板を打ち付けて作るという方法だ。

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上げていく

 この休憩ポイントに梁を持ちあげたら、一旦、クレーンを緩めて、引き上げた1m40cmの距離を元に戻す。それで緩んだロープを、休憩所で休んでいる梁からほどき、また結び直して、クレーンを再び1m40cm上げることができるようにする。


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やっと1本上がる

 こうして2段目の休憩場所まで来て、もう一度ロープを結び直す。これで軒の梁の高さまで、上げることができる。そこからは手作業で、足場に上がり、梁を軒の上まで手で持ちあげる。片方が上がったら、反対側の足場に登り替えて、反対側も持ちあげる。かくして、6分の1本目の梁が上がることとなった。

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L字金具に止める

 梁は、軒先が1mなので、吊り上げる前に、端から1mの所に白いマジックペンでけがきをしておく。そのけがきの線を屋根の三角の柱に合わせて設置できれば、後は、3つある屋根の三角に止めているL字金具の穴全てに、3本ずつねじ釘をネジ込んで、設置が完了する。全てが高所作業なので、梁は、1日1本上げればせいぜいであった。


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材木の角(かど)に竹を設置

 さて、2つ目のアイデアは、クレーンの鎖やロープが軒の梁を傷つけずに、持ちあげる梁を上げることができるか、という課題の答えである。骨組みの中央にあるクレーンから伸びる鎖やロープは、梁の重さが全てかかった状態で、軒の梁の角をこすって移動することになる。軒の梁の角は、そのままだと、特に鎖で、必ず破壊されることは分かりきっている。それを防ぐために、孟宗竹を半分に割り、ねじ釘で軒の梁の角に打ち付ける方法を思いついたのだ。これが大成功で、6mの梁の重さも何のその、その竹の曲面で、スムーズに梁を持ちあげる作業が成功した。これには、大感激!!であった。暖冬君ありがとう!
posted by tentijin at 21:15| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い作業です。梁6本とは!上げるのにクレーンを使う、これも驚きです。また傷つけないため竹の利用、これは昔から在るようですね。お百姓改め、大工さんと呼びましょう。いよいよ落成式まであとわずか!工事は佳境に入ってきましたね。
Posted by 鬼城 at 2019年01月24日 07:31
 お目出度う御座います。この分野に詳しい方には、tentijinさんのこのアイディアの素晴らしさが充分に理解される事でしょう。
 この様に考えに考え、グッドアイディアが浮かぶと脳が活性化し認知症の心配はないでしょう!
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年01月24日 09:13
鬼城様
 よくもまあ、7年も8年もかけて小屋を作るなあと、感心します。難問にぶちあたって、半分あきらめかけていましたが、何とか作業再開ができました。
Posted by tentijin at 2019年01月24日 14:08
吉野の食いしんぼう様
 熱しやすく覚めやすい性格なので、壁にぶち当たると、すぐにへこんで、投げ出してしまいます。今回、何とか光明が見えてきたので、骨組み完成に持っていける気がしてきました。
Posted by tentijin at 2019年01月24日 14:12
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