2019年01月27日

806 1 0 0 ケ 日

1.jpg

庭の花

 本当に時は、淀むことなく流れていくもののようだ。49日の法要を終えて、片付けておいた祭壇を、小さなものにして再び設置した。お父さんの遺影も壁の上にかけておいたのだが、100ケ日をむかえて再び祭壇に飾った。


2.jpg

屋根に干された大根

 ある日、風の国に行ってみると、何と隠居部屋の屋根に干し大根が干してあった。足も腰も痛くて杖をついて歩いておられるお母さんが、家の2階の窓から屋根に出て、棟続きの隠居部屋の屋根に登って干したのであろう。大変な作業だったと思う。びっくりした。


3.jpg

100ケ日の祭壇

 100ケ日は、少人数の親戚や近所の方が来ていただいて、午後から念仏を申した。お寺の和尚さんは来ないけど、念仏に長(た)けた親戚のTさんが中心になって念仏を上げてもらった。地区に伝わる念仏のテープが存在していて、もう故人になっている方が、とても良い声で念仏を録音されている。そのテープに合わせてみんなが念仏を申すのが習わしとなっているのだ。念仏が終わって、参加した人たちで、最後の塔婆を持ってお墓参りをする。1つの区切りとなった。


4.jpg

旧式のモノレール

 デコポンの収穫中なので、既に収穫した100キャリーほどのデコポンを、クロチの倉庫から三崎道の倉庫に移動させることになった。クロチの倉庫から道路までは、20〜30mくらいの距離だが、道路まではモノレールで上げる。このように小さな倉庫から選果作業をする大きな倉庫にキャリーを上げていく作業を「まく」と言うのだそうだ。「巻く」なのだろうか?

5.jpg

10キャリーを積む

 このモノレールは、かなり古いものだし、エンジンがかかりにくいと聞いていた。止めてある場所も不安定な場所なので、なかなか始動のヒモを引くのに苦労する。また、テイクラという燃料を送る装置も付いていないので、チョークだけを引いて始動する。お父さん流のかけ方でやってみると、意外にうまくかかってくれた。


6.jpg

私よりゆっくり登ってくる

 モノレールには、目一杯の10キャリーを積んで、発進する。20〜30mの距離なので、私は横の道を自力で駆け上がる。モノレールには、道路まで上がると、ストッパーが付いているので、自力でギアが外れて止まる。

7.jpg

倉庫到着

 軽四をモノレールのゴール地点に止めているので、後は、私が自力で車に積み込む。モノレール2回分の20キャリーほどを積んで、大きな倉庫に運び、並べていく。これも、お父さんがやっておられた仕事だと思う。積み降ろしに力が必要だが、やはり、お役に立てて嬉しい。
posted by tentijin at 05:01| 愛媛 ☀| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 お父さん、もう100ヶ日を迎えられたのですね。こうした仏事を通して、悲しみから思い出に徐々に換えていけるのでしょう。
 我が母も時として、こんな作業をこの年でやったの?って驚くことがありますが、この年代は辛抱強いですね。
 役に立って嬉しいとお手伝いされているtentijinさんに両親愛を感じます。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年01月27日 09:11
時の流れは止まることが無い。100ヶ日、早い気がします。昨日、しまなみに行った時、雑柑を売っていた人に聞きました。「大変でしょう?」。その人は「私は売るだけ。栽培農家の人は休む間もなく、マネできませんよ。」と・・・いくら機械が発達しても最後は人力ですからね。お疲れさまでした・・・
Posted by 鬼城 at 2019年01月28日 07:47
吉野の食いしんぼう様
 本当に、お母さんの忍耐強さと自分に対する負けん気の強さには、しばしば驚かされます。同じ立場に私が立ったら、あの半分もできないだろうと思います。あるがままの今こそが、幸せなのだと実感します。
Posted by tentijin at 2019年01月29日 02:12
鬼城様
 自分の手でやってみて、少しずつ学びながら、人間は成長していくのでしょうね。貴重な体験をさせていただいている気がします。
Posted by tentijin at 2019年01月29日 02:16
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

タグクラウド