2019年05月24日

836 感 謝 の 日 も 終 わ り

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たけのこ

 人生で母親に何かプレゼントしたことは、1度しかない。新聞屋さんで働いていた19歳の時、人生最初の給料をもらった折に、それを実行した。確か籐で編んだ買い物籠と財布を送った気がする。以来、母が亡くなるまで、プレゼントらしきものは、あげたためしがなかった。

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不思議な花

 その後悔の思いをずっと心の底に置いたまま、生きているような気もする。風の国のお父さんやお母さんのお役に立てたらという原動力の1つに繋がっているかも知れない。表だっては言葉にはできないが、お母さんの好きなタケノコを調達したりすると、少し満足してしまう。

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蜜柑の花

 風の国お手伝いに出かける時、三間の田んぼで不思議な光景を目にした。田んぼ一面に吾亦紅(われもこう)のような赤い花が咲いていたのだ。昔、田植え前の田んぼにレンゲが植えられていた様子に似ている。ひょっとしたら、同じように田んぼに良い肥料になる植物なのかも知れない。

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使わせてもらってます

 風の国は、収穫の順をたどるかのごとく、伊予柑、ポンカン、デコポン、清見、サンフル、と次々と蜜柑の花が咲き、そこら中、花の香りで満たされていく。ある日、私のかぶっていた帽子が汗になっている様子を見て、お母さんが、お父さんが使っていた帽子を渡してくれた。風の国へ行った時は、その帽子をかぶって作業をする。お父さんの使っていたスリッパなども、お借りして動く。ささいなことの中に、感謝の気持ちが湧いてくる。

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蜜柑の新芽

 畑では、花に加えて、蜜柑の新芽が、新鮮なお茶の新芽のように延びていく。毎年繰り返される光景だが、この時期は、畑も命の営みに充ち満ちている。


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昼食

 コンビニ調達のサンドイッチとコーヒーで昼食を取る。畑で昼食を取ると、作業時間を増やすことができる。草刈りなど、時間のかかる作業の時は、この方法に限る。作業が出来るのは、週1なので、これに勝るものはないような気がする。

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母の日の花

 風の国のひのら(前庭)には、皆さんから、母の日のプレゼントの花々がいくつも届いている。何だか心がほっこりとしてくる。
posted by tentijin at 01:10| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お父さんの思い出、活用している帽子や・・・すばらしい親孝行です。ブログを見返すと松山への通院の寄った場所など思い出が一杯ですね。またお母さんへの思い、よく分かります。自分の母と義母とを重ね、風の国で親孝行・・・tentijinさんの思いが伝わってきます。m(_ _)m
Posted by 鬼城 at 2019年05月24日 07:44
ミカンの花そう今頃ですね。三崎の方は全体ミカン畑でしたから沖を航行する船に迄花の香りがすると言われていましたよ。テレビでも愛媛県のミカン畑の花のこと取り上げていました。元気で畑の作業もしているようですね。暑くなりそうです。暑さに負けないで作業して下さいね。バーイバーイ。
Posted by イサコ at 2019年05月24日 08:21
鬼城様
 父も母も私にとっては、あまりにも早く逝ってしまったので、本当に何もできないままでした。仕方がないことではありますが、脳みそが溶けてしまうまでは、心の底に残るんでしょうね。
Posted by tentijin at 2019年05月24日 20:58
イサコ様
 人間界で何が起ころうとも、自然は偉大で、蜜柑たちも、忘れずこの時期、良い匂いの花を毎年咲かせてくれますよね。ずんずん暑さに弱くなっています。暑気をしないように頑張ります。
Posted by tentijin at 2019年05月24日 21:03
 愛が一杯詰まっていて此方の心も温かくなってきます。義母さん孝行いっぱいしてあげて下さいね。
 母の日のお花が沢山届くのもお母さんが皆さんから愛されていることに他有りません。素敵なお母さん、末永くお元気で。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年05月24日 22:00
吉野の食いしんぼう様
 お母さんも、長い労働の末に、足や腰がかなり弱ってきている気がします。普段言わない弱音が垣間見えるときもあります。無理もありませんよね。少しでもお役に立てることができるよう頑張りたいものです。
Posted by tentijin at 2019年05月25日 01:59
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