2019年07月19日

850 つ い に 完 成 !

1.jpg

宇和海のフェリー

 梅雨の雨は続いているが、外で作業ができなくても、風の国のお手伝いには、出かけていく。運転免許を返納したお母さんは、日用品の買い物もままならない。相棒が電話でお母さんの注文を聞き、買い物をして帰るのも、我々のお手伝いになっているからだ。

2.jpg

ホウセンカ

 そんな中、今回は、8ヶ月ぶりに完成したものを風の国に届けた。着いてふと見ると、風の国には、夏の花のホウセンカがもう咲いていた。本当に時が経つのは速い。

3.jpg

ショウケースの土台

 昨年の10月に、お父さんは突然亡くなった。その折に、いつもお世話になっている運送屋さんが大きな伊勢エビを2匹、持ってきてくれた。彼は、運送屋と漁師も営んでいる。亡くなったお父さんを思い、いただいた伊勢エビなので、何とか残したいと考えた。


4.jpg

ショウケースの蓋(ふた)

 前にも彼からもらった伊勢エビを、おもしろ半分で剥製(はくせい)にしたことがある。それを思い出して、残すにはこの方法がベストだと気付いた。まず、慎重に間接を外しながらエビを分解する。次に中の身をうまくほじくり出す。もちろんその身は、食用になる。


5.jpg

プラスチックの板を入れてみる

 身が全て取り出せたら、良く洗って乾燥させ、少しずつボンドで接着しながら組み立てていく。今回はそれで終わらず、ある親戚の方の一言で、エビを入れるケースを作ることになった。これは初めてで、手探りで作り始めた。


6.jpg

うまくエビが納まった

 ケースは、ショウケースだから、中が透けて見える透明のプラスチックの板を張ることにした。骨組みの材料は、厚めのベニヤや模型用の棒などを駆使して透明な板がはまるように溝を掘り、やっと完成。ここからが大変で、人工の漆(カシュー)を限りなく重ねて塗っていく。時々ペーパーで磨いて、更に塗り重ねていく。

7.jpg

これも夏の花

 その根気の要る作業も終えて、風の国に今回持って行った。完成までに何と8ヶ月、慌てず騒がず頑張った。しかし、エビも大きく、このショーケースも大きいので、座敷の床の間には、大きすぎたかも知れない。しばらくは記念として置かせてもらうことにした。
posted by tentijin at 08:10| 愛媛 ☔| Comment(4) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 お見事!!!!!器用で気長く物事に対応されるtentijinさんなら出来る技ですね。頂いた人、あげた人双方の記念になり喜ばれていることでしょう!
 もう、ホウセンカが咲いたのですね。この花「とびしゃご」って呼ぶことがあります。子供の頃、種を飛ばして遊ぶの好きでした。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年07月19日 09:45
吉野の食いしんぼう様
 上の横棒は、薄いベニヤ板を使っていますが、当初はない予定でした。蓋に、四隅の棒が納まるよう彫刻刀で穴を開けていますが、蓋を乗せても、透明なプラスチックの板が安定せず、急遽取り付けました。ここが山だったかも。「とびしゃご」懐かしい言葉ですね。今の子供たちは、知らないと思います。
Posted by tentijin at 2019年07月19日 10:34
祝!完成・・・美事なできばえです。伊勢エビの骨格をきちんと残し組み立てるには神経も使うし、時間も掛かったと思います。お父さんも毎日眺めておられると思います。
Posted by 鬼城 at 2019年07月20日 07:08
鬼城様
 お父さんとお母さんが、親戚の方々に蜜柑を発送する時は、いつもこの運送屋さんが、電話1本で駆けつけてくれました。商売抜きで、野菜や蜜柑をあげている場面を何度も見ています。そんな田舎らしい繋がりが、この伊勢エビに繋がっているように思えます。しばらくは、お父さんにも眺めていて欲しいですね。
Posted by tentijin at 2019年07月20日 08:16
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

タグクラウド