2019年12月06日

885 防 災 訓 練

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かまど

 防災士になって、もう6〜7年になる。何もなければ、年に1回の防災訓練を企画するのが、主なお仕事だ。誰かに雇われている訳ではなく、完全なるボランティアの世界だ。3年を経過する今年度までが、地域の防災会長としての私の任期となっている。

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15分で炊きあがったご飯

 防災会長といっても、ほとんど何もできていない。もし、災害が起こっても、あまりお役に立てることは、ないような気もする。任期最後の年に、少しだけ貢献できるかも知れないというチャンスが訪れた。


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高校生まで協力してのおにぎり作り

 発端は、防災補助金を受けないかという募集が役場から届いたことであった。まず、考えたのは、大きな地震が起こった時、地域の一次避難場所になっている集会所が無事かどうか分からないという思いだった。


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救急箱披露

 鬼北町では、各地域に担架や救急箱が配られている。昨年は、それに加えて組み立て式のリヤカーが配布された。これらの備品は、置く場所がないので、地区の集会所の奥の部屋にしまわれている。



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携帯コンロ

 これでは、集会所が地震でつぶれてしまったら、どの品物も使うことができない。ぜひ、専用の防災倉庫が必要だという発想が生まれた。防災補助金の額は、県が15万、町が15万の計30万という金額であった。

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ワンタッチテント

 すぐにホームセンターに向かい、倉庫の金額などを調べてみた。しかし、防災訓練にかかる品物等に利用できる補助金という制約から、倉庫が買える見込みはあまりないことが分かった。役場の担当者に相談をしたら、別個コミュニティー補助金というのがあるということだった。



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配布されたアルミのリヤカー

 このコミュニティー補助金の方は、200万で倉庫を買えないというくくりもなさそうであった。ただし、先ほどの30万の補助金より当たる確率が少ない気がする。ともあれ、どちらも応募してみることとした。

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運ぶのは、なかなか力が要る担架

 今年の防災訓練の前に、30万の方が当たったという知らせが届いた。すると、200万の方は望みが薄くなったのかも知れない。ともかく、30万が当たったというだけで、ラッキーなことだ。防災士としてあまり貢献してこなかった私ではあるが、この予算獲得こそは、私としては、1番の、地域に対する貢献になるだろうと、思うことができた。


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救出工具

 そこで、今年の防災訓練は、この30万で買える防災グッズを使っての訓練にしようと、計画をした。まずは、かまどセットなどで、停電・断水時の食事確保として、防災士や組長さん方の女性たちに薪でご飯を炊いていただき、小さなおにぎりを作っていただいた。

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家庭用防災グッズ

 配布されている救急箱の中身のご披露、停電時に活躍する携帯用ガスコンロ、トイレや着替えに使える1人用テントや簡易トイレ、糞尿処理セットなどの説明、リヤカーや担架を使っての実演などをメニューに盛り込んだ。


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何と80名が訓練に参加

 また、救出用の工具セットを使いどのように救出をすることが可能なのかというお話しも防災士の方で行った。ある防災士さんは、自宅に備えておられる防災グッズを披露していただき、関連の情報を伝えていただいた。


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消防職員の方の講義

 最後に地区に住んでおられる消防職員の方に、水消火器による消火訓練や応急手当のいくつかなどを講義していただいた。手前味噌に考えると、今年の訓練は、地域の有能な方の参加や講義、また、それぞれの防災士や区長、副区長、組長さん方がそれぞれに自分の担当に、主体的に取り組んでいただき、いい防災訓練になった気がする。 
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2019年12月03日

884 心 動 く も の 3

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祠のカエデ

 農園から出た野菜くずなどのゴミを川まで捨てに行った帰り道、ふと見上げると、ここにも私をはっとさせた紅葉があった。国道からは見えないのだが、川側から見ると、美事に色づいていた。ここは、地区にある祠(ほこら)が建っている場所で、昔のお婆ちゃんなどが毎日拝みに行っていた場所だ。そういう信仰もいまではなくなってしまい、少し寂しい気もする。


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市越(いちごえ)の池

 運動公園の桜の木は、今年は、紅葉することもなく、全て散り果ててしまった。ひょっとしたらと思い、散歩の帰りに、市越の池まで上がってみた。鬼城様のような映り込みの画像は撮れなかったが、間違いなくここのカエデも赤く染まっていた。映り込みは、もっと光の当たり方が違う瞬間でないと撮影できないのだと思われる。


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池の山側

 池の周りを走っている道沿いに進んでみると、色合いは今一つではあるが、ここにもカエデが色づいている。同じカエデでも、場所によりこんなにも色の違いがある。今年は、暖かさが長く続いたので、平均色づきはあまり良くなかったかも知れない。



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その下に、はっとする

 このカエデの下を見て、土手に散り敷く葉っぱの様子に心動かされてしまった。人通りの少ない道の横なので、たまたまこんな景色に遭遇することができたのだと思う。



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我が家のブルーベリー

 これは、我が家の鉢植えのブルーベリーである。もう葉が落ちる寸前だと思うが、精一杯紅葉して今シーズンの締めくくりをしていたので、やはり、私の心を動かした。


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ギボウシ

 これは、夏の間、勢いよく繁っていたギボウシたちが、いち早く寒さに反応して枯れていく様子だ。宿根草なので、また、春を迎える頃、復活してくれるはずだ。


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暮れる空

 見上げると、今日の西の空も、名残の秋の風情を見せながら暮れていっているようだ。


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国道の向こう

 翌朝、ふと国道の向こう側を見てみると、期待を裏切らずに最も御近所バージョンのカエデが、鮮やかに色づいていた。満足、満足かな。
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2019年11月30日

883 心 動 く も の 2

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誰も食べないのかな?

 海の方では、柿の実が珍しく、時には御馳走として食される。しかし、鬼北などの山に囲まれた地域では、当たり前にそこここに柿の木があって、渋柿でもないのに、いつまでも食べられることなく、鈴なりになっている柿の木をよく見かける。山の中でも、昔は、ありがたい食料の1つとして食べられていたと思うが、今では、お腹をすかした子どもが少なくなったのだろう。絵として見た時、やはり、秋らしい風景として、心に飛び込んでくる。


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寒さの中で咲く

 この花も、桜の花なのだが、こんなに寒くなっているのに、満開の風情で咲いているのが、不思議だ。いったいこの木は、どんな物差しで、花を咲かせているのだろう。春咲く桜は、暖かい春の気温に反応して、花を咲かせるのだと分かるが、今、咲くこの花は、いったい?これも、私の心を動かすものだ。

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遠く霧を望む

 また、この時期になると、日吉から流れてくる広見川と三間川、奈良川が合流する出目(いずめ)あたりから、霧が発生して山の裾野を覆っていく。合流点から離れている我が家の辺りからは、その様子が良く分かる。この風景も、季節の絵として、私の心に入り込んでくる。


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初霜

 これは、粗々と耕された田んぼに、先日、降りた初霜の絵である。あんなに暑い暑いと言っていたのに、一気に私を、冬の入り口に連れて行くかのごとくであった。


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ピーク

 そして、また、一歩季節が進み、運動公園のドウダンツツジは、赤さのピークを迎えていた。カエデにしろ、このドウダンツツジにしろ、寒さを受けて、こんなに鮮やかに変身する不思議に、心は動いてしまう。いったい彼らの中のどんな成分がこのような変化を起こさせるのだろう。


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神社もすごい

 散歩から帰っていると、天満神社で何かが燃え始めていた。すぐに横道にそれて、来てみると、境内のカエデが、美事に赤く染まっていた。お金のかからない御近所の風景だが、行ってみると、心は満足するから不思議だ。


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絵になるなあ!

 神社のイチョウよりも一足早く色づいて、お社と一緒に撮影すると、本当に絵になって、とてもいい。
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2019年11月27日

882 心 動 く も の 1

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まだ青みのあるイチョウ

 夢の旅以外、秋の旅に動くことはなかった。せいぜい散歩に運動公園に出かけるくらいのものだった。テレビのキャラクターに「ぼーっと生きてんじゃあないよ。」と叱られそうな毎日だったが、こんな私でも、少しだけ心動いた景色を振り返ってみたい。まずは、運動公園のイチョウだ。手前のドウダンツツジも、まだまだ、色づいていない秋の初め頃かな。

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久々のうろこ雲

 暑い夏を引きずっていた秋でもあったので、こんな秋の雲に出会うことも少なかった気がする。見付けると、やはり、心動かされる。


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焼ける空

 これは、あるスーパーを出た時、遭遇した夕景である。西の空がば〜んと開けている場所なので、時々、はっとする景色に出会える。

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無理矢理染めて見る

 これは、散歩場所の歩道横に生えている木である。いつもなら、紅葉が進むのだが、今年の暖かさに、綺麗に紅葉する前に散ってしまいそうな気がしていた。待ちきれなくて、夕陽が傾く頃、逆光で無理矢理赤い葉っぱを見上げてみた。それでも、心は少し動く。


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再び夕陽

 これも、ある日の夕陽の写真なのだが、ありきたりの風景とも見えるが、その色合いに心動く瞬間があったのだと思う。


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あら!満月か?

 人間は、不意打ちに弱い。これも、ふと外へ出て見上げると、まあるい月が出ていただけなのだが、思わずシャッターを切ってしまったものだ。


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少し色づく

 そして、ぼ〜っと時を過ごし、1週間ほど経った頃だろうか?あまり鮮やかでない黄色に染まったイチョウと赤く色づき始めたドウダンツツジの季節へと移っていく。大きくはないが、心動く。
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2019年11月25日

881 夢 の 旅 4 

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正倉院展の鏡

 さて、今回の夢の旅を振り返ってみると、まず、上野の博物館で行われていた正倉院展をぜひ、見てみたいという秘めたる思いがああった。象眼(ぞうがん)細工の楽器や鏡のお宝を、この目で見てみたいと思ったのだ。

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同窓会 1

 そして、一番の目的は、あの50年近く前の時代に遭遇した方々と旧交をあたため、不思議な時間の中に身を置いてみるというこれ以上の贅沢(ぜいたく)はないと思われる体験をすることであった。

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同窓会 2

 ただし、私は、新聞屋さんに住み込んで、配達のアルバイトをしていて、集まってこられる同窓生のほんのわずかな方々との数少ない交流しか持てず、当時、彼らと、あまり、触れ合うことができていなかった。それでも、不思議な時間に入っていけるのは、私自身に、あの時代への強い思い入れがあるからなのかも知れない。


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天皇陛下御夫妻

 また、2年に1回行っている今回の同窓会は、新しい令和の時代に天皇陛下になられた御夫妻がパレードをされる前日となっていた。台風災害に心を痛められた天皇陛下が、パレードの延期をされた、正にそのタイミングに遭遇したのだから、記憶に強く残ってしまった。

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沿道の皆さん

 パレードの沿道には、たくさんの方々がその即位のお祝いのパレードを見るために集まっておられるのが、テレビで報道されていた。前日の会場下見の折にも、パレードのコースの一部を眺めて見たりもした。日本中から、警備の警察官の方々が、あちこちでその警備の準備をされていた。これも、私の記憶に残りそうに思われる。



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 テレビで、即位のお祝いの歌を、嵐が歌っているのも、見た。その歌詞があまりにも素晴らしいので、思わずうるっときてしまった。これも、今回の記憶に残りそうだ。


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愛菜ちゃん

 最後に、芦田愛菜ちゃんがお祝いのメッセージを読み上げたのも心に残った。メインは、同窓会ではあったが、このなかなか巡り会わないタイミングの中で、旅に出たことは、やはり、心に残るような気がする。
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2019年11月21日

880 夢 の 旅 3

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ホテル玄関

 宴は、お茶の水のホテルで始まった。事前の下調べの折に、駅員の方に訊くと、2つ返事で、目的のホテルを教えてくれた。しかし、200m程の道行きの間に、道路の端に車を止めて、警備を行っておられる警察の方が待機されている。地理的にどれほど重要な場所なのかは、私には分からないが、明日の天皇陛下のパレードの準備であることは、分かる。

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コース料理が始まる


 宴は、今回東京での同窓会幹事、関東近辺に在住しておられる5名の方々によって開始された。原点の東京で行われた同窓会は、それぞれ当時、大学に通っていた同窓の方々の原点とも繋がり、地方から東京に来て、東京で暮らしていた方々や、地の利を得て、通っていた方々の心を一気に当時にタイムスリップさせる。



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前菜?

 ホテルは、結婚式などが行われるこのお茶の水の有名なホテルという印象であった。学生時代、あまりお茶の水には来たことがなかったが、古本屋街をほっつき歩いた私には、神田に近いお茶の水は、頭の片隅に、しっかりとインプットされていた。

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汁物

 当時、貧乏学生だった私は、山手線田端駅の西尾久という場所にあった3畳一間のオンボロアパートに住んでいた。2年前、そのアパートが47年経過しているのに、存在していることを発見した。



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そば

 その田端から、私は、動坂を越え、白山まで自転車で通学していた。距離的には3kmほどの道のりだったようだが、あの急坂を越える道のりに、今考えても、頑張っていたことが思い出される。

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酢漬け

 そんな学生生活だったので、結構、自転車であちこちうろうろしていた気がする。エリザベス女王が来日された時も、自転車で皇居の辺りまで行き、帝国ホテルから出てこられたエリザベス女王夫妻の姿をカメラに収めたこともあった。

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イリュミネーション

 この時期からの東京は、夜のとばりが降りると、あちこちイリュミネーションがきらめき、各所に別世界の空間が広がる。久々の上京なので、あれもこれも味わい尽くす。  
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2019年11月17日

879 夢 の 旅 2

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彫刻 1

 東京2日目の朝が来た。今回は、まず、芸術の秋を、上野で味わってみようという魂胆(こんたん)で、上京してきた。上野駅から西郷さんを経て、美術館までやってきた。

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彫刻 2

 美術館前の庭には、有名な彫刻が、森に溶け込むがごとく鎮座している。田舎からやって来たお上りさんなので、それすら楽しんで眺めてみた。

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目にとまったポスター

 すると、私の目をぐっと引きつけるものを発見してしまった。それがこの看板である。ハプスブルグ展とある。何だかその昔、世界史でハプスブルグ家という言葉が出てきたのを思い出した。当初の目的ではなかったが、意を決して鑑賞することにした。

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壁面の絵

 ハプスブルグ家に伝わる、あるいは、関係の人々を描く絵画が、展示されていた。途中、ある部屋で、たくさんの人々がスマホなどで撮影している場所があった。おそらくこれは、レプリカの看板のようなものなのだろう。私も尻馬に乗って撮影した。

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お目当ての看板

 美術館でハプスブルグ展を見て、さらに公園の奥に進み、博物館に到達した。博物館では、正倉院展が行われていた。これこそが、今回私が、目的にやって来た催しである。テレビでも特集されていたりしたので、本物の一部を見てみたいという思いに至ったのだ。

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螺鈿(らでん)の楽器

 正倉院の宝物は、様々展示されていたが、ここでも、撮影可能なもの(この楽器)があったので、撮影させていただいた。


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博物館の庭

 展示を見た後、ネットで紹介されていた博物館裏の日本庭園をぐるっと眺めて上野歩きは終了となった。


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同窓会場

 上野から次はお茶の水を目指し、同窓会場であるホテルを下見して、宿泊していた秋葉原に帰った。会場は、なかなか立派なホテルで、結婚式などが行われる所らしい。同窓会は今夜に迫った。
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2019年11月12日

878 夢 の 旅 1

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まずは、バスの旅

 2年ぶりの夢の旅に出かけた。朝、いつもの宇和島自動車のバスに乗って、松山に向かう。市駅を目指す。市駅からは、リムジンバスに乗り換えて、空の旅になる。

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切符

 バスは、JRより安いので、昼間乗るのなら、バスのものだ。リムジンバスとも連携しているので、安くて便利ということになる。

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雲の上

 旅をする3日間は、天気予報では晴れのようで、とてもラッキーだ。空の上も、抜けるような青空が続く。雲の上の眺めもいい。


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富士とも遭遇

 座席を選べたので、当然、左側の窓際を選んだ。途中、富士山が見える可能性があるからだ。富士山は、何度も見ているが、雲から頭を突き出している富士を見るのは、とても良い気持ちだ。


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東京タワー

 空の旅は、あっという間の1時間半ほどの時間で、懐かしの東京に着いた。考えてみると、もうあの時から50年もの歳月が過ぎているのだ。あの時代に戻れるはずもないが、何だか、あの頃の夢に向かって旅していくような不思議な感覚になる。

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銀ブラ

 その催しは、2日目の夜なので、この日は、お茶の水の会場まで出かけて、道筋を確認しておいた。夜も、少しだけうろうろして旅を楽しんだ。

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明日は上野へ

 明日は、ワンパターンだが、上野近辺を散策してみたいと予定していた。上野も、当時、何度もやって来て、写真を撮ったり、友達とも遊んだ場所だ。
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2019年11月06日

877 新 た な 始 ま り 1 

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やって来たブリ

 お手伝いに行けない平日に、風の国からの電話があった。「魚をもらったので、取りに来ないか?」というものだった。お母さんは、足も腰も限界に近づき、お灸をしながら、日々紛(まぎ)らわせておられる。手首もかなりきているようで、大きな魚をもらっても、さばく力が乏しくなっている。往復3時間以上かかる風の国だが、行って魚を頂いて帰る方が、お母さんの気持ちにも応え、助けにもなるのかなあと考えてもらってきた。親戚のSさんがキララ館まで持ってきてくれたので、時間が短縮できた。魚は、ブリで、まな板をオーバーする大物だった。感謝!


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ほうき草(コキア)

 週末に風の国を訪ねてみると、鬼北からやって来たほうき草(コキア)が、真っ赤に色づいていた。発信地の鬼北では、まだまだそれほど赤くなっていないのに、鬼北より暖かい風の国が先に紅葉するとは、これいかに。


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見納めの風呂場

 風の国で、新たな動きが始まった。長男の退職に向けて風呂を新しくする工事が始まるのだ。私の場合、父母と同居できたのは、ほんの1〜2年に過ぎなかった。最初は間借りの家で近所で過ごし、家を新築する計画中に母が亡くなった。そのため、新築を止めたが、父が嘆くので、数ヶ月後に新築工事を始めた。工事中に、父は車椅子ごと用水路に転落、以後寝たきりになってしまった。父は、新築の家に入ることはできたが、寝たきりのままで、半年後に亡くなってしまった。


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その前には2つの木

 結局、私は、孫の顔だけは見せることができたが、これっぽっちも親孝行することができなかった気がする。お父さんは間に合わなかったけれど、お母さんが長男夫婦と暮らすことができれば、きっと嬉しく、心強いことだろう。今回は、そのお風呂場の工事前に、お手伝いにやって来た。


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ザクロは切る

 お風呂場は、少し面積が広がる予定のようだ。そのため、手前にある植え込みを取り除かなければならない。その植え込みにはザクロの木と石楠花(シャクナゲ)が植わっている。ザクロの木には、木の幹に、お父さんが植え付けた風蘭が付いている。私のお手伝いは、これらの木の移動などに決定した。

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枝たちは山へ

 ザクロの木は、大きいので、外に移しようがない。結局、切ることに決定した。なじみの木なので、少し寂しい気もしたが、ごめんねと手を合わせて切っていった。枝は、薪になりそうなものは、木小屋にしまい、後は山に捨てることにした。

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風蘭の幹は残す

 お父さんが取り付けた風蘭がある幹の部分は、お母さんの意見で、お父さんの思い出と共に残して、セドの石垣に立てかけて置くことにした。


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シャクナゲは鉢に

 シャクナゲの方は、一緒に時を過ごした小さなツワブキと共に、根から掘り起こして、大きめのポリ容器に植え替えた。私には、詳細は分からないが、お父さんが植えたと思われる2つの木を、それぞれ別の形で残すことができたかも知れない。
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2019年11月02日

876 秋 の 農 園 2

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掘り始めた芋の畝(うね)

 秋の農園には、実りと始まりがある。2.2列ほど植えていたサツマイモも、少しずつ掘り始めた。サツマイモは、今年初めてある実験を試みてみた。それは、農協でサツマイモの肥料なるものを発見したことで始まった。


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掘り上げた紅東(ベニアズマ)

 通常サツマイモは、肥料をやらないことが多い作物だ。年配の方などは、芋の蔓を5cm程に切り、冬の間に畑に鋤き込んでおく。冬の間に蔓は土の肥料分としてプラスされる。私もその方法を採用していたが、今年は、サツマイモの肥料を見付けたので、土に撒いて試してみたのだ。最初に植えた紅東を掘ってみると、イモのサイズが昨年より大きいものが混じっているという違いがあった。大成功かな。

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芽を出した金時ニンジン

 昨年は、オレンジ色のニンジンを植えていたのだが、今年は、振り出しに帰って、私好みの金時ニンジンを植えた。初めての場所に植えたので、うまくできるかどうかは分からないが、何とか大きく育って欲しい。

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ワケギも芽を出した

 これは、風の国からやって来た留学生のワケギ(小ネギ)君だ。お母さんがこのネギをたくさん上手に毎年作られるので、今年は球根を頂いてきて、植えてみた。ネギは、植えておけばそれほど手をかけなくても育つと思うのだが、うまく育てるには、何かコツがあるのだと思う。

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大きくなれよ春菊

 ほんの少しだが春菊も植えている。鍋の季節を迎えるので、必需品の野菜だと思う。これも私の好みで、大葉春菊を植えている。鍋シーズンに遅れるなよ。

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虫と戦う青梗菜(チンゲンサイ)

 春菊は臭いがあるせいか、虫に穴を開けられることがほとんどない。その横に植えた青梗菜(チンゲンサイ)は、素直な味なのか、早くから穴あきになってしまっている。虫に負けないように食べる必要があるが、おそらく、食べきれないだろう。

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一歩先行くおでん大根

 これは、既にすり大根ができるほどには太っている第1段で植えたおでん大根だ。意外と虫にもやられず、すくすく育っている。楽しみだ。食べてみて、名前の由来が分かると良いのだが・・・。
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2019年10月29日

875 秋 の 農 園 1




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昨年のクルミ

 空き地のクルミの木が、巨大化している。おもしろ半分で植えたクルミの木だが、この木は、1年に3mくらい枝が伸びていく。そのままにしておくと、とんでもないことになってしまう。特にお隣の土地に接する面は、空中でお隣の領域を侵してしまう。

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出荷分と胡桃(くるみ)の殻(から)

 伸び続けると切ることもできなくなるので、昨年、お隣側の枝を切った。枝といっても、直径20〜30cmもある。大変な作業だった。昨年拾ったクルミの実を専用のハサミで割って、三角帽子に出荷した。おかげで、やっと実の処分ができた。今年の分の秋の実りの実が落ち始めたので、これで一安心だ。


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崩れすぎた実

 出荷した実は、きれいに割れて形が崩れてないものを出荷する。どうしても、うまく割れないものが多くて、粒の小さなかけらは、自家製のクルミ味噌にして食べる。なかなか美味しい。


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大豆収穫出来るか

 秋らしい気候になってきたこの頃だが、秋の農園をぐるりと回ってみた。背丈が1m以上になって、一向に実ができないと心配していた大豆は、葉が黄色くなってきて、実が入ってないものもあるが、いくらかは、実っているようだ。この分なら大豆料理ができるかも知れない。


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弱々しい生姜

 次は遅く植えすぎた生姜、大きくならずに小さなものがほとんどだが、3〜4本はまずまずのサイズのものもある。スーパーで売っていた古生姜を植えたもので、毎年、種代にこけるのが常となっている。温暖化傾向の気候なので、もっと早く植えるのが正解だと反省した。


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雑草に埋まる

 ニンニクは、9月半ばに植えて、ほぼ順調に芽を出している。雑草が生えて雑草にやられそうなので、草引きをしてやった。


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すっきり

 草がなくなるとすっきりしたが、昨年は玉太りが悪かったので、今年の元肥は、多めにしてある。追肥も適宜していき、立派なニンニクに仕上げていきたい。
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2019年10月25日

874 一 周 忌 2

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第2の梶谷鼻と天使の階段

 一周忌の法要の前日、先んじてお墓に花を持って行っておくようにお母さんに頼まれた。相棒と二人、宇和で買ってきた菊の花などを持ってお墓に向かう。風の国の墓地は、地区の西側の小高い場所にある。ふるさとの宇和海の海が一望できる場所だ。亡くなられた方もこの景色を懐かしく見ておられるような気がする。途中、梶谷鼻の向こうにある第二の梶谷鼻が見える。この日は、天使の階段も見えた。


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何と大阪から薪も届く

 大阪から帰られた親戚のSさん、前回来られた夏の折に、お母さんが風呂を沸かすときの風呂の薪を、クロチで作るお手伝いをしていただいた。何と安い薪があったからと、今回、わざわざ大阪から薪を車に積んで持ってきていただいた。ありがたいことだ。感謝、感謝である。


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スダチ

 わざわざ遠い大阪から、車や列車で、お父さんの一周忌に帰ってきていただき、何かお土産のようなものがあると良かったのだが、風の国の晩柑類は、年を越さないと収穫にはならない。今、収穫出来るものは、スダチか、早生の温州蜜柑くらいのものなので、気持ちだけ収穫してきて、お土産の一部にしていただいた。


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傳宗寺の大楠

 傳宗寺には、100年を越えていると思われる楠の木がでんと本堂の前に立っている。私には良くは分からないが、かなりの歴史を刻んだお寺さんであることは推測できる。



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ありがたいお言葉 1

 左側には、「信心のことば  我が身をこのまま空なりと観じて静かに座りましょう  衆生は本来佛なりと信じて拝んで行きましょう  社会を心の花園と念じて和やかに生きましょう 大本山  妙心寺」とある。



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ありがたいお言葉 2

 右側には、「生活信条  一日一度は静かに座って体と呼吸と心を調えましょう  人間の尊さにめざめ自分の生活も他人の生活も大切にしましょう  生かされている自分を感謝し報恩の行を積みましょう  大本山  妙心寺」お父さんの手ぬぐいも、このお寺のありがたいお言葉も、私の目にとまったということは、それとかけ離れた私の貧しい心に、少しでも感じて欲しいとお父さんが導いてくれたような気もする。

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満月

 一周忌の夜は、穏やかで明るい満月が海の上に出ていた。できる限り穏やかな日々が過ぎて行ってほしいものだ。
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2019年10月21日

873 一 周 忌 1 

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壁の布 1

 風の国の台所には、亡くなったお父さんが壁に貼ったと思われる手ぬぐいがある。その題名は、「世渡りの道」というものだ。読み進めてみると、そうしなければならないなと思うことばかりで、できてなくて心が痛むことが書かれている。

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壁の布 2

 最後まで読むと、その奥深さにびっくりするような内容が書かれている。人生の全てが見えている気になっている我々だが、おそらく、100分の1も分かっていないに違いない。また、それは、限りなく100%に近い方々が、気付けばそのような状況下に生きているような気もする。


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贈られてきた胡蝶蘭

 10月15日に、亡くなったお父さんの1周忌の法要が行われる。節目節目に花を贈っていただくS御夫妻、今回も胡蝶蘭が届いていた。親族の方々は、おそらく、同じ思いでおられるのだと思う。


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御馳走も届く

 近い親族の方々が集まり、一周忌の集まりがあった。親戚の漁師さん方から届いた風の国らしい御馳走も並び、前夜祭は、13人で賑やかに和やかに宴を囲んだ。

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お寺にて

 1周忌の法要は、三崎にあるお寺の傳宗寺(でんそうじ)で行われた。おそらく、今時の事情を考慮したお寺の流れで行われたのだと思われる。


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ありがたいお説教も

 法要の後、和尚さんからのお話しがあった。1周忌は、小祥忌というというお話しであった。小祥忌とは、「小さな幸せをもたらす命日」ということで、近しい方々が集まり、出会う喜びがあるということであるらしい。


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最後は墓参り

 三崎で法要を済ませ、その足で、お墓に向かう。親戚のTさんの働きで、お墓はきれいに修復されていた。昔からの石碑は、磨かれ、周りの囲いも新しくなり、全体が蘇ったようになっていた。一段落したような気がする。
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2019年10月16日

872 秋 ま つ り

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カタバミの花

 風の国のあちこちに自生するカタバミの花、ピンクで通常より少し大ぶりの花だ。野生の花だが、愛らしい花だと思う。蜜柑山のあちこちでも見ることができる。春から咲いているのかも知れないが、優しい秋の日差しの中でも咲いていた。

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子ども御輿

 この日は、秋祭りの日で、親戚の大工のMちゃんが作ったと言われている子ども御輿(こどもみこし)が登場するらしい。しかし、風の国は、戸数が100軒以上あるらしいが、超高齢化地区で、子供は3人しかいないと聞いていた。子ども御輿は、成り立つのだろうか?


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集まった子どもたち

 近くの岡の川という車回しの広場に行ってみた。子供は、10人くらい、保護者と共に集まっていた。いったいこの子供たちは、どこからわいてきたのだろう。お母さんらしき方に訊いてみた。すると、地元に暮らす3人以外の子供は、この風の国から出た方々の子供さんが集まっているということだった。(な〜るほど!)


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いざ出陣

 ほぼ小道ばかりの地区内の道は、坂と階段ばかりである。地区の方々は、お花を持って子ども御輿を待っている。ほんの一瞬の遭遇だが、お年寄りばかりの地区なので、子どもたちの元気な声にたくさんの方々が元気をもらっているように見える。


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風の国の神社

 地区の集会所広場では、毎年、盆踊りが行われる。その広場の上に、この地区の神社がある。広場の横には、地区のお寺もあり、地区の長老の方が念仏も念じてくれる。この地区の高齢の方は、お経を諳(そら)んじている方が、たくさんいる。お盆の行事は、ここで行われる。古き良き共同体の名残がたくさん残っているのだ。

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S君がお神楽に参加していた

 神社では、延々とお神楽が演じられている。おそらく外の神社では、そのような催しがないのだろう。中心地区の神主さんが親子で、風の国の神社に来て、お神楽の間中鎮座しておられる。たぶん、午前中は、中心地区の神事を行われ、午後は、風の国に来て夕方まで、参加される。これも、すごいことだと思う。ほかにもたくさんの地区があるのにである。


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穏やかに時は過ぎていく

 穏やかな秋の日の下、穏やかな時間が流れ、風の国の一日が暮れた。
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2019年10月12日

871 秋 の 農 作 業

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朝焼け

 突然お父さんが亡くなって、もう1年が経過してしまった。初盆に続いて1周忌が迫っている。1周忌を迎える前に、できるだけの農作業を進めておく。風の国の朝の絶景を見ながら、まだ、暑くならない時間帯に農作業に向かう。

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木々の間は草で埋まっている

 もう秋になっているとはいえ、残暑厳しい柑橘山では、雑草君たちも伸び放題に伸びている。今からの農作業に支障を来すので、まずは草刈りに挑戦する。これは、なかなかの厳しい作業になる。


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刈り終えると、すっきり

 草刈りをするのは、今のところ私一人なので、始めたら2〜3時間はぶっ通しの作業となる。手は痺れ、汗も格段に出て、着ているものは汗びっしょりになってしまう。それでも、刈り終えてすっきり地面が顔を覗かせると、気持ちも晴れやかになってくる。

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合間に見る雲

 見上げると、この時期、様々な雲が空を彩る。わずかな休憩タイムで、空を見上げるのは、私の癖のようなものだ。空を見上げて雲を眺めると、何だか、頭の中が切り替わっていくような感覚になる。

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相棒も完全防備で

 私が草刈りをしている間、相棒は、草を引いたり、杉垣に絡まった蔓を取りのけたりしてくれる。外国から入ってきた冬でも枯れない朝顔が、風の国の自然を壊し始めている。放っておくと、蜜柑山は、この植物であふれてしまい。あちこちが使い物にならない農地になってしまうことだろう。


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摘果は限りなし

 草刈りを終え、足元がすっきりすると、次なる作業の摘果も安心して進めることができる。摘果が遅れると、木に負担がかかり、次の年、実を付けなくなってしまう。


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またまた、秋の雲

 秋の作業を終え、宇和町まで帰ってくると、またまた、上空には秋の雲。暑くても、確実に次なる季節は深まってくるようだ。
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2019年10月08日

870 秋 の 柑 橘 農 園

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風の国の朝陽

 くらくらする夏の農園も終わり、残暑はあるものの少し耐えやすくなった今の時期、次なる農作業をこなすべく、風の国に向かった。半島の東側に宇和海を望む風の国は、毎日が朝の絶景を連れてやって来る。ここで育った方々は、この数々の絶景をいつも心のエネルギーにして頑張っておられることと思う。

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大きくなり始めた伊予柑

 最も早く収穫期を迎える伊予柑、10本ほどの木の数なので、作業は超特急で終わる。先日、いの一番に摘果を終えて、その実もかなり大きく生長している。お世話をすると、育つ実を見て何だか我が子のように見えてくるから不思議だ。


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秋肥(あきひ)

 今回の作業は、一通り摘果を終え、私としては初めての作業となる。秋の肥料やりである。春も、収穫を終えたお疲れの蜜柑の木に元気を与えるべく、春肥を与える。化成肥料をバケツに入れて、木々の根元というか間に撒いていく作業だ。


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モノレールで運ぶ

 秋はこれから実を太らせる木の勢いにパワーを与えるような肥料なのだと思う。届いた秋肥を畑毎に何袋必要か、お母さんに訊いて軽トラで運ぶ。畑までは、モノレールに積み替えて運び、撒いていく。実が付いている木も、付いていない木にも与える。


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海の幸

 この日は、海の幸が届く日で、まずは、近所の方から30〜40cmのハマチの子供を7〜8匹いただいた。また、お呼びの電話がかかり、浜に降りていくと、親戚のTさんから、大物やアジをたくさんにいただいた。大物は、キャリーをオーバーするようなブリと「にべもない」という言葉の語源になっているスズキの仲間「にべ」という魚だった。どちらも、手の痛いお母さんに代わって私がさばく、けっこう大仕事だ。


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伊勢エビ

 次は、今回の目的の目玉、伊勢エビが届いた。毎年、親戚の漁師さんから浜値で売っていただく。少しこぶりなものがほとんどだが、これだけの量で2万円は格安だと思う。自分たちも楽しむが、日頃お世話になっている御近所の方などに配ることにしている。


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秋の雲

 帰りの空を見上げると、間違いなく天は高く、秋らしい雲が、疲れを癒やしてくれるがごとく広がっていた。  
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2019年10月04日

869 鬼 北 の 農 園 も 秋 か な 3

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残暑雲

 まだまだ残暑との闘いは続き、汗っかきの私は、かゆいかゆい汗もとの闘いも依然として続いている。10月に入っても、日本だけではなく世界的に台風被害が続いているらしく、地球は、狂いを生じている気がする。


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冬野菜の畝(うね)

 鬼北の農園の秋の作業は、遅れながらも、やっと冬野菜を一通り植え終わった。タマネギやゴボウは、もう少しして植えたいと思っている。


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キャベツ

 少し前に植えたキャベツの苗も少しずつ大きくなっている。キャベツは、少しずつ時期をずらしながら、春キャベツになるよう植えていきたい。

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ジャガイモの芽

 ジャガイモ君も芽を出し始めた。やはり、芽が出にくいものもあり、100%の発芽は期待できないのかも知れない。これが、私のジャガイモの課題だ。

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ほうれん草の芽

 ほうれん草も、撒いたのだが、その発芽率は、芳しくない。ほうれん草は、発芽しにくい野菜なので、もっとたくさんの種を蒔く必要があったのかも知れない。

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おでん大根の芽

 今年の新顔、おでん大根も、芽を出し、楽しみが増えた。風の国のお母さんが切り干し大根を作るのが好きなので、スペースがある限り青首大根も植えておき、お母さんに貢献したい。


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金木犀

 散歩場所の運動公園にも、良い香りが漂い、金木犀が咲き始めた。この秋の花も時を忘れず咲くが、あっという間にその花の時期も終わるはずだ。少しずつ秋が深まっていく。
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2019年09月29日

868 鬼 北 の 農 園 も 秋 か な 2


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我が家のススキ

 時の流れは、片時も止まってはくれないし、気付けば季節はいつの間にか進んでいる。我が家のススキも、良い感じの穂をなびかせていた。農園の秋も進んできている。


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生長した里芋

 乾燥に弱い里芋君たち、いつもハウスの陰で栽培することにしている。それでも、日照りが続くと弱ってくるので、根元に引いた草、積み上げ作戦、何となく良い具合に生長しているように見えるのは、ひいき目だろうか。試し掘り近しかな。

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里芋の花

 その陰に昨年掘った親芋を転がしておいたら、土もかけていないのに、芽を出し生長している。よく見ると、黄色い花と思われるものができていた。普通に栽培したら、あまり花など咲かせるのを、見ることはない。おそらく、これは、里芋君の子孫を残すためのレベルの高い方法なのかも知れない。


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2度目の栗の花

 台風やら夏の雨やら、異常気象現象のせいか、鉢植えにしていた山栗、とっくに実を5〜6個付けていたのに、もう、その実が弾ける頃なのに、再び花を咲かせている。何とも奇妙な現象だ。


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試し掘り

 秋といえば、食欲の秋、サツマイモの試し掘りをしてみた。昨年、農協で購入した。サツマイモ用の化成肥料を撒いて、土作りをしていたものだ。心配しながら掘ってみると、まずまずのイモになっていたので、一安心した。

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ニンニク畑

 9月半ばの農作業に、ニンニクの種まきがある。種は昨年収穫した大きめの粒を保存しておいたものを使う。穴あきマルチに植えるが、数えてみると、何と穴は、300以上あった。昨年は、追肥をしなかったので、小さくて可愛いニンニクばかりであった。何とか今年は大きくなってくれないものだろうか。

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オレンジ色の残暑雲

 秋になっても、残暑のきつい日もある。こんなオレンジ色の残暑雲が出ている日は危ない。水分補給を忘れないように作業をしなければならない。

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白い彼岸花

 作業を終えて、ちょっと買い物に出かける。奈良トンネルを抜けると、彼岸花が植えられている。北宇和島のJRの土手にもいい色の彼岸花のスポットを見付けた。来年は覗(のぞ)いてみてみよう。
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2019年09月25日

867 鬼 北 の 農 園 も 秋 か な 1

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もくもく残暑雲

 ある情報によると、今年の残暑は10月まで続いて行くらしい。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるので、いくぶん涼しくなってきている気もする。このもくもく残暑雲が出てくる間は、暑さが残るのだろう。


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生長し過ぎた大豆

 暑くても時は待ってくれず、9月も終わりに近づいてきている。いつものように遅ればせながら、鬼北の農園も秋の作業に入っている。勢い込んで枝豆を食べようと早々と蒔(ま)いた大豆は、大きくなりすぎてあちこち周りにはみ出している。横のスペースにニンニクを植えたいので、杭を打ち、横木をあてがって倒れた大豆を起こしてみた。体は大きいが実の方はなっている気配がない。がっかりだ。

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ラッキョウ畑

 風の国のお母さんの趣味がラッキョウ作りで、あちこちラッキョウを植えておられる。鬼北の農園にも、おそらく、地主さんが植えておられたと思われるラッキョウがあったので、畑の一角をラッキョウ畑にして、2年ほど前から栽培をしている。毎年、立派なものはできなかったので、この秋には化成肥料をやってみた。どうなるか楽しみだ。

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ジャガイモ畑

 いつものように秋ジャガも、1列植えた。種を買わずに、できたイモを次々と親芋にして植えている。そのせいかジャガイモもできるイモは、あまり立派なものではない。何か私の知らないコツがあるのかも知れない。


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タマネギの苗床

 9月に入っての大仕事は、やはり何と言っても、タマネギ苗を作ることだ。その場所を耕し牛糞(ぎゅうふん)は中に鋤(す)き込んでいる。種を植えるスペースを作り、フルイで細かな土を撒(ま)く。種を蒔いたら、再びフルイで細かな土を撒いて種を隠す。その上にモミガラを撒いて完成。モミガラを撒くと、散水した水が蒸発しにくいので、種には水分が常に十分届く。発芽しにくいものは、この方法に限る。


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芽を出したタマネギ

 1週間ほど散水すると、タマネギの芽が出てくる。彼らは、土を突き破って出てくる時、細い葉を2つ折にして強さを2倍にして頭を出す。誰が教えた訳でもないが、賢い知恵があるようだ。



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癒やしのバラ

 農作業に疲れて帰ってみると、鉢植えの桜のような可愛いバラが良い塩梅に咲いていた。こんなのを見ると、心が癒やされて疲れが飛んでいくようだ。
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2019年09月21日

866 秋 の 作 業 2

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ほうき草

 風の国のひのら(前庭)にも秋が近づいているかも知れない。ひのらの鬼北からやってきたほうき草(コキア)も、少し大きくなってきた。鉢植えなので、この大きさくらいが限界かも知れない。ずんずん紅葉していくのだと思うが、今はまだ、茎だけが赤い状態だ。

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いたずら猫

 お母さんが干しているものやゴミ箱をあさって、お母さんを困らせる猫君に出会った。しばし目が合ったので、撮影。あんまり困らせるなよ。

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残暑雲

 海の向こうは、残暑もくもく雲、気温は夏のピークは越えて、いくぶん涼しくなってきている気がする。前回、ウマキの摘果が終わったので、今回は、垣内作りの清見の摘果に向かう。昨年お父さんがあまり摘果を進めていなくて、鈴なりになったままであった。結果、袋をかぶせるときに摘果しながらかぶせたのを思い出す。

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玄米

 摘果せずに鈴なりにしておくと、木の勢いが弱ってしまう。そして、今年は行ってみると、木が弱って、ほとんど実がなっていない木が大部分だった。50分の1か2本くらいで、悲惨な状態だ。今年は、清見の収穫が激減するだろう。清見ジュースにならないかも知れない。

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中秋の満月?

 今回はまた、鬼北から玄米を4袋届けた。買っていただく方やお世話になっている方などに配る米だと思う。この毎年のお母さんの地域の方への心配りがあるので、様々な方が、魚などの海産物を持ってきてくれるのだと思う。ここでも、それを私たちがありがたくいただく恩恵に浴しているのだと思う。

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アップ

 たまたま風の国に泊まった夜は、満月くらい?東の海の向こうから明るい月が昇ってきた。風の国は、東から南までに宇和海が広がり、月の出を見るのに適している。タイミングが少し遅かったので、既に中空に上がっていた。

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朝陽

 垣内作りの清見があまりにもなっていなかったので、広い畑ではあるが、何と1日で摘果を終えることになった。収穫が少ないのが分かるので、ちょっと残念な気がする。東向きの風の国の綺麗な朝陽、寝坊助の私も久しぶりに眺めて帰路についた。
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