
大豆を蒸す
量も多い、麦が蒸し上がったら、味噌作りも、ほぼ7〜8割は終わったことになるかも知れない。次なるステップは、少しだけ混ぜる大豆を蒸す作業になる。大豆の量が多くなると、麦味噌の良い所である甘さが失われていくらしい。逆に醤油作りでは、この大豆が主役になるらしい。

大豆を冷ます
大豆が蒸し上がったら、麦同様トジョウケに入れて冷ます。量が少ないので、大豆は一回で終わる。

大豆を砕く
大豆が冷めたら、少しずつフードプロセッサで砕いて、粉状にしていく。

桶に入れる
粉状にした大豆は、桶に移し、塩を混ぜておき、麦とは別に保存する。塩の量は味噌全体で、1割程度になるが、それを大豆に混ぜておくのだ。味噌になったとき、塩が全体の1割であればいいわけだ。

麦の方は寝かされている
既に蒸し上がって冷まされ、こうじ菌を混ぜた畳2畳分の麦は、倉庫に寝かされている。この混ぜたこうじ菌が発酵してくるまで、上に覆いをかぶせ、更に毛布などをかぶせておくと、発酵が進み、こうじの花が咲く。一定以上の温度より高くならないように、昼夜の別なく温度を測り、管理する。高くなりすぎるとこうじ菌が死んでしまうので、注意が必要だ。

大豆は別に保存
塩を混ぜ込んだ大豆の方は、桶のまま蓋をして保存しておく。麦の方の発酵が進み、花が咲いたら、塩の混ぜ込まれた大豆と混ぜて、味噌玉を作る。この味噌玉を最終保存する桶の中に入れ、空気が入らないように押さえていけば、仕込みが完了となる。

宇和海は曇り空
麦や大豆を蒸すのが、私の役目だった。花が咲くまでには1〜2日かかる。花が咲いたら、大豆や塩と混ぜて仕込めば、発酵はほぼ止まり安定する。少しずつ発酵は続くのだろうと思うが、それは、味噌の熟成ということになるのだろう。天が味方して雨が降らなかったので、何とか作業ができた。後日、電話で花が咲いた報せが来て、相棒だけが混ぜ込みと最後の仕込みのお手伝いに参加した。
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トアエ・モアの誰もいない海を思い出しました。
麦を大豆と混ぜて味噌玉を作り、桶に入れて仕込むのが、最終工程になります。後は熟成を待つだけです。量が多いので、大変な作業ですが、今まで続けてこられたお母さんはすごいと思います。
味噌作りも、無事終わりました。暑かったり、ムシムシしたりする日が続きますね。健康が一番ですから、十分気を付けてお過ごしください。
もう風の国でも味噌を作っている家庭は、ほんの数軒だと思いますが、それぞれの家で微妙に味が違うと思います。東京にいた頃、トアエモアのどちらかと、同じ町内に住んでいました。会ったことはありませんが・・・。