2019年04月21日

827 行 く 春

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山桜

 春が闌(た)けていく姿を鮮やかに見せてくれたのは、宇和島のダムの上の山々だった気がする。この山は、山桜の数が非常に多く、花が咲き始めると、どんどん山の様子が変わってくる。


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ダムのピーク

 そんな頃、ダムのソメイヨシノはほぼ満開で、宇和島の桜のピークだったかも知れない。宇和島がひとしきり花の盛りを過ぎた頃、花は鬼北に移っていく。

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爛漫になっていく

 鬼北は桜と共に、あちこちで花々が爛漫と開花していく。季節を忘れず、次々と我々の目を楽しませてくれる自然に感謝である。



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鮮やかな爛漫

 この花は、同じ地区のあるお家の庭に咲いていた木であるが、ミモザの木のような様子で咲いているのだが、色が全く違う。鮮やかな紫で、強く目を引くこれも爛漫の春であろう。


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花筵(はなむしろ)

 しかし、ピークから2〜3日すると、花は次々と枝を離れ、あっという間に、行く春に移ってしまう。ほんの数日ではあるが、心して桜の名所を訪ねてみると、一面に散り敷いた花筵(はなむしろ)の、これまた、美しい姿を眺めることができる。


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正に絨毯(じゅうたん)

 場所によっては、まるで絨毯(じゅうたん)のごとく花びらが降り積もり、歩くのがはばかられたりすることもある。


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ここにも行く春

 同じ頃、たくさんの花を付けていた椿の木の下にも、次々と花びらが散り落ちて、ここにも行く春が現出している。


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締めは花筏(はないかだ)

 行く春の締めは、やはり、花筏(いかだ)の風情を目に焼き付けておくのも、一興(いっきょう)かも知れない。体調を崩さず、花のタイミングに恵まれ、行く春まで楽しむことができて、今年も、本当に幸せな春であった。  
posted by tentijin at 20:56| 愛媛 ☁| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
行く春の切り取り、素晴らしい記録となりましたね。須賀川ダム、今年こそはと思いつつ、行くことが出来ませんでした。赤い花、ミモザではなく「万作」だろうと思います。最近、この地方でも多くなっています。次は風の国かな?
Posted by 鬼城 at 2019年04月22日 07:31
田舎の言葉で美しい物を見たリ綺麗な物を見たリしたら、ア、、目の正月したといいます。現場に行くとまさにぴつたりですね。赤、黄色、白紫の花と次から次へと景色が変わって、植物は役目を時が来れば果たしますね。そちらは自然がたくさんあるののでいいですね。心と身体の癒しになると思いますよ。連休前のひと休み気をつけてお過ごしください。
Posted by イサコ at 2019年04月22日 08:12
鬼城様
 万作という花なんですね。とても印象的な花の木でした。もう夏が、どんどんやって来ていますね。いつものように、私は、遅れ遅れです。
Posted by tentijin at 2019年04月22日 19:02
イサコ様
 たぶん大阪も、ざまざま自然が移り変わっていくと思いますが、田舎は、もっと様々な自然が、次々と展開するのが、良いところかも知れません。いいタイミングで出会うと嬉しくなります。
Posted by tentijin at 2019年04月22日 19:06
 ダムの山桜の美しさを教えて貰ったのはtentijinさんのブログです。それ以来、毎年宇和島からの帰りに注目しています。今年も綺麗でしたね。
 お茶を習っていた時、この時季のお道具の銘を聞かれたとき、私は「花筏」が好きでよく使いました。散ってまでも桜は綺麗ですね。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年04月22日 23:55
吉野の食いしんぼう様
 花筏は、花を惜しむ思いと花と水が合わさったとき、更に我々の心に響いて来るのかも知れませんね。水の色も重要だと思います。
Posted by tentijin at 2019年04月23日 04:44
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