2019年10月16日

872 秋 ま つ り

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カタバミの花

 風の国のあちこちに自生するカタバミの花、ピンクで通常より少し大ぶりの花だ。野生の花だが、愛らしい花だと思う。蜜柑山のあちこちでも見ることができる。春から咲いているのかも知れないが、優しい秋の日差しの中でも咲いていた。

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子ども御輿

 この日は、秋祭りの日で、親戚の大工のMちゃんが作ったと言われている子ども御輿(こどもみこし)が登場するらしい。しかし、風の国は、戸数が100軒以上あるらしいが、超高齢化地区で、子供は3人しかいないと聞いていた。子ども御輿は、成り立つのだろうか?


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集まった子どもたち

 近くの岡の川という車回しの広場に行ってみた。子供は、10人くらい、保護者と共に集まっていた。いったいこの子供たちは、どこからわいてきたのだろう。お母さんらしき方に訊いてみた。すると、地元に暮らす3人以外の子供は、この風の国から出た方々の子供さんが集まっているということだった。(な〜るほど!)


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いざ出陣

 ほぼ小道ばかりの地区内の道は、坂と階段ばかりである。地区の方々は、お花を持って子ども御輿を待っている。ほんの一瞬の遭遇だが、お年寄りばかりの地区なので、子どもたちの元気な声にたくさんの方々が元気をもらっているように見える。


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風の国の神社

 地区の集会所広場では、毎年、盆踊りが行われる。その広場の上に、この地区の神社がある。広場の横には、地区のお寺もあり、地区の長老の方が念仏も念じてくれる。この地区の高齢の方は、お経を諳(そら)んじている方が、たくさんいる。お盆の行事は、ここで行われる。古き良き共同体の名残がたくさん残っているのだ。

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S君がお神楽に参加していた

 神社では、延々とお神楽が演じられている。おそらく外の神社では、そのような催しがないのだろう。中心地区の神主さんが親子で、風の国の神社に来て、お神楽の間中鎮座しておられる。たぶん、午前中は、中心地区の神事を行われ、午後は、風の国に来て夕方まで、参加される。これも、すごいことだと思う。ほかにもたくさんの地区があるのにである。


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穏やかに時は過ぎていく

 穏やかな秋の日の下、穏やかな時間が流れ、風の国の一日が暮れた。
posted by tentijin at 23:22| 愛媛 ☀| Comment(6) | 随想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 Mさんの手作りの御神輿、それをかつぐ助っ人の子供達、風の国の人たちの温かさが溢れていますね。
 遠い昔からの風習、暖かい気風がいつまでも続きますように。
 心安らぐ一日を過ごされましたね。
Posted by 吉野の食いしんぼう at 2019年10月17日 09:09
昔から地方の祭りを見に行きたいと思っていました。今では限られたところしか行くことができません。岬にも面白い祭りがあるんですね。神事も様々・・・秋は祭りシーズン!これも日本人の収穫に対する神へのお礼なんでしょう。写真に登場した人の表情がいいですね。
Posted by 鬼城 at 2019年10月17日 10:04
秋祭りのシーズンですね。子どもたちが少なくなつてもお祭りは神輿まで出るのですか。私たちが子どもの頃はお店もありました。それが また楽しみでした。今は子どもが3人ですか私たちが子どもの頃は小学生だけで150人はいたんですけどね、なんか時代の流れを感じます。去る13日はお疲れ様でした。ボツボツ畑仕事もして下さいね。
Posted by ロッパでーす at 2019年10月17日 10:52
吉野の食いしんぼう様
 旧三崎町の中でも、風の国は独特な雰囲気があり、その地区の文化も、味があります。人工が減少しているのが、一番の心配でしょうか。
Posted by tentijin at 2019年10月17日 20:02
鬼城様
 人口は激減していますが、道の清掃作業の日には、あちこちの組で、集まった方々が協力して草刈りなどをされます。まだまだ古き共同体の良いところがたくさん残っているように感じます。お祭りも、観客が激減しています。
Posted by tentijin at 2019年10月17日 20:09
ロッパ様
 風の国は、一段落して、お母さんもほっとしておられました。大阪から帰られた方々もヒノラの片付けなど手伝っておられましたよ。農作業も、摘果が終わり、ちょっと一休みでしょうか。
Posted by tentijin at 2019年10月17日 20:14
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